【挿絵表示】
勇者は不老不死の決戦兵器。魔王を討伐すれば永遠に戻れない光の牢獄に幽閉される。
英雄は勇者の露払い。魔王の玉座までの道を切り開き死んでいく。
魔王は一族を守るために勇者に抗い、神々は彼等の代理戦争を見て笑い、泣いて満足する。
聖女は――???
聖女は人々の心を掌握し、信仰心を高め、神の偉大さを‥‥‥その神力を集める存在。
勇者と英雄と共に戦い、魔王を討伐した。
英雄は力尽きて死に、勇者は脅威だからと神々により異世界に幽閉された。
ゲームの駒、そう人類を揶揄する神々に聖女は反旗をひるがえすことにした。
そして、ある一振りの剣が彼女に語り掛けた。
はるか古代に、数万の神と魔の軍勢をたった一人で退けた剣聖と呼ばれた男の剣。
剣は彼女に語り掛けた。
「聖女はやめるか?
なら、剣聖になればいい。神も魔もぶった斬れ。
理屈なんかいらねーよ。だが、神殺しの汚名は背負うんだぜ?
俺のようにな?」
こうしてその剣を手にした時。
聖女はいずれ剣聖と呼ばれる存在への一歩を歩みだしていた。
| 設定 | |
| 第一話 巻き戻される真紅の魔女の悲しき物語 | |
| 第二話 この嘘が終わるまで | |
| 第三話 聖女とおしゃべりな聖剣 |