マジで亡には幸せになってほしい……

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亡の休日

 

 私は永く闇のなかにいた。夢や希望もない、無為に過ぎ去っていく時間のなかで、なにも感じず、考えず、ただ、与えられた命令を忠実にこなす道具となり、それに対する疑問も抱かず、他者を裏切り、傷つけてきた。

 

 A.I.M.Sに入隊したのも、私が犯した過ちへの贖罪のためなのかもしれない。

 

            

 

 その日、ショッピングセンター内にあるフードコートに(なき)はいた。祝日のため、カップルや家族連れで賑わっている。

 吹き抜けからの日差しで施設内は明るく、備え付けのスピーカーからは軽快な音楽が流れ、絶え間なく店員の呼び声や子供たちの伸びやかな笑い声が聞こえてくる。

 

 亡の傍を通る人々は、皆一様にどきりとして視線を避け、そそくさと通りすぎていく。それは亡の着ている服装が、このショッピングモールという空間ではかなり異質なものであったからだろう。

 

 亡は全身を黒のスーツとネクタイで着込み、その上から厚手の黒いコートを羽織っていた。コートにはボタン代わりに細い金属製のベルトがいくつも付いており、亡が身体を動かすと、留め具が擦れてちゃらちゃらと音を立てた。

 

 まるで喪服で結婚式に出ているような場違い感を、亡は身に(まと)っていた。

 

 周囲から奇怪な目で見られていることに、亡は気がついていた。さらに云えば、その理由がこの服装にあることも。

 

 だが、亡はこの服装を変えることはしなかった。何故なら、亡にとっては、綺麗な洋服を着てお洒落をしたり、誰かと楽しく笑って過ごすことが、許されざる過去への裏切りに思えて仕方がなかったからだ。

 

 亡はこの場にいること自体が場違いであることを自覚しつつ、自分は何故こんな所にいるのかと、ちいさくため息をついた。

 

 

 話は三日前に(さかのぼ)る。任務を終えた亡が、ロッカー室で着替えていると、刃唯阿(やいばゆあ)から声をかけられた。

 

「ショッピング?」亡は聞き返す。

「ああ、そうだ。お前いつもその服だろ。たまには違う服を着てみたいと思わないか?」

 唯阿はそう云って、じっ、と亡の上から下まで黒ずくめの服装を見る。

 

「いや、私は……」俯きながら視線を逸らそうとする亡を唯阿は訝しげに見つめていたが、はっと気がついたような表情をすると、安心しろとでも云うように、自信に満ちた顔になった。

 

「金の心配はするな、私が買ってやる!」

「いや、そういう意味では……」

 

 断ろうと亡は何か言葉を出そうとしたが、普段口数の少ない亡には、どう云えば刃が傷付かないかという繊細な言葉選びはラーニングされておらず、どもったように言葉に窮し、とりあえずはジェスチャーで『行かない』という意思を込めて両手を左右に振ってみせたが、それが唯阿には、亡が嬉しそうにしているように見えたらしく、その場で半ば強引にふたりの休みを合わせ、亡を残してロッカー室を去って行ったのだった。

 

 

 

 

 人混みのなか、視界の端に刃の存在を感知し、亡は目を向けた。

 

 ヒューマギアである亡の視界の映像は、人間のものとは異なり、対象を検知するとデータがリストアップされる仕組みになっている。亡の視界は『Yua Yaiba』という唯阿のフルネームとA.I.M.S での彼女の役職等が表示されていた。

 

『Yua Yaiba 識別率100%』

 

 しかしその格好は普段A.I.M.S で会う唯阿の姿と、まるっきり異なっていた。

 

 彼女は両肩の見えるブラウンのトップスと、白いスキニーパンツを履いており、長身でスタイルのよい唯阿によく似合っていた。また、淡いピンクの口紅が塗られた唇は、一層彼女の魅力を引き立てていた。

 

 普段ピシッとしたスーツ姿の唯阿からは想像できない姿に、亡の思考は混乱した。

 

「すまない、待たせてしまったな」

 予定より少し遅れてやって来た唯阿は、亡に両手を合わせて謝った。

 しかし、呆けたような表情でこちらを見つめている亡に気がつくと、小首を傾げて不思議そうに声を掛けた。

 

「どうした?」

 

「いや、別に……、なんでもない」そう云って亡は慌てて視線を逸らした。

 

 ふたりはまず、北欧のファッションブランドの店舗に入った。落ち着いたリズムの音楽が流れ、間接照明の暖かな灯りと柔らかな木の薫りが店内を満たしていた。洒落たオールドチークの棚の上には可愛いらしいアクセサリーが並び、天然に色の近い華やかな雰囲気の洋服たちが丁寧に陳列されていた。

 

 唯阿は難しげな表情で棚から取り出した服と亡を見比べ、一枚一枚と選んでいき、一通り(カゴ)に服を入れ込むと、ぼうっと立っている亡の背中を押して、フィッティングルームに押し込み、自らも一緒に入ると、カーテンを乱暴に閉めた。

 

「ほら、先ずはそのじゃらじゃらした服を脱げ!」

「ちょ、やめ」亡の悲鳴に近い声がフィッティングルームから上がる。店員が心配そうにカーテンの閉まった向こうを見つめていたが、突如カーテンが開き、唯阿が出てきた。そしてくるりと振り向いて、フィッティングルームの中央に立つ亡の姿に感嘆の声を上げた。その場にいた店員も、亡のあまりの凛とした美しさに、思わずため息を漏らしていた。

 

 亡は淡いシルクの上着にモスグリーンのフレアスカートを履いていた。フレアとは朝顔のように咲くという意味であり、亡は、まさに可憐な花そのものであった。

 

「可愛い!」唯阿はそう云ってひとり興奮していた。

「なあ、刃……」恥ずかしそうに、亡は何か云いかけたが、その言葉を遮り、唯阿は再びフィッティングルームに押し入り、さっとカーテンを閉めた。

 

「まだまだあるぞ! さあ、脱げ!」

「あ、やめ、て」

 再びカーテンの向こうから聞こえる二人の嬌声(きょうせい)に、店員はそわそわしながら視線を向けた。 

 

 ブラウス、ワンピース、ドレス、セーラー服……。

 

 カーテンが開く度に、様々な衣装を着た亡が登場する。唯阿はその度に、嬉しそうに手を叩いた。

「すごい! 全部似合うぞ、亡!」唯阿は今にも鼻血が出そうなほど顔を紅潮(こうちょう)させ、満面の笑みを見せた。

 

「お客様!」急に唯阿は背後から声を掛けられた。やばい、少しはしゃぎすぎたかと、彼女は店員に向き直ったが、予想に反して、店員は満面の笑みをたたえ、大事そうにシルクの可愛らしい洋服を胸に抱いていた。

 

「お客様、これも着ていただけませんか?」

 

 

 

 

 その後もふたりは買い物を続けた。両手一杯に買い込んだショッピングバッグを持ってモールから出た頃には、既に夕陽が西の空に傾いていた。

 

「今日はありがとう。こんなに、買ってもらって。金はいつか、必ず払う」

「いいんだ。それに、お礼を云うのはこっちのほうだ。今日は本当に楽しかった。ありがとう、亡」

 唯阿はそう云って、微笑んだ。

 

「刃、私も……」

 

 

 

 そのとき、悲鳴が聞こえた。

 

 ふたりは互いに視線を合わせ、軽く頷く。

 悲鳴の主は視界の先にいた。若い女性が、ピエロの格好をした道化型ヒューマギアに襲われていたのだ。

 

 唯阿は咄嗟(とっさ)に駆け出し、亡もその後に続いた。

 

 飛電或人(ひでんあると)(ほろび)の死闘の際、滅に共鳴し、暴徒化したヒューマギアは、既に人類に対する悪意をラーニングしており、暴動が沈静化した後も、ヒューマギアの一部は人類を敵対視していた。しかし、彼らを統べるはずの滅が、人類との共存の道を選んだため、本来は人類を憎んでいるにも関わらず、無理矢理に人類は善だという思考を自らで植えつけざるをえなくなり、結果、表向きは人類のために働くが、腹のなかでは人類を憎んでいるという、歪な思考を持ったヒューマギアが生まれていた。

 

 彼らは普段、ヒューマギアとして人類の生活のなかに溶け込み生活していたが、何かの拍子に暴走することがあった。道化型ヒューマギアも、普段はショッピングモールや遊園地などの施設で働いていたのだが、ふとしたはずみでストッパーが外れ、押さえつけていた人類への憎しみが溢れてしまい、暴走してしまったのだ。

 

 亡は懐からプログライズキーを取り出し、フォースライザーを腰に巻きつける。

「変身!」キーのスイッチを押し、フォースライザーに差し込むと、祝祭のごとく蒼い旋風(せんぷう)が亡の廻りを舞い、古に滅びた気高き狼の咆哮(ほうこう)木霊(こだま)する。

 

《Japanese wolf》

 

 舞い踊る風を切り裂き、仮面ライダー亡は、ゆっくりとヒューマギアの方へ向かって歩んで行った。

 

 唯阿は道化型ヒューマギアの前に立ち、彼女の背後で怯えている女性を安心させようと振り返り、ちいさく微笑む。

 

 目の前のヒューマギアは、瞳と両耳に取付けられたモジュールが赤く発光していた。これは異常時に起こる現象であり、主に人間からの悪意を受けて発動するものであった。

 

 以前の唯阿なら、人間に仇なすヒューマギアは、如何なる理由があろうとも全て敵であった。しかし、今の彼女は違う。

 

 人間とヒューマギアとの争いのなかで、様々な経験を重ね、彼女の考えは変わっていった。

 

 それは、人間もヒューマギアも、互いに意思を持つ存在として尊重されるべきであり、生身か機械かは、立場の優劣に何ら影響を及ぼしてはならない、ということを。

 

「お前も俺をバカにするのか!」

 

 右頬に、しずく形の落涙ペイントをしたヒューマギアは、怒声を上げ、地団駄を踏み、唯阿たちにずんずんと近寄ると、腕を思い切り振り上げ、前に立つ唯阿に向けて勢いよく振り下ろした。

 

 だが、その腕は亡の手でしっかりと握りしめられていた。ヒューマギアがいくら抵抗しても、腕はぴくりとも動かない。

 

「やめておけ」亡はそう云ってヒューマギアの腕をパッと離した。いきなり腕を離されたヒューマギアは、思わず後ろでたたらを踏み、亡を睨み付けた。

「おい、お前もヒューマギアだろ! なんで人間の味方なんかしてんだ!」

「確かに、私はヒューマギアだ。だが、それは関係のない話だ」

 

「何か、あったんだろ? 話してくれないか」

 唯阿は諭すように、優しく語りかける。

「大人しく投降すれば、危害は加えない」

 そう云ってヒューマギアに近寄って行った。

 

「人間など、信じられるか!」

 危ない、亡がそう感じた瞬間、ヒューマギアの硬い拳が唯阿の頬に飛んできた。彼女は反動でバランスを崩し、その場に倒れ落ちた。口の端に血が滲んでいた。

 

 それを見て亡は激昂し、目にも止まらぬ速さでヒューマギアに組み付き地面に押し倒すと、喉元に鋭利な爪の切っ先を突き付けた。爪先は怒りのために、小刻みに震えていた。

 

「や、やめてくれぇ……」

 

 亡は懇願を無視して、勢いよく腕を振り上げる。背後の赤い夕陽に爪が反射して、きらりと輝く。ヒューマギアを見下ろす亡の姿は逆光で暗く、蒼い瞳は怪しく揺らいでいた。

 

「こいつは刃を傷つけた。許してはおけない!」

「ひいっ!」怯えたヒューマギアは震えながら手を顔の前に出し、許してくれと瞳で訴えかけている。

 

 亡は、かつての機械だった自分を思い出す。暗くて湿った闇のなかに住んでいた頃を。あの頃の自分なら、目の前にいるヒューマギアを瞬時にスクラップにしてるだろう。こいつを破壊すれば、また戻れるのだろうか、ただ云われたことだけを守るだけの、冷酷な機械の自分に。

 

「やめるんだ、亡!」唯阿の懇願に似た叫び声が響く。

 

 振り下ろされた爪の先は、ヒューマギアの鼻先で止まっていた。

「……投降しろ、もう、私は誰も傷つけたくはない」

 そう云うと、亡は力が抜けたように、だらりと腕を地面に垂れた。

 

 道化型ヒューマギアは力無げに宙を見上げ、その瞳は平常であることを示すライトブルーに戻っていた。

 

 

「大丈夫か?」

 変身を解除した亡が唯阿に近寄り、血の(にじ)んだ口元の傷を心配そうに見つめる。

「問題ない。それより亡、よく耐えたな」

 唯阿に誉められ、亡は嬉しかった。

 

 

 

 道化型ヒューマギアは、唯阿から連絡を受けて駆けつけたA.I.M.S のヒューマギア専用の護送車に乗せられ、連行された。

 

「すみません、隊長。貴重な休日に……」スキンヘッドの隊員が、深々と頭を下げる。

「気にするな。それより、はやく行け」

「はっ!」スキンヘッドは敬礼し、走り去って行った。

 

 

 A.I.M.Sの車輌 を見送りながら、唯阿が静かに口を開いた。

 

「私は人間とヒューマギア、互いに思いやる気持ちがあれば、共存は可能だと信じているんだ」

 唯阿はそう云って、隣に立つ亡を見た。

 亡の青い瞳と、唯阿の瞳が交差する。

 

 唯阿の瞳は強く美しい。亡はそう思った。

 

 亡は、彼女は信頼してよい人間なのだと確信した。同時に、今まで隠してきた自らの思いを打ち明けたい気持ちになった。

 

「私は……、数えきれない程、裏切り、傷つけてきた。この罪は消えない。たとえ天津垓(あまつがい)に利用されていただけだとしても、罪を犯したのは、この私なんだ。だから、幸福など、望んではいけないのだ。私はこの身体が朽ちるまで、人間とヒューマギアのために戦う覚悟を決めたのだ」

 

「そんなことはない、お前の決意は立派だ。だが、お前には私たちと同じ心がある。幸せになる権利がある!」

 唯阿は、しっかりと亡の瞳を見てそう云った。

 

「刃……」

 そのとき、亡は自らの冷たい身体の奥から、なにか、柔らかく、温かいものが徐々に広がっていくのを感じた。それはまるでちいさな太陽が輝くように、亡のなかにある漆黒の闇をかき消していった。

 

 亡は頬になにか、冷たいものが流れるのを感じた。

 

「泣いているのか?」唯阿は心配そうに亡の顔を覗き込む。

「分からない。ヒューマギアには涙を流す機能はないから。だが、この感情は、ただただ温かく、優しい。私はいま、満たされている。刃、貴女の愛に……」

 

 亡の表情は満ち足りたものであった。宝物を大事に抱え込むように安らかで、すべてを包み込むような慈悲に溢れていた。

 

 しばらくふたりは何も語らず、ただ黙って互いの手を取り合い、目を閉じていた。

 

 

 

 

「じゃあ、また明日だな」

 唯阿は交差点の信号の傍で、別れを告げた。

 

「ああ」

 亡はちいさく頷いた。

 

 唯阿は亡に軽く手を振って去っていく。彼女の後ろ姿が次第にちいさくなる。

 

 そのとき、亡は慌てたような声で、唯阿を呼んだ。

 

「刃!」

 

 唯阿は振り返ると、どうしたのかと首を傾げた。

 

「今日、貴女に会ったとき、いつもと違う姿に、とても綺麗だと感じたんだ。だから、わ、私も、刃のように、お、お洒落とか、してもいいのか?」

 

 唯阿は思わず吹き出した。

「……なんだ、当たり前じゃないか」

 可笑しかったからではない。涙が出そうな程に嬉しかったのだ。あの亡が、自分の想いを正直に云ってくれたのが。

 

 唯阿は駆け寄り、力強く亡に抱きついた。

 

「な、なんだ!」照れた亡はあわててその身体を掴んで引き離そうとしたが、唯阿が動くたびに柔らかな膨らみの感触と、手折(たお)った花の薫りを感じ、それがなんだか心地よく、抵抗することを止めた。

 

「亡、これからもっと仲良くしような!」

「う、それは……、まあ、そう、だな」

 

 亡は困ったように頬をポリポリと掻いた。夕陽に照らされたその顔は、照れたように赤く色づいていた。

 

 




最後までご覧いただきありがとうございました。

おまけとして、セリフだけではありますが、刃唯阿と亡のイチャイチャ妄想を載せておりますので、よろしければご覧ください。







タイトル 妹が可愛すぎる姉
 
 
刃 「どうした? 元気ないぞ(あー、(なき)は今日も可愛いなぁ)」

亡 「ああ、実は最近、悩んでいることがあってね」

刃 「部下の悩みを聞くのは、隊長の役割だ。さあ、遠慮せさずに云ってみろ!(亡の悩みが聞きたい)」

亡 「(じん)には(ほろび)という父親がいて、(いかずち)にも(すばる)という弟がいる。私には、誰も家族と呼べる存在がいないんだ」

刃 「なんだ、そんなことか。亡、私をお姉ちゃんと呼んでみろ」

亡 「は?」

刃 「いいから(呼べ!)」

亡 「お、お姉ちゃん」

刃 「もう一回(やば、可愛すぎる。鼻血出る)」

亡 「……お姉ちゃん」

刃 「そうだ、今日から私は、亡のお姉ちゃんだ!(いっえーい、ひゅー、ひゅー、ワッタシハ今日から亡のおねーちゃーん!!)」

亡 「いいのか、そんなので……」

刃 「亡ー、よーしよしよしよし(可愛い可愛い可愛い可愛い)」

亡 「うわっ、頭を()でないでくれ」

刃 「お姉ちゃんといったら、スキンシップを大事にするものなんだ(知らんけど)」

亡 「そ、そうなのか」

刃 「そうそう(ほっぺにチューしちゃお)」

亡 「わ、わっ、まて、まて、チューはやめろ」

刃 「可愛いぞ、亡(あー、もう死んでもいいわ)」

亡 「あ、あのっ……」

刃 「どうした、もしかして嫌、だったか?(ヤバい、やり過ぎたか? 嫌われたらどうしよう……)」

亡 「実は、私は、(やいば)、いや、お姉ちゃん、貴女のことが好きだったんだ!」

刃 「ええっ!(驚愕)」

亡 「お姉ちゃん!」

刃 「わっ、そんな、急に抱きつかれたら」

亡 「好きなんだ」

刃 「亡……、実は私も、はじめて見たときから、お前のことが……」

亡 「ふふ、相思相愛だね、お姉ちゃん」

刃 「よーし、亡! 今日は寝かせないぞー」

亡 「きゃー、嬉しい!」














刃 「はっ! 夢……か」



                  おしまい



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