魔導書使いの妖精さん 作:島夢
今俺は赤い髪の少女…エルザ・スカーレットという名前らしいが…
まあ、エルザの乗ってきた馬車に乗っている
魔道四輪という名前らしい
魔力を供給することで走るらしい
乗っている人の魔力によってスピードがかわるとエルザは言っていた
速い…この乗り物すごく速い
ちょっと今のうちにどんなことができるか確かめてみるかな
まあ、流石にエターナルフォースブリザードみたいなのは無理だけど…
あっ、そうだ、時を止める魔法とかあるのかな
(時を止める魔法ってある?)
小声で本に聞く
すると本は【検索開始】といってパラパラとめくれて、一つのページで止まった
まず俺は魔法の名前を見る
【
名前そのままじゃねぇか…そしてなんでドイツ語!?
エターナルフォースブリザードは英語だっただろ!?
まあいい、こんなことに騒いでも仕方ないし
使ってみようかな…
「Meine Zeit」
【
本が光だした瞬間…
揺れていたこの魔道四輪が止まった
成功…かな
エルザも微動だにしない
土が跳ね上がったまま止まっている
「止まった…ちなみにどれくらい止めていられる?」
【最大10分です】
「10分か…んじゃあ、あと三十秒になったら教えてくれ」
俺は本にそういったあと魔道四輪から出る
さてと…
10分間の間にどんなことができるか、どういうふうに戦えばいいか…
考えるとしますか!
なるほどね…もう十分わかった
身体強化の魔法もあるのか…
つまり接近して戦うことも出来る…
他にも武器を出す魔法もあったし
色々あるみたいだな
汎用性が高いな
というかほとんどなんでもできそうだな
人を蘇らせる魔法はないみたいだけど…
ちなみにMeine Zeit中は何かに触れても意味はない、というか動かせない
相手は攻撃できないというか動きが止まるけど、自分は相手に何をしても意味はない
ただし、魔法の発動はできるので相手の回りを一瞬で魔方陣で埋め尽くすとかはできる
この世界じゃ戦闘はよくあることだと…特に今からいくフェアリーテイルでは結構多い、特に俺みたいに魔力をもっていたらなおさらだとエルザに教えてもらったので戦いかたも考えたわけだが…
まあ、戦い方を考えながら俺はエルザが走らせる魔道四輪に乗って外の景色を眺める
「そういえば…エルザ」
「ん?なんだ?」
ふと思ったので言ってみる
というか、考え事も済んで暇だったので話しかけてみる
エルザも暇だったのかすぐに反応してくれた
運転?中なので前を見たままだが…
「エルザの髪の色ってすごい綺麗だよな…」
「ああ、ありがとう」
少し嬉しそうにエルザは礼を言う
「礼なんていらないよ、思ったことを言っただけなんだし…嬉しそうだな」
「ああ、自分のことを褒められて気分が悪くなることなどあまりない」
それもそうだ…と俺はつぶやく
今度はエルザから話しかけてきた
「そういえば…私は名乗ったが、名前を聞いていなかったな」
ああ、そういえばそうだ…
名乗ってすぐ魔道四輪に乗せられてすぐに出発したからタイミング逃したんだよなぁ
「俺の名前は
「そうか…ノゾム…がファミリーネームか?」
そっか…この世界じゃ名前は前に来るのか…
「いや、俺のファミリーネームはツキナガだ」
「そうか…ではノゾム、よろしく頼む」
「ああ、こちらこそだ」
自己紹介も済んだし…
適当に雑談するか
なんかネタはないかな
「エルザはどんな魔法を使うんだ?」
俺はエルザにそう聞く
エルザはすぐに答えた
「換装魔法だ、鎧や武器を召還して、それを使う」
なるほど…
便利そうだな
鎧か…
「なあ、それって鎧以外も服とかもできるのか?」
「ああ、できる、だから結構便利だ」
確かに便利そうな魔法だな
服を着る魔法はこの本にはなかったからな…
そういや、
まあ、どうでもいいか、使い道ない魔法なんてほかにもあるし
肉を焼く魔法とかあったぞ?いや、正確には肉だけを焼く魔法
あと光の塊みたいなビーム撃ってそれにあたったら服が消える魔法とか…
なんだこの魔法…換装魔導士に使えばいいのか!そうすりゃ魔法を無効化したも同然だ!
いや、そしたらエルザ…服消えるって…
いや、嬉しいけど、見てみたいけど…絶対やらない…
「ん?どうした?さっきから動きが止まっているが」
「おぉう!?いや、大丈夫だ、少し考え事をしていた」
いきなりエルザが近くにいたのでびびった
近い近い!
「というか、可愛いんだから、そんな無防備に近づくなよ」
「ほ、褒められるのは嬉しいが…いきなりだな」
嬉しそうだが少し顔が赤かったような気がする
照れているのだろうか
まあ、いいか
本音を言ったら照れられるよな
みんな照れるんだよな
それからしばらく他愛無い雑談を続けて
魔道四輪が止まった
「着いたぞ」
「にぎやかな街だな」
魔道四輪が止まったところは街だった
にぎやかで、みんな楽しそうで、笑ってる
それだけで良い街だってのはわかる
「ああ、良い街だ」
「んで、どっちがフェアリーテイルなんだ?」
「案内しよう、こっちだ」
俺はエルザについていく
周りを眺めながら…
子供たちが走り回ったりしている
走り回ると危ないけど…まあ、大丈夫か
まあ、色々眺めていたら
「ノゾム、ついたぞ?」
エルザが振り向いてそう言う
着いたか…
「ここが…」
「ああ、そうだ。ようこそ、フェアリーテイルへ」
感想、誤字報告待ってます
やはり書くのに時間がかかるようになったな…