魔導書使いの妖精さん   作:島夢

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4話 

「…初日からこれとは…フェアリーテイル筆頭の問題児になりそうじゃの…」

 

 

なんかマスターの声が聞こえたが…まあ、無視しよう

急いで流されたみんなのほうに駆け寄る

流されなかったみんなも急いで駆け寄る

大丈夫かなぁ…怪我してたら…どうしよう…

 

 

「だ、大丈夫か!?」

 

「うぅ~…目がまわる~」

 

 

ナツは…大丈夫そうだな

他の人たちは…

 

 

「す、すいませんでした!」

 

 

取り合えず謝らないと!

と思い、謝ると

 

 

「いいよいいよ」

 

「勝手に巻き込まれて流されただけだしな」

 

「俺らが避けなかったのも悪いしな」

 

「今度何かおごってくれたらそれでいいよ~」

 

 

みんな優しい

いい人ばっかりだ…

楽しく過ごせそうだな

 

 

「それにしてもつえぇな!ノゾム!」

 

 

ナツが満面の笑みで言って来る

まあ、普通に嬉しい

自分で手に入れた力じゃなくても今は自分の力だということに違いはないのだから

まあ、でもその前に

 

 

「いや、その前に…ナツもごめんな…」

 

「いいって、俺が避けなかったのもわりぃしな!」

 

 

ナツも優しい…このギルドの人たちみんなマジ優しい…

 

 

「あぁ、あと賛辞は素直に受け取っとくぜ」

 

 

リサーナも近づいてきた

ニコニコしてんなぁ

 

 

「ノゾムすごいね!あんな魔法撃てるんだ!」

 

 

いや…あれは…

 

 

「いや、加減の仕方間違えちゃって…」

 

「え?あれ加減してたの?」

 

 

あっ…周りのみんなも驚いている

エルザは変わらないけど

まあ、山脈凍らせたの知ってるし…

あとマスターに山脈凍らせたこと、教えたみたいだな…

マスターは何か考え事をしている

 

 

「いや…まあ、うん…加減してた」

 

 

ここで誤魔化すのもなぁ…と思ってそう言う

みんなは何故か集まってひそひそ言い出した

?どうしたのだろうか

 

そしてなぜかエルザも集団の中に混じっている

 

エルザがこっちに来た

みんなの代表!って感じで

 

 

「ノゾム、どうやらみんなはお前の全力が見たいようだ」

 

「えぇと…いいのか?それ」

 

「ああ、マスターに許可は貰った…私はあまり賛成ではないが…」

 

 

それってどこで魔法使えばいいんだ

んじゃあ…えっと

 

 

「広場…みたいなのはあるのか?」

 

「あるが…山脈を凍らせたのに、それで収まるのか?」

 

「ああ、収まるような魔法を使う」

 

 

どんな魔法だろうな…自分でもよくわからんなぁ…

みんなでぞろぞろ広場へ向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空に撃てば被害もないだろう

重力の影響を受けない魔法がいいな…

ならなんだろう…

 

 

「ビームって撃てるか?」

 

【検索を開始します】

 

Eterion(超絶時空破壊魔法)

 

 

なんか名前がやばそうだぞ…

今度にしようか…これは今度ためそう、これは今撃っていい気がしない

 

 

「この辺で撃っても大丈夫な魔法とかは…あと派手な奴」

 

【検索を開始します】

 

MegaFlare(メガフレア)

 

 

あっ、日本語名ないんだ…

えぇと…全力だよな…

つまり詠唱もありかな?

 

 

 

 

           夜闇の翼の竜よ 

 

 

 

 

                          怒れしば我と共に

 

 

 

 

 

俺が詠唱を始めた瞬間俺の目の前には俺の数倍ある魔方陣が斜め上を向いて展開されている

その魔方陣は回転している

詠唱が進むにつれてさらに早く…どんどんはやく…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 胸中に眠る星の火を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             MegaFlare(メガフレア)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういった瞬間、一筋の閃光が空へ飛ぶ

 

雲を裂き、天を穿つ

大地に転地を揺るがす轟音が響き、天候をも変える

 

あれ…どこまで飛んでいくんだろ…そしてどのくらいの威力なんだろう…

撃ったときの反動で俺の立っていた場所を中心にクレーターが出来ている

 

ギルドのみんなは離れてみていたので大丈夫だった

 

 

みんなぽかーんとしている

 

 

「やべ…やりすぎた…?」

 

 

いや、でも全力でって言ってたしな

というか、これ、この世界の警察みたいな組織が動くんじゃ…

マスターはとことこ歩いて近づいてきて真剣な顔をしていった

 

 

「それ…町に向けて撃っちゃダメよ?被害がすんごいことになるから」

 

 

俺はそれに無言で頷くことしかできなかった

マスターの口調がおかしいとか、ツッコム前に驚いて誰も反応してない…

…まさか詠唱がここまでの威力強化につながるとは…

エターナルフォースブリザードとか詠唱ないのにあの威力だったのに…詠唱したら…

いや、考えたらダメな気がする…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ということで、正式にフェアリーテイルに入りました!ノゾムです!よろしくお願いします!」

 

 

俺が左手の甲に書かれた紋章を見せながら言う

ちなみに色は白色だ

みんな俺がそういった瞬間一気に盛り上がる

ちなみに俺が魔法をぶっぱしてから1時間くらいたってる

もうみんなと打ち解けている

みんなのりがいいから楽しい!

 

 

「そうだ…本に名前と性格をつけよう」

 

 

ギルドの端っこで俺は一人で酒を飲んでいた

ちなみに今日はじめて飲んだがめちゃくちゃ美味い

そしていくら飲んでも酔わない

今度カナと飲み比べする約束した

 

エルザがこっちに歩いてきた

 

 

「何をしているんだ?」

 

「ああ、この本…しゃべるんだけどさ」

 

「しゃべるのか!?」

 

 

驚かれた…

そうだ、本に言ったらみんなにも聞こえるようになるのかな?

 

 

「なあ、お前の声みんなにも聞こえるようにしてくれ」

 

【はい、わかりました、周囲の人間にも聞こえるようにしました】

 

「本当だ…しゃべっている」

 

 

目を丸くして驚いているエルザ

まあ、だよな

というか、フェアリーテイルって可愛い女の子多いね

どうでもいいけどさ

エルザ可愛いね

今は関係ないけどさ

 

 

「なあ、性格をつける魔法…無いか?」

 

【物に意思を持たせる魔法…検索を開始します】

 

Seeds of intention(意思の種)

 

 

あるんだ…便利すぎる…

 

 

「Seeds of intention」

 

 

俺は呪文の名前を言いながら

手を本に向ける

どんな性格になるんだろうか…?

本がぴかっと光る

 

 

【魔法の発動を確認しました、マスター…こういう魔法の使い方をするとは思いませんでした…ですが、嬉しいことは確かです!ありがとうございます】

 

 

おぉ…性格がついた…のか?

嬉しそうではあるな

 

 

「んじゃ、性格のついでに名前をやるよ」

 

【ありがとうございます…とても嬉しいです!】

 

 

エルザはずっと驚いた状態で固まっている

猫みたいな目をして固まっている

少し面白い…

そして可愛い

 

 

「エルザ、本の名前…何がいいと思う?」

 

「ノゾムの本だから、望みの書でいいんじゃないか?」

 

「………」

 

 

そのまま過ぎる

いや、シンプルイズザベストとは言うよ?でもそれはちょっとね…

 

 

「お前の名前はノアだ、望空でノア…本としての名前は、望空(みそら)の書だ」

 

【ありがとうございます!】

 

「ということでエルザ、こいつのことはノアと呼んでやってくれ」

 

「ああ、わかった…だが、なぜ私の意見が却下されたのだ…」

 

 

ちょっとシンプルすぎたのが問題だと思う…と口に出しかけたが耐える

こういうのは言うべきじゃないな…うん

 

 

【シンプルすぎたのだと思いますよ】

 

 

お前が言うのかよぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!

 

そして今回の話の落ちはお前かよぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおッ!!

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