魔導書使いの妖精さん   作:島夢

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7話 

S級試験…かぁ…

なんじゃそりゃ

 

 

「えぇと、マスター?S級試験って…なに?」

 

「簡単じゃ、これに合格すればS級という、それは難しい依頼を受けられるようになる、それだけじゃ」

 

 

へぇ~、んで、そのS級になるための試験が今日…というわけか?

んで、その試験を受けれる人が今年はエルザ…というわけね

なるほど

 

 

「エルザだけなの?」

 

「うむ、今年はエルザだけじゃな」

 

 

へぇ~なるほど

まあ、状況を説明すると

 

年に一度フェアリーテイルではS級魔導士昇格試験というものをする

ギルドの古くからのしきたりに沿い行われる

ギルドメンバーの中ですでにS級の魔導士を除いた数名がマスターにより選出され、その中でS級になれる者を決定するための試験

試験内容、会場は年ごとに異なる

らしい

その試験が今日で、参加資格があるのがエルザだけってことか

 

ちなみにミラが火を噴きそうなほど不機嫌だがそっとしておこう、リサーナが行ったから大丈夫なはずだ

 

今さっきエルザの名前が発表されたばかりだ

今年の開催地はどこなんだろうか?

 

 

「今年の開催地は…ウェルズ山脈じゃ!」

 

「ぶふっ!?」

 

 

俺はマスターから開催地を聞いて飲んでいた酒を吹く

 

 

「がっ!ごほっ!げふっ…うえぇ…」

 

「汚いぞ、ノゾム」

 

 

近くにいたエルザに怒られた

そんなことより地名だ!

 

ウェルズ山脈

国内でも有数の山脈、険しい山道のため近くに街は無く、人もあまりこない

だが資源も豊富で自然も豊かだった

一年前までは…

 

突如山脈の上空に青い魔方陣が展開され、一瞬にして山脈ごと凍った

この魔法は誰が発動したか不明

 

 

まあ、この説明を見ることでわかると思うが…

 

 

「俺が凍らした山脈じゃねぇか…」

 

 

ちなみにギルドのみんなは俺が凍らしたことを知っている、評議院は知らないらしいが…

だから地名が発表された瞬間俺の方を向いた

 

 

「内容はなんなんだろうなぁ…」

 

 

俺は呟く

エルザのことだし、心配はしていないけどさ

まあ、エルザなら合格するだろう

 

 

「では、2日後ウェルズ山脈に来るのじゃぞ!」

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はエルザがいないというか、マスターとギルダーツとラクサスもいない

S級魔導士はみんな参加か…

ちなみに俺はどこで寝泊りしているかというと…家賃7万Jの部屋

そこそこ良い部屋

家主さんも良い人だし!

気の良いおばさんだ

 

適当に依頼にでも行こうかなぁ…

 

 

「特に面白そうな仕事もなし」

 

 

本格的に暇だな

 

ギルドもミラが不機嫌な以外は特になんもないし

ナツとグレイが喧嘩してるな

まあ、エルザがいないから誰も止められないというか止めるつもりがないのだろうなぁ

 

リサーナがミラの機嫌を直しに行ったか…

 

 

「ちょっと出かけるな」

 

 

俺はそう言って出て行く

まあ、誰かに聞こえたであろう…多分

まあいい、どこに行こうかな

 

ちょっと遠くまで行って魔法の試し撃ちでもしようかな!

 

 

「Through the Sky」

 

Through the Sky(空を駆ける)

 

 

やっぱり予定変更!

エルザの試験の様子でも見に行こうかな、ばれないように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見えてきたな~ウェルズ山脈

もう夜だよ…寄り道したからなぁ

マスターの居場所は…どこかわかるな

ノアに頼めば

 

 

「マスターの場所教えてくれ」

 

【こっちです】

 

 

ノアはそういいながら一人でに飛び始めてスーっと俺の前を飛ぶ

それについていく

 

それから少し飛んでマスターを見つけた

 

 

「やぁ、マスター」

 

「おぉ、ノゾム、どうしたんじゃ?こんなところで」

 

「いやぁ、暇だったから散歩のついでに来ました」

 

 

というか、いいのか?来ても

ダメなんじゃないの?

いいのか?いいっぽい

 

 

「マスターエルザ…合格するかなぁ」

 

「さぁのう…そればっかりはわからんのう」

 

 

なんだろうなぁ…嫌な予感がするな

別にエルザのことに関して心配してるわけじゃない

でも…なんか嫌な予感がする

胸がざわつく…

 

 

「試験初めて何時間たったんだ?マスター」

 

「もうそろそろ終わると思うぞ?…ほらのう、ギルダーツとラクサスじゃ」

 

 

あっ、本当だ

ラクサスもちゃんとやってたんだなぁ…試験

なんか不良っぽく振舞ってるくせに結構仲間思いなんだよなぁ…ラクサス

まあ、良いところだと思うけどね

男のツンデレって…とも思うけどさ

 

 

「ん?ノゾムじゃねぇか、なんでこんなとこにいるんだよ、お前」

 

 

ラクサスが不機嫌そうに聞いて来る

これはあれだ、前回お前ツンデレだろ?って聞いてからかったからかな?

いやぁ、あの顔は面白かったね

ツンデレのことを説明しつつからかうんだ

そしたら面白い顔になってね…いや、それはおいといて

 

 

「ラクサス、エルザは?」

 

「ああ、もうちょっと頂上に残るんだと…先に帰っててくれって言ってたぞ?」

 

「ってことで俺とラクサスは撤収だ、このまま帰る」

 

「うむ、先に帰っててくれというなら帰っておこうかのう、エルザなら心配ないじゃろう」

 

 

ギルダーツもそういう

なるほど…頂上にいるのか

 

 

「俺はエルザにおめでとって言ってくるよ」

 

「うむ、では先に帰っておるぞ」

 

 

俺はまだ発動していた空を駆ける魔法で山頂を目指す

 

マスターたちは魔道四輪で帰って行くのが見えた

もう一台あるのでそっちがエルザの乗ってきた魔道四輪か

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エルザ」

 

「ああ、ノゾムか…なんとなく来ていると思っていた」

 

 

俺はエルザは座って星空を眺めながら言う

なんとなくきている…ね

 

 

「エルザ、S級昇格おめでとう」

 

「ああ、ありがとう」

 

 

星…綺麗だなぁ

俺はエルザの横に座る

マジきれいだな星空

 

 

「私でよかったのだろうか…ミラのほうがS級にふさわしかったのではないか…と今考えているのだ」

 

「ふ~ん…」

 

 

なんでそんなこと考えてんだ?

 

 

「エルザ、お前は事実S級になっただろ?そうなったらなったでいいんだよ、どうせ来年はミラもS級に上がるさ…そんなことミラに言って見ろ、ぶっ飛ばされんぞ?」

 

 

うん、ミラに「お前の方がS級に相応しい」なんてS級になったエルザが言ったら嫌味以外のなにものでもないし、そもそも本当に自信が無くてそういってもミラは怒るだろ…

 

 

「…ふっ、そうだな…その通りだ」

 

 

なにがどうその通りなのかはわからんが…

まあ、エルザがそう思ったならそれでいいや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゴアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんの鳴き声だ今の…桁が違う…声だけでわかる

嫌な予感って…これのせいか…

俺は立ち上がって構える

 

なにか…来る…とてつもなくやばいのが…




さて、最後の鳴き声…なんでしょうね?
言ってみると…ほぼ間違いなくノゾムくんじゃ勝てないやつです
原作で色々やっちゃってくれた奴です
あの黒い奴です
ここまで言えばわかりますね?


次回も頑張って編みます
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