GANTZ:RTA   作:夜叉五郎

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【カタストロフィ編】

レイカが事務所を辞める宣言。

そして結婚したいとプロポーズされる。

互いにまだ未成年なので親の同意が必要だが、もちろん受ける。

速攻で受ける。

 

既にレイカのご両親は「こんなご時世だから、好きなようにしなさい」と承認済みだそうな。

ならば残る問題は田舎の俺の両親だ。

 

しかし翌日には空が赤くなり、異星人の侵略が始まってそれどころではなくなった。

アメリカと中国が一夜にして滅んだ。

 

東京にも巨人が数多く降下してくる。

虐殺が始まった。

 

ガンツスーツとこれまで入手した100点武器を持って、レイカと一緒に人助けに奔走する。

敵の巨人だが、ロボットだと思っていたらスーツだった。

中には目と鼻穴が四つの生身の巨人が入っている。

 

こちらの武器は効くので十分に戦える。

どちらかと言えばダヴィデ星人の方が戦闘力は強いのではなかろうか。

 

どこからともなく現れたガンツスーツの面々と一緒に戦っていたら、複数のGANTZと偉そうにしてる奴等が現れる。

そいつらが言うには俺たちの頭にはまた爆弾がセットされ、これから敵母艦突入のミッションが課せられるそう。

レイカと俺、互いを人質を取られた格好になり、従わざるを得ない。

 

転送された先は敵巨人のコロニーの中の居住区。

普通に一般人らしき巨人たちが暮らしてる。

巨人の兵士たちが駆けつけて戦闘開始。

 

様子見に徹していると、さっきの偉そうな奴等の一人のちょび髭が転送されてきて、岡スーツの上腕部だけ蒸着。

敵のエリートらしき巨人兵士二人を翻弄する。

なお、敵巨人のリーダーは悠然と構えており、戦闘に参加してこない。

 

巨人を一体捕虜にして作戦自体は完了する。

そして俺たちの願いはちょび髭に無視され、ランダムに日本へ転送されてしまった。

 

 

 

 

レイカと離れ離れの場所に転移させられる。

目の前にいた巨人を取り敢えず潰しておく。

虐殺中だったようで、運良く一人だけ少女が生き残っていた。

放っておくわけにもいかず、安全そうな場所に移動させる。

 

するとしばらくして桜井が駆けつけてきた。

もの凄く感謝される。

なんとこのトンコツという少女、桜井の彼女だった。

もうチェリーじゃない、ってお相手はこの娘か。

 

マンションに移動して無事にレイカと合流することが出来た。

どうするか相談。

多数の民間人が拉致られてるらしい。

 

助けるには転送技術が必要だ。

GANTZ部屋に向かう。

 

考えることは一緒のようだ。

これまで一緒に戦ってきた仲間の北条、貞代、桜丘、東郷、宮藤、JJ、風、加藤、坂田も集まってきた。

 

坂田によると桜井はトンコツの側に残る決断をした。

あと風は鈴木さんにタケシの事をお願いしたようだ。

それでいい。

 

GANTZはもう再生能力は使えないとのこと。

出来るのは通信と転移。

ならばと他のGANTZを通して救出ミッションに参加してくれるメンバーの呼びかけをお願いする。

知名度があり可憐な乙女であるレイカの呼びかけは効果的だった。

日本各地から参戦者が現れる。

 

神奈川からきたイケメンの武田はレイカ目当てだったようだ。

付き合ってることを正直に答えると途端に不機嫌になった。

 

大阪からは岡八郎と山咲杏とメガネ二号が来る。

加藤との再会を喜ぶ山咲杏。

 

広島の前嶋、京都の関根、群馬の吉川、北海道の中年、そして金髪美女のメアリー。

どれも強者ばかりだ。

 

北条と貞代の恋人ペアにGANTZの警備を任せ、転送。

 

 

 

 

 

敵母艦内。

巨人族の生体兵器らしき双頭犬を撃破し、捕らえられて消毒中の人々を救っては転送、救っては転送を繰り返す。

やがて転移が出来なくなる。

GANTZに何かあったのだろうか。

北条と貞代たちが心配だ。

 

と思ったら俺たちも転送されてしまう。

持っていたスマホが繋がるということは日本の何処か。

廃工場らしき場所。

これは・・・、大勢の巨人たちに見られてるな。

どうやら闘技場に招待されたらしい。

 

俺たち以外にも同じことを考えたメンバーがいたようで、救出した捕虜たちと共に既に大量に殺されていた。

その場にいた生存者は皆、絶望している。

 

まずは小型の化物が大量に襲いかかってくる。

簡単に倒せるが、倒すと光源体を空中に大量にばら撒いてきた。

その光源体に触れると腫瘍となり、体を乗っ取られて悲惨な目に合う。

オーラバリア全開。

安全圏から化物たちを全て駆除だ。

 

次いで巨人サイズの骸骨カマキリがやってくる。

キュピーンと閃きが走る。

弱点は首の裏だ!

 

恐らくこれが最後だろう。

禍々しい雰囲気を醸し出している生体兵器が天井に張り付いていた。

とりあえず人質を逃すのが優先だが誰が足止めするか。

 

坂田が残ると言い出した。

サイコキシネスの使いすぎで体はもうボロボロだそうだ。

弟子の桜井への言付けと共に「生き返らせようなんて思うな」と告げられる。

了解した。

死に花を咲かせてやる。

 

 

 

 

 

外に出たら出たでデカブツの生体兵器が襲って来るが、坂田に任せた奴に比べると驚異度は低かった。

最早俺たちの連携には敵うものはいない。

戦闘終了後、俺のスマホに着信あり。

北条からだった。

滅んだはずのアメリカのGANTZチームが敵母船に逆侵攻をかけ、巨人たちを追い詰めていると連絡が入った。

いつの間にそんなことになっているのか。

超展開だ。

 

北条が言うには、九州チームに頼めば何処にでも転送可能らしい。

ならばと救出した人たちを安全な場所に転移させてもらい、スーツメンバーは全員でアメリカチームの加勢に向かうことを決める。

 

敵母艦に転移。

来た意味なかったかも。

後悔する。

 

巨人たちが武装解除されて並ばされている。

イタリアチームのメンバーに犯されていた巨人の女が、屈辱に耐えきれずに反抗する。

呆気なくガンでバラバラにされた。

最低な展開だった。

 

レイカが怒りに震えている。

イタリアチームを殴りつけてその場を去り、さっさと決着を付けに向かう。

何故か童貞談義となり、風がメアリーに抱きつかれていた。

 

たどり着いた先にはGANTZが。

側にいた黒スーツが嬉々として俺らを転移させる。

 

そこは「真理の部屋」と呼ばれる場所だった。

 

 

 

 

 

俺以外の転移された皆が赤い血の涙を流している。

そこは神との対話の場であった。

 

顔の部分だけが可変する醜悪な巨大人体模型が二つ背中合わせに立っている。

その人体模型は全ての問いに答えた。

 

だが、俺にはどうでも良い話だった。

何故なら、ここに来た瞬間に全てを思い出したからだ。

 

この人体模型星人の更に遥かな上位存在によって、俺はこの世界に転生させられていた。

目的は一つ。

神を気取って調子に乗ってる人体模型星人をとっちめること。

その為に人体模型星人の力を全て奪う為の呪文を授けられていた。

 

何故こんなまどろっこしい手順を踏んだのか。

人体模型星人の言い草と同様に、上位存在にとってはどう転ぼうがどうだってよかったのだ。

驕って人類と直接対話まですれば殺す。

そこまでは踏み込まないのならば許す。

それだけの話だ。

 

人間はモノでしかない、とか人体模型星人が今更な説教し始めたのでさっさと終わらせよう。

 

人間はモノでしかない?

当たり前だろ。

だからこそその生き様が尊いんじゃないか。

もののあはれを学んで出直してこい。

 

バルス!

 

 

 

 

人体模型星人の力を全て奪い取り、その母星にいる奴らも全滅させる。

これで星が一つ空いたので、移住先を探してた巨人たちにくれてやった。

そしてレイカを含む仲間たちと共に、母船内に囚われていた人間は全て地球の転送。

さらに今回の巨人族侵攻で死んだ全ての人間を蘇らせる。

坂田だけは例外だ。

彼の遺志を酌む。

 

一人宇宙空間に残り、青い地球を見下ろす。

さて人体模型星人たちから奪った力も、もうすぐ使えなくなる。

やり残したことは無いだろうか。

 

そうだ。

この世界に転生するにあたって、何か特典をもらったんだっけな。

見れるかな。

 

俺という人間に付与されたスキルをチェックする。

 

・異能生存体

・ニュータイプL9

・オーラ力L9

 

なんじゃこりゃ。

 

それぞれの効能を見て納得だ。

チート過ぎるだろ。

こんなんで意気揚々と無双してきた俺、滑稽過ぎ。

超恥ずかしいわ。

 

人体模型星人の残ったパワーを使ってスキルを消そうとするが、より上位存在に与えられた技能な為に消去は不可だった。

これはまいったな。

 

ニュータイプとオーラ力はまだしも、異能生存体はまずい。

周辺の人間にとって危険すぎる。

 

チートで得た結果だろうが何だろうが、レイカだけは手放す気はなかった。

今後の人生は何に代えてでも彼女と共に在りたかった。

彼女の命を奪ったのも、蘇らせたのも俺なのだ。

 

地球で俺の帰りを待つレイカに対し、俺と同じ異能生存体の能力を付与する。

 

これにて人体模型星人から奪った権能は全て打ち止めである。

 

 

 

 

 

地球への帰還。

降り立った先は夕焼けに染まる海岸だった。

 

GANTZスーツに包まれた乳をたゆんたゆん揺らしながら、砂浜を駆け寄って来るレイカ。

波打ち際でしっかりと抱きとめる。

 

北条と貞代、加藤と山崎、桜井とトンコツ、風とメアリー、東郷と桜丘。

恋人たちが互いに寄り添いながら、俺とレイカの熱い抱擁シーンを見守ってくれていた。

 

ふと目を逸らすと、高校生くらいの若いカップルが「けいちゃん!」「たえちゃん!」と名前を呼び合いながら号泣して抱き合ってる。

母艦からの生還組だろうか。

名前の連呼がやたらうるさくて、キスを中断せざるを得なくなる。

 

少しムッとしてしまうが、レイカにクスリと笑われ、つられて苦笑。

俺たちの方がお邪魔なようなので、その場を離れて恋人繋ぎで仲間の方へ向かった。

 

「約束、覚えてる?」とレイカに囁かれ、もちろん!と即答した。

 

田舎の両親の説得は、異星人を相手にするより骨が折れるだろうな。

 

 

 

 

 

そして一年後の挙式当日。

 

MIBの初代所長に就任した俺は、純白のウェディングドレスを纏ったレイカと誓いのキスを交わす。

 

ライスシャワーと共に浴びせられる人類全てから祝福と感謝の歓声は、いつまでも鳴り止まなかった。

 

 

 

FIN

 

 

 




読みたい話がどこにも落ちてなければ、自分で書けばいいじゃん。
ということで、三日で一気に書き上げました。
最近GANTZ:Oを見る機会があって、レイカの造形にやられた結果です。

主人公の名前は初っ端しか出て来ませんが、岩津頼太=GANTZ RTA でした。
読者の皆様に置き換えて読んで頂ければ幸甚です。

以上。
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