鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第102話

上弦弐の言葉に俺たち三人は困惑し伊之助は怒鳴りながら否定していた。珠世さんは俺たちの背後に立っていてあることをしてもらっていた

 

「俺はてめぇの事なんぞ知らねえ!!」

 

「伊之助、そう簡単に興奮するな。奴のお得意の逆撫でだから無視するのが得策だ」

 

「うん、あいつの言うことはでまかせだから、聞かない方がいいよ」

 

「でまかせとか酷いなぁ!俺は常に真面目な言葉にしか言わないのに」

 

「「「嘘つけ」」」

 

俺たち三人は嫌悪感を出しながら奴の言葉を否定した。そもそも俺たち三人の共通点はカナエさんを傷つけた最大の犯人だからこそ許せないのだが、伊之助は……恐らく何かに感じて許せないのだろう

 

「にしても酷いなぁ。俺は本当に君と会ったことがあるよね?」

 

「テメェみたいな蛆虫なんか知るか!!汚い手で俺の毛皮を触るんじゃねぇ!」

 

「いや、あるよ。俺は君を知ってるから」

 

「知るか!!俺が何処かであったことがあるのはしのぶだよ!」

 

「え!?」

 

伊之助の言葉にしのぶは驚いていたが、これはどういうことかあとで聞いておきたいと思いながらも奴の言葉を聞きながら警戒した

 

「それと、酷いなぁ。真面目な言葉を全部否定するなんて……俺は悲しく泣きたいなぁ。でも、俺記憶力いいんだよ?人間のときの記憶もあるしね」

 

それを言うや否奴は自分の人差し指を側頭骨を貫いていた。その場にいた俺を含む全員が引いていた

 

「側頭骨に指をグリグリとするなんて頭がいかれてますねぇ…気持ち悪いですね…」

 

「私も引きましたよ……あんなことをするなんての正気の沙汰じゃない」

 

「うぇ!?!何してんだキショォオ!!!?」

 

「(気持ち悪い……)」

 

「カナヲはあんな汚いの見てはいけません」

 

俺はカナヲにあんなのを見せては教育に悪いと思いすぐに下がらせた。子供扱いして悪いと思うけど、可愛い妹のカナヲにあんな汚いの見せれないよ!

 

「んー、あったあった!十五年前は割りと最近だね」

 

「側頭骨でいじって探るとか……普通におかしいだろ……」

 

「17、18歳の女の子が赤ん坊を抱いてやってきたなぁ、たしか旦那が毎日殴るんだってね。自分には親も兄弟もいないから頼れる処行くところもないから俺のところに来たんだよ?俺が作った極楽教はそういうかわいそうな人を保護してあげていたからね」

 

奴の言葉に偽りはないが、なにも響かないし己の自己満足のためにしか感じない。そして、やつは保護して治療をしたという

 

「うん、間違いなく君と同じ顔だよ。もっと、華奢だし柔らかな表情だけど間違いなく君のお母さんだね」

 

「俺に母親はいねぇ!!俺を育ててくれたのは猪だ!!関係ねぇ!!」

 

「君は猪から生まれたの?人間なんだから人間から生まれているでしょ?」

 

「うるせぇ、ぼけがぁぁ!それを返せ!」

 

伊之助は怒り狂いながら奴の方に飛びかかった。カナヲが助けにいこうとしていたが、それよりも早く俺が助けた

 

「まぁ、人の話は最後まで聞きなよ。こんな巡り合わせ奇跡でしょ」

 

伊之助の体を思いきり皮膚に切り刻んでいてさらに首を跳ねようとしていたので俺は伊之助ごと横の方へ吹っ飛んだ

 

「げほけぼ……戦いに冷静を余りなくすな!落ち着け!」

 

「空兄さん、伊之助!大丈夫!?」

 

「問題ない!それと上弦弐……お前は人ではないから俺にとっては別に最後まで話をきく必要はない!」

 

拳の呼吸 弐ノ型改 烈散切り

 

奴の方に遠距離で仕掛けるとやつは扇で弾いていた。だが、それは俺の狙いで俺は伊之助を抱えながらしのぶ達の方へと下がった

 

「酷いなぁ。あ、話を続けるね!正直君のお母さんを食べるつもりはなく、心の綺麗な人がそばいにると心地いいだろ?あ、彼女は……そう琴葉は頭が悪い代わりに歌声がよかったなぁ。君を抱いてよく歌っていたよ。でもどうしてだが、子守唄よりも指切り歌の方が多かったなぁ」

 

「伊之助君……?」

 

しのぶが心配そうに伊之助を呼び掛けるが、伊之助は反応を示さずになにかを思い出すように黙っていた。そして、俺達は奴の話を黙っていきいていた

 

「でもある日俺が人を食べているのを見られてしまったのさ。彼女に色々説得したけど、人殺しっていわれて逃げられてしまったのさ」

 

「……説得も聞いてくれずにそして、伊之助の母親を殺したということか……っ」

 

「うん、骨まで残さずに食べてあげたよ。家に戻っても旦那に殴られるし、一人じゃなにもできないから母子で野垂れ死にだし不幸だねぇ、琴葉。幸せな時って会ったのかな?なんの意味もない人生だった」

 

もう我慢の限界だ……このむかつく存在はどこまでも人をバカにしてどこまでも死んだ人間を……

 

拳の呼吸 陸ノ型 流星

 

俺は奴の顔を思いきり殴った。殴られた上弦弐は俺がいきなり攻撃すると思わなかったのだろうか油断していて壁の方に直撃した

 

「いたた…酷いなぁ。いきなり殴って」

 

「黙れ……あぁ、本当に黙れ。俺が……ここまで心底むかつくのはお前がカナエさんを傷つけられて以来だな」

 

血まみれで体いたい?そんなの関係ないし、そんなの今はどうでも良い……

 

「てめぇが、伊之助の母親の事を分かった風にしゃべるな。幸せな時?そんなの俺はあいつのお母さんじゃないから分からねぇがな…子が親よりも長く生きてくれることが、伊之助のお母さんは幸せだろうな」

 

「へぇ、君こそ分かった風にしゃべるね?」

 

「少なくとも人の感情を理解してないお前や無惨よりは理解できるな。そして、お前がどういう理由であれ思いきり言わせてもらおう……この下衆が……っ!」

 

「……空兄さんがなにも攻撃しなかったら私が言っていた。伊之助のお母さんは確かに私達はしらない……けれど、伊之助のお母さんは本当に伊之助の事を大切に思っているのがわかる。それをお前が壊した……」

 

「全く二人とも少しは落ち着きなさい…。その上弦弍に対する気持ちは同じですが、そんな奴のためにイライラしすぎるのは良くありません」

 

しのぶが伊之助の背中を優しく撫でながら上弦弍にきつい目で見て怒鳴ることなくそれも低く心底嫌悪感をあることを隠さずに……

 

「愛情も知らない鬼がこの子やこの子の母親を語るな……下衆が……」

 

「そうですね……空さんや皆さんの言う通り……親にとっては子は長く生きて欲しい。親よりも長く……幸せに生きて欲しい。それは親になったものだから分かること……貴方が何をいっても説得力は感じません……上弦弍」

 

しのぶと珠世さんの言葉に伊之助はゆっくりと顔をあげてさっきまでの怒り狂いながらとかはなく、眠れる獣を起こしたかのように睨んでいた

 

「…本当に…奇跡だぜ……この巡り合わせは……。俺の母親を殺して仲間を傷つけた奴が目の前にいるなんてなァァ!!謝意を述べるぜ……思い出させてくれたことをよ!首を跳ねるだけじゃ足りねぇ!テメェには地獄を見せてやる!」

 

さて……そろそろ俺も本当に覚悟を決めてあいつを……殺すための技を仕掛けるとするか……




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