鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第103話

伊之助が気合い入ったのを確認すると、カナヲも刀を構えて俺やしのぶ、珠世さんも戦闘体勢を取った。俺は腹を貫かれたが、珠世さんのお陰で今は戦える…しのぶも同様だ

 

「これ以上は余り時間をかけていられないな……さっさとあいつを倒しにいくぞ!!」

 

「はい!」

 

「さて……行きましょう」

 

「あいつに地獄を見せてやる!!」

 

俺の言葉に全員が目的をひとつにして、あいつを殺しにいくことを決意した

 

「ふふ、伊之助だったかな?伊之助は猪に育てられた割には難しい言葉をよく知ってるね。だけど間違えたことも覚えてるね」

 

「あ?」

 

「この世界には天国も地獄も存在しないよ。人間による空想話……なぜかわかる?」

 

「知るか!!」

 

「おいおい、即答かよ。まぁ、俺は優しいから教えてあげるよ。現実では真っ当に生きてる人間でも理不尽な目をあうし、悪人が遡って面白おかしく生きて甘い汁を啜っているからだよ」

 

奴の言葉に確かに一理はある……真っ当な人間が理不尽を味わうと言うのは事実ある訳だし、そこは否定しないが……

 

「理不尽に人の命を奪っている鬼がそれを語るな。そんなの説得力がないし、お前はこいつの家族を殺してる以上、人を語っても意味がない」

 

「えー、そうかな?でも天罰が下らないだからせめて悪人は死後地獄にいくってそうでも思ってられないと精神的に弱い人はやってられないでしょ?つくづく人間は気の毒な存在だと俺は思うなぁ」

 

「地獄がねぇなら俺が作ってやる!ごちゃごちゃうるせぇんだよてめぇは!俺の母親を不幸みたいに言うんじゃねぇよ!!」

 

伊之助はその言葉を聞いて怒りながら突撃仕掛けていた。俺達も伊之助に追いかけるように走り込んだ

 

血鬼術 凍て曇り

 

「あれを吸うなよ」

 

「そんなのはわかってらぁ!!」

 

獣の呼吸 拾ノ牙 円転旋牙

 

俺の言葉に伊之助は自信満々に遠距離で獣の呼吸を使って二刀を高速で回転させて相手の攻撃を防ぐ。そして、俺とカナヲが接近仕掛けた

 

花の呼吸ーー

 

「そう簡単に君たちの攻撃はさせないよ!」

 

「っ!」

 

上弦弍は後ろから近づいたカナヲを攻撃するとカナヲはその攻撃を刀で防ぐも反動がすごかったのか飛ばされた。カナヲの事は心配だが刀で攻撃を防いでるからこちらの攻撃を続けないと!

 

「良いね、良いね!こんな時間は本当に楽しいけど……よっと!」

 

上弦弍が上の方に飛び、俺たちは上の方に振り向き伊之助はその逃げる姿勢に怒鳴っていた

 

「てめぇ!!逃げるのかよ!?」

 

「ごめんねぇ、少し用事ができたので俺との遊びはおしまい」

 

「そう簡単にいかせると思いましたか?」

 

「そういや、君がいたね!いきなり刀をつき出されたのは驚いたよ!」

 

「しのぶばかりみてるなよ!」

 

俺はあるものを思いきり投げると奴の腹部に刺さったが……

 

「ん~?なにか飛び道具かな?」

 

「っち、やはり貫かれてもそのまま再生かよ…。というか体内に取り込みやがった………」

 

そう簡単に腹部で貫かれても行動は止まらないと言うことがわかっていた。おれとしのぶは地面に着地して奴を見上げた

 

「ふふ、このまま遊んでいきたいけど…殿が殺られてしまったから時間がないや。だから……」

 

血鬼術 結晶ノ御子

 

「この子達と遊んでね」

 

「ハハハッ、なんだそのショボいチビ」

 

「っっ、全員構えろ!!こいつは見た目小さいが本体と変わらない強さがある!!油断をすればこちらがやられるぞ!!」

 

「「「!」」」

 

血鬼術 散り蓮華

 

こいつとは何度も戦ったことがある俺の言葉に全員気を締めていてた。すると、それぞれが同じ血鬼術を解き放って全員が防ぐ体勢をすると奴が解き放った五体のうち三体が俺の方に向かってきた

 

「なっ!?」

 

「手負いから先に追い込むのが基本だろ?のこりの2体はその3人お願いね」

 

そういうや否俺の方に奴の人形の三体がこちらに走ってきた。そんな、俺を見たカナヲが叫ぶように俺の方に声かけてきた

 

「(まずい、空兄さんは治療を受けていても全身の状態が万全ではない!!)空兄さん、今助けにいきます!!」

 

「っっ!駄目だ!!」

 

「っ何で!」

 

「ただでさえ、1体手強いのにこいつらが纏めてしまえばより危険だ!しのぶとカナヲと伊之助でその2体をたのむ!!」

 

拳の呼吸 零ノ型 解除

 

じつをいうと拳の呼吸零ノ型解除は長い時間を保つのは本来は厳しい。だが、休憩した時間でまた気持ちを新たに攻撃しかけやすくなった

 

「本体であろうがなかろうが邪魔するのならここでぶちのめす!」

 

血鬼術 蔓蓮華

 

拳の呼吸 肆ノ型 炎天

 

人形2体が仕掛けてきた蔓蓮華に俺は拳の呼吸肆ノ型炎天で手足で攻撃を防ぎながら、残り一体の方を警戒していた。すると、そののこりの一体が後ろから血鬼術粉凍りを仕掛けてきたので、俺は呼吸を押さえて上の方に思いきり飛ぶと3体とも俺を狙いに定めて散り蓮華を仕掛けてきた

 

「っ!」

 

拳の呼吸をすぐにしようにも下のほうで粉凍りを放たれたせいで下手に今呼吸をすれば肺がやれると思い全身に防ぐ体勢で取ったが、奴の散り蓮華の攻撃にまともに喰らい思わず苦痛漏らした

 

「ぐぁぁぁあっ……!?!」

 

「空!!」

 

「チビ黒!!今助けにーー「来るな!!」っ!?」

 

俺は地面に着地し、直ぐに血で見えにくくなった視界を拭いて直ぐに伊之助達に声かけた。助けに来るのはいいが、三体相手している今の方が効率良いと俺は考えてるから助けは今はない方がいい!

 

「この程度の敵で……本体じゃないこいつらに下手に増援はいらねぇ……俺は……俺は……!」

 

拳の呼吸 漆ノ型 空撃破動

 

「俺は鬼殺隊、拳柱夛田空だ!!この程度の敵にお前達に負担かけてられるか!!!」

 

俺が一体の方に狙いを定めてより早くより鋭く攻撃を仕掛けると、その一体はヒビが入っていた

 

「思った通りだ!全員、こいつは本体と比べて再生する力はない!!っらぁ!!」

 

「なるほどな!といいたいが、本体と変わらない強さで凍る攻撃とかありかよ!」

 

「それがこの上弦弐という鬼と言うことだよ!まずは一体、拳の呼吸 参ノ型 獅子落とし!」

 

俺が一体倒すと直ぐに顔をあげて上弦弐がゆっくりと出口の方に向かうのが確認できたので、こいつらを相手するには時間がかかる!

 

「上弦弐ぃぃ!!」

 

拳の呼吸 陸ノ型 流星

 

「え?一体倒して此方に向かってきたなんてむちゃくちゃだなぁ。でも……」

 

「「空/空兄さん!」」

 

カナヲ達の声が聞こえると共に奴の人形が俺の体を思いきり扇で刺した

 

「っぅ……」

 

「残念だったね。速い攻撃で接近仕掛けたのはいいけど、人形もまた速いのだよ?」

 

普通なら俺は動けないという刺されて死ぬだろう……だが、それは現実ならではの話だ

 

「「「「え?」」」」

 

その場にいる全員が驚いていた。なぜなら刺されてしまったと思われた俺が溶けてしまったのだから

 

「がっ……俺の腹部に……腕が……!?」

 

血鬼術 視覚夢幻の香

 

「空さんが稼いでくれた時間が助かりました」

 

珠世さんが上弦弐の腹部を思いきり貫いてなにかを仕掛けていた。そして、珠世さんは上弦弐から距離をとると共に本当の俺は珠世さんのそばに立っていて……

 

「お前達が攻撃したのは珠世さんの仕掛けてくれた幻覚だ。お前が俺にしたことの仕返しだ……ぶっとべ!」

 

「(だから今の今まで……!?)がはっ!?」

 

俺は上弦弐を思いきり出口を遠ざけるために壁の方へと飛ばした。すると、しのぶがずっと出していた刀を閉めた

 

「いたた……え………?」

 

上弦弐が殴られた顔を思いきりふこうとすると己の異変に気づいた。それは自分の体が溶け始めていることに……そして、これこそが俺達が狙っていた作戦だった……




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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