鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第105話

俺の拳の呼吸終ノ型鳳凰は本当の最終手段でもあり、命がけの手段となる技だ……。俺は上弦弐の首が跳ねられたのを見て、だんだん自身の限界も近いので片膝ついて呼吸も荒くなってたが奴の状態をみて困惑した

 

「うそだろ……首切られても尚まだ動く気か……?!」

 

首を跳ねられていても奴の体はまだ消滅していなかった。そんな状態を見てここで何もないと判断するのは違う……

 

「鳳凰は全身に負荷をかけすぎてきついが……やつを殺すためなら……もう一度…っ!?…ごほっごほっ!!!」

 

「空!(まずい、止血の呼吸ももう追い付かないほど傷が深い!!それ以前に腹を貫かれてもあんなに動けたのは奇跡……!)」

 

「まだだ……完全にやつを殺すまで……俺は戦う!!!」

 

「空兄さん、もう動かないでください!!これ以上動いたら兄さんが……っ!」

 

カナヲも奴が少しずつ再生しかねているのをみて全員がまだ終わってないのが理解してる。だが、奴の体は崩壊し始めてるからもう少しで終わるはず

 

「…たたか……いに…まけて……も……せめて……」

 

奴の体はもう本来は動けないはずなのに扇を閉じて思いきり俺達の方向に向けていた。その速度は速く全員が動けない中、奴が向けていたのは俺の大切な幼馴染みだった

 

「……え……」

 

しのぶも動くのがもう限界だったのか奴の攻撃の反応に間に合いそうにない。このままでは、俺はまた誰かを失うことになる……

 

「(ふざけるな……そんなふざけた結末……許さない!!絶対にしのぶもカナヲも失わせるかよ!)あいつらを失う未来なんて考えられない……動け……動けぇぇ!!おぉぉぉぉぉ!」

 

俺は全速力で走りしのぶから俺の距離まではそんなに離れていない。だから、俺は最大限まで呼吸が崩壊してもいいと思う気持ちてしのぶの方に走り…………

 

そして…………

 

この上弦弐の部屋に刺さる音が響いた………

 

「(な、せめて俺が死ぬなら女の子をつれて死にたかったのに………!何度も何度も邪魔を……!!意地でも彼みたいになりかけていたのを狙ったけど……もう無理だ……雑魚の俺は負けたというのか………あぁ何も感じないや………)」

 

上弦弐が消滅する時に俺の方を向けて憎悪の顔をしていた。対する俺は奴の目線をはずすことなく、口元から流れる血が感じながらも目をそらすことなく笑って……

 

「はっ……ざまぁみろ………糞野郎……お前の………望みは最後まで邪魔をできた俺の勝ち……だ……ゴフッ……」

 

「空さん!!!」

 

「空兄さん!」

 

「…………そ……ら…………?」

 

俺は奴がゆっくりと消滅するのを見届けて俺はしのぶの前でゆっくりと地面の方にへと倒れていった………

 

「空ぁぁぁぁー!!!!」

 

地面に思いきり倒れた俺を見た俺の幼馴染みのしのぶが今まで聞いたことがない声で叫び俺を抱き締めていた

 

「空、空!!駄目です、勝手に死んではいけません!!珠世さん、治療道具を!」

 

「はい!!」

 

「空兄さん!」

 

「おい、チビ黒勝手に死ぬな!?おい!!」

 

仲間の声が聞こえるが、俺は自分の状態がどういう状態なのか自分が一番わかっている。しのぶも珠世さんも俺を助けようとしているが、それは時間の無駄だ

 

「空の血が止まらない!伊之助君、カナヲ!そこに止血するための破れた服を使って空の体に出ている血を押さえて」

 

「はい!」

 

「任せろ!!」

 

どうあがいてもあんな傷を負えば、俺の体はもう助からない。それにこの後の戦いをしのぶ達はまだまだ残っているのだから…俺は心を鬼にして…止めた

 

「し……しのぶ……もういい。珠世さんも……」

 

「いいわけないでしょ!?助かるかもしれないのに何を諦めてるの!?」

 

「…しのぶ………お前ならわかっているはずだ……俺の状態がもうどうなのかを…俺はどうあがいても助からないということを……多くの患者を診てきたお前なら…珠世さんも……気づいてるはずだ」

 

「っっ……(空さんの言う通りこの戦いで無茶を重ねて重ねての限界と刺さり具合と出血……これではもう厳しい……っ!悔しい……恩人を目の前に死なせてしまうなんて……!)」

 

「空兄さん、いやだ…いやだ!死なないで!!」

 

「何勝手に諦めてるんだよ!!てめぇの帰る場所にはカナエやアオイとかのいる場所だろ!」

 

カナヲも泣きくじゃりながら、伊之助は俺が生きるのを諦めてるのを感じて怒っていた。本当にこの二人は俺のいつも想像を遥かに越えて成長してくれていたな……

 

「……全員……俺の……最後の……言葉を……聞いてくれ」

 

「ふざけるな!!まだ生きれるだろ!諦めるんじゃーー「……伊之助君……!空の最後の……言葉を聞きましょう」……しのぶ……?」

 

「カナヲも……珠世さんも……空の最後を……っっ」

 

「っ……」

 

しのぶの悲しそうな声に二人とも察したのか静かになり、俺は仰向けになりながらもしのぶが膝枕してくれた

 

「はは……まさか……お前が膝枕してくれるなんてな……。本当に俺は……贅沢だなぁ……」

 

「そうね……」

 

「伊之助……」

 

俺は右の方にいる素顔の伊之助を見ていると伊之助は小さく涙を流していた。俺は伊之助に優しく語りかけた

 

「お前は強く優しい子だ……自己中に見えて回りをよく見えて周りを引っ張る素質がある……さすがはあいつらの親分伊之助様……だな」

 

「は……当たり前だろ……親分だからな……」

 

「そうだな……親分なら……子分の頼みを聞くものだろ……お前が……今この場にいるお前がしのぶや珠世さん、カナヲを守ってやれ…。お前の母親によって生かされたその命は守り抜け…」

 

「おう…おう…」

 

「強く……優しくまっすぐ最後まで生きろよ…約束しろよ…」

 

「おう……だから、だから死ぬなよ!子分なら親分をおいていくなよ!」

 

「はは………そうだよなぁ…でも、さすがの俺も…限界みたいだから……あとは頼んだぞ……。次は……珠世さん」

 

「はい」

 

俺は伊之助に伝えたいことを伝え終えると今度は鬼でありながら同じ共通の目的があり短い期間だったが俺は少なくとも仲間として認めている珠世さんを呼び掛けると珠世さんは正座しながら俺を見つめていた

 

「貴方とは短い期間でしたが……俺は貴方を鬼殺隊の仲間として認めてます……そして、貴方は誰よりも強い女性だ」

 

「……いいえ、そんなことありません……貴方を助けれない……それがどれ程悔しいと思いますか……貴方は本当に自分勝手ですよね……私には死ぬなといいながら貴方は死ぬのですから」

 

「はは……俺はバカな生き物ですからね……何も考えないで……動くときもあるのですよ……無惨決戦後……生きていたら……しのぶ達のことをお願いします……」

 

「……はい……」

 

珠世さんの返事に俺はひと安心した。これで。俺がいなくなってあの子達のケアはしてくれるだろう。まぁ、他の仲間がしてくれるかもしれないがなぁ……

 

「カナヲ……」

 

今度は俺のこの世で大切な家族でもあり幼馴染みの妹でもあり俺の妹であるカナヲの名前を呼ぶとカナヲは小さく涙を流していた

 

「こら……泣くな、泣くな、……せっかくの美人顔なのに泣いてダメだろ…戦いにも勝利したのにな…」

 

「空兄さん……いかないで……お願い!」

 

「そうだな……可愛い妹の頼み聞きたいところだが……そのお願いは……聞けそうにないな……」

 

「そんな……嫌だよ……空兄さんがいなくなるなんて……」

 

「カナヲ……俺がお前の目の前からいなくなるのは申し訳ない……だが、お前にはお前を支えてくれる大切な人が……家族がいるだろ……お前が心のそこから大切に思える人は………きっと………お前を幸せにしてくれる………」

 

カナヲにそれを伝えるとカナヲはさらに嗚咽を漏らしながら泣いていた。そして、俺は最後に本当に長い………長い付き合いの幼馴染みに話しかけた

 

「本当に空はいつもいつも勝手に消えるのだから……私のせいで消息不明になったときも………手紙を寄越さないのだから」

 

「その手紙を出したらお前は俺を探すだろ……」

 

「そうね。今度もそっちにいって出さないつもり?」

 

「さぁな……なぁ……しのぶ。おぼえてるか……俺が初めてお前達とあった日の事を」

 

「……勿論よ…気がつけば長い付き合いになったわね…」

 

「あぁ……本当に今更だが……広い世界をつれていってくれてありがとう……」

 

「本当に今さらね……えぇ、どういたしまして……」

 

「そういや……実弥とカナエさんがこの戦い終えたら結婚するのかな……。しのぶ……は姉の結婚式に泣くなよ………」

 

「うるさい……」

 

「はは……義勇……と仲良くしろよ……」

 

「えぇ……仲良くするわよ……」

 

「そうか……蝶屋敷の子供達は今まで通り頼むな……」

 

「任せなさい……あの子達にはどこぞの馬の骨の男に簡単に花嫁させないから任せて」

 

「安心した……真菰と錆兎はどんな子供を……育てる……のだろうな………今この場にいない元柱達も………ゴホゴホッ……」

 

俺は走馬灯のように次々とこの戦いに参加できてない面子がどんな未来になるのか俺は楽しみでしかだない……

 

「……俺の部屋の大切な場所に俺は色々なものをいれてる……そこを蝶屋敷全員で頼む」

 

「はい……」

 

「……はぁ……しのぶ……少し耳を貸せ……」

 

俺はだんだん大きな声を言いにくくなってきたのでしのぶに耳を貸してもらうことにした

 

「ーーー」

 

「!……空、だから貴方は……」

 

「頼んだぞ……しのぶ……はぁ……今まではあの鬼を殺すために頑張ってきたが……もう…いいよな………ごほごほっ……」

 

「…空………空………っ」

 

俺はだんだん視界がボヤけてきて、目の方に写ってきたのは幼いときに初めてあったときのしのぶやカナエさんが俺を呼び掛けていたときだった。そして、その先には…… その先には……

 

あぁ………………ただ…い……ま…」

 

俺はそれを言うと共に俺の瞼は重く閉じた……。もうなにもかも感じれずに……深い眠りへと……




ここまで読んでいただきありがとうございます!
少し今週は忙しくなりそうなので投稿できるかわかりませんが、これからも宜しくお願いします!
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