鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第109話

私は冨岡さんたちと別れてすぐに炭治郎君の治療を珠世さんと協力してやっていました。この状態ははじめてみますが、絶対に炭治郎君を死なせません

 

「無惨の毒は私が一番長く見てました。あの男の攻撃は自身の血を混ぜて猛毒となると昔も言ってました。まぁとうの本人は、それすらどうでもいいから忘れてるでしょうが……」

 

「では、対策はいくらでもありますね」

 

「珠世様!……と、女狐か」

 

「あら、ずいぶんなご挨拶ですね。珠世さん、一回この子を本当にお仕置きしていいでしょうか?女性に対する口の聞き方がなっていませんので」

 

「なんだと?珠世様の美しさにひれ伏せない女狐がーーっとそんなことは今はおいとこう。この男の治療をするのだろ?俺も協力する」

 

あら、意外と今の状況を冷静に見極めてるというのは関心、関心。ですが、この戦い終えたら必ずお話ししましょう……

 

「では、すぐに珠世さん達は炭治郎君の治療をお願いします。玄弥君は……今すぐにその人間に戻る薬を刺します」

 

「え?いや、俺はまだ……」

 

「無惨の動きを止めるためには必要。たしかにそうですが、今の君の体はこれ以上負荷すれば危険です。あとは、お兄さん達に任せてあげてください」

 

「……分かりました。確かに今の俺が何しても足手まといです。けれど、戦いは止めませんよ」

 

「えぇ。……どうやって生き延びたのですか?」

 

「霞柱様が戦いの最中に攻撃したあと可能な限り下がるようにしろと言ってました。そして、兄貴達と連携して……ただ、霞柱様はもう出血が酷すぎて…助かりませんでした」

 

「そうですか……空に続いてあの子も……」

 

「あ、すいません……空さんは……」

 

玄弥君は空とも面識があったのか気まずげに顔を背けていたが、私は気にしてない

 

「空は生前貴方の事もすごく気にしていたのよ。何度か話してもらっていたのですよね?」

 

「はい。呼吸を使えない場合の戦いや生き方も……戦略も教えてくれました」

 

「空らしいですね。柱稽古の間に空は隠にも生きる術を教えていたみたいです。本人は万が一の最悪なケースのためにも理解してほしいと言ってました」

 

そう、空は柱稽古期間中に隠達に最悪の事もあるから生きる術を教えていたみたいだ。そして、これは私たちが知らない何かを空は教えていたみたいだ

 

「これで大丈夫です。玄弥君は戦いたいでしょうが、今は炭治郎君が目を覚ますまで護衛を……私は今から炭治郎君の治療を協力しつつ、皆さんの薬を作り上げます」

 

「分かりました!」

 

「今の私は戦うのは厳しい状態です…。仮に私が戦えても呼吸を使えるのは一回だけでしょう」

 

「……」

 

私の言葉に彼はなんとも言えなさそうな顔になっていた。空を失った上に呼吸もままにならないで戦えないというのはどういう気持ちかは私自身にしか分からないですが、彼は何かを感じ取ったでしょう

 

本当に今すぐにでも、空の力が必要ですよ……

 

 

 

 

炭治郎side

俺は先祖の過去を見てそこら急激に真っ暗になり歩いていると、後ろから懐かしく優しい言葉が聞こえた

 

「いやいや、何でお前がここに来ている?周りを把握するためにのんびりと歩いてると、予想外の人物がいて動揺してるんだが…来るにはまだまだ早いだろ…」

 

「この声は……空さん!」

 

振り向くと鴉から空さんの訃報を聞いていたのだが、今いる目の前の空さんは……?

 

「あぁ、死んでるぞ?というか、ここに俺がいる理由はお前をこの世界から引き返させるためだ」

 

「俺のため?」

 

「そうだ。ここは生と死の狭間だ。現実では恐らく、伊之助やカナヲも善逸も戦っているだろう。だが、お前はこんな暗闇にいる場合ではない。さっさと戦場に戻ってしのぶ達を助けて無惨を殺せ」

 

空さんは生前と変わらずに優しそうな顔で俺にこの状況を教えてくれた。どうやら俺が空さんと話せるのは生と死の狭間だからかもしれない

 

「でも、どうやって……」

 

「強く目を覚ますことを念じたらいいだろ?……炭治郎、お前なら無惨を殺してくれると俺は信じてるよ」

 

「それで戻れるなら、空さんも俺と共に現実の方に…」

 

「無理だ。俺はすでに死んでる身だからな…しのぶ達には申し訳がないがな…」

 

「そんな……俺はまだ何も貴方に恩を返せないのに……」

 

空さんは悲しそうに目を伏せていた。俺はこの人に何も助けることができなくって悔しく涙が流しそうになっていたら、空さんが否定していた

 

「いいや、それは違う。俺はお前に多くの事を感謝してる……」

 

「感謝?」

 

「ふふ、それを今言ってもきりがないからこの話は置いとこう。炭治郎」

 

「はい」

 

「あの人を不幸をさせる奴に教えてあげろ。今を生きる人達の強さと誇りを……そして、無惨に殺された人々達の無念をお前が晴らせ!」

 

その言葉と共に俺は暗い世界から明るい世界へと変わってきた。そして、空さんの方を見るともう見えなくなっていたが声だけは聞こえた

 

「無惨を殺せずに、こっちに来たら拳骨な。ついでに、カナヲやしのぶ達を泣かしたら十倍強く殴るから覚えとけ。……いや、生と死の狭間だから今の言葉を覚えてくれてないかもな……実際はどうなのかは知らんけど…」

 

「空さん……ありがとうございます!」

 

俺は空さんのアドバイスを胸に俺は眩しい光へと走っていった………必ず無惨を俺達で殺してみます!

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!
これからも宜しくお願いします!
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