鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第113話

炭治郎side

俺は生と死の狭間で空さんに託された未来を守らないといけないと思い、目を覚ますとカナヲが無惨に殺されそうになっていた

 

『無惨を殺せずに、こっちに来たら拳骨な。ついでに、カナヲやしのぶ達を泣かしたら十倍強く殴るから覚えとけ。……いや、生と死の狭間だから今の言葉を覚えてくれてないかもな……実際はどうなのかは知らんけど』

 

俺は空さんの言葉を思い出しながら絶対に空さんの代わりに俺がカナヲを守ると決めたのだから……だから、カナヲが無惨の手で死ぬなんてなるのは俺が許さない

 

ヒノカミ神楽 輝輝穏光

 

地面から炎が立ち上がる広範囲に広がる斬撃で、鬼の体を焼き斬る技。これは、先祖の夢で見たお陰で知った技だ……

 

「炭治郎……炭治郎」

 

「うん、ごめん……遅くなって……」

 

カナヲの泣いてる顔を見て俺はものすごく申し訳ない気持ちになった。空さんに託された大切な存在でもあるカナヲを見て必ず俺がこの戦いを終わらせよう……

 

「無惨……終わりにしょう」

 

「……ずいぶん醜い顔になった、竈門炭治郎。これではどちらが鬼か分からない物だ」

 

無惨の言葉を聞きながらも、俺は心の中で縁壱さんに感謝していた。あの人が信じて逃がした珠世さんが、今俺たちの助けにもなっているし、無惨の体を造り見て確信したことがある

 

「死に損ない亡霊が……」

 

無惨の鞭のような攻撃を振るってきたが、俺は焦ることなく落ち着いて対応していた。迫って回避厳しいものにはヒノカミ神楽で応戦してそれ以外は極力振るわず回避していた

 

『いいか、炭治郎。長期決戦になったときは無闇に刀を振るうな』

 

俺は回避しながらかって、空さんが俺に個人稽古をつけてもらったときのことを思い出した。あのときはまだ全集中ができてない時に空さんが教えてくれたことだ

 

『何でですか?迫ってきた攻撃にできるだけ刀で削ったりする方がいいのでは?』

 

『まぁな。だが、例えば異常に頑丈な相手や、異常に体力ある敵だとそうもいかないだろ?体力がかなり消耗するだけだからな』

 

『確かに……』

 

『そういう相手の時は、冷静に回避をとりつつ厳しいものには切り落として接近していけ。そして、意表を突くように相手を攻撃しろ』

 

そして、俺はそれを脳裏によぎりながら無惨の懐に潜り込み……

 

日の呼吸 円武 裂日紅鏡

 

無惨の攻撃を回避しながら、無惨の所まで近づき攻撃の手を休めないように……

 

火車

 

無惨の体を切り裂くように攻撃しかけるが、それよりもはやく無惨が鞭で防いでいた。だけどこれで確信した

 

「(全ての十二ノ型を繋げることで無惨を倒せる手段に繋がる……!)」

 

「しつこい……!」

 

緑壱さんが教えてくれたその方法で無惨を倒せるのが近づくなら俺は続けていく!!俺は長男だ!無惨を倒すことに諦めてはいけない!!

 

「おおおお!!」

 

日暈の龍・頭舞い 火車

 

六つ!ヒノカミ神楽で日の呼吸は十二の型がある!今でやっと半分だ!!

 

『俺は君の妹を信じる。鬼殺隊の一員として認める。命をかけて鬼と戦い人を守る者は、誰が何と言おうと鬼殺隊の一員だ」』

 

俺はあの日、無限列車の下弦壱の鬼を倒したあとに上弦参が襲撃来たときあのときの俺はなにもできずに空さんもボロボロになっていた

 

『胸を張って生きろ己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ。歯を食いしばって前を向け,君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれない』

 

『俺が、もし戦えなくなっても死んでも気にするな。柱ならば、後輩の盾となるのは当然だ柱ならば誰であっても同じことをする、若い芽は摘ませない。そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。俺は信じる、君たちを信じる』

 

そうだ、俺はあの人に託されたのだから……!戦えなくなった煉獄さんやここにいない時透君や宇随さん達にも……!

 

『こいつら三人とも俺の優秀な継子だ!!』

 

『うん、炭治郎!いい筋だよ!』

 

二人も上弦相手に命を懸けて戦ってきたのだから!あの二人はどんだけ辛くっても立ち上がっていたのだから!!

 

『お館様の意向もあり彼は今この蝶屋敷で君たちを指導してます。炭治郎君……君がこの蝶屋敷でいることで空も楽しそうに君を指導してます。炭治郎君……君は絶対に死なないでくださいね?空は君の事をすごく気に入ってますから』

 

『いつか私達の夢を託せる人がいたら託そうと話したの』

 

灼骨炎陽 

 

しのぶさんのあの日の夜に約束した絶対に死なないこと!そして、カナエさんの夢を俺は託された!なほちゃん達やアオイさんの思いもカナヲの思いも俺は背負っている!

 

陽華突  

 

『判断が遅い!鬼はそう簡単に待ってくれないぞ!』

 

『炭治郎、俺はお前を一人の男として信じるぞ』

 

『ふふ、早く人間に戻った禰豆子と炭治郎と皆とで鬼がいなくなった世界でどこか行きたいね』

 

『炭治郎、稽古するぞ』

 

鱗滝さんはいつも修行をしてくれていたときに俺が判断遅かったら厳しい叱責が飛んでいた。そのお陰で今がある!それに俺は錆兎や真菰、義勇さんにもたくさん支えられてきたのだから!!

 

日暈の龍 頭舞い

 

なんとか十二の型を繋ぐことができたがもっと早く!もっと切り込まないと!!

 

『あの人を不幸をさせる奴に教えてあげろ。今を生きる人達の強さと誇りを……そして、無惨に殺された人々達の無念をお前が晴らせ!』

 

『ありがとう』

 

生死の狭間での空さんの激励の言葉と緑壱さんのあの優しい笑顔……俺は無惨を倒すためにもあの人たちのためにも……

 

「おおお!!」

 

繰り返せ!この十二の巡りを夜明けまでに続けるんだ!!

 

『心を燃やせ!』

 

煉獄さん、おれは必ず無惨を殺すまでは心の炎を燃やし続けます!!

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします
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