鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第116話

さっきまでそこにいた無惨が消滅した……これは、血鬼術とかではなく、鬼舞辻無惨は事実上太陽の光に浴びて跡形もなく消滅した……

 

「やった……無惨が消滅した……といういうことは…」

 

長きにわたる夜の決戦……もとい、鬼殺隊と無惨が率いる鬼達との戦争は……

 

「やったぞーーーーー!!無惨が……鬼達が消滅したぞおぉぉぉ!!」

 

「「「「おォォォォォォォ!!!!」」」」

 

一人の隠が声あげるとともにその場に戦っていた声が辺りに響いていた。そして、無惨を倒したと言うことで嬉しく泣き崩れるものもいれば感無量で空を見上げるものもいた

 

「皆さん、喜び合いたいのも分かりますが、すぐに負傷者の手当てを!カナヲは……」

 

「しのぶ姉さん、私は伊之助の治療をしてきます!そのあとには動けない人たち何人かを……」

 

「お願いします。他に動けるものは、薬を使ってください!日陰に私達の協力者もいますので、そこに何人か回してください!大丈夫ですあの人達は私たちの味方です!」

 

私がそう指示すると、隠の一人が大慌てで私の方に駆け寄ってきた。そして、その呼び出しに私は血相変えて急いで走ると……もう、満身創痍で動けない状態になっていた岩柱悲鳴嶼行冥さんがいた

 

「悲鳴嶼さん……」

 

「胡蝶か……」

 

悲鳴嶼行冥さんはかって私と姉を助けてくれた命の恩人で私達を鬼殺隊へと導いた恩人でもある。出血の具合を見てもこれは……

 

「胡蝶……いや、しのぶ……お前はわかってる筈だ……私の今の状態がどうなのかも……それに……痣を発現させた私はもう助からないだろう……」

 

「……っ……」

 

「しのぶ……少しこちらによりなさい……」

 

「はい……」

 

悲鳴嶼さんのお言葉に私は聞こえるように近くへいくと、私の頭には大きな掌が乗っている感触がしたので顔をあげると、悲鳴嶼さんは今までにない穏やかな顔でした

 

「しのぶ……これからは鬼がいない時代だ……私や……今日生きれなかった者……そして、おまえの大切な幼馴染みの空の分まで……生きなさい」

 

「悲鳴嶼さん……」

 

「カナエにも……伝えておいてくれ……」

 

「はい……はい!私はしっかり生きます……!でも、悲鳴嶼さんにはまだ私は何も恩を返せていませんのに……っ!」

 

「お前達が生きてくれてることが……すでに私の恩返ししてくれてる……」

 

悲鳴嶼さんの言葉に私は溢れる涙が止まらずに、空に続いて悲鳴嶼さんも失うことになるなんて……

 

「あぁ………では………行こう……」

 

「悲鳴嶼さん……?悲鳴嶼さん!胡蝶様……」

 

「…………」

 

「そ、そんな……うっ……うっ……」

 

私は隠の問いに静かに首を降ると隠もその意味がわかり泣いていた。私も静かに嗚咽を漏らしながら地面の方に向いていた。悲鳴嶼行冥さん……私達姉妹はあなたに助けられたその命を必ず次の世代に繋げます……本当に今までありがとうございました……

 

 

 

不死川side

目を覚ますと暗い空間に俺は歩いていた。そして、俺が目に写る光景は弟達が楽しそうに遊んでいるのが見えていた。そして、お袋と一緒に天国に行こうとするが……

 

「我が子を手にかけてしまえば私は天国にいく資格がないのよ……」

 

「お袋を背負って地獄に歩くよ」

 

俺はそういってお袋をさわろうとすると生前からムカつく糞親父が邪魔して俺は押されて地面に落ちていった。そして、地面に何か思いきり直撃したように上を見上げていくと、呆れた声が聞こえた

 

「おい、こら。何でお前がここにいるんだよ………」

 

俺は落ちた方向から声が聞こえた方向に振り向くと、そこには生前から知り合いだった空の野郎がいた

 

「空、てめぇ!?というか、ここは……」

 

「あのな……お前が今ここにいる空間は生と死の狭間だ。俺がここにいるのは、間違えて天国にいかないようにここで追い返すためにここにいるんだよ」

 

「はぁ!?てめぇがここにいるならテメェも生き返れるだろ」

 

「無理」

 

「即答する!ゴラァ!!」

 

「大体、生と死の狭間で知り合いに頻繁に会う方が本当はおかしいのたが……お前がこの世界に来るにはまだまだ早いだろ。本当にどいつもこいつも、何で死んでから俺はこう友人を追い返すことが増えてるんだよ……せめて、おじいさんになって孫に囲まれてから此方に来い」

 

「…テメェが死んだとなれば間違いなくカナエさんが悲しむだろうがァ…この馬鹿が…」

 

おれがそういうと、空は本当に申し訳ない顔で辛そうに俺の方を見ていた。俺はその表情で奴はもう本当に助からずに死んだのだと悟った

 

「……なぁ、実弥……」

 

「ぁ?」

 

「俺の代わりに多くの世界を見てきてくれ。そして、しのぶ達に託したが、あいつ無理に我慢することがあるからカナエさんとともに見てあげてくれ。それとカナエさん達を頼むな。……お前にしか頼めないこともあるんだよ」

 

「……任せろォ……」

 

俺がそう答えると空は安心した顔になっていた。そして、俺の辺りが明るくなっていくと空は何か分かったのか教えてくれた

 

「さて、どうやらお前はまだまだ生きれそうだな。いいか、痣になっても死ぬことを考えるな。きっとしのぶやカナエさん、そして多くの人たちが助けてくれる筈だ……」

 

「テメェは天国にいくのか?」

 

「まさか、まだまだいけないだろ。俺はとりあえず…無惨に殴ってからどっちになるかだな。今この空間いることが本当は問題なのかもしれんがな……」

 

「無惨を殴るって………まぁ、俺はそれしても構わないから頼むけどよォ……」

 

無惨を殴る……まぁ、こいつならやりかねないな。なにせ、一人で旅に出ていって鬼を殺しまくってきた男だからな

 

「まぁ、そういうわけでお前はここに来るにはまだまだ早いのと俺はこれから無惨をぶん殴ってくる。お前と会うのは又いつかあの世でかもな……責務お疲れさま、風柱不死川実弥」

 

「……」

 

俺はそれを答える前に光に包まれた。その最後の移った空の顔は本当に安心した顔で俺を見届けていた

 

てめぇもすごかったぜ……あばよ、拳柱夛田空。そして、俺の友よ……




ここまで読んでいただきありがとうございます!
これで今年最後の投稿はおしまいです!なんだなんだで長いこと毎日投稿できたのが驚きました
来年は作者もですが皆さんが笑顔な一年になりますように……
では良い年こしをです
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