鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第120話

あの無惨との最終戦から数週間経過した。蝶屋敷は、あの日以降涙を流すことがなく皆それぞれの仕事をかかりつけていた

 

「アオイ、本日の仕事はここまでです。もう、しのぶ達は鬼を倒しに行かないで良いので、晩御飯の用意をしましょう」

 

「は、はい」

 

「わ、私も手伝います!」

 

「カナヲは、まだ怪我人なのだから安静!なほ、きよ、すみ。カナヲを安静するように見張っといて!」

 

「「「はい!」」」

 

私はその様子を見て密かに部屋へ出ていこうとすると姉さんが私の肩を掴んできた。そして、ものすごい笑顔だがこれは……

 

「しのぶ……まさかと思うけど、安静しないで自分の部屋から仕事を持ち出して抜け出してはいないでしょうね?」

 

「ま、まさか~……」

 

「そう……。じゃあ、部屋行って良いかしら?」

 

「姉さんごめんなさい。それだけは勘弁してください」

 

このように無惨の決戦後、皆は前を向いて毎日頑張ってる。でも時々、私もだけど蝶屋敷の皆は空の部屋にあの日以降は入らないようになった

 

「……」

 

私は部屋に戻り、死んだ人間に手を合わせていた。あの戦いで亡くなった柱も隊員も多すぎた……

 

「そっちにもう逝って数週間ですか………いまだに私達はあなたがこの帰る場所にいないことに違和感を感じます……向こうでもう私たちの弟子も会いましたか?」

 

その問いかけに誰も帰ってこないのはわかっているけど、どうしてもその答えを聞きたい。あいつの声を聞きたいと思う

 

「しのぶ様、冨岡様がこちらに来てます。こちらに招いてよろしいでしょうか?」

 

「冨岡さんが……どうぞはいってください」

 

私は許可をすると、義勇さんはゆっくりと歩きながらこちらへ入ってきた。あの戦いで片腕は無くなって大変な状態だったが、その山場も越えた

 

「夜分遅くすまないな」

 

「いえ……時にどういうご用件でしょうか?」

 

「お前は……死んだ人間と会ったことはあるか?」

 

「はっ?」

 

冨岡さんはいきなり話し始めた内容はあまりにも要領なく私は変な声を出した

 

「死んだ人間を会ったことはあるか……ですか。まぁ、無いですね」

 

「だろうな。……昔、炭治郎が会ったらしい」

 

「………え?」

 

「死んだ人間と会ったことがあると炭治郎が教えてくれた」

 

「いやいや……鬼が実在していたからとはいえ……さすがに死んだ人間と会えるというのは……普通はないですよ?頭打ったのですか?」

 

私はため息つきながら、冨岡さんの夢みたいな話についていけなかった。だけど、この人は言葉足らずだが嘘はつかないことを私は知ってる

 

「胡蝶……実は……俺は死んだ姉に会ったのだ。この間……」

 

「え!?」

 

冨岡さんのお姉さんがなくなったという話しは私は知っている。だが、その冨岡さんのお姉さんと会ったということに驚いた

 

「……最初は痣が出ているから俺はもう死ぬのか……そう思っていたが、実際は違った。血鬼術ではなく、正真正銘の姉だった」

 

「痣に関してはまだ研究していますので、勝手に死ぬのは辞めてください。しかし、お姉さんが出てきたというのに驚きました……」

 

「俺も驚いた……だが、姉は死んでからもずっと俺を見守ってくれていたそうで……お説教も受けて最期には抱き締めてくれた……」

 

「幽霊なのにさわれたのですか……?!」

 

「それは姉も俺も驚いていたが…だが、胡蝶…俺はお前に大事な話をしにきた」

 

あれ?今の今までがその話ではないということは、一体なんの話でしょうか?

 

「胡蝶しのぶ……返事はすぐではなくっていいから……俺の人生を君に預けさせてくれ」

 

「え……?」

 

「返事はすぐではなくっていいから……な」

 

冨岡さんはそれだけを言うと、部屋から出ていき残っていたのは私一人だけだが……

 

「え………?!え……?!」

 

「しのぶ姉さん、ご飯ができました………って、しのぶ姉さん!?」

 

「か、カナヲ……ど、どうしましょ……!?!」

 

「しのぶ姉さん気を確かにしてくださ!アオイ、カナエ姉さん!しのぶ姉さんが顔真っ赤にしてるから熱があるかもしれない!!」

 

そんなわけではないとカナヲにそういいたかったが、カナヲは大慌てで私を連れていった。そして、私の耳には……

 

『全く……心配して降りてみれば……』

 

私の耳には懐かしい声が聞こえてきた。一体それがなんなのか分からないがどこから懐かしい声が聞こえた……




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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