鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第123話

私は今、姉さんやカナヲ、アオイを初めとして、珠世さんや真菰さんに見つめられながら正座している。内心はどうしてこうなった!と叫びたいが、感情をコントロールできないのは未熟者、未熟者……

 

「(ふぅぅ……)こんにちは、珠世さんに真菰さん」

 

「ふふ、こんにちはー」

 

「えぇ、こんにちはです。それに私はこうして皆様と会うのはお久しぶりです。最後にあったのはあの日の最終決戦の夜以来ですね」

 

「えぇ、あのときは本当に助かりました。もしあのまま人手が足りなかったら……何人か本当に助かっていませんでした」

 

「いえ。私は私のこの命を助けてくれた三人のために私は助けると決めたのですから……」

 

三人という言葉に恐らく一人は空なのだが、あとの二人はいったい何者だろうか?そう気にしてると、真菰さんが話を切り込んだ

 

「ねぇ、その三人のうちの一人は空?」

 

「えぇ、あの方は私を鬼なのに助けたとに何て言ったかご存知ですか?」

 

「うーん、生きろとか?」

 

「えぇまさしくそうです。あの人はーー『もう、償いは何百年もしてるのだろ?だったら、無惨を死んだ後に大切な弟子と共に余生を過ごすことを考えたらどうだ?』といったのですよ?まだ、戦いも始まったばかりなのに……」

 

「あぁ、いかにも兄さんが言いそうな台詞ですね。あの人はそういうところはきっちり見ますから」

 

「うん。空兄さんは炭治郎の妹、禰頭子ちゃんもしっかりと人として見ていたね」

 

「さらに『あんた達の医療技術はきっとこの鬼殺隊解散後にしのぶ達の力になるからな。今助けて先の事を考えれば損はない』って……もうあの人の中では、先を見据えて考えていたみたいですね」

 

空は損得で動く人ではないから、恐らくそれは照れ隠しでいってるのはわかる。姉さんもその言葉を聞いてクスクスと笑っていた

 

「ふふ、そういうところは空君らしいわ」

 

「全くよ。全く……何でそういうことも考えてる時間あるのよ」

 

「あとの二人はだれなんですか?」

 

カナヲがあとの二人が誰なのか気になり質問すると、珠世さんは優しい顔になっていた

 

「あとの二人は……一人は炭治郎さんですね」

 

「炭治郎さんですか……なんとなく理由わかります。私も炭治郎さんに苦しんでいた心を助けられた一人ですから」

 

「わ、私もです……」 

 

「貴方達もですか。炭治郎さんは、私達を普通なら人間の敵…鬼としてみるのが普通です。ですが、彼は私達を一人の人間として接していただきました。時間こそは短かったですが、彼は信用していいと私は判断しました」

 

「炭治郎君は不思議な子なのよねぇ。なんか話していると自然と気を許すというか……純粋な子だよね」

 

「確かに炭治郎君は純粋な方ですねぇ。空も生前、『炭治郎の純粋な天然さはどうも、気を許してしまうというか……あれは計算してできるものではない』とぼやいてましたよ」

 

「あー、それを言うと義勇もそうだし……あの二人はそういうところは似ているよね」

 

冨岡さんと炭治郎君がにている部分と言えば……確かに純粋なところかしら?いや、実際冨岡さんは純粋なのだろうか?

 

「あとの一人は……少しだけ遠い昔の話しますね。鬼になって寿命も長いですから……」

 

珠世さんはなほ達が用意してくれた紅茶を一口のみながら目を細めていた

 

「この数百年で日本は本当に色々と変わりましたね……。昔の日本人がこの光景やこの飲み物を見たら奇妙な飲み物と間違いなく言うでしょうね」

 

「珠世さんは長生きしてると……やはり色々と戸惑うのですか?」

 

「えぇ、それはもう……。ところで、話の続きでしたね……あとの一人は私にとって生きる道筋を作ってくれたかたといっても過言ではないかもしれませんね」

 

「その方の名は……?」

 

「その方は貴方達の鬼殺隊で言うなら始まり呼吸の一人で炭治郎さんが使う日の呼吸…恐らく私が知る限りの後にも先にもでない最強の鬼殺隊ですね。名を継国縁壱」

 

「継国縁壱……日の呼吸……」

 

かって、炭治郎君が日の呼吸を聞いてきた事があったがその方の名前を聞いて私は反響するように答えると珠世さんはその人の事を話してくれた

 

「珠世さん、なぜその方が最強と?」

 

「かれは……たった一人で鬼辻舞無惨を追い詰めましたのです。しかも、無傷で……あの男を追い詰めていました」

 

「「?!」」

 

最終決戦で無惨の強さを知ってる私とカナヲは目を見開き驚いていた。あの無惨をたった一人で追い詰めることができるのはかなりの強者……いえ、確かに強すぎます

 

「あの方は無惨をあと一歩と追い詰めてましたが、あの男は惨めにも分裂して逃げてしまいました……」

 

「なるほど……これで今までの疑問が納得したかもしれません」

 

「何がですか?」

 

「アオイ、以前炭治郎君は私たち三人にヒノカミ神楽の事を話したりしてきたのです。そして、日の呼吸を聞いてきました」

 

「そうね。炭治郎君の話を聞いて、火と読んではいけないという話もして……なるほど。そういうことね」

 

「姉さんも気づいたのですね。理解してない人もいるので、私なりの予想ですが、恐らく無惨は……その継国縁壱さんの再来を恐れていたのでしょう。そして、その呼吸を使うものを根絶やししたいがために活発になっていた」

 

「そして、継国縁壱さんの使う呼吸を気づかれないようにその時代の柱が伏せていたのでしょうね」

 

「えぇ……だから驚きました。炭治郎さんは何処と無く雰囲気が縁壱さんに似ていましたから……きっと、貴方達が無惨を倒してくれた今……彼も安らかに寝ているでしょう」

 

珠世さんの話を聞いて、無惨をたった一人で追い詰めるほどの男がいたことにも驚いたが、その呼吸が炭治郎君に繋がるとは……

 

「さて、本日の女子会の本題ね!私の妹、胡蝶しのぶはじつは先程漸く、冨岡君の恋心を自覚したの」

 

「ね、姉さん!?」

 

「あ、やっと自覚したの?義勇たらね、ずっと、しのぶの返事待ちでそわそわしてるのよ。『自分から会いに行ったら?』と勧めると、『また今度時間あるとき』と断りながらも、ずっと気にしてるみたいなの」

 

「あらあら、若いわねぇ」

 

うぅ、姉さんのせいで色々と恥ずかしさが込み上げてくるのだけど……!というか、冨岡さんもそんなに気になるなら何でこちらに来てくれないのですか!?

 

「で、今すぐ告白しにいくよね?」

 

「え?」

 

「自覚したというのなら善は急げと言いますものね」

 

「あの、真菰も珠世さんも何でノリノリなのですか……?」

 

私は少しだけ後ずさりすると二人とも微笑ましそうにこちらを見ていた。姉さんもカナヲ達も笑顔でこちらを見ていた

 

「そうと決まれば、義勇をここに呼ぼう!!」

 

「え!?ちょっ!?」

 

「いけいけ、真菰ちゃんー」

 

「姉さん!?アオイ達も頷かないで!?」

 

真菰さんはそういうなり、鴉を使って冨岡さんをよんでもらった。え……私まだ今日告白すると答えていないのに…いつのまにか確定に?え、これはもう言わないとダメな流れ…?




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