鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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これはもしもの世界だ……あのときの上弦弍との戦いで空が死ぬことがなく助かった場合の世界だ……あの時にしのぶ達が必死に空の耳を傾けることがなく必死に治療をしていて、助かった世界


IFの世界 前編

無惨との決戦を終えて、人と鬼との戦争は人の勝利で無惨も消滅した。だが、その勝利の代償は大きく、多くの隊員や恩人を失ってしまった

 

「おはようございます。怪我の具合はどうですか?……空」

 

しのぶに俺の名前を呼ばれたので、ゆっくりと目を開けてしのぶの方に顔を向けていた。俺は寝ながら話すのもあれなので、ゆっくりと起き上がろうとするとしのぶが制止かけた

 

「こら、状態はまだまだ酷いのに起き上がろうとしないの」

 

「いやなに……こうして少しでも起き上がらないと体に悪いからな」

 

「まだ自力で起き上がろうとするのは無茶よ。……それにしてもあの時は本当に諦めなくって良かったわ……」

 

「まさか、諦めずに俺の治療をすると思わなかった。昔のお前ならあの出血量は助からないと判断していただろ?」

 

そう、あのとき俺はしのぶを庇って瀕死の状態になったのだがどういうわけか今こうして助かっている

 

「カナヲが泣きながら諦めてはいけないと言われたら姉として責務果たさないダメでしょ?」

 

「それもそうだが……」

 

「それにあなたは二ヶ月半も意識不明だったのよ。我ながら本当に人生最大の命懸けの治療をしたとおもうわ」

 

しのぶの言葉に俺は苦笑して、頷いた。確かに俺も人生で初めて臨死というか……死にかけていた訳だしな……

 

「あ、しのぶ姉さんに空兄さんおはようございます!」

 

「しのぶ様、兄さんおはようございます!」

 

「おう、おはよう」

 

「おはようございます、カナヲ」

 

俺達はその事を話してるとカナヲがいそいそとこちらの方に走ってきた。俺が目を覚ましたときに一番号泣していたのはカナヲとアオイだった

 

『勝手に……私たちをおいていかないでください!勝手に死ぬなんてそういうのは大嫌いですよ!』

 

『私達を置いて逝こうとする空兄さんなんて大嫌い!』

 

『『『私達もです!反省するまで口聞きません!』』』

 

『がぶっ!?』

 

いや、本当に妹達に嫌いとはっきり言われて三日間寝込んだよ……いや、俺が悪いのだけどもあぁも、はっきり言われたら……ねぇ……

 

「しのぶ様、こちらも大丈夫です」

 

「じゃあ、空起こしますね?いっせーので!」

 

「空兄さん、松葉杖を」

 

「おう」

 

アオイとしのぶに起こされた俺はカナヲに松葉杖渡された俺は受け取り、俺はゆっくりと歩いていくとなほ達が椅子に座ってくださいと急かされた

 

「やれやれ、俺はまだまだ若いんだがな……」

 

「ダメです!空さんはどんなときも安静しないという前提がありますので!」

 

「こうして置かないと危ないです!」

 

「移動くらい頼ってください!」

 

俺は苦笑しているとなほ達に前歴があるから、きちんと安静してほしいと言われた。まぁ、確かに過去に無茶したからなぁ……

 

「やはりあの戦いの代償は多き過ぎたな……」

 

俺は誰にも聞こえないように独り言を言うとカナエさんがこちらをじっと見ていた。実を言うと、カナエさんとはあの日……意識を取り戻して以来きちんと話し合いできてないのだ_

 

「では、いただきます!」

 

「「「「「いただきますー!」」」」」

 

今日のご飯の挨拶の言葉は、すみで皆は口揃えてしっかりといただきますと言った。色々な話を聞きながら俺達は楽しく会話していた

 

「あ、そういえ兄さん知ってますか?」

 

「ん?何がだ?」

 

「炭治郎さん、妹さんにお説教されたみたいです」

 

「は、なんで?」

 

食べ終えた俺はアオイの話に気になり聞き返すと、アオイはゆっくりと訳を話してくれた。炭治郎は痣を発現してるから寿命がそんなに長くはないと言っていた。それを聞いていた妹の禰頭子に『弱気にならないで!』と怒られたらしい

 

「なるほどなぁ……痣か……」

 

『痣を発現した方は例外なく25歳で亡くなる』

 

かって、お館様の奧さまが教えてくれたあの言葉にそれぞれが覚悟を決めていたのだろう。幸か不幸か俺やしのぶは痣を発現することはなかったし発現することもないだろう

 

「まぁ、なんとかなるだろう。なにせ、蝶屋敷には優秀な人が多くいるから必ず助けてくれるだろ。アオイ、ごちそうさん」

 

「あ、はい!」

 

「カナヲ達もたまには自分の事を優先してくれ。俺は大丈夫だからね」

 

俺はお礼を言うと席をはずして松葉杖で支えながら自室に戻って庭の景色を眺めれる場所へと座り込みながら苦笑して声かけた

 

「さっきからこそこそと何で隠れて追跡してるのですか?カナエさん」

 

「うっ、気づかれていたのね……元花柱として自信もって隠れていたのに……」

 

「わざと気づいてほしい雰囲気だしていたらわかりますよ……。今は誰もいませんのでお話ししませんか?」

 

「……そうね、元々そのために追跡していたのよ。隣座らせてもらうわね」

 

カナエさんは俺の隣にゆっくりと座っていた。俺達は着物を着ていて、鬼殺隊の服はもう着ることはないので、俺達は押し入れに閉じ込めている

 

「単刀直入に言います。……ごめんなさい、約束を破って……」

 

俺はカナエさんの顔をはっきり見て自分の罪悪感……それは、カナエさん達と約束していた無茶をしすぎないことと生きて帰ることだ……結果論だが、助かったのは奇跡だ……

 

「そうね……確かに私はそれも怒っているわ。けれどもう一つ怒っているのは妹達を泣かせたことよ…」

 

「っ……」

 

「それに……貴方にとっては仕方がなかったとはいえ、あの禁止していた型を使うなんて……どうなるのかわかっていたはずよ」

 

俺はその言葉に物凄くきつく感じて俺は下を向いていた。確かにカナエさんからあの終ノ型は使わないでほしいと言われていた……

 

「……ごめんなさい、きつく言い過ぎたかもしれないわ。でも……もう二度と自分から犠牲になるなんて言うのはこれで最後にして」

 

「……はい」

 

「うん。それともう一つ……私が怒っている理由はわかる?」

 

俺はその言葉に軽く首を横振るとカナエさんはゆっくりとため息をはいて答えてくれた

 

「空君……まさかと思うけど……生涯孤独で過ごすつもり?」

 

カナエさんの言葉に俺は軽く目をそらしていた。その俺が顔背けた時点で再びカナエさんのお説教が入った

 

「正座」

 

「え?あの俺は怪我人では……」

 

「正座よ。空君には、これまで言いたいことが山のように合ったのでこの際、たくさん言います。あ、もちろん逃げたら……」

 

「はい」

 

俺はカナエさんに言われた通りに正座すると、カナエさんは目を据わりながら俺の方に冷たい目でみていた

 

「空君、なんで君は恋人作らないの?というか、それ以前に昔から恋人以前に君はきちんと休んでいた?子供の頃は別として………」

 

「きちんと休んでいます」

 

「………旅でていたとき、睡眠時間は?」

 

「………7…(本当はもっと少なく、三時間睡眠……)」

 

「………ふふふふ、いいわ。そこまで誤魔化そうとするのなら……とことん怒るわ。どうせ、沈黙していたと言うことは数字もごまかしてるのよね」

 

「え……ちょ………!?!」

 

そこから俺はカナエさんのお怒りに触れてしまい長いお説教を受けていた……。そして、隠し事をした場合はしのぶ特製の薬が入った注射をするという泣く泣く受け入れました……

 

あぁでも………あの時に死にかけていた俺にとっては今ではこんな時間でも愛おしく嬉しいと思えるとはなぁ……




ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回はリクエストもらったのを前編と後編を分けてかいてます!
それもかねて今回限定でタイトルをつけました
次回もよろしくお願いします!

リクエスト編にタイトル名は……

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