鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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ありふれた日常……

あの無惨との最終決戦を終えて時は何年か経過した。鬼滅隊も解散してそれぞれの道へとみんなは歩き始めて、当然柱だった俺達もそれぞれの道を歩いていた

 

「良い天気だなぁ………こういう天気こそ、運動したいな」

 

俺は汗をぬぐいながら今も快適な青空を見上げていた。そんな俺を見て苦笑いするように後ろから声かけてきた

 

「昔みたいな無茶はできないのに、心は相変わらず少年ね」

 

「そうね。でもそういうところが空君らしくっていいじゃない?」

 

「別に良いだろ……そんなことよりも、しのぶもカナエさんも俺についてくると思わなかったよ」

 

俺を声かけてきたのはかって鬼殺隊で柱だった胡蝶姉妹だった。俺が二人がついてくると思わなかったという理由は……

 

「だって、かわいい妹の顔を見に行きたいもの!」

 

「アオイ達ももうそれなりに医療はできるようになってますし、炭治郎君の状態も気になりますからね」

 

「まぁ気持ちはわかるな…。だが、もうあの心配する必要はなくなったな」

 

俺はそういいながら前を向くと、カナエさん達もその方向を見てそこにいる人物が見えると二人とも笑顔になっていた

 

「「カナヲ!」」

 

「カナエ姉さん、しのぶ姉さん!久しぶりです!」

 

カナヲの姿をみると二人とも嬉しそうに走りカナヲも嬉しそうに姉たちの方へと走っていき、三人は嬉しそうに抱き締めていた。え、お前はいかないのかと聞かれたら……男があそこに不用意に抱きついたらダメだろ……

 

「空兄さんもお久しぶりです。体の具合はどうですか?」

 

「相変わらず、俺の体を心配してくれるなんて本当にカナヲは良い子だな。安心しろ、あの戦いからそれなりき経過してるのだから大丈夫さ」

 

「姉さん達本当ですか?」

 

「えぇ。それに、体が良くなってきているから心配はないのだけど……鬼はもうでないというのに空ったら未だに体を鍛えているのよ。全集中も未だにやってるわね」

 

「もう鬼は消えたといってもなかなか身に付いた習慣は消えないのだよなぁ……ってか、俺はそんなに無茶しないだろ?」

 

カナエさんの言葉に俺は苦笑いしながら答えると、皆が何か言いたそうに目を見ていたが俺は目をそらした。俺は少し後ろめたいとかそういうので目をそらしたわけではないのだが……

 

「とりあえず、案内頼んで良いか?」

 

「はい。あ、あの……案内する代わりに姉さんたちにお願いがあるのですが……」

 

「「「??」」」

 

カナヲが案内してくれると言うと同時に少し気恥ずかしそうにこちらを見てきた。俺たちはなんだろうと思いカナヲの次の言葉を待っていた

 

「その……手を繋いでくれませんか?あの頃のように」

 

あの頃のように……その言葉の意味を知ってる俺たちは三人目を見合わせながら、カナヲの方に歩いた。カナヲの右手にはカナエさん、左にはしのぶが手を握っていた。俺はほら……カナヲを直接助けていってないときだったからね?カナヲも嬉しそうに手を握り離さないと言わんばかりに握っていた

 

「(本当にあの頃を思うと……カナヲも変わったな……)」

 

一人感慨深くなり、目を細めてあるいていた。あの頃は感情もなく、自分の意思が言ってそう良いのかわからない状態のカナヲは本当に心配だったが……今は大切な人とともに、歩いている……

 

「もう少しで私たちの家です……って、空さんどうしました?」

 

「いや、何でもないよ」

 

俺はカナヲが気になると言わんばかりにこちらを見ていたので俺は優しく笑いかけた。そう話してる間にカナヲたちの家につくとそこには……

 

「禰豆子ちゃんをどうか、僕のお嫁さんにさせてください!お義兄さん!」

 

「絶対に認めない!!認めてほしかったらまず最初に俺の頭突きを耐えるんだ!」

 

「とんでもねぇ炭治郎だ!!でも、その試練を乗り越えてやる!!」

 

「ちょ、お兄ちゃん、善逸さん!!もう少しで、空さん達もくるから止めて!」

 

「なぁ、腹へったから食べていいか?」

 

「親分、つまみ食いはダメ!」

 

「「「……」」」

 

「………」

俺たちはあまりの怒濤のやり取りに少しだけ固まり、やがて禰頭子が俺たちがいることに気づいて嬉しそうに声かけてきた

 

「お久しぶりです!空さん、しのぶさん、カナエさん!!」

 

「お久しぶりですね、禰頭子さん、伊之助くん善逸君、炭治郎君」

 

「ふふ、みんな体調は大丈夫?」

 

「はい!」

 

「俺様はいつでも元気だぜ!!」

 

相変わらずの元気さに俺たちは皆目を細めて優しく見つめていた。本当にあの戦いのなかこの子達はよく生き延びてくれた

 

「炭治郎、感覚はどうだ?」

 

「相変わらずです……」

 

「そっか……。あ、そうだ。今日ここに来たのは訳があってな。炭治郎、この件はお前のためでもあるんだ」

 

「え??」

 

俺の言葉に炭治郎は何で?という顔になっていた。しのぶとカナエさん以外の他のみんなも驚いていた

 

「どういう事ですか?」

 

「痣を治す方法が見つかったと言うことだよ」

 

「「「「「え!?!」」」」」

 

俺の言葉に炭治郎たちは驚いた。当然痣を発現した者は25歳で死ぬという言い伝えがあり、先代のお館様からも聞いてる

 

 

「お前達はもっと長く生きてほしい。そういう願いのもと珠世さん達やアオイ達が治す方法を必死に探してくれた」

 

「珠世さん達が!?」

 

「あぁ。勿論カナエさん達もね……」

 

「じゃあ……お兄ちゃんは……」

 

「えぇ、大丈夫よ!お爺さんになっても生きれる方法が見つかったのよ!」

 

「必ず治せると判明したから、すぐにでも治療を受けれるわ」

 

俺たちの言葉にみんなは喜んでいていたが、肝心の炭治郎は少し気になるような顔になっていたので俺は聞いた

 

「どうした、炭治郎?」

 

「あ、いえ……義勇さん達は?」

 

「あいつらはきちんと治療を受けるように説得したから心配するな」

 

「本当ですか!良かった…」

 

「けどまぁ……あいつら関係なくお前も問答無用で治療を受けてもらうからな」

 

俺が炭治郎にそう話してるとカナヲと禰頭子がカナエさんとしのぶにこっそりと聞いていた

 

「本当のところはどうなのですか……?」

 

「私も水柱様達がきちんと聞いてくれると思えません……」

 

「殴りあいよ。空ったら二人相手に殴りあいで説得していたのよ」

 

「まぁ、結果的にオーライとはいえ、あとで三人まとめてお説教はしたわよ。空君は特にやり過ぎたから二人よりもきつく怒ったわ」

 

「空兄さん、やりすぎですよ……」

 

「あはは……なんだか、空さんらしいですね……」

 

女性陣の会話が聞こえるが俺は会えて聞かない振りで無になっていた。むしろ、恥ずかしくって聞かないようにしてるからだ

 

「なぁ、チビ野郎。アオイは元気か?」

 

「ん、あぁ。元気だし、お前もたまには顔出しにこいよ。もし、なんなら今度来たら俺と対戦してやるぞ」

 

「本当か!!」

 

「男に二言はないぞ。それと、善逸は……相変わらずなのはわかる。主に精神的なのが」

 

「それどういう意味ですか!?」

 

俺の言葉に善逸はギャーギャーわめいていたがそういうところだぞ。俺からしてみればそういうところを直せよ…じゃないと禰頭子に飽きられるぞ

 

「お前もそのギャーギャー治したら禰頭子も惚れなおすといったらどうだ……?」

 

「誠心誠意努力します」

 

清清しいくらい綺麗な土下座してきたのを見て、俺は少し引いた。こいつはこういうところあるから、なんか嫌いになれないのよね ……

 

「しのぶさん達も遠いところ来ていただきありがとうございます!積もる話は一杯あると思うのでどうぞ入ってください!」

 

炭治郎の言葉と共に俺達も炭治郎達の家へと歩いてその日はたくさん笑って泣いて……そして、未来へと大切な話もした……この平和が今どれだけ幸せなのか……俺たちにしかわからないからこそ……今日もいきる

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!
リクエストある方も楽しみに待っています!
これからもよろしくお願いします!
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