無惨の決戦から何百年も経過し、無惨と鬼殺隊の死闘を知るものは、もう当の昔に亡くなっていた。あの戦いで大きな犠牲もありながらも、生き残った彼らは次の世代へと繋げることができた……
「「行ってきます!!」」
そんな平和な時代に、あるお家から笑顔で外出したのは無惨を倒した一人の竈門炭治郎と竈門禰頭子の兄妹だ
「お兄ちゃん、嬉しそうだね」
「そりゃあ、そうさ。だって、キメツ学園ってパンフレット見たときに……お館様の写真を見て思い出した時を覚えてるか?あの鬼殺隊の時に俺達を公認として助けてくれたお館様がパンフレットに乗っていた時は驚いたよ」
「そうだね。お父さん達はあのときお兄ちゃんが何で驚いてるのかわからないから心配していたよ。でも、受験は大変だったね……」
「いや本当に……うん勉強は頑張ったよ……」
炭治郎は遠い目をしながら受験勉強の時代を思い出していた。元々炭治郎は中高一貫のキメツ学園ではなく、普通の公立だったがパンフレット見たときに前世の記憶を思い出した
「でも、禰頭子も中学受験すると思わなかったよ」
「うん、お兄ちゃんが高校受験するって聞いたとき私もそこの学園いきたいと思っていたからね」
「もしかったら、あの学園に……あのときの人たちが会えるかもしれないから受験したもんな」
「うん!」
「おーい、ふたりともー」
そんな二人と会話していると、後ろから声をかけて来た人物がいた。炭治郎達も声をかけてきた人物を見ると嬉しそうに笑いかけた
「「善逸(さん)!」」
「俺様もいるぜー!」
「伊之助!」
我妻善逸と嘴平伊之助は前世、炭治郎と共に無惨の決戦で生き延びた仲間であった。伊之助は神崎アオイと善逸は、竈門禰頭子と結婚して幸せな人生を歩んでいた
「禰頭子ちゃん今日も可愛いねぇー!」
「禰頭子をお嫁にさせないぞ!」
「前世は許してくれたのに!?」
「前世は前世!今世は今世!」
入学式のあとに、炭治郎は当時の仲間に挨拶するとみんな覚えていた。善逸と伊之助は前世の記憶を思い出したのはこの学園に入学して少し経過してからだった
「じゃあ、私はあっちにいくね。善逸さん、今日も頑張ったら……」
「俺頑張るよー!」
禰頭子は中高一貫の中学の方へと歩いていった。そして、炭治郎達は自分達の教室へと歩いた
「そういや、俺達の前世の知り合いって全員あったよな?」
「うーん、そうだよな……?玄弥もカナヲもいるし、カナエさん達も会えたし……」
「なほたちも中学生に通ってるんだろ?じゃあ、全員いるんじゃねぇか?」
炭治郎達は授業を終えた休み時間にさいしょはきょうの授業の話していたが、やがて話は変わってある人物の話へとなった。そんなやり取りを聞いていた一人の男がこちらに歩いてきた
「あ、いたいた。炭治郎、お前今時間大丈夫か?」
「うん?どうした、玄弥」
「胡蝶さん達がお前を探していたから少し呼びに来たんだ。もしみつけたら屋上にって」
「え?わかった」
玄弥に言われた炭治郎は教室に出ていき、炭治郎は屋上にへと歩いていった。そして、屋上につくとそこには……
「来ましたね、竈門君」
「お久しぶりです、しのぶさん!カナヲも久しぶり!」
「うん、学年が違うから中々会わないものね」
そこには学園三大美女の一人胡蝶しのぶが屋上で黄昏れていた。そばには栗花落カナヲもそこにいた
「ところで屋上で呼び出してどうしたのですか?カナヲも……」
「炭治郎、この学園のいる人の前世で繋がりあった鬼殺隊では教師なら悲鳴嶼さん、煉獄さん、伊黒さん、不死川さん、冨岡さん、私達の姉、生徒なら炭治郎達もいる……だけど、炭治郎は何かに気づかない?」
「なにか……?」
炭治郎は必死に頭を回していた前世ですべてを思い出したといっても、引っ掛かる要素がないのだから
「じつは私達三姉妹は前世を思い出したのは良かったものの……足りない事に気づいたの」
「足りない……?」
「その何が足りないのか私達は思い出せない…。だから、明日はカナヲと私と姉さんとそのなにかを思い出すためにかっての場所を巡って行くのですが……炭治郎君も来ますか?」
「明日ですか……えーと、パン屋さんさ定休日なので予定空いてます!」
「では、明日は私達と炭治郎君とで行きましょう。もし気になるのでしたら、禰頭子も呼んで良いですよ」
「はい!あ、そろそろ戻ります!」
炭治郎はしのぶとカナヲに挨拶すると共に教室に戻り、カナヲとしのぶだけが屋上に残っていた
「しのぶ姉さん……。私達はいったい誰を忘れてるのでしょう?」
「わかりません……ですが、絶対に忘れてはいけない人がいるような気がして……なにか大切なことを忘れてる……」
しのぶとカナヲはいったい何を忘れてるのそれを思い出すために明日を思い馳せた
別の場所では……
「…………退屈だ………本当に退屈だ………」
一人の男がボーと空をあおぎながら本当に暇そうに声あげていた。そして、その男は暇そうに空を見ていた
「あ……いだだだっ……」
「本当につまらないことで子供に手を出すな。大の大人がアイスクリームで服について怒鳴るなんて大人げない。ほれ、少年、百円あげるから泣き止め」
「う、うん。ありがとう、おにいちゃん!」
「おう。さてっと次は寝転んでるおっちゃんを相手しないとなぁ……」
少年を見送り、男は倒れてる男にあきれながら声かけた
「相当お酒を飲んでいたのから、物凄い酒臭いし、昼間から暴れるなよ。たく、お巡りさん呼ぶからそこで横になりな」
「俺は悪くない…俺は悪くない…」
「まだ開けていないペットボトルの水を飲んで少し落ち着いてください。警察ももう少しで来るから」
男はそれだけを言うと、空を見て再びため息ついた
「本当に退屈だ……明日はなにかスリルな出会いないかなぁ……」
その男が目を細目ながらなにかを待っていた……まるでなにかを思い出そうというのに……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回リクエストいただいた件で少し弄って書きました!
次回もよろしくお願いします