鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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前回の喪失のつづきです!


忘却 2

のどかな山に静かな環境で俺は一人のんびりと歩いていた。おっと、俺の名は夛田空といって、ただの高校生だ。さて、自己紹介もしたところで早速だけど……

 

「…おーい……おーい、大丈夫ですか?」

 

「だ、大丈夫です……」

 

「つ、疲れた……」

 

ぐったりとしてる三人の女性と膝を押さえながらゆっくりと呼吸を整えている額のあとがある少年とそして、目を回してる少女がいた

 

「ったく、まさかこんな山奥に人が歩いてるとは思わなかったですよ。しかも猪に追いかけられるとは……」

 

「い、猪追っ払ってくれてありがとうございます……」

 

「いいえ、まぁ、ここら辺は熊も出るところですから気を付けてくださいね。ところで何でこんな山奥に皆さんは?」

 

「あっ、その実は人を探してるのです……」

 

「人を?」

 

「はい。実は遠い昔に遊んでいた場所を思いだして、そしてこの山奥にその時に遊んでいた場所で何か手がかりあるんじゃないかと思い歩いてました」

 

「よかったら探すの手伝いましょう。その人の名前はわかりますか?」

 

俺の質問に長い髪の毛の人が両手を叩きながら謝罪してきた

 

「ごめんなさい、ずいぶん昔だから思い出せないの。あ、私の名前は胡蝶カナエで後ろにいる女の子達が……」

 

「胡蝶しのぶ。胡蝶カナエの妹です」

 

「私は栗花落カナヲといいます。胡蝶カナエ姉さんと胡蝶しのぶ姉さんとは従姉妹関係です」

 

「私は竈門禰頭子です!で、唯一男の人が私の兄で……」

 

「竈門炭治郎です!宜しくお願いします!えーと…」

 

「俺は夛田空、宜しくお願いします」

 

俺達はお互いに挨拶し、この山奥ではなにもないと思うがどうしても気になると言うので俺も同行することになった

 

「どうしてこの山奥に?」

 

「何か……呼ばれてるような気がして……」

 

「呼ばれてるような……ね……その方向はまっすぐ進めばいいのか?」

 

「はい。(前世は鼻が良かったし、今世も鼻が良いけど……何でこの人から懐かしい感じが??)」

 

少年が何やらこっちにじっと見ているがどうしたのだろうか??しかし、この山奥は……こんな道だったか??

 

「あの……夛田さん」

 

「えーと…君はしのぶさんかな。どうしたのですか?」

 

「夛田さんはなんでこんなところに?」

 

「うーん……あとだしじゃんけんみたいな言い分かもしれないけど、何かに呼ばれたような気がしてね……で、暇だし散歩するついででいいかと。猪出ても鼻で攻撃すればなんとかなると思いますし」

 

「暇だから山に散歩するってさらに猪に攻撃もするって……夛田君って意外とわんぱく?」

 

「どうなんでしょうね?」

 

俺達はそう話ながら、山奥へと歩いていた。所々人が昔通っていたのか通り道があった

 

「俺もこんな山奥を歩いたのは初めてだな……。っていうか、こんな道は知らないぞ?」

 

「そうなのですか?」

 

「……もう少し奥に行ってみましょう。いま引き返すには危ないですし」

 

俺の言葉にカナヲさんは驚き、カナエさんは警戒しながらその奥に歩くと……

 

「こんなところに屋敷?」

 

そこには人が住まなくなって長い年月なのか、家が崩壊していた。俺も長いこと住んでいたがこんなところに家あるのは知らなかったぞ…

 

「いくつかの本が置かれていますね……。私たちは少しここを調べますが、夛田さんはどうされますか?」

 

「…うーん…俺は少し奥を見てくる。俺はこんなところに家あるの知らなかったからね。っていうか、不法侵入にならないのか心配だなぁ」

 

俺はそういいながら奥へと歩いていき、しのぶさん達とはそこで別れた。奥へと進む度にこの家は俺は知らないはずなのになぜかすいすいと歩いていた……知らないはずなのに……

 

「知らないはずなのに、何でこんなに懐かしいんだ……?」

 

「知りたいかい?」

 

そこには聞きなれない声がしたので俺は警戒しながら回りを見た

 

「そう警戒しなくって良いよ……そのまま奥へと歩いてきてくれないか?」

 

「奥へと……?」

 

「君はここを懐かしいといっていたね?だから、その懐かしい理由を私が教えてあげるよ」

 

俺はその声に疑問を持ちながらもその言葉に嘘はないと思い歩いた。奥へと奥へと歩くと、そこは人が座っていたが、服装はかなり古い感じだ…

 

「こうして君と会えると思わなかったよ。夛田空…」

 

「!、何で俺の名前を……?」

 

「どうやら君は前世を思い出せないみたいだね……では、今から君の……忘れていた記憶を思い出させるよ」

 

「まっ……」

 

俺が言う前にその人は手を叩き俺は辺りに光が包まれやがて、俺の目の前には……

 

『君は鬼殺隊が居たときに柱を蹴る代わりに裏切り者の粛清として裏方の仕事をしていたのを私は覚えてるよ。すまなかったね、君にそんな事を起こったとはいえ、そんな役目を押し付けて……』

 

『いえ、柱にならない代わりにそれをすると言い出したのは俺です。事実私が鬼殺隊でいたときは表には出さないものの二人の人間を殺してます。あの者達は守るべき者たちを守らずに鬼に売り、自らの地位だけしか考えなかった愚か者です。これを鬼殺隊が知れば亀裂は避けられないためそうするしかありませんでした』

 

『うん。でも、その結果君に辛い思いをさせたね』

 

『いえ、鬼を倒すのも仲間の不始末をするのも俺の役目です。それとお館様にお聞きしたいことがあるのですが……』

 

あれは……俺なの……か??それに鬼とは……?俺はこれから流れてくる映像は溢れるように流れていた。ある映像では蝶屋敷というところで、俺は先程あった炭治郎に似た人と楽しく会話してた

 

『お!なぁなぁ俺様は暇だから勝負しょうぜぇ!!』

 

『まぁやることも終わったしいいが、ついでに善逸もどうだ?たまには俺と勝負するか?炭治郎も』

 

『いやいやむりむり!死ぬよ!』

 

『喜んで俺はやります!善逸、伊之助!今日こそ空さんに勝つぞ!』

 

『巻き添え確定!?アぁもうやれば良いでしょ!?』

 

炭治郎に似た子供が伊之助と善逸と呼ばれた少年共に俺に対戦挑んできてた。この二人も俺は知っている……いや、知っていたというべきなのか…!?

 

『全く、やりすぎよ。炭治郎君達はまだまだ治っていないのに』

 

『空、言い訳はある?』

 

『ない!』

 

『全く反省してない……カナヲ、アオイ。この馬鹿空にきついのをお見舞いしてあげなさい』

 

カナヲと呼ばれた少女は全く先の会った子とそっくりだし、カナエさん達もそうだ…っていうか、この俺に似た奴…さっきの少年三人に楽しくぼこぼこしていたが、何でだろ……俺自身も見ていておもろかったような気がする……

 

『きついのをって注射は勘弁してくれ!』

 

『ふふ、ある意味注射よりきついかもね』

 

『は?』

 

『『反省しないお兄ちゃんは大嫌いです』』

 

『「がぶっ!?!」』

 

カナヲとアオイと呼ばれていた少女は俺に似た奴に嫌いと言う言葉を言うと関係ないはずの俺と俺に似た奴は共にダメージを負った……

 

おかしいなぁ……なんでか涙が出てくるじゃないですか………

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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