俺は暗い暗い細道を歩きながら、自分の体を確かめていた。たしか俺の最後の記憶では、しのぶ達を逃がすために鬼どもと戦って……
「俺は死んだのか………?」
そんな疑問を持ちながら俺ははっきりとしない意識しながら歩くと、誰かがたっているのが見えた
「!……まさか、あなたがここにいると思いませんでしたよ……杏寿郎さん」
「うむ!久しぶりだな、空!!」
目の前にたっていたのは元鬼滅隊炎柱の煉獄杏寿郎さんだ。この人は上弦の参によって死闘の末死んだのを俺は聞いていた
「よもやよもや!まさかあの世で現世を見てると空が鬼になっていたとは!道理であの世で探しても見つからなかったわけだ!」
「世話をかけますね……。杏寿郎さん、貴方は最後まで鬼滅隊員として責務を果たしたのですね……」
「うむ。俺は俺の責務を全うできた……それに、竈門少年はあの戦い以降に立派に成長できた……彼はあの無惨を倒したぞ」
「無惨を!?……そうか……ようやく、因縁を終わらせれたのか……」
俺はその言葉を聞いて安堵すると同時に俺は気になることを思い出して聞いた。現世を見ていたというのならしのぶたちはどうなった!?
「無惨を倒したというのならしのぶたちは生きてるのか!?」
「うむ!君が心配してるものたちはみんな無事…とまではいかないも生きてるぞ!」
「よかった。これであいつらも平穏な日々に帰れるのだな……あぁ、あとはあいつらがいい旦那様を巡りあって天寿全うするまでどうしたものかな」
「………空、君は未練がないのか?」
杏寿郎さんがさっきまでの明るい雰囲気から真面目な雰囲気に代わりまっすぐな瞳で俺を見ていた
「未練ですか……まぁ、ないと言えば嘘ですね。何せ俺はいつも気づくのが遅いのですよ……」
「……」
「杏寿郎さんも知ってる通り、俺は花柱胡蝶カナエを守りきれなかった。生きてはいるのは聞いてるが、鬼滅隊として戦う場所を俺は奪ってしまった上に、しのぶに苦しい思いをさせてしまった上にあの蝶屋敷にすむ子供たちも悲しい思いをさせた……それに戦場を遠ざけたかったカナヲまでも……」
「空それ以上の発言は胡蝶姉妹や蝶屋敷に失礼だぞ。それに君の言うカナヲは自らの意思で戦いに出たのだ。それ以上はあの子達の侮辱になるぞ」
「…わかってます…。それでもそう思ってしまう上に……あのときにもっと違う選択があったのでは?もっと、カナエさんやしのぶがこの戦場に離れさせるきっかけを作れたのでは?と……一人で旅していたときずっと後悔していた」
俺は杏寿郎さんにこれまで思っていたことを止めどなく話していた。此は鬼になってしまう前に思っていた思いだ……
「だが、それは君の理論だ。彼女たちは覚悟を決めて戦場立っているのだぞ」
「わかってます。「いえ、貴方はわかっていません」……え?」
俺は声した方向に見ると見たことがない女性がこちらに歩いてきた。俺の記憶が正しければ会ったことはないはすだが……?
「母上!?」
「え、杏寿郎さんのお母様!?!」
「えぇ、杏寿郎の母……留火と申します。杏寿郎があなたと話しているのを黙って見守ってましたが、貴方は何一つわかっていませんね」
「えぇ!?!」
留火さんにいきなりきつい言葉を言われて俺は驚くと杏寿郎さんはすこし下がっていた。そして、無表情に淡々と話し始めた
「良いですか?貴方はまだまだ若いです。故に、貴方は本来鬼滅隊に入らなかったらどこにでもいる子供でしたでしょう」
「それはまぁ……」
「ですが、貴方は鬼滅隊として戦う道を選びました。それはなぜ?復讐のために鬼滅隊に入ったのですか?」
「それは違います。俺は俺の意思でそして、復讐ではなく、しのぶやカナエさん達を守るために鬼滅隊として戦うことを決めたのです」
そうこの答えはあの日から何一つ変わっちゃいない。俺はあのときから守ることをきめていたのだから
「では何故……彼女達を説得して戦場を遠ざけませんでした?」
「それは……」
「それは彼女たちの覚悟を認めたからではありませんか?貴方は大きな勘違いをしてます。彼女たちは覚悟を決めてあの戦場で戦っています。それ故に貴方の過去の後悔はそれをするのは構いませんが、彼女達のやっている覚悟を否定してはなりません。それに、彼女達は貴方を本当に嫌っていましたか?」
「それは……」
「今ならまだ引き返せますよ。……貴方はまだやり直せますのだから」
留火さんが優しい口調で俺の方に向いて話しかけてくれた俺はその言葉を聞いて顔をあげていた
「一つだけ……貴方に教えれることがあります。それはどの親でも子供は長く生きてほしいものです。そして、幸せに生きてほしいのです」
「留火さん……」
「杏寿郎、時間をとらせてくれてありがとう。空さん…覚えておいてください。あなたもまた弱き人を守るために生まれてきたことを……そして、幸せにいきることを」
留火さんは優しく笑ってくれていた。俺はその言葉に頷き、そして、自分の体が消滅し始めるのがわかっていた
「どうやら本当に迎えが来たみたいだ。……杏寿郎さん、留火さんありがとうございます」
「うむ!来世はともにお酒を飲もうではないか!」
「貴方の未来に幸がありますように」
二人の笑顔を俺は見届けるとももに、俺は光へと包まれた。どうやら俺の償いは地獄ではまださせてもらえないような気がするな……
「…………こ……こ……は…………」
俺は目を覚ますと見慣れない景色で俺は瓦礫を背もたれに寝ていた。俺が先まで見ていた景色は紛れもなく、あの人たちと喋っていた……
「………普通に殿して死んでもおかしくない位の負傷をしていたのだが……生きてるとは頑丈だな……いや、これも鬼にされた恩恵ってやつか……」
見上げると日が上っていた。普通は鬼になったら太陽によって死ぬはずなのだが……生き延びてるということは……
「……ひとまず……人間に戻ったというわけか……」
「えぇ、そうよ」
「………無事に生きていたのだな。しのぶ」
「貴方もね……空」
俺は今全身が痛く動けないので、首だけを動かすとそこにはあの頃よりも凛々しくまっすぐな目のしのぶがいた
「……しのぶ、どうせほっといても俺はたぶん死ぬだろう。このまま安らかに寝させてくれないのか?」
「だめよ。それに、私や隠が必死に貴方を治療したのだから」
「俺は鬼にされていたのになぜ生かす……?」
「空……あなたは人間を食べていなかったでしょ?」
「…………」
俺はしのぶの言葉に黙るとしのぶはあきれた口調で俺に問い詰めていた
「おかしいと思っていたの。鬼は人を食べれば食べるほど強くなるやつがいる。なのに、貴方は強かったけどあの頃の空よりも強くなかったわ」
「……あぁ ……俺はやつに血を大量に俺の方へと全身に注いでいた。建前は俺を鬼にして補充するためだが、鬼滅隊の場所を探るためだったのだろうな。だが、俺の残っていた良心がひとをたべることだけは拒否していた」
「無惨によく殺されなかったわね」
「……上弦零というのは監視名目上であり、無惨は血を俺に注いだのは恐らく柱の心を折るために生かしていたのだろう。まぁ、裏切る可能性も考えていたのだろうがな」
今となってはなんでやつらは俺を生かしていたのか分からないが考えられることはもうひとつある
「後は実験だろうな。太陽を克服する鬼を作るために俺を実験するつもりだったのだろう。……しのぶ、もうお前は本来の場所へ帰れ。お前の帰りを待っている人がいるのだから…っておい…なんのつもりだ?」
しのぶは何を思ったのか、俺を背負って歩こうとしていたので、俺はしのぶにとめた
「しのぶ、なにをしてる?」
「なに……って帰るのですよ?貴方と共に」
「いやいや、あのな!?俺はカナエさんを守りきれてなかってお前を苦しめた悪人だぞ!?そんなやつが蝶屋敷に……ぐぼぉ!?」
しのぶが問答無用と言わんばかりに俺のみぞおちを思いきりついてきた。こいつの昔突く攻撃だけは昔から威力がありいたい……
「うるさい。私がそうしたいからそうしてるの。それに……もう私のせいで苦しい思いをしてほしくないから……」
「ゴホゴホッ……お前なぁ……」
「それに……本当に悪人ならあの戦いで完全に私たちを殺せたはずよ。不意打ちでもできたはずなのに……空はそれをしなかったのは自分の良心があったからでしょ」
俺は下を向きながらしのぶと一緒に歩いていた。しのぶは俺の方に気づきながらもこちらの顔を見ずにまっすぐあるいていた
「…本当に私のせいで苦しい思いもしていたと思うし…ごめんなさい。それに………もう…いい加減に自分自身を許してあげたら……?」
「…………っぐ……ぅぅ……」
「あなたが誰よりも優しいのは私が……私達姉妹が一番よく知ってるから……だから……私達の家族のもとに帰ろう?」
「……おう……」
「ほらほら泣かない……さぁ、帰りましょう。一緒に」
俺はしのぶと共にあの懐かしき蝶屋敷に帰り……カナエさんを始めみんなに大泣きされた……。俺はもう二度と会えないと思っていただけに俺もまた泣いた……
もう二度とこんな幸せを離さない……絶対に……!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
さて実は活動欄に新たなことを書いてますが、もし、暇潰しに見ていただければと思っています。
今回も読んでいただきありがとうございます!