まさか、長年探していた敵がこんなタイミングで出るとは思いもしなかった。やっと見つけたという高揚感と同時に俺は冷や汗をかいていた
「(っち、俺の戦いを光秀との戦いである程度観察されたか?だが、そんなのはどうでもいい…!)やっと……やっと、お前を見つけることができたぞ。その姿にその顔は一度も忘れなかったぞ」
「ん?君はどこかであったことがあったかな……あぁ、思い出した!昔、花柄の女の子を助けた子だったね!あの子を救えなかったのは残念だったな」
「っ……!!鬼であるお前があの人を救うなどとおこがましい事考えるなよ……!貴様だけはこの世で逃がしてはいけない危険な悪鬼だ。お前は………俺の大切な幼馴染みの一人を殺しかけたという事実がある以上、もう野放し出来ない」
「へぇ……じゃあ、君は俺と戦うの?結果的に守ることすら背一杯で何もできなかったのに?俺にかすり傷とれなかったのに?」
俺はついてる血を気にせずにこの村でやるには不利すぎるが、最悪の手段も考えて戦うとするがその前に……
「鴉」
「カアカア!撤退ヲススメル!」
「悪いが、それは無理だ。目の前のこいつは長年探していた敵なのは相棒のお前も知ってるだろ……?なに……そう簡単には死なないが……万が一の事もある……。もし、俺が死んでもしのぶやカナエさんたちに知らせるな……辛い思いをさせるだけだからな………」
俺は落ちていた刀を右手で拾いながら、ゆっくりと構えた。目の前のあいつに呼吸をうっかりすれば、肺の機能がやられる
「俺が少しでも奴の情報を引き出すから、お前は空から見て隙があれば逃げる体制には入れ。……逃げた瞬間、何があっても振り返るなよ」
「ワカッタ、ワカッタ!シヌナ、シヌナ!」
「あぁ。………さぁ、覚悟しやがれ悪鬼。いまからお前が戦う相手は鬼殺隊階級甲……夛田空が押して参る!」
「じゃあ、俺が少し遊んであげるよ、そして、君の苦しみを救ってあげよう!」
「断る!!」
俺は鴉が上へと跳ねるのと同時に俺は持っていた右手の刀でその悪鬼に攻撃しかけていたが、危うげなく受け止めていた
「おっとと……危ない危ない(さっきは拳で使っていたのに今回は刀で……?呼吸を使わないでの接近かな?)」
「ッチ!(扇で刀をあっさりと受け止めること事態が腹立つな……。拳の呼吸を使えば肺がやられるから……この刀で連続で攻撃しかける!)」
「いきなり攻撃なんてひどいなー。そういきり立つなよ」
「うるせぇ、十二鬼月の次席であり、上弦の弐の童磨がこの程度の攻撃で焦るわけないだろうが……?」
俺は呼吸をしないで刀を押し出そうとしてるがやつは冷静に二つの扇で受け止めていた。この余裕さがものすごく腹立つな
「いやいや、呼吸を使わないでこんな攻撃するなんて誰も思わないぜ?だから焦ったよ」
「そうか、ならば………」
「ん?」
「お前が俺の肺の機能を台無しする前に使わせてもらおう。拳の呼吸 参の型 獅子落とし!!」
俺は刀で扇を叩きつけた後にとんで空中で回転して踵で童磨の頭を叩きつけたが……
「なに!?」
「危ないな~。そこから呼吸を使ってその足で頭を叩きつけられるのは、流石に痛いから俺はこれは嫌かな?」
「防いだだと……?!(あの一瞬で扇状で防いだというのか!?こいつはまさかとおもうが、身体能力もかなりあるのか?!)」
俺はすぐにできる限りの後ろに下がり、刀を左腕に沿えて構えていた。あのときは時間が短かったが今回は夜が長い上に一人で戦うのだ……神経を張り詰めろ!!!
「うーん、俺の血鬼術を知ってるからかな?凄く警戒してるね?」
「さぁな、お前の言葉遊びに今は付き合う余裕はない」
「つれないなぁ……じゃあ、言葉遊びに付き合ってくれないでいいよ。それと、せっかくの長い夜だしこれを使おうか……結晶ノ御子」
「なっ!?」
俺は刀を構えながら目の前の光景に驚いた。なにせ、今、童磨のだした結晶ノ御子とやらは童磨よりも小さいが2体出てきた
「分身か……!?」
「分身かー、ひとついいことを教えるよ。この結晶ノ御子はね……俺じ同じ強さの血鬼術を使うことができ、自動で戦闘を行うんだよ」
「何!?(やつの言葉か正しければ俺は三人のあいつを相手してるということか!?)」
「「血鬼術……蓮葉氷」」
「くっ!」
俺は童磨の人形が扇を振って前方に蓮の花と葉っぱを模した氷を作り出すのに慌てて回避すると直撃はしなかったものの、体の一部凍っていた
「傷口が凍ったが……あれがまともに直撃したらヤバイな」
「おっと、俺の方もよそ見しては困るな」
「本体!?」
「本体ってひどいな……血鬼術蔓蓮華」
「……っぉぉぉ……!!!」
本体の童磨がだした氷の蔓を伸ばして攻撃してきて、おれは回避するの間に合わずに幾つか刺さった
「奴の攻撃に必死に防いぐのが背一杯な上に俺の体はたった数分でボロボロとは……くそったれが………これが上弦弍ってわけか………」
俺は致命傷は避けられたもののいまの俺ではどんな呼吸をしても直撃すらできるイメージが出来なかった
「恥じることないよ!人間が鬼に勝つなんて出来ないもの」
「……なんだと……?」
「俺達は人間よりも長く生きれるし、首さえ切られなかったらどんな傷だって回復できる。でも人間はそんなことが出来ない!だから、俺はそんな憐れな人間を救うのが俺の役目さ!」
「…………」
俺はこいつと戦っていて圧倒的な力の差が今あるのはわかってるが、1つだけ気になったのは……こいつ本当に心があるのか?気が狂ってるのか?
「……はっ、確かに鬼は首さえ切られなかったら回復は早いし、スゴいが……だがな………!!」
所々刺さっていた傷を無理矢理抜きながらゆっくりと立ち上がりながら奴をにらんだ
「ん、まだ抗うの?」
「抗うさ……。それに例えどんな理由であれお前たちは人を喰らっている悪鬼だ!そして、俺の知り合いに手をだした時点で俺はもはやお前を許すつもりはねえんだよ!」
「うーん、苦しみのあまりに気が狂ったのかな?仕方がない、俺が救おう!」
「さっきも言っただろ!俺はお前に救われたくないってな!本音を言えば今すぐに殺したいが、今回はお前をここで殺すのは断念して撤退させてもらおう!」
「おや、逃げるのかな?じゃあ、俺が捕まえてあげよう」
俺はそういいながら、村の離れた場所の方へと逃げ込んだら案の定、童磨は楽しそうに追いかけていた
「(いまの俺が首をとるのはどう考えても出来ない。しかし、情報は少しでも引き出せたから誰かが、こいつを撃ち取ってくれるに違いない)っはぁはぁ……!」
「そこから先は崖だねー。まさか、そこで戦うってのかな?」
「(後ろにやつの分身もいる。ここまでうまくいくとは……)……いや、戦うのではない……生きるために決めたことだ」
「?」
俺は両手を地面において覚悟を決めて叫んだ。この選択が凶となるかならないかわからないが……
「拳の呼吸……壱の型改」
「まさか、逃げるつもりかな?そんなことはさせないよ?行きな、僕の人形」
「波動・双!!」
俺が叫ぶと共に地面に亀裂が走り、童磨の人形と共に落ちた。俺と共に落ちた人形はあがくが回りの岩に直撃したことで先に下の川に流れて砕けるのがみえた。本体は道ずれできずに残念だが………
「戦いに負けて勝負に勝たせてもらったぞ……ゴホッ………とりあえず鴉がなんとか情報を回してくれるはずだよ…………な………」
俺は頭からゆっくりと下にある川に落ちながら、走馬灯のように昔のことをたくさん思い出していた
「あぁ………どうやら俺はここまでかもしれないな………炭治郎、伊之助、善逸………あの三人はきっといい鬼殺隊になるかもしれんな……」
あの若き三人に幸があります。そして願わくばあの鬼をつれた少年に幸がありますように……
「(っち、体が動きそうにもないな)わるいな………このまま川に落ちて死ぬわこりゃ……カナエさん、しのぶ、カナヲ、蝶屋敷の子供たちよ…幸せにな………」
かっての仲良かった人や幼馴染みにもう会うことはないと思い俺は静かに目をつぶりながら川の方に落ちた
俺が出会った人達が幸せにいきられますように…………
「カァカァ!!オ館様、オ館様!階級甲ノ夛田空ガ上弦の弐トノ戦闘ノ末敗北!敗北!」
鴉が命をはって俺ができる限り引き出した情報をお館様に情報届けてくれると信じて………
ここまで読んでいただきありがとうございます!
評価していただいた方ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!