俺は仰向けになりながら俺の顔に覗いてきたのは、あのカナヲだ。四年という時の流れを感じさせるくらいあの小さかった少女が今俺の目の前にいる
「……カナヲ……か?」
「え…空…さん……!?」
俺の目の前にいるのがカナヲだとわかると感情が乏しいカナヲが驚き目を見開いていた。だが、カナヲはあの頃は小さかったから俺の事をわかっているのか!?
「っ……!」
カナヲは俺だとわかるとすぐに駆け寄っていた。幼いときのカナヲを知ってる身としては驚くが、俺はカナヲにお願いをした
「カナヲ……色々と言いたいだろうが、俺を近くの木まで運んでくれないか………。自分で動きたいところだが……思ったより体が重くって動けない………」
「………(こくっ)」
カナヲはコインを使わないで俺の頼みに迷うことなく近くの木に運ぶために仰向けになっている俺を起こしてくれた。そして、カナヲは俺を肩で背負いながら運んでくれた
「!」
「………」
「(こんな俺なんて引きずってもいいのに……カナヲ……本当に大きくなったな)」
俺を近くの木においてくれるとカナヲはコインを取り出して親指で上にはじき、落ちてきたコインをとってそれを確認してから話しかけてきた
「空さん………ですよね?」
「…………あぁ………。カナヲは大きくなったな」
俺はカナヲの問いかけに少し微笑みながら左腕で優しく頭を撫でていた。これは昔からよくやっていたが……本当にカナヲの髪の毛はあの二人と同じく柔らかく綺麗だな……
「カナヲ……何でここにいるんだ?風柱ときていたのか?」
「………」
カナヲはまた俺の問いかけにコインを取り出して決めていた。そして、カナヲはその問いかけに対して答えてくれた
「……別の任務で鬼退治していた時に鴉が助けを求めていて来ました」
「鴉が?………!?」
「カアカア!マダ息アルカ!?」
「なるほどな、お前がカナヲをここに導いたのか………。よく、ここにいるのを!見つけたな」
俺は鴉にお礼をいうと鴉は空の方に飛んで空中に回っていた。俺は鴉が空を行くのを見上げると俺はカナヲを見た
「カナヲ、俺はほっておいて蝶屋敷に戻ってゆっくりしとけ。………俺はこの場に居たらある程度は大丈夫だからな」
「……戻らないのですか?」
「蝶屋敷に俺は跨ぐ資格はないし、二人に会う資格がないからな。それよりもカナヲ……っておい?」
「………」
コインをしたカナヲはなにか決めたように、カナヲが俺を持ち上げようとするが、俺はカナヲのその行動を止めた
「まてまて!?何をするつもりだ?」
「空さんを蝶屋敷に運びます……」
「俺の話聞いていたか!?俺は蝶屋敷に出禁になったの!……って力つよ!?」
「今の空さんは手負いですから……師範にも話したらきっとわかります」
しのぶに話したら分かるね………だが、俺は会う資格がないのに会っていいのか?それ以前に、コインでそう決めたから蝶屋敷に連れていくってやつか?
「はぁ…わかった。カナヲの熱意に負けた……」
いい加減に一度は面を見てから去るのが一番いいだろうがな。しかしこう改めて四年間でこんなに人は大きくなるものなんだな……
「………カナヲ」
「…………」
「俺に色々と言いたいことがあるし聞きたいことがあるだろうが………俺はお前たちに会う資格はないと決めていた」
俺はカナヲに肩を借りながら、正直な気持ちを少し話した。本当に偽りなく俺はカナヲにも申し訳ない気持ちはいくらでもあった
「………」
「カナヲの熱意に負けて俺は今回だけ蝶屋敷に行くよ。だが、俺は………」
「今回だけでいいです。今回だけ……お願いします」
「カナヲ………」
俺は表情を変えてないカナヲを見ていたが、口調は何処と無く、悲しげさが感じ取れた。俺はそれを聞いて本当に会っていいのか悩み所だが……
「(血は繋がってなくても本当におまえはしのぶとカナエさんの妹だよ)…子供ってのは…知らない間に成長するもんだな?」
「……?」
俺はカナヲの頭を撫でるとカナヲは少し戸惑うも抵抗するとこなく受け入れていた。俺は本当にこの四年間カナヲが成長していたのが実感できた
途中隠が出てきたがカナヲが運ぶと隠の提案に譲らずに言っていたのでそのまま蝶屋敷にへと歩いていた
「(ここに来るのは隠れていたとき以来か……そして中には入るのは………)カナヲ……俺をここで置いてくれて良いぞ……。蝶屋敷……には出禁だが外でおるのには問題ないはずやからな………」
「駄目です」
「(あれ、コインを使わずに即答?なんか俺短時間でカナヲが俺よりも大人になってない?ないていい?)……えー」
そんなことを思いながら蝶屋敷から一人の人が出てきた
「あらあら、カナヲ帰ってきたのね?………え………?」
「……ただいま帰りました……。そして、連れてきました」
「嘘……でしょ………空君………?」
カナヲの言葉にカナエさんは聞いてるのかわからないが、目を見開き手を口許にもって驚いていて俺の名前を言っていた
「…………不肖な鬼殺隊……恥ずかしながら、おめおめと面を見せに来ました………」
「っっ……空君!!」
カナエさんがものすごい速い速度でカナヲや俺の方に飛び込んできた。カナヲは普通に受け入れてるが俺は戸惑っていた…
俺はいまから失踪していいですか?
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