鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第20話

俺はカナエさんに抱き締められた後、脱走するにしても体が痛み動けないわけで、カナエさんとカナヲが無理矢理連行するため抵抗するのは諦めた

 

「カナヲ、カナエ様おかえりなさいませ!そちらの方は………え……空さん…!?」

 

「アオイ、しのぶを医務室に呼んでね?その間に私とカナヲがつれていくから」

 

「は、はい!」

 

カナエさんの指示にアオイは気を取り直してしのぶを呼びに行った。怪我人の俺はカナヲとカナエさんに支えられながらその場所へと向かっていた。俺はカナエさん達にこのくらいは歩けると言うが……

 

「……(フルフル)」

 

「だーめ」

 

とカナヲは無表情で首を横に振るし、カナエさんは笑顔だがなぜか怒ってるのが俺は良くわかる

 

「(蝶屋敷に行くという選択間違えたか………?)」

 

この選択したことを少し後悔していたが、もうここまで来たら仕方がないと思い、診察室にいくと物凄く怒りのオーラを出しながらも笑顔でそこにいるしのぶがいた

 

「(げ、やはり俺はまだ出禁というか二度と跨ぐなと言われたのに来てるから機嫌悪いよな)」

 

「なんです?そのゲッという顔は……?」

 

「………」

 

「黙りですか……まぁいいです。そこに座ってください」

 

カナエさんとカナヲが俺を椅子に座らそうとしたが、俺はこの距離くらいは歩けると説得して手を離してもらったが……

 

「………え?」

 

「空君!?」

 

「っぐ…………!(歩けない……だと!?この距離を自力であるけないだと!?今まではこんなになっても問題ないのに……血を出しすぎていたのか!?)」

 

俺は歩くどころが体が動けずに膝をつき、止血の呼吸すら正直今厳しい。だが、俺が一番ショックだったのは自分が思っている以上に体が動かないことだ

 

「はぁ……貴方は何してるのですか?自分の怪我すらも把握できないで歩くつもりですか?見栄をはるのも大概にして……」

 

「……別に…これくらいの距離だけなら行けると思っただけだ」

 

「貴方はバカですか?あぁそうでしたね、バカでしたね。あのときからずっとなにも考えないときがありましたよね」

 

「(やっぱりこいつが敬語使うの違和感ある!!あぁ、もうこいつのせいで寒気が止まらん!!えぇい、これも全部あいつのせいだ!)ッチ……」

 

「今舌打ちしましたね?舌打ちしましたよね?」

 

俺は心の中でしのぶが敬語使うのに寒気を感じていて舌打ちすると、しのぶが黒い笑顔になり問い詰めてきた。まさか、心の気持ちが漏れると思わなかった……!

 

「姉さん。この愚患者をそこの椅子に座らせてください。カナヲはこのロープで逃走しないように縛ってください」

 

「あらあら、いいわよー。さ、空君座りましょうね~」

 

「え?!ちょっ……カナヲも頷いてロープで俺を縛らないで!?」

 

「……師範の命令だからです」

 

「せめて、そこだけは自分の意思でいってくれー!?!」

 

「煩いです。さっさと怪我を見ますので上半身すべて脱いでください」

 

「(……やっぱり俺蝶屋敷に行かなかった方がよかったのでは……ん?)」

 

俺は渋々上半身を脱ごうとすると俺は横目でみると、しのぶが心配そうな顔してるのが見えた

 

「何ですか?」

 

「嫌……なんでも……(何でお前も心配そうな顔するんだよ……)」

 

俺はそれを口出すことなく、服を脱ごうとするとしのぶは俺の腕をみて目を見開いていた

 

「なんですか?その紫色の痣のような後は……?」

 

「何って……怪我やんか……」

 

「嘘ですね」

 

「嘘じゃない」

 

「いえ、昔から嘘つくとき即答して方言?みたいなのを出すのは嘘ついてるときです」

 

「(あ、そういえば昔それを指摘されたな………。長年出さないようにしていたが、幼馴染みだから慌てているのか?)」

 

「図星ね……もう一度聞くわ。それは何?明らかに痣ではないよね?」

 

「呪いだよ、呪い」

 

「呪い……?」

 

俺は観念して手を上げて呪いの事を話していた。しのぶは怪訝な顔でそれを見ていてカナエさんも怪訝になっていた

 

「あぁ、鬼との戦闘で少し厄介な血鬼術を喰らってな……。それがまたなんとも陰気臭い呪いというな……な」

 

「だから、どんな呪いですかと聞いてるのですよ?」

 

「結論から言えば……血吐いて死にかける呪いだよ。かかったのは一週間程前で、まぁ疲労が溜まりすぎてたら寝るときに血をはく程度だな」

 

俺がそれを言った瞬間に部屋の雰囲気が重くなりしのぶが少しだけ血相変えて俺の腕にある痣の方を見ていた

 

「服を脱いでください」

 

「は?」

 

「早く脱げ!!」

 

「わ、わかった」

 

しのぶの怒りに俺は上半身の服を脱ぎ、しのぶは驚き目見開いていた。カナエさんも少し目を見開き、カナヲは表情を変えなかった

 

「痣もそうですが……その全身の負傷はなんなの!?」

 

「………痣の呪いのは一週間前でこの全身の負傷は……ついさっき、とある鬼との戦闘でやられたんだよ。で、辛うじて生き延びて包帯を巻いていたが……別に……一日寝たら治るだろ……」

 

「姉さん、カナヲ、すぐにこのバカの包帯を脱がすの手伝って!自分の怪我の重傷さがわかっていない!!」

 

「バカっていうな……」

 

しのぶの指示にカナエさんたちはすぐに俺の包帯を解かしていたら、あの童魔との戦闘での凍傷がでていて、しのぶはわなわなと怒っていた

 

「……この呪いとは別なら……この凍傷はなに?」

 

「鬼と戦ったんだよ。そんでやられた」

 

「っ、ふぅ………。では、まずはその呪いを治しましょう」

 

「治せるのか?その戦闘で鬼に死ぬときに発動した呪いなのに?」

 

「私を誰だと思ってるのですか?医者ですよ……こんな呪いくらい治します」

 

しのぶはすぐに薬の調合をしはじめて俺は目を見開き、しのぶは手際よく調合した薬を注射にいれていた

 

「(は、はえ!?え、しのぶってこんなにすごかったの!?……いや、すごいと言うことを俺は忘れていたのか……無意識に目をそらしていた現実を……)」

 

「幸いといって似たような呪いもありましたからすぐにできます。では打ちますね」

 

「え?ちょ………!?(注射は遠慮したい!)」

 

俺の抵抗をよそにカナエさんが俺の腕を抑えていた

 

「はい、注射は怖くない怖くない。しのぶ~いつでもいいよ」

 

「姉さんナイス!あとであなたにはきつめのを盛り込ませていただきます」

 

「さらっとなにをいーー?!」

 

注射の針が俺の腕に刺さり、しのぶは手際よく注射を差し込んでいた。すぐに効果は出るわけではないが今はその治療を信じるとするか

 

「では、次にその凍傷を治療しますね。カナヲは、アオイの方に言って、伝えてね」

 

「はい」

 

「は、もういいだーー「つべこべいうな。自分が思っている以上に重体なのに」あ、はい。ごめんなさい」

 

しのぶのにこやかな怒りを感じて俺は逆らうのは辞めようとして、その後おとなしく治療を受けていた。その間にカナヲはしのぶの指示でアオイにベッドを用意するようにと指示促していた

 

「………なぜ、すぐに治療受けに来なかったのですか?」

 

「……………」

 

治療がある程度進むとしのぶは咎めるように俺を聞いてきた。俺はその問いかけになにも言えなかった

 

「あの時の私があなたに言ったことはずっと謝りたいと思ってました。姉さんもあなたをずっと探してました」

 

「………」

 

「ですが、鴉を使ってでもあなたを見つけることなく今日まで消息不明でした」

 

しのぶは、俺の全身を丁寧に手際よく包帯を巻き終えてその手をとめて顔を下向いていた。カナエさんもしのぶのそばに座り、悲しそうに目を伏せていた

 

「貴方が治療受けに来なかったのが私が原因でしたら…………ごめんなさい。あの時の私はあなたも辛かったのに姉のことばかり考えて、姉さんに怒られて初めて自分の発言にどれだけ失礼なことを言ったのか……」

 

「ごめんね、しのぶのあのあとにきちんとお話しして本当に反省してるの。だから許してほしいの」

 

「なんで………なんでしのぶやカナエさんが俺に謝らないといけない………」

 

「「え……」」

 

しのぶやカナエさんの言葉に俺は己の拳を見つめて下向いていた。そして、カナエさんたちは俺の言葉に驚き顔をあげていた

 

「俺に謝られる資格はない……。あのときの俺は間違いなく、自分の力を過信しすぎていた結果………」

 

俺は過信しすぎていた結果、カナエさんが鬼殺隊員として戦うのが困難になってしまいしのぶには結果でこそ姉は失わずにすんだが俺や鬼に対する憎しみはできてしまった

 

「謝るなら俺の方だ。すまなかった………俺のせいでしのぶの大切な家族を失わせるところだった……」

 

「空君………」

 

「………」

 

「正直これで会うのは最後にするつもりだ。俺にはお前やカナエさんたちに会う資格はないと思っている………だから、治療終えたら二度とこの蝶屋敷に跨がない事と俺のような面を見せないようにするよ」

 

俺はそういいながら痛みを我慢して去ろうとするとしのぶとカナエさんが俺の腕を掴んでいた

 

「どこにいこうとするのですか?」

 

「まさか怪我してるのに蝶屋敷に抜けようと考えてない?」

 

「…………さっきも言った筈……俺には会う資格がない……だからこの蝶屋敷に二度と跨ぐことしないようにすると……っが!?」

 

それを言った瞬間、俺の頬に思い切り痛みが走った。俺は固まり、しのぶも驚き。俺の頬に痛みを感じたのはしのぶが怒る前にカナエさんから攻撃されたのだとわかった 

 

「ね、姉さん?」

 

「ごめんね、さっきから怒らないように我慢していたけど……もう我慢できない!貴方は何を自分の命をないがしろにしてるの!」

 

「いや……だって」

 

「だってではありません!そもそも貴方は自分の命を軽く見すぎ!それ以前に………なんで会うのに資格がいるの!?」

 

「…それは……俺のせいでカナエさんの命を失いかけさせた訳だし……」

 

「それは私の実力がなかったのと生き延びたのだからあまり責めないの!」

 

「…………」

 

俺はカナエさんのお説教をくらい、しのぶはひそかに震えていたのはカナエさんに怒られたことがあるのだろうか?

 

「聞いてるの!?」

 

「は、はい!」

 

「………約束して………あなたもお爺さんになるまできちんと生きるということを……それでこの件はおしまいにしない?」

 

「………鬼殺隊員である以上俺はやめることはできません。それ以前に俺はまだけじめをつけれないのに」

 

「なら、けじめをつけれないのなら私達があなたのけじめをつけてあげる。この蝶屋敷に住みなさい」

 

「「…………え?!」」

 

まさかのカナエさんの提案に俺もしのぶも唖然としていた。あれ、お説教の流れからそうなるのはなぜ!?

 

「ね、姉さんいきなり何を?!」

 

「しのぶ、いきなりもなにも四年半前にその話していたでしょ?」

 

「それはそうだけど!?でも……」

 

「うーん、元柱命令じゃあダメ?」

 

「今は私が柱よ!?」

 

「じゃあ、お姉ちゃんの頼みと思って……ね?」

 

「うっ………し、仕方ないわね!」

 

しのぶとカナエさんのやり取りに俺は口挟めば怒られると思い黙っているとしのぶが俺の方に向き合っていた

 

「今の貴方は患者です!だから手負いのまま蝶屋敷にでることは医者としても私としても恥なので、絶対に治るまでいてもらいます!」

 

「(素直じゃないねー。でも、そんなしのぶも可愛いな~!)というわけで、空君は治療のため入院してもらうわ」

 

俺はそれを聞いて反論してもうまいこと言われて終わりそうなので観念して手を上げてわかりましたといった

 

「はぁ……(全く………本当に二度と会うつもりもなかったのに会えるとは人生はわからないものだな………)」

 

二度と入れない会えないと思っていた上に蝶屋敷に入ることにはなったのは本当に二人の義妹のカナヲのお陰かもな………

 

だが、俺蝶屋敷にすんで恨まれてないかな?主にしのぶとかカナエさんとか後は下の子とか………大丈夫かな………?

 

あ、ダメだ考えるだけでなんか胃が痛くなってきたぞぉ………




ここまで読んでいただきありがとうございます!!
主人公はしのぶとカナエさんは幼馴染みの関係であり、空はカナエさんの事を姉のように募っています。また、しのぶとは幼馴染みのため色々言い合える仲です!
これからもよろしくお願いします!
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