俺はその後カナエさんたちの迅速な行動により俺の羽織っていた黒の和服も取られて、武器も取られてしまい、完全に蝶屋敷に出れない状態になった………
「出れなくなったのは仕方がないが…………」
「ねぇ!?苦い薬飲みたくないよ!!」
「ゴメンネヨワクッテ…………」
「善逸嫌がらないで薬を飲んで!伊之助、大丈夫!お前は強いやつだよ!!」
「何で、こいつら怪我人なのにこんなに元気なんだよ……」
俺は仰向けで動けない状態で、この三人のやりとりを聞いて苦笑いしていた。まぁ、暗いよりはましだがなんだが………炭治郎はまだあの日に生きてるのを見ていたので知っていたが、こいつらも良く生き延びていたな……
「っていうか、伊之助は何で落ち込んでるんだ?後、声もいつもより覇気がないが……」
「はい。なんか、良くわからないですけど、落ち込んでるのです。後、声は出しすぎてつぶれたとか………」
「はぁ!?……まぁ、そこは触れないでおくが、そこの善逸は何で入院に?」
「鬼に殺されそうになりました!」
「そんなのはわかってるわ!!そういう返事を求めてないんだよ!で、炭治郎よ。ここは俺を含めて四人しかいないから改めて聞くが……お前が背負っていたあの箱にお前は鬼を匿っているな?」
俺はあの夜を見ているから鬼を匿っているの知っているからあれだがやはり改めて聞いておかないとな
「!いえ、それはその………」
「安心しろ、俺もあの夜に見ていたからな」
「!じゃあ、あの……」
「まぁ、知っているが改めて聞いてるんだよ。そこの二人も知ってるのだろ?」
俺の問いに炭治郎は少し考えていたがこの反応は、知っていると言うことだな?まぁ、鬼殺隊である以上ずっと匿っているのは難しいのだがな……
「で、どうなんだ?安心しろ、俺は口が固いからな」
「………はい。そうです」
「やっぱりか……で、柱会合につれていかれてお館様がなんとか容認してくれるように動いていたな?」
「何でいなかったのにわかるのですか!?」
「俺もお前らに会う前にお館様にあって聞いていたからな。だが、それがお前だと思わなかったがな……」
ま、それはそれでお館様辺りが柱に納得してもらうように動いてくれていたのならな安心だがな
「ま、この話はこれでおしまいだ。さて、とりあえずは……善逸!」
「は、はい!!」
「さっきからずっと叫んでいて喉いたくならないか?薬を飲んでさっさと寝ろ!そんで、さらに薬飲んでしばらく寝とけ!!」
「優しさの欠片もない人が目の前にいた!!二回も同じことをいうなんて悪意しかないよ!」
「それだけ叫ぶ元気あれば大丈夫だな」
俺は善逸の叫びを聞いて笑っていたがまぁ、この後善逸はあまりのうるささにアオイに怒られていたのはここだけの話だ
「煩いです!」
「ぎゃぁぁ!怒りに来た!?」
「そりゃあ、ずっと叫んでいたら怒られるだろ。……カナエさんも怒ったら怖いけど」
「……空さん、貴方はあとでカナエ様に伝えときましょうか?カナエ様は怒ったら怖いということに……ね?」
「それは堪忍してくれ……」
昨日あれだけ怒られて、また怒られたら俺の精神的に保つのきつい!そして、善逸も大人しくなって、暫くゆっくりとしていると隠の後藤がやって来た
「ごっさんか?」
「よっ!元気そうで何よりだな」
「まぁな。まさか、ごっさんが隠をやっているとは思わなかったがな」
「色々とあったんだよ。で、お前こそなんで四年前失踪したんだよ」
「俺も色々とあったんっすよ。ごっさんは…俺の四年前の噂も聞いていたの?」
俺は四年前のあの噂を後藤に聞くと後藤は手を叩いて「あぁ、あれか…」と遠い目でいっていた
「四年前って何があったのですか?」
俺とごっさんの会話に炭治郎は気になったのか後藤は俺にいっていいのか?と目配せしていたが、俺はもう過去のことなんで話すことにした
「まぁ、細かいことは省くが……噂で色々とひどい目に遭ってな。そんで、失踪したんだよ」
「細かく省きすぎだよ!?あんた細かく省くなよ!!」
「うるさいぞ、善逸!」
「あぁそうかい!ごめんなさいねぇぇ!!」
「善逸……あまり煩かったらお尻に注射されるぞ」
「なにそれ!?色々な意味で怖いんだけど!?」
俺の言葉に善逸は震えていたが、そこは気にしない。ちなみに俺は昔一度だけやられて色々と失ったような気がしたのは忘れられない……
「ま、それはそうとそういうことがあり俺は鬼殺隊を一時的に抜けたが………まぁ、色々な事情で戻ってきたんだよ」
「あの……質問していいですか?」
「ごっさんに質問だよ」
「お前だろ!どう考えてもこの流れはお前だろ!?」
後っさんが俺の頭を思いきり叩きながら、突っ込んでくれていた。後っさん、相変わらずそういうところの切れはあるねぇー
「まぁいいか、なんだ?」
「は、はい。空さんは刀を使わないで拳で戦うのですね」
「ん?まぁな。だが、あまりおすすめしないぞ」
「なんでですか?」
「生半可な気持ちでそれを注文したら刀鍛冶の怒りを触れることになるから……な」
「(めちゃくちゃ恐怖の匂いしてる!?)あ、はい。俺は絶対に拳の呼吸を使いたいと言いません!!」
「けれど、それ良く刀鍛冶が良いとしてくれましたね?」
俺の言葉に炭治郎はなにか察していて善逸は刀鍛冶が良く分かったとしてくれたというが、あれは本当に刀鍛冶の熱意は恐ろしかった
「日輪刀が作られるには太陽に一番近く、一年中陽の射すという陽光山で採れる猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石から打たれた日本刀であり、日光を浴びる事以外は基本的に不死身である鬼に対して、その頚を斬る事で“殺す”事ができる唯一の武器。これは育手に教えてもらったな?」
「は、はい!」
「俺もじいちゃんに教わったよ」
伊之助はまだ元気がないのかボーとしていたが、あれでも話は聞いてるだろうと信じて俺は続きを話した
「昔は刀を持っても咎められないが、現代では刀を持つだけで咎められる。なら、手袋とか靴で代わりに作れないかと聞いた」
「それものすごくなんか言われない?」
「実際言われたぞ~。な、ごっさん」
「だから、なんで俺に話を振る!?俺もお前が手袋とかの出来た時を知らねぇよ!」
「まぁ、いいでしょ?いきなり話を振って…ね?」
「いやいや、良くねぇよ!?俺にいきなり話を振ってなんとも言えない雰囲気になっただろ!?」
「あー、すいません」
「絶対に心に思ってないことだろ!畜生!!」
俺とごっさんとのやりとりを終えて俺はとりあえず日輪刀の話をしていた
「ま、刀は鍔や鞘は個々人の裁量で自由な形状、色合いの物が用いられており、中には極めて雅な鍔が嵌められている刀もある。それに更に最上位剣士である柱は、奇異とさえ言えるほどに日本刀の範疇から完全に逸脱した専用刀を用いる者も、幾人か在席しているぞ」
「そうなの!?え、でも空さんは柱じゃ……」
「俺は柱と言う立ち位置ではないし、柱になる前から注文したよ。刀鍛冶の人は色々と世話になっていたがまぁ……風の噂で其を作っていた人は亡くなったがな………」
俺はそれをいいながら空を見ていた。本当に俺の無理難題をこたえてくれた人はすごくいい人だった
「さて、折角だからごっさんも交えて勉強するか?隠のことをよ」
「なんでだよ!?俺忙しいのに」
「忙しいならごっさんはさっさと帰ってるだろ?」
「ぐ、仕方ねぇ!せっかくだ!話をしたるよ!」
俺の言葉にごっさんも手を上げて炭治郎や善逸伊之助に隠という存在をはなした
「ごっさんからありがたい話だから良く聞けよ」
「お前が話さないのかよ!?まぁいいけどよ……」
ごっさんはため息をつきながら炭治郎達に説明してくれた。こういうときは本職の方が説得力あるからなー
「隠ってのはな早い話。古来より鬼殺隊の事後処理部隊なんだよ。で、隠部隊自体が、剣術の才に恵まれなかった者たちによって編成されていることから、鬼殺の剣士という“戦力”としては活躍の場がほぼ無い……言わば処理をする組織だな」
「え!?そうなのですか?」
「あぁ。お前らも始まりの………あの最終選考経験しただろ?そのなかで鬼殺隊員としてやるのを諦めて隠になるやつもいるんだよ」
「知らなかった………」
「まぁお前らの世代は誰一人も隠になっていないからな。あと隠には色々な奴もあるからな」
それを話すと炭治郎はなにか考えていたが、頭がまとまったのか顔上げてキリッとした表情で俺たちを見ていた
「俺!!隠の人達も同じ鬼殺隊と思っていますのでこれからもよろしくお願いします!」
笑顔でお願いします!とごっさんに向かって言っていた。それを聞いたごっさんは少しだけ涙目になり「久しぶりにまともに労ってくれる奴が出てきた……」となんか苦労してるんだな
まぁその後ごっさんは仕事で帰ったが炭治郎達にはこの隠という人がいるからこそ鬼殺隊員は戦えるってのを知ってほしいがこいつらなら問題ないな
「空さん!」
「もう少しでご飯なので!!」
「絶対に脱走しないでください!」
なほ達がご飯の時間になったのか病室いる俺にそれをわざわざ言いに来た……つまり、俺が脱走する恐れがあるから言いに来たの?
「俺……そんなに信頼ないの?」
「「「はい!無茶してこっそり脱走しそうですから!」」」
「がふ!?」
なほ達の笑顔で吐いた言葉は俺の精神的な攻撃になり、ダメージをおった……
「空さんがダウンした!?」
「医者をよばないと!?」
「違うでしょ!?しのぶ様を呼ぶのよ?!」
なほ達が慌てているけど、血を吐いてないから呼ばなくっていいよ……後、俺もう少し信頼されるように頑張るよ………
ここまで読んでいただきありがとうございます!
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