ごっさんによる隠の授業を聞いた炭治郎達はいかに隠に支えられているのか分かっていてくれた。俺はこの三人にこういう話をできてよかったのと同時に伊之助の落ち込みをどうしたら良くなるのだろうと思いで夜中にベットから起き上がり、歩いてると……
「空?」
俺に声かけてきたのはこの蝶屋敷の宿主の一人胡蝶しのぶだった。いつもの隊服はなく何て言うかそう……寝る格好になっていた
「しのぶか……カナエさんは?」
「姉さんはカナヲと寝ているわ。私はさっきまで仕事よ、仕事よ」
「敬語崩れてるぞ」
「貴方相手に敬語使うの疲れるし……今くらいはかつての幼馴染みの胡蝶しのぶでいさせてよ」
「ま、俺もお前に敬語で話されると……なんかこう寒気する」
「それ喧嘩売ってる?」
しのぶが笑顔になりながらも拳はシュッ!シュッ!と振っていた。昔よりも拳の突きが早く見えるのは気のせいだな………
「ま、いい。それよりも……久々に幼馴染み同士の話をしないか?」
「別に良いわよ……。私もあなたがこの四年間は何していたのか聞きたいし、姉さんにもあとでそれを話してよ?けれど、その前にあなた怪我人だから私の肩を借りて歩きなさい………どうせ、動けないのに無茶するのわかっていたから」
「分かったよ」
俺はしのぶに肩を借りながら、夜の月が見える所へと歩いていた。こう、俺もしのぶも身長変わらないからあれだがな……
「さてと……話そうか。この四年間のことを」
俺は座り込みしのぶと向き合いながら、この四年間のことをはなした
「四年前に俺は鬼殺隊員として抜けたというよりもお館様の配慮もあり半分休業していたな」
「お館様が?」
「あぁ。で、俺は関西……主にこの東京より南下にある大阪とかそこら辺を中心にある調べごとをしていた」
「調べごとを?」
「まぁ、しのぶたちのあの発言の前にいつかは目の前から消えようと決めていたが、悩んでもいた。しかし、あのカナエさんの時にきめた」
そう……その調べごとをするなら鬼殺隊員としての活動に大きく影響すると考えていたが、悩んでいたときにしのぶのあの怒りで俺はそばにいる資格がない…蝶屋敷を跨ぐ資格はないと決めていた
「俺はあのしのぶの発言で改めて俺はお前たちのそばにいる資格も守る資格もそして……会う資格もないときめた」
「じゃあ、私のせいで……!?」
「そうはいってない。カナエさんのあれは俺の責任でもあり今でも戒めとしてずっと戦っていた。しのぶのせいでそういう判断をしたのではないのだからそこは勘違いするな……」
「……」
「そして、俺のその調べごとは鬼殺隊員のすべての始まりの根元悪……鬼辻無無惨の始まりを探していた」
「え!?」
俺の言葉にしのぶは驚き大きな声をあげていたがすぐに自分の声が大きいと気付き、落ち着かせて聞いてきた
「鬼辻無無惨……その始まりの情報を求めていたってどういうこと?」
「お館様に聞けば早い場合もあるが俺はどうしても無惨はなぜ、出来上がったのかと気になった。そして、無惨は完全に自身の出生を消し去ることができていなかったみたいだ」
「その情報や紙はあるの………!?」
「………おれがその情報を見つけたときには既にボロボロだった。だが、奴や鬼に見つからないように俺は調べていて分かったのが、無惨は平安から生きている鬼で奴は生まれつき……つまり、先天的に虚弱な体質だったらしい」
「それをお館様は知ってるの?」
俺はしのぶの問いに頷いていた。その情報は貴重なのだから保持していては俺が死んだときにその無惨という生き物の手がかりもなくなる
「それと、俺なりにもうひとつ調べていたのはお館様の呪いをなんとかできないかと探していた」
「それの手がかりはあったの?」
「いや……残念ながら、お館様の呪いを解くのは厳しい。代々お館様は短命で代わっているのが多いからきっと歴代にお館様の治療を考えた人もいるが……いずれもダメだった」
俺がそういうとしのぶは肩透かしくらったかのようにがっかりしていた。俺ももちろんお館様の治療するの見つけれず悔しかった
「そして、四年間……カナエさんから聞いてるのだろ?」
「なにを?」
「カナエさんが生きてるから、奴の……上弦弐の情報だよ」
「………えぇ、そうよ。私は姉さんをあそこまでやった鬼を許さない………!」
「(こりゃ、俺が上弦弐と戦った話したら暴走しかねないな……)そうか……俺は四年間奴を探し続けていた。それはすべてお前やカナエさん……そしてこの蝶屋敷のためでもある」
「どういうこと?」
「奴はな……他の上弦はわからないが人の肉食べるとき異常に女性を執拗としてる」
「……!?」
「なんでわかるのかって………。ま、色々な鬼に問い詰めたりしていたが、聞けたのは其れだけだった」
俺の言葉にしのぶはなにか気づいたのか顔を下向かせて震えていた。おれはそんなしのぶに気づかずに奴の探していた時の情報を話していたら……
「つまり、あの凍傷は鬼と言いましたが上弦弐とやったということで良いですか?」
「は?なにを根拠に……(あれ、敬語になっている?)」
「私これでも医者なのですよ?あの凍傷見たときに姉さんの時と似ていたので……つまり今の話から聞くと私たちが再会するまで上弦弐と会っているということですよね?」
「…………」
「沈黙は背定と見なします。………そう……このバカたれ!!!」
「ぐぼぉ!?」
俺はしのぶから見事に顎に拳が直撃して脳がくらくらしていた。まさに突きの攻撃が速すぎて見切れなかったことにショックだった
「なんで……なんで私にすぐに飛ばさなかったの!」
「いや、お前達に会う資格がないと思い、連絡してなかったしそれ以前に俺はお前達に上弦弐にやられるのみたくなかったんだよ」
「鬼殺隊に入ったときからそれは覚悟してる!!けれど、あなた一人でなんで上弦と戦うの!?私もあんなことをいったとはいえ、貴方は今でも私の大切な幼馴染みなのよ!助けを求めてくれたら……!!」
「幼馴染みだからこそだ!!」
「!?」
俺の大きな声にしのぶは驚いていたが、俺は構わずに続きを話した
「幼馴染みのお前やカナエさんを失うのが怖いんだよ!!鬼殺隊で覚悟して入ってきてる?そんなのは、長い付き合いだからそれは知ってるんだよ!!だがな……俺はお前たちが死ぬ未来を見たくないからこそ、俺はどんなに自分が手負いでもどんなに死にかけてでも会う資格がないと己に言い聞かせてけじめをつけようと、ずっと旅をしていた!!」
「空………」
「上弦弐と再び対峙して!俺は己の無力を感じたよ!!何が甲だ!大切な幼馴染みを奪いかけて多くの人を殺した奴を討ち取れなかった俺は………なんで………なんでこんなに無力なんだよ………っ!!」
俺はためていた気持ちや苦しみが溢れて止まらずに俺はずっと止まらずに話していた
「あのときもそうだ!己の命を引き換えになんとしても討ち取ろうとしたが……それすらもできずに悔しかった………!」
俺がそういうと後ろから二つの温もりが感じて俺は顔をあげるとしのぶといつの間にかカナエさんが俺の背中に抱き締めていた
「カナエさん、しのぶ……?」
「ごめんね、ずっと影で聞いていたの。しのぶが空君と話すと決めていたからわざと隠れていたの」
「もしかしてはじめから?」
「うん………。ごめんね、そんなに追い詰めていたなんて知らなかったの」
「私もごめん……。私はまだ姉さんや蝶屋敷のみんながいたから良いけど空だけ苦しい思いを四年も………ごめん」
しのぶやカナエさんの言葉に俺は徐々に声ならずに泣きそうになっていた。我慢していたらカナエさんが俺に優しくいっていた
「今だけ泣いて良いわよ……。私もしのぶもなにも見てないから……ね」
「そうです…………か………っ」
俺はその日これまで我慢していたのが一気に溢れて涙が止まらなかった。何度も何度も嗚咽を漏らしながらも二人は優しく俺の背中を叩いていた………
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