しのぶに注射されて俺は部屋も移動されて新しい……つまり、蝶屋敷の空いてる部屋に移動されて俺は現在そこで安静してる
「………注射イヤダ………クスリマダイイヨネ………」
しのぶに注射されて俺は燃え尽きていた。ちなみにあの注射は薬も入れていて、俺のかかっていた呪いを再発しないように念のために注射したのだと………それにしても大人げなく楽しそうに注射をして……あぁ注射ダイキライ………
「あらあら、拗ねているの?」
俺の横にはカナエさんが微笑ましそうに笑っていたが、俺は拗ねているというよりも魂抜かれてしまった気分で疲労が漂っていた
「拗ねてはいないですけど、俺は昔から注射は本当に嫌いなのですよ……」
「うふふ、まぁ注射されて嬉しい子はいないからね。頑張ったご褒美に頭を撫でるね」
「ふへぇぇ………これが長女の力………」
「ふふふ、甘えていいのよ~?昔みたいにカナエお姉ちゃん何て言ってもいいのよ~?」
「いえ……そ、それは……は、恥ずかしいので………」
「およよよ……反抗期に迎えたのね」
「貴方は俺のお母さんですか!?」
「あら失礼ね。お姉ちゃんよ?」
「そこはなんか違う!」
俺はカナエさんの天然なキャラにツッコミを入れながら怒濤の指摘すると疲れて呼吸整えていた
「あらあら、そんなに怒鳴ったら体に痛みが来るわよ。姉さんは空の笑った顔みたいな~」
「理屈になってない!?今の流れでなんでそうなるのさ!?」
「ほらほら、子守唄を歌ってあげるから寝てね」
俺はそういいながらカナエさんの手により横にさせられて子守唄を歌っていた
「こんこん小山の子ウサギは~」
「(あ、やべ眠たくなって………き……た)」
カナエさんが歌い始めるのと同時に俺は何やら安堵感がきて眠気が誘われて意識を手放した。カナエさんの手の温もりを感じながらゆっくりと寝ていた
「……お休み……まだ寝ていいからね?」
カナエさんの優しい言葉が聞こえて俺は意識を完全に手放した
カナエside
空君が寝息をたてて眠るのを確認した私は空君の怪我した場所を見ていた
「……この傷は間違いなく上弦弐との戦いで………この子はずっと一人で上弦弐の情報を集めてお館樣の治療の手がかりも探して………」
私は優しく頭を撫でながら空君がこの四年間ずっと一人で頑張ってきたことに私は感心していたのと同時に後悔もあった
「姉さん、空は寝た?」
「えぇ、寝たわよ。………蝶屋敷で入院させて正解ね。なにせ、再会して改めて目元を見ていたら明らかに寝不足状態だったよね」
「うん。明らかに体に無理しすぎてるのが良くわかるくらいよ………。本当に我慢すると言うか頑固と言うか………ちなみにあれは睡眠薬だからね」
「え?そうなの!?」
「嫌、なんで姉さんが驚いてるの!?もちろん薬もやったけど、こいつは休ませないとまた体を壊しかねないから仕方なくよ!仕方なく!」
うーん、しのぶったらツンツンしながらもデレるから可愛いのよねー!妹は本当に世界一可愛いわ!
「それよりも、姉さんはしのぶに3つ確認したい事あるのだけどな~」
「3つ?別に良いけど………」
「うん、まずは空君のことはまだ嫌い?」
「……正直言えばあのときに一度嫌いになったけど姉さんが怒ってくれて今は落ち着くようになって空と話して……うん、嫌いじゃないね」
「そっかー。じゃあ、二つ目は……冨岡君の事が好きなのね?」
「…………ちょっと用事が!!」
しのぶは私から背を向けて出ようとしていたけど私はそんなしのぶを逃がさないように手首をつかんで言った
「ふふ、姉さんに教えてほしいな~?」
「いくら姉さんでもこれは話せないわよ!?」
「えー、じゃあ、どうしたら話してくれるの?」
「うーん………じゃあ姉さんこそ好きな人いるの!?」
「いないわね~」
「即答!?」
私の返答にしのぶは大きな声あげていたけどあまり大きな声あげすぎたら空君が目を覚ますでしょ?
「冨岡君のはおいおいとまた聞くとして……それとしのぶ」
「うん?」
「しのぶ今体重どれくらい?」
「!?!!(ま、まずい!姉さんに体重の事をばれたら……)」
しのぶは慌ててなにか立ち上がり去るようにしていたので私は手首をつかみしのぶに優しく問いかけた
「待ちなさい、しのぶ?どこにいくのかしら?」
「か、患者のよ、様子を見ないと!」
「まだ質問に答えてないよね……?待ちなさい」
「し、質問に答えたらいいのね?」
「えぇ………ただ、もしも」
「もしも………」
「体重が平均以下なら……怒るわよ」
「脱走!!って力強い!?」
「逃がさないわよ~!」
ふふ、どうやらしのぶは私達に大きな事を隠していたのは私が思っていたよりもずっとずっと大きな事を隠してた………
当然、妹の隠していたことを私は思いきり折檻したわ。かわいい妹にそんな事させるわけないじゃない?でも………
「私がもっとはやくしのぶにそういう世界を遠ざけたらよかったのかしら………それに空君も私にとっては弟みたいなもの……もっと早く見つけてあげたらこんな無茶しなかったのかしら……」
しのぶがいなくなり部屋で寝ている空君を頭で撫でながら私は何をどうしたら正解だったのか考えていた……
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