炭治郎の頭突きにより、左拳を痛めていたのを押さえながら、カナヲにあることを話しかけた。それは、鬼殺隊に復帰して日にカナヲを見たときから……どうしても気になったことがあった
「カナヲ……怒らないから聞くがなんで鬼殺隊に入った?それ以前に良くカナエさんやしのぶが了承してくれたな」
「……」
カナヲは、コインを取り出してまたどちらかが出たら話すと思い待っていた。そして、そのコインがどちらか出てきてカナヲは改めて話した
「……私は皆みたいに治療とかできないから……アオイみたいに料理できないから……」
「だから、鬼殺隊に入ったのか?しのぶ達にどうやって説得したんだ?」
「………師範達になにも話さないで最終選別行った」
「はい!?」
「無傷で乗り越えました」
いや、無傷で乗り越えましたってのは当然だろ!?なにせ、カナヲはここに来たときからしのぶ達に指導されているのだから……
「黙っていって……帰ったときにしのぶ達に怒られなかったか?」
「泣かれました」
「だろうな……。もう二度としのぶ達に黙ってそういうのするなよ?蝶屋敷にとってはおまえは大切な家族だからな」
「……はい」
カナヲの頭を撫でると、カナヲは表情こそは変わらないものの嬉しそうなのはわかる。それ以前にカナヲは、昔よりも言葉は少しずつしゃべるようになったな
「さ、カナヲはしのぶやカナエさんのほうにいきな。俺は少しここでやりたいことがあるから後でいくよ」
「………はい」
そう促すとカナヲは道場を出て残ってるのは俺一人だ。幸い道場にはこんなに広いから瞑想するか
「ここにいたか、空!!」
「!?……この声は」
「うむ、久しぶりだな!」
「いきなりの叫びにビックリした!?ってか、俺がいることに驚かないんだ………」
「いや何、空がいると聞いて胡蝶に頼んでこちらに来たのだ!」
「胡蝶………しのぶが喋ったのかよ」
「うむ!しかし、こうして話すのは四年ぶりか!!」
「聞けよ!?」
声かけてきたのは誰よりも熱く、誇り高き精神を持つ者炎のように逆立った髪を持つ男剣士……
「こんなところでなんのようですか?炎柱煉獄杏寿郎さん?」
「やや!?何か冷たくないか!?」
「いや、突然会いにきたことに怒ってないしそれはいいのだがよ……俺が怒ってるのはな……なに美味しそうにそのさつまいもでたべやがる!?それは俺も食べたいのに!!俺のはないの!?」
「むむ、残念ながらこれは貰い物でな!あげることはできない!わっしょい、わっしょい!」
「畜生ぉぉ!!久々に食べたいと思ったのによぉぉ!!」
相変わらずの元気さで安心したが,一体どういう用件でこちらに来たのだ?この人は俺より年上で、誰よりも熱い男だ
「うむ!危うく目的忘れるところだった!復帰していたと聞いてな!柱にならないのか!?」
「ならねえよ!?」
「うむ、残念!!」
「で………本当の話はなんですか?杏寿郎さんがそんな話のためだけに俺に聞きに来ると思えないのですが……?」
「うむ、久々の顔を見たくなってな!早く復帰してともに任務したいとおもってな!誘いに来た!!」
「まぁ、復帰はいつでもいいが……今は指導をしてますね」
「よもや!?」
俺の言葉に現炎柱煉獄杏寿郎さんは驚いていた。俺は現炎柱煉獄杏寿郎さん……あぁ昔の呼び方で言おうか
「そんなに驚くことですか?杏寿郎さん」
「うむ!かっての君は尖っていたから指導をするのは驚きだな!!それと君に敬語使われると寒気がしてしかたがない!!」
「泣くぞ?!名前の呼び方は昔からだろ!?」
「うむ、それでもだ!名前の呼び方は仕方がないにしても敬語は使うのやめてくれ!気持ち悪い!」
「気持ち悪い……!?」
俺は杏寿郎さんの悪意ない言い方に何かやられた気分になった。この人はなんでもはっきり言う代わりに相手の心をおるからな~……分かりやすく言うと言葉が足らないのが義勇として杏寿郎さんは言葉は足りるがストレートすぎるのよなー
「ま、まぁいい……。ってか、杏寿郎さんは柱なら他の人もいないし聞くが、竈門炭治郎の事を思う?」
「む?」
「俺は柱ではないがそっちは柱だ。だから知ってるんだろ?鬼をかくまっていると言われてる炭治郎の事を」
「うむむ、おお、ひよっとしたらあの少年か?鬼を匿うのは許せることではないし、鬼を匿うのは斬首してもいい!しかし、お館様の意向も沿えて手を出すことはしない!」
「そうか。ま、話したら炭治郎の事をきっと気に入ると思うぞ?それにあいつは向上心が強い上に、この俺の拳を頭突きで耐えていたからな」
「よもや!?頭突きで返り討ちとはまるで不死川と同じことだな!」
「は?不死川の名前を出すってどういうことだ?」
俺はなぜ風柱である不死川の名前がここで名前だすのかわからずに戸惑うと訳を説明してくれた。
「………まじか?」
「うむ!!マジだ!!」
「まさか、あいつが炭治郎の頭突きでやられたというのか?」
「うむ、冨岡が途中で叫んだとはいえ不死川に一撃与えたのは大したものだ!中々先が楽しみな少年だ!!」
「そうだな……」
確かにあいつはなにか秘めている可能性があるし、先が楽しみだな。勿論、精神的にまだまだな二人もいるがあの三人はカナヲも含めて鬼殺隊の歴史を終わらせてくれるかもしれない
「では、そろそろ任務なので失礼する。またな!」
炎柱杏寿郎さんは刀を持ち、道場に出ようとするが俺は杏寿郎さんを呼び止める
「杏寿郎さん」
「む?」
「必ず俺達はこの世代で……鬼との戦を終わらせよう。それまでは……また会いましょう」
「うむ!ではまたな!」
杏寿郎さんは手を振ってこの蝶屋敷を後にしていた。俺も杏寿郎さんもいつ死ぬかわからない今を生きているが……
必ず今代ですべてを終わらせることが俺達の念願でもあり、俺は必ずあの上弦弐を……カナエさんを苦しめたあいつを殺す
「あ!!次にここに来たときはさつまいもを多く持ってこよう!!」
独り言なのか外で大きな声を出しているのを聞こえて、何で最後の最後であの人はああいうのかなぁ……
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