鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第33話

カナエside

 

私は今、お店のものを食べながらある人を待っていました。私はそのある人を待ちながら私は過去のことを思い出していた

 

「(あの鬼殺隊で空君が失踪したのはもう四年も経つんだな~……。再会したときはギクシャクしていたけど、今はしのぶも空君の時だけは昔のように話してるし、家族といるときでも時々敬語忘れるからなんか可愛いわ~)」

 

『俺にはもう……守る資格がない』

 

「………四年前……私がもっと力があれば空君は失踪しなかったのかな?それ以前にもっとしのぶも私も彼の焦りを気づいてあげれたのかだろうか?」

 

私は四年前のあの日のことを思い出していた。私は上弦弐により手負いになっていたがそれを助けてくれたのは空君だった

 

『カナエさん……!』

 

倒れてる私を助けてくれた空君は包帯を取り出してできる限りの手当てを必死にしてくれていた

 

『大丈夫よ……呼吸が少ししにくいだけ……』

 

『っ!すいません、俺のせいで…俺がもっとはやく助けに来たら……!!』

 

私は傷よりも呼吸がしにくかったのもあり、既に戦える力はなかった。あのときに空君が止血をしてくれたから助かった……けれど、彼はすごく落ち込んでいたのは忘れられない

 

『あらあら、邪魔が入ったか。せっかく救おうとしていたのに……』

 

『殺すことが救いになるのか……!?てめぇはここで殺す!』

 

『だめよ、空君……!相手は上弦の弐!私を見捨てて逃げて!』

 

『できません!俺が調子のっていたせいでカナエさんが……柱の命令でも断ります!』

 

『うーん、麗しい仲だね!なら、まとめて救ってあげよう!名前をいってよ、救ってあげるから!』

 

『ふざけるなぁぁ!!』

 

空君は私を上弦弐から少し離して戦った。数分だけとはいえ、空君の攻撃は当たらずに余裕で回避されていた。絶対絶命の時に日が上って上弦弐は撤退した

 

『姉さん!!』

 

そして、しのぶに助けられて私は意識を失ってる間に空君はしのぶに謝っていてしのぶは今でこそ丸くなっているけど当時は本当に空君に責めていたの

 

『………ここは?』

 

『姉さん!!』

 

『『『カナエ様!』』』

 

『………(ギュッ)』

 

私が目を覚めたのは一週間後でなんとか命をとりとめた代わりに、花柱胡蝶カナエはあの戦いで完全に終わってしまったが蝶屋敷の子達とまた暮らせたのは嬉しかった。空君のことを気になったけどまたそこは聞けばいいと思った

 

けれど………

 

空君は鬼殺隊から失踪知ったのは後日だった

 

『………』

 

『……』

 

『……しのぶ、空君がなぜ失踪したか知らない?』

 

『………わからない。本当になんで……』

 

あのときのしのぶは私以上に疲弊していた。空君の失踪と私の怪我……それ以前に空君がやはり鬼と繋がっていたのではないか?という噂ですら流れていた

 

『私のせいなのかな……空がいなくなったのは』

 

『しのぶ、それはどういうとこ?』

 

『……私はあいつが鬼と繋がっていたのではないか?という噂を信じてなかった……けれど

 

姉さんがボロボロな姿とは反対にあいつはそこまでではなかった』

 

『まさか、しのぶ……そんな噂を信じていたの……?』

 

『うん……あの瞬間を見たときに……』

 

『なんで、空君を信じてあげなかったの?あの子はそんなことできる子ではないでしょ……?それ以前に鬼殺隊入る前からの幼馴染みの私達があの子の人柄を知ってるのになんで信じてあげれなかったの?』

 

『ごめんなさい……ごめんなさい………!』

 

私の言葉に本当にしのぶは後悔していて落ち込んでいた。あの子があそこまで泣いてるのみたのは両親が亡くなった時以来だ……

 

その後はしのぶは何人かの他の柱と共に調査をしていた結果、空君の噂はデマというのが確実だとわかってお館様に報告した。そして、お館様から衝撃の事実を元柱の私にも教えてくださった

 

『粛清……!?』

 

『えぇ、空は私達の知らない裏で鬼殺隊の情報を鬼に売ろうとしていた隊員がいたの気づいて始末していたのだけど、それを見た隊員が鬼と結託してると勘違いしたの』

 

『その裏切った隊員は……?』

 

『空の手で粛清したみたいで……ただ、一人だけ遺体がなかったから鬼に食われたと思われるの』

 

それが噂の本当の話だったが、空君は運悪く他の隊員が見てしまったためそのような噂を流していたらしい。その後はお館様や他のみんなが噂を無くしてくれて空君が帰りやすいようにしていたが四年もたってようやく再会できた

 

「(本当に色々あって焦ったわ……)あら?」

 

「わりィ、遅くなったァ……」

 

「ふふ、大丈夫よ。私も今来たところよ……不死川君」

 

「おう」

 

私が待っていたのは風柱不死川君で、しのぶや他の子には内緒だけど、実は私がよく会うのは彼なの。私にとっては空君は弟のような感覚だけど……不死川君は何て言えば良いのかな……この気持ちは今わからないわ

 

「体の具合はどうだァ?」

 

「問題ないわ。不死川君は相変わらず傷が……」

 

「問題ねェ……それよりも、なんでこの店に?」

 

「美味しいおはぎがあるから食べてもらおうと思ったの。嫌だった?」

 

「いや、嫌じゃねぇよ……カナエさん」

 

「良かった!」

 

ねえ、お父さん、お母さん。あの世で元気にしてますか?私としのぶは今も鬼殺隊で頑張っています。私は戦うことはできなくなりましたが、この生かされた命を大切にします

 

そして……

 

いつか、幸せな家庭を築ける日まで私達は頑張ります

 

「(とはいったものの、その日が来たらしのぶか認めてくれるかしら?あの子は姉離れできないから……早く冨岡君のお嫁さんになってもらわないとね!)頑張らないと!」

 

「え、何か言ったかァ?」

 

「あ、気にしないで!」

 

そのためにも私達は今日も必死にいきる………




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!!
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