鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第36話

俺はしのぶやカナエさんの頼みで炭治郎と一対一で全集中の呼吸・常中を見ていた。確かに意識するようになってからは基礎体力も上がってるな

 

「しんどくっても、走りを止めるな!俺の走りについてこい!」

 

「はい!!」

 

「良い返事だ!」

 

俺は炭治郎の返事に嬉しくなり、俺はさらに走る速度をあげたら炭治郎が驚く声を俺は聞こえた

 

「はや!?(空さんが楽しそうな匂いする!俺も負けないで頑張ろう!)」

 

「(これでも手加減して走ってるが炭治郎は、よく食らいついてるな)……本当に先が楽しみなやつだよ」

 

「なにか言いました?」

 

「何も!あともう少しで終わるからから踏ん張れよ!」

 

「はい!!」

 

こうしておれと炭治郎は走る訓練を終えて今度は木刀による素振りを見ていた。個人特訓は暫くやらないと言っていたが今の炭治郎なら次の段階を進めても問題ないと判断した上での特訓だ

 

「炭治郎、木刀を素振りをするのはいいがイメージしろ」

 

「イメージですか?」

 

「そう。俺は拳や蹴りを使うから鬼をまっすぐに殴るとか蹴りを素早くするとかイメージして、やる。だが、木刀の場合は何もふれば良いというわけではない」

 

勿論、素振りをするのは悪いことではないが俺達鬼殺隊は鬼を相手してるのだからイメージして戦うのが大事だ

 

「たとえば、素振り以外で良いのは木刀を構えて目の前にいるのが過去に対峙した手強い鬼で復習するようにやったらいい」

 

「というと?」

 

「俺の場合はまぁ仇敵とかは置いといて……俺の対峙しためんどくさい鬼がいてな」

 

「どんな鬼なのですか?」

 

「兎に角めんどくさい鬼なんだよ」

 

「め、めんどくさい……ですか?」

 

「そ、真似をする鬼がいたんだよ。血鬼術で真似が大好き鬼がいて……俺の拳の呼吸壱から参まで真似されてな」

 

「え?!どうやって倒したのですか!?」

 

炭治郎が呼吸の真似をする鬼がいたことに驚いて俺に聞いてきたので、俺はその鬼に対峙した時の対処を行った

 

「同じ技を何度も何度も繰り返してやる」

 

「同じ技を……ですか?」

 

「確かに真似するのは大したものだが、所詮は真似であって俺がこれまで鍛え上げていた力までは真似できない。だからこそ、繰り返してやって勝った」

 

「なるほど、確かに真似はできてもその過程は至れてないから限界がある!」

 

「そういうことだ。ちなみに倒したのはよかったものの二日間はうごけなかったな」

 

俺は苦笑してその事を話すと炭治郎は全集中の呼吸・常中が持続できているのに気づいた。まだまだ意識している癖があるが、以前よりはましだな

 

「さ、俺の話は終わりだ。とにかく続きをしろ」

 

「はい!!」

 

俺の基礎的な訓練を炭治郎は弱音を吐くことなくそれを十日間続けていた。頑張る姿勢や諦めない姿勢に俺は評価しながら全集中・呼吸も始めてやったときよりはできていて少しずつ報われていた

 

「さて、俺の訓練から十日経過したが……なほ、すみ、きよ!カナエさん!」

 

「「「はい!」」」

 

「うふふ、用意バッチリよ」

 

「ありがとうございます。炭治郎、この瓢箪を頑張ってやってみろ」

 

カナエさんがいるのは特訓の成果が見たいと言っていたのでここにいる。そして、なほ達より少しでかい瓢箪を炭治郎の前に置くと炭治郎が大きく鼻息吸っていて瓢箪に吹いていた

 

「「「頑張れ、頑張れ、頑張れ!!!」」」

 

「「…………」」

 

炭治郎が瓢箪を吹いてるのになほ、すみ、きよは必死に応援していて俺とカナエさんは炭治郎が瓢箪を割れるのか真剣に見てた

 

すると……

 

「む?」

 

「あら?」

 

炭治郎が吹いてる瓢箪が亀裂走り、やがてその瓢箪は破裂した

 

「「「「やったーーー!」」」」

 

「ようやく第一段階ですね」

 

「えぇ!これでスタートラインとはいえ、凄いわ!」

 

俺もカナエさんも炭治郎が瓢箪を破裂させたことに嬉しく思い、俺は窓の方をちらっと見るとしのぶが俺に気づいて笑い、そして優しい目で炭治郎の方をみていた

 

「さ、炭治郎。次は……カナヲとの訓練があるが頑張れるか?」

 

「はい!!」

 

「………」

 

俺は炭治郎に、この後休まずに行けるかと聞くと炭治郎は笑顔で返事していた。そんな炭治郎を見て、俺は本当ならしのぶもカナエさんもこいつも家族が殺されていなかったら……この鬼殺隊にならないですんでいたのにな……と思っていた

 

「空君?」

 

「あ、嫌なんでもないです!それよりも、炭治郎は大したものですね」

 

「?えぇ、あんな真っ直ぐな子はきっと、他の柱……特に炎柱の煉獄君が気に入りそうね!」

 

「あー、確かにあの人なら気に入りそうだな。他の柱……まぁ、風柱の実弥はなかなか難しいだろうな。あいつは鬼が嫌いと言うか……あいつもあいつで色々背一杯だからいつか炭治郎と和解してくれたら良いんだがな」

 

そう、実弥が昔珍しく俺に食事を誘ってきたので俺は参加するとあいつの話を聞いて驚いた。なにせ、鬼になったとはいえ母親を殺してしまったことがあると聞いたのだから。だからこそあいつの奥底には残された家族のため、もうひとつは母親を鬼にした……と思われる可能性がある原初の鬼……鬼舞辻無惨を殺すために生きてるようなものだ

 

「口悪いけど、不死川君は本当は優しい人だと炭治郎君は知ってほしいな~」

 

「……もしもそれを知ったとしてもそれは良いけどなんか、その後の行動が義勇と同じ感じ怒らせないか……」

 

「冨岡君と?」

 

「そう。まぁ、そうならないこと祈りたいと言うか……あぁ、なんか考えすぎたら胃が痛くなってきたぞ………」

 

「ふふ、何だかんだでそういうときが来たときまた止めるのでしょ?」

 

そう、昔義勇と実弥がなんかで遭遇して義勇が言葉足らずで実弥がキレて俺が二人の間に入って落ちつかせていたが……あの後心底本当に雑魚鬼が後の柱二人の一斉攻撃で死んだのは同情した

 

「さて、炭治郎がそろそろや鬼ごっこや反射訓練始まるから行きますか」

 

「えぇ、カナヲも頑張ってほしいな~」

 

俺とカナエさんは鬼ごっこや反射訓練する場所へと向かうと丁度炭治郎がカナヲを追いかけていた

 

「あ、カナエ様、空さん!お疲れ様です!」

 

「ふふ、ありがとうね!」

 

「ありがとうアオイ。だが、そう固くならないで良いと言うか……俺相手にそんな真面目にしなくって良いぞ?」

 

「いえ、これが私ですので!」

 

「だよねー……」

 

俺はアオイの真面目さにひょっとしたら炭治郎とある意味似ているかもなー……。そう思いながらカナヲ達の方を見てると炭治郎がカナヲをもう少しで捕まえれそうになっていたが、カナヲはそれを回避できた

 

「カナヲが捕まえられそうになるの初めてみました……」

 

「そうねぇ。大抵の人はカナヲに勝てずに終わるのだけど」

 

「(呼吸も足を止めるな、思考を止めるな。俺が教えた通りに足を止めずにやっているな)む?!」

 

俺が炭治郎の足を止めないことに感心してると、炭治郎がカナヲの手首を掴んでいた

 

「「!」」

 

「あらあら、カナヲが捕まるなんて……」

 

俺とアオイは炭治郎がまさかの短時間でカナヲに捕まえれるようになるとは思わずビックリしてカナエさんは言葉とは裏腹に嬉しそうに見ていた

 

「では、次は反射訓練です。……はじめ!!」

 

カナヲと炭治郎が今度は反射訓練を開始していたがこれもまた最初の頃よりも上達していて俺は炭治郎の成長速度が異常なのかと戦慄していた

 

「………!!」

 

「おぉぉぁ!!!」

 

「……あ……!」

 

炭治郎がカナヲよりも早く薬湯の入ったのをとり、カナヲにかけようとするが……

 

「(苦い薬湯を女の子にかけるのかわいそうだ……)よっ……と!」

 

「……?」

 

炭治郎が何を思ったのかカナヲの頭に薬湯入ったのをのせていた。そんな様子になほ達は喜んでいて俺はカナヲの頭に乗っている薬湯をとり、声かけた

 

「……この気持ちはなんだろ……?」

 

「ん?」

 

「………いえ、失礼します」

 

カナヲがぼそって言ったのをおれははっきりと聞こえていたが、カナヲは表情は変えないものの口調は悔しそうだった。カナヲが出ていくのを見届けた俺をみていたカナエさんは声かけてきた

 

「どうしたの?」

 

「…………カナエさん、炭治郎ならひょっとしたらカナヲの今を変えてくれるかもしれない」

 

「え?」

 

カナヲはまだ自分の気持ちも感情もきっとまだ自覚してないが、それは悔しいと言う確かな気持ちがあるのならカナヲはまた成長する

 

しかし、なんか悔しいな………アオイやカナヲのことは本当の妹のような気持ちで見てるし、昔は何とかしてあげたいとおもっが……こう、俺ではきっと二人の悩んでることも救えないのだな…

 

…とりあえずは俺の背後に隠れているサボりどもをお仕置きするか

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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