伊之助、善逸がカナエさんやしのぶに励まされてやる気が以前よりも強くなり全集中の呼吸・常中が少しずつだが持続できるようになっていた
「さ、今日は俺の勉強をするから常中は途切れさすなよ」
「はい!」
「「……!」」
俺の呼び掛けに炭治郎が返事して、伊之助と
善逸が呼吸を途切れさせないように見ていた。やはりやる気出てきたらこいつらはきちんとするのよね~
「さて、鬼殺隊の組織の階級はどういう風になっているか知ってるか?伊之助」
「お、伊之助指名だぞ」
「…ふっ、そんなの…知るかぁぁ!!」
「そうだよねぇ!?お前がそんなの知ってたら怖いよ!?」
「……いや、わかっていたけど……一つくらい答えてほしかったなぁ……」
俺は伊之助の答えにどことなく覚悟していたけどそんな堂々と知らないと答えられたら、困るよなぁ……
「伊之助の答えは仕方がないとして……まぁ、答えるか。まずはお館様が鬼殺隊のトップな」
「えーと、産屋敷耀哉様ですよね?たしか、97代目」
「そうだ、以前教えたのきちんと覚えてるな。なんでそんな歴史があると言うと、お館様は代々短命なんだ。まぁ、そこはいつか教えるが………お館様が鬼殺隊の頭だと覚えてくれ」
「97代……」
「しのぶ達とかで治せねぇのかよ?」
「無理だ。お館様の治療は現代では治せない……」
「そんな……じゃあ、なにか方法はないのですか?」
「一番手っ取り早いのは鬼の頭……鬼無辻無惨の首を撃ち取ることだ」
俺が伝えると伊之助や善逸、炭治郎が真剣に聞いていた。そして、俺は次の話を切り替えた
「そんで次に俺達鬼殺隊の階級で特別なのが柱だ。柱は9人いる」
「9人!?いや、そういえばじっちゃんが柱9人いるって教えて貰ったような気がする」
「そいつらつえぇのか!?」
「強いもなにもおそらく伊之助が今挑んでも勝てないぞー」
「はぁ!?やってみないとわからねぇっうの!!」
伊之助がどんな強い相手でもその強気は良いが、俺は柱の名前を言った
「まぁ、まずは柱の名前を言うから覚えとけ。今の柱はな岩柱、風柱、蛇柱、恋柱、音柱、霞柱、炎柱、水柱、蟲柱だな。因みにしのぶは蟲柱でカナエさんは元花柱だ。そして、炭治郎の兄弟子義勇が水柱だ」
「まって!?恋柱ってなに?!」
「恋柱は恋柱としかいいようがない……。ま、そこは気にするな」
「なんで、カナエは元花柱なんだよ?強いのによ」
「あー、そこはな………色々とあったんだ」
「(あれ?!空さんの音がなにか悲しみの音が!?)」
「(しのぶさんが言っていた憎しみと悲しみの匂いが……)」
「ふーん、まぁ良いけどよ」
伊之助はその話の興味がなくなったのかそれとも触れてはいけないと感じたのかこの件には触れてこなかった。炭治郎と善逸はなんで、顔色変えてるんだ?
「ま、柱はこれで終わり。次に階級だな」
「あ、それくらいは俺も答えれます!階級は
1番が甲でそこからは,乙,丙,丁,戊,己,庚,辛,壬,癸ですね?」
「そうだ、善逸。で、お前らの階級は恐らくまだ癸かな。俺は甲だが、柱になれる条件は一応整っている」
「え?そうなの?」
「階級が甲(きのえ)であること十二鬼月を倒すのと鬼を50体以上倒す……これが柱になるための条件だが俺は断った」
「なんで断るんだよ?」
「守るべきものを守りきれないやつが柱になる資格はないと思ってな……お館様と対面して甲で甘じてるな」
「ふーん……まてよ?俺様がお前を倒せたらかなり強いということか!?」
「はは、伊之助のそのやる気は買うがまだ俺を倒せると思うなよ?」
俺は伊之助のその考え方は嫌いではないし、むしろまっすぐで俺は反論しない。その後炭治郎達に鬼殺隊の歴史を話して俺の今日の個人特訓は終えた。まぁ、たまにはこういうのも良いだろうな
「はぁ……お茶うまい……ん?」
昼になり、俺は現在庭の方で一人で佇んで飲み物を飲んでいると後ろから気配感じたので振り向くとカナヲがそこにいた
「……カナヲ……隣に座るか?」
「………(コクッ)」
俺の呼び掛けにカナヲは表情かえること無く、一緒に必死に訓練してる炭治郎達の声を聞きながら見ていた
「四年間もこの蝶屋敷に離れていて、カナヲが鬼殺隊に入ると思わなかった……。俺が言うのもあれなんだが……後悔してないのか?」
「……(コクッ)」
「はは、そうか。カナヲが俺達に会う前の昔の話なんだが、俺はしのぶとカナエさんと大喧嘩したことあるんだ」
「……師範達とですか………?」
「そう」
俺は懐かしく思いながら昔の事を思い出していた。あの頃は……しのぶ達が入る前の俺は鬼殺隊で毎日鬼を殺しまくっていた。……当時の原動力はカナエさんやしのぶ達にはこの世界に入ってほしくなかったし、守るために戦っていた
「だがな、俺の思いと裏腹にカナエさんやしのぶが鬼殺隊に入っていたのだよ。俺はしのぶ達にあったときに何て言ったと思う?」
「……?」
「この鬼殺隊からやめろってな……。なんていうか、こんないつ死ぬかわからない世界に離れてほしいから言ったのだが………思い切りしのぶやカナエさんに怒られたな」
俺はカナヲの頭を撫でながら、俺はカナヲに約束をした
「カナヲもしのぶもカナエさんも……この蝶屋敷の子達も必ず俺が悪鬼どもに奪われないように頑張るよ」
「……(ピッ)」
「お、コイン?」
取り出したコインを弾いて出てきたのは表でカナヲは俺に聞いてきた
「…空さんは…」
「うん?」
「空さんは遠いところにもう行かないですよね?」
「さぁな……遠いところに行かないとか死なないというのは約束しかねるが、せめてもの君達が幸せな未来を繋ぐように約束するよ」
「……はい」
俺の答えにカナヲは表情は変えることはなかったが、頭を撫でられて口調は嬉しそうに感じた
「……では失礼します」
「おう」
カナヲが去り俺はカナヲと初めて出会った時の事を思い出した。あの頃は空は青かったし、俺はカナヲがいるの知らずに屋敷に行くとしのぶがカナエさんになにか叫んでいた
『姉さん,この子全然駄目よ!!』
『うん?』
『言われないとこの子はなにもしない!ずっと、お腹を鳴らしてるの。ずっとよ!!』
この子?と思いながら俺は庭の方に行くと、当時の小さなカナヲがじっと俺を見ていた
『……誘拐?』
『違うわ!?ってか来たのなら挨拶しろ!』
『いや、挨拶する以前に怒りまくりのしのぶに声かけたら殺されそうと思ってな』
『しないわよ!?私をなんだと思ってるの!?』
『………おこりんぼうのチビ美女』
『よし、その喧嘩買うわ』
俺の言葉にしのぶは拳をシュッ!シュッ!としていた。相変わらずの短気で俺はしのぶに窘めていた
『短気は損だぞ~。また身長伸び悩むぞ』
『まぁまぁ、姉さんはしのぶが笑った顔が好きだな~』
『っ!空は私と身長変わらないでしょ!?』
『で、この子は?』
俺はカナエさんとしのぶに事情をきいて最初は黙って聞いていたがだんだん怒りがわいていて俺は立ち上がった
『どこに行くの?』
立ち上がった俺にしのぶは怪訝に聞いていたが俺は怒気を含んだ口調で話した
『その子を……そんな目を合わした野郎を殴りに行く!そんで親とやらを殴る!』
『馬鹿!そんな事したら空が捕まるでしょ!?』
『跡形もなく殺したら問題ない!』
『問題ある!!』
『だが、こんな小さな子をひどい目を合わした奴を許せるか!?』
『許せるわけないでしょ?!』
『まぁまぁ、二人とも落ち着いてね?』
俺としのぶはだんだんヒートアップしてきたらカナエさんが手を叩いて窘めていた。俺としのぶはそれをきいて落ち着いた
『その子はどうするのだ?』
『私達が引き取るわ』
『そうねー。あ、空君はなにしに来たの?』
『あ、忘れていた。えーと、その子も良かったらだけど、食べるか?これは知り合いに貰ってな……』
俺がそういうと当時のカナヲはそれを興味もって見ていたのでカナエさんからもらったコインを不器用に高くあげると出てきたのは表
『食べるか?』
『……(コクッ)』
『ふふ、カナヲここに座ってね』
カナエさんの言葉にカナヲは横に座りおはぎを恐る恐る食べると
『………美味しい』
『『『!?!』』』
カナヲが初めて口出した言葉は美味しいだった。それを聞いたカナエさんは嬉しそうに抱き締めていて俺としのぶはカナヲの頭を撫でていた
『?』
当の撫でられた本人は戸惑っていたが俺達はゆっくりでいいからカナヲがいつか自分でコインを頼らずに話せる日が来ることを楽しみにしていた
「ふふ、本当に時の流れは早いな」
「一人で何を笑ってるの?空君」
その声を聞いた俺は苦笑してその人の顔をみて返事した。いつの間にか炭治郎達は別の方にいってるがまぁほっといても問題ないな
「カナエさん……いえ、カナヲの成長というか、初めてあった時の事を思い出して」
「そうねぇ、あの頃からカナヲも成長して鬼殺隊に入るとおもわなかったわ」
「いつか、鬼がいなくなった世界で皆で何処か行きたいですね」
「そうね~。しのぶも鬼殺隊はやめないけど、あの危ない事は辞めてくれたのはよかったわ。けど……空君はしのぶみたいに危ないことはしないでね?」
「…あはは、…少なくとも上弦弐のあの野郎を討ち取るまでは……約束できないですね。まぁ、そいつを倒して俺が生きていたらカナエさんやしのぶにカナヲの晴れ姿や蝶屋敷の皆の成長みたいかなー」
「またそういうことを言う……あんまり自分の命を軽く見ないでね?貴方の代わりは誰もいないのだから」
「姉さんの言う通りよ。それに、空は昔から無茶だけは得意なのだから」
「イヤーそれほどでも」
「誉めてない!!」
いつのまにか来たしのぶと軽く言い合いながら、カナエさんは笑っていてしのぶは呆れていて俺は微笑んでいた
「(この未来は悪鬼どもに奪われないように俺はいきる!)それよりもなんでカナヲのズボンはスカート?」
「あのゲスメガネです」
俺の疑問にしのぶは即答したので大体の事情がわかった俺はあきれた顔しながら決めた
「わかった。今度あいつ見たらお説教する」
「私も手伝うわ~」
「決まりね。今度来たら三人であのゲスメガネに話しましょう」
俺達はカナヲのスカートの件を何としてでも問い詰めておこうと結束した。まだ俺達の可愛い妹分にあげるほどの良い男はいない!!
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