鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第5話

お館様の屋敷を出てから、俺は本当は寄りたくはなかったが、心の何処かで一目は見ておきたいと自分の気持ちを考えた末、遠くで見つめるなら見つかる心配もないし問題ないと思って隠れていた

 

「………本当に懐かしい風景だな」

 

俺はその屋敷を見て思わず頬が緩みかけていた。俺にとってもあの時までは物凄くお世話になってた屋敷であの面子とも仲が良かった

 

「俺がもしも今……会えばまた誰かが不幸になる……。本当はその姿を見たいしその声も聞きたいが……それは駄目だろうな」

 

「アワナイノカ?」

 

「あぁ。確かに俺は鬼殺隊に復帰したが、お館様のお願いもしていた事もあるし俺は以前と変わらずに……あの悪鬼を探すつもりだ……俺にはもう会う資格はない」

 

「ヘタレ不器用メ!」

 

「おい、それはさすがに喧嘩売ってるやろ?!」

 

俺のどこがヘタレって言う話や!!この鳥野郎、いつか覚えとけ!

 

「まぁ、あの屋敷が健在なら問題はないな。そろそろ行くとするか……っ!?」

 

俺はその場を去ろうとすると、その屋敷からある人が出てきたので、俺は帽子を深くかぶり和服をしっかりと着直してばれないように立ち去ろうとしていた

 

「?」

 

俺はばれないように地面を見て歩いていたが何やら視線を感じていた。まさかと思うが気づかれたのか不安になっていたが………

 

「(バレたのか!?)」

 

「………」

 

俺は声かけられる前にその場を急いで立ち去った。その視線だけはなぜかずっと俺のほうに見透かされていて怖い感じがあったが、声かけないことから気のせいと思って去ったのか

 

「ぷはぁぁ………」

 

俺は屋敷から大分離れてからため息をついて呼吸を整えた。辺りに気配を感じないので近くの木に持たれた

 

「(まさか、立ち去るタイミングであの二人の妹が出てくるとはな。しかし、あの頃よりも成長してるのに驚いたな)……おい、俺の仕事はあるか?」

 

「カアカア!!南北山二鬼潜ンデイル!!ニンムハ一人!任務ハ一人!」

 

「任務は一人か。了解っと」

 

「ソレト南南北ニモムカエ!!マタオエタラツギノシゴトヲ与エル」

 

「…………なぁそれ俺がこれまで関東にいない分の仕事の押し付けとかではないやろうな?」

 

「サァ、イケェ!」

 

なんか釈然としないが、俺としてはとりあえずはこの任務を復帰しての最初の仕事に気合いを入っていた

 

「さぁ、悪鬼どもよ。俺の探してる情報があるのか……………教えてくれや………」

 

俺は日暮れと共に手袋を嵌めながら今夜の鬼が俺やそして鬼殺隊の有益な情報が出てくるのか楽しみになり近くの木に寝転がった。藤の家でもいいが俺は復帰したばかりだし、まずは下詰みだな

 

俺は眠りに着くと昔の事を思い出していた。どこにでもいる小さな少年でいつも両親同士が仲の良い家族の子供とと仲良く遊んでいたがそんな幸せは鬼によって破壊された。俺の家族は俺以外は失ってその鬼は俺が探し求めてる鬼で………ある人たちの仇敵でもある敵だ………

 

「さてと………夜か」

 

1911年にあれが起きて今は1915年……時の流れは残酷で俺は今もあの頃も疼くのはこの体の痛みと心の苦しみだ

 

「人間だ、人間だ!今日も肉つきの良い肉が来た!」

 

「よぉ、そこの悪鬼に聞くで……?俺が探してる扇の持ち主の鬼はここにいるかいないか答えろ」

 

「そ、そんなの答える分けねぇだろ?!(この俺様が震えてるのは殺気か!?)」

 

俺は殺気を出しながら多くの鬼が出ている場所に問いかけた。こいつらは今日もといった以上は見逃さないし、壊滅させることが俺の任務だ

 

「かかってこい、悪鬼」

 

「てめぇはなんだ!?」

 

「今日から復帰した鬼殺隊の男だよ。柱ではないが…………お前らごときに遅れをとる俺ではない。さぁ、来い!」

 

俺は体をリラックスさせるために軽くジャンプしてから拳を構えると鬼は躍起なっていたのか飛び込んできた

 

「命がどれだけ大切なことを知らないアホが………」

 

「アァァァァァ!!」

 

「その命を奪った報いとして死をさらせ。フゥゥゥ………拳の呼吸……」

 

俺は鬼が飛ぶのと同時に俺も飛び攻撃をした。そして鬼が着地すると同時に俺は右手を軽く降った

 

「………え?いつの間に首が………!?それに……なんだ……その呼吸は……」

 

「弐の型 裂散。俺は拳で戦うのがメインだから人よりのかなり瞬発力を鍛えていき、独自の型を作り上げた」

 

「いやだ!いやだ!死にたくない!?」

 

「お前はそうやってそういった人間をどれだけ殺した?勿論俺自身は天国行けると思ってはいないが……お前は無実の人を殺した罪で償いをしてこい」

 

消滅しかけている鬼に俺はせめてものの情けとして死に際を見送った。結局こいつも死にかけてもあの野郎の情報を引き渡さなかったか………いや知らなかったのか……

 

「てめぇはどこにいやがる?俺は逃がさない」

 

「次北上!北上!サッサトハタラケ!ハタラカナイ人間!」

 

「はいはい………いやまてこら?!働いてるだろ!?政府非公式とはいえ一応働いてるからな!?」

 

「フッ………サァ、イクゾ!」

 

「畜生!?鳥にバカにされた気分だよ!!」

 

俺はその鬼を殺すために今日の夜も和服を着直して駆け抜けることへと走っていった。ちなみに鬼滅隊の服は二年の戦いで破れてしまったから今はこれで代用してる

 

いつまでも逃げれると思うなよ、悪鬼が………!

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
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