炭治郎side
空さんが拳の呼吸陸ノ型流星と、煉獄さんが炎の呼吸玖ノ型 煉獄で上弦参の技に対抗した瞬間に辺りが爆風により、視界は遮られた。そして、俺や伊之助はあまりの激しい戦いに息を飲んでいた
「どうなった……!?」
「っあぁ!?」
「「「…………!!」」」
煉獄さんと空さんの攻撃と上弦参の攻撃は爆風が収まり俺達が見た光景は……
「ぬぅ……」
「がは……」
「……!!」
空さんは上弦参の後ろで血まみれに倒れてて、腕が完全に折れているのが見てわかるし、煉獄さんは左肩を貫かれていた。対する上弦参は傷は深いものも徐々に回復していて問いかけるように話した
「お前達の連帯の技は見事だったが、これが鬼と人間との差。お前達人間が傷をその身を削ってまで、俺に食らわした斬撃や傷ももうすでに治っている…どう足掻いても人間では鬼に勝てない!」
「く……!」
「空、貴様は何度も俺に立ち向かっていったが、素晴らしい攻撃、素晴らしい戦いは結局は鬼の力で傷は回復してしまう。最後に死ぬ前にもう一度聞こう……鬼になれ!」
「……なんども……いわ……せるな……!」
上弦参が煉獄さんの左肩を貫きながら倒れている空さんに問いかけると、空さんは血を吐きながらも立ち上がっていた。だが、残酷なことに空さんの腕はもうこの戦いで続けるには厳しすぎる状態だ……
「空さん、もう無理に動いては!」
「大丈夫だ、炭治郎……!いいこと教えてやるよ、何度も何度も人の身でありながら死の淵に立たされても……諦めないのはな……俺の心がおれてないからだよ!」
「精神論をいうとは……」
「精神論も鬼殺隊では立派な一つなんだよ。……それと、俺ばかりを気にしていいのか……?」
「な!?(日が近づいてる!?まずい、奴等との戦いに夢中になりすぎて気づかなかった!まさか……!?)」
「鬼を殺すには二つ……!ひとつは日輪刀や俺の使う日輪拳で鬼を殺す……そしてもうひとつは……日を浴びれない鬼に日焼けさせることだ!」
「おぉぉぉぉ!!」
空さんが、そういうと共に煉獄さんが上弦参の腕をつかんで上弦参の首を斬ろうとしていたが、向こうも斬られまいと腕をつかんで耐えていた。空さんはもう両腕も上がらないでたつのもやっとという感じなのはわかる
「(夜明けが近いからこの柱を殺さないといけないのに……!)腕が抜けない……!?」
「言ったはずだ……!俺は俺の責務を全うすると!!絶対に逃がさない!!」
「ぐ、伊之助!!」
俺は刀を持ち伊之助と共に何としてでも煉獄さんと共に上弦参の首を切ろうとすると……!
「オオオオオオ!!!! 」
今までの声とは違い焦っていて本当に余裕のない声の叫びが俺の耳に聞こえて耳がいたかった
「オオオオオオ!!退けぇぇぇ!!」
「(絶対に逃がさん!!)絶対に放さん……お前の頚を斬り落とすまでは!!」
「伊之助、行くぞ!」
「おう!」
「(このままでは……ぐ、屈辱だ!柱を殺すどころが空も殺せなかったのは!しかし、ここで殺されるわけにはいかない!!)うぉぁあ!」
上弦参が叫びながら地面を強く踏み付け跳躍し、その際に両腕をちぎってはいた。そして、上弦参は森の方に逃げようとしたが俺は日輪刀を上弦参に投げた
「!」
「(にがさない!せめて、一報いを……!)」
首は飛ばなかったけど、煉獄さんや空さん……そして真菰達が命かけて戦っていたのにあいつは逃げた。その逃げる姿勢に俺は怒りを感じて心のまま叫んだ
「逃げるな、卑怯者!いつだって鬼殺隊は、お前らに有利な夜の闇の中で戦ってるんだ!生身の人間がだ!傷だって簡単には塞がらない!失った手足が戻ることもない!逃げるな馬鹿野郎、馬鹿野郎!卑怯者!お前なんかより、空さんや真菰、錆兎、煉獄さんの方がずっと凄いんだ!強いんだ!」
「炭治郎……」
「煉獄さんは負けてない!誰も死なせなかった!空さんも真菰も錆兎も戦い抜いた!皆を守り抜いた!!お前の負けだ!煉獄さん達の勝ちだ!…っっ…うあああああああああ!!!あああああ!!わあああ!ああああ、うっ、ううっ」
俺は悔しくなりただ泣き叫んでいると、煉獄さんが優しく俺を呼び掛けてくれた
「もうそんなに叫ぶんじゃない。腹の傷が拓くし、君もそんなに軽傷ではないのだからな」
「……でも……」
俺がなにか言おうとすると伊之助が空さんをおんぶしてこちらに連れてきていた。空さんも腕や足がボロボロで伊之助におんぶされながら優しく話しかけてくれた
「ハァハァ……大体……炭治郎。お前もボロボロなのだから今は叫ぶな。お前が死んでしまえば俺達が負けてしまうからな……後、伊之助……運んでくれてありがとう」
「キニシナイデ……」
「はは……。真菰も錆兎も隠達が保護して、今頃蝶屋敷につれてもらってる……はずだ……が……おれたちもぼろぼろですね……」
「うむ……。だが、大丈夫だ……内蔵さえ貫かれてないのなら、あとは胡蝶達が何とかしてくれるはずだ……だが、万が一の事もあるから聞いてほしい……」
「そんな……止血で今なんとかできないのですか……?後から聞くこともできるのに……」
「いや、今じゃないといけない……。助かる可能性はあっても万が一の事もある……おいで……少し話をしょうではないか……」
俺は煉獄さんの言葉に泣きそうになりながらも涙をこらえて座っていた
空side
俺は伊之助に地面を下ろしてくれて炭治郎と杏寿郎さんの会話を黙って聞きながら呼吸で止血をしていたが俺も杏寿郎さんも無茶をしすぎて、こればかりは、しのぶ達の治療までに意識を保つ自信はねぇな……
「思い出したことがあるんだ。昔の夢を見たときに」
「………」
「俺が万が一のためにも頼みたい……。君が言っていたヒノミカ神楽は俺の生前の家にそれに関する事があるかもしれない……」
「え……」
「弟の千寿郎に聞けば恐らく見つかるはずだ……」
ヒノミカ神楽……炭治郎がずっと気にしていて探していた話だ……。やはり、杏寿郎さんの家にそれに関する事が……いや、歴代炎柱はそれに関することを書いていたのかもしれない……
「言伝頼みたい……」
「そんな!煉獄さんがいえば……」
「炭治郎!……杏寿郎さんの言葉をしっかり聞いとけ……」
「っ」
俺も杏寿郎さんもボロボロな上に本当に万が一の場合の事もあるから炭治郎には聞いてもらわないと……
「…弟の千寿郎には…自分の心のまま正しいと思う道を進むよう伝えて欲しい。父には体を大切にして欲しい」
「……はい……必ず伝えますっ……!でも、死なないでください!俺はまだ……!!」
「勿論……まだ生きることを諦めてない…。だが、その前に……柱会合の時は覚えてるか?俺は君に鬼をかくまっていたからこそ処罰するべきだと」
「はい……」
「だが、竈門少年、俺は君の妹を信じる。鬼殺隊の一員として認める。命をかけて鬼と戦い人を守る者は、誰が何と言おうと鬼殺隊の一員だ」
「っっ!!」
炭治郎は杏寿郎さんの言葉を聞き、認めてくれた嬉しさに涙が溢れていた。俺はまだ意識を保っていても、速く隠達がしてくれないと……
「胸を張って生きろ……己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ 歯を食いしばって前を向け,君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれない… 」
確かに時間は止まってくれないし、待ってはくれない。お前達に会うまでに俺の同期はもう真菰だけだ……あの頃の生き残った同期はもういない……下の者は錆兎、義勇、村田……上の者は天元さん、不死川や行冥さん、伊黒……
まぁ、不死川や、伊黒が呼び捨てなのはお前に敬語使われると気持ち悪いと言われたからな……あ、泣きたくなってきた。まぁ、でも……後輩を守るのは確かに先輩の役目だな
「俺が、もし戦えなくなっても死んでも気にするな。柱ならば、後輩の盾となるのは当然だ柱ならば誰であっても同じことをする、若い芽は摘ませない。そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。俺は信じる、君たちを信じる」
「杏寿郎さんだけじゃねぇ……俺も信じてるし、お前達はこれから先も生きていく若き隊員だ……守ることも戦ったことも後悔はしてねぇ」
あぁ、やべぇ……どんどん意識が保てなくなってきたな……
「見つけたぞ!!炎柱様や空もいる!」
「(あぁ……ごっさんの声が聞こえるなぁ。俺は死ぬのか……?それとも生きて帰れるのか……)伊之助……炭治郎……お前達はまだまだ強くなれる……そして、ここに……は……いない………善逸も……だから……俺は……少し……だ……け……寝……る……」
「おい!?黒チビ野郎!?」
「空さん……!?」
炭治郎達の慌てる声が聞こえたが俺はもう意識を保つのが困難で完全に意識を手放した
しのぶ達にまた泣かせてしまうことになってしまうな………
ここまで読んでいただきありがとうございます!
これで一応無限列車編はおしまいですが、いかがでしたでしょうか?なかなか表現するのが難しい編ですが、原作でのこの無限列車編は間違いなく原作主人公のターニングポイントですのでなんとか書きました!
これからもよろしくお願いします!