俺は布団ごとしばられるのをなんとかといてもらって、自分の部屋で安静しながら庭で空を眺めていた。すると蝶屋敷が何やら騒いでる声が聞こえていたが俺は全身の怪我が酷いのと胡蝶姉妹に怒られたくないので安静していたが……
「あ、あの空さん……」
「アオイ?」
俺の部屋に入ってきたのはこの蝶屋敷で4番目に仕切っているアオイだった。何やらいつものキリッとしていた雰囲気ではなく、何や、周りを見て確認していた
「あの……空さんは今時間大丈夫ですか?」
「ん、まぁいいけどどうした?」
「空さん!」
「お、おう!?」
「あの、錆兎さんや真菰さんから聞いたのですが上弦の前にもう一体鬼がいて戦っていたと聞いてますけど……」
上弦の前に戦っていた鬼か……これを話していいのかどうかはわからないが隠すよりは話さないとな
「…アオイ…今日患者は?」
「入院してる四人以外は今いませんけど?」
「あと俺の服は?」
「ありますが、どうしました?」
「俺の服の中は見てないか?」
「まだ中は見てませんが…」
「蝶屋敷全員に大事な話があるから全員をこの部屋に呼んでくれ。あと、脱走はしないから俺の服をもってきてくれ」
それを言うとアオイは疑問に思いながらも俺の服を取りに行き、なほ、すみ、きよと胡蝶3姉妹を呼びに行ってくれた。え、カナヲはなんで胡蝶3姉妹に扱うのかだって?別にいいだろ!
「空さん、全員来ました。あと服を持ってきました」
「ありがとう、アオイもそこら辺で座ってくれ」
「は、はい」
「空、話ってのはなんですか?」
しのぶはいかにも今はやることがあるのだから早く言ってほしいと言う雰囲気だったが、俺はしのぶ達にこの事実を知ってほしいと思い深呼吸してあるものを話した
「…これを…」
「それは!?」
「「「「!?」」」」
俺が服の中から出したのはあの蝶の髪飾りでしのぶはそれが何なのかわかって目を見開き他の皆も今から話すのが何なのかわかったみたいだ
「しのぶ達の……カナヲ達の先輩たちでもある継子の形見だ……」
「どこでそれを……」
「上弦の前に他の鬼と対峙していたのは聞いてるか?その時に奴はその蝶の髪飾りをコレクションとして扱っていた。……奴は、3人の継子を殺したやつだった……」
「…っっ!!」
「結果的に真菰、錆兎の協力でその鬼を殺せて仇は討ち取れたが……その直後に上弦参と対峙して報告が遅れた……」
俺はそれを説明し終えるとしのぶとアオイとカナエさんにそしてカナヲもそれを目そらすことなくその髪飾りを抱き締めていた
「……空、ありがとうございます。この子達もここに戻れて嬉しいはずです……」
「きっと、姉弟子達もここに戻ってきて安心したはずです」
「………」
「「「「ありがとうございます」」」」
「………この蝶屋敷の皆にお願いがある」
「空さんから私たちに」
「お願い」
「ですか?」
俺はみんなの言葉を聞いてから改めて俺が今思っていることも考えてることもあったので、7人の顔をきっちり見て俺は……
「っちょ、空さん!?」
アオイが慌てる声がしていたが俺は気にしてなかった。俺は皆に向かって土下座しながらそのおねがいをした
「頼む……皆は必ず殺されることなく最後まで生きてくれ!」
「空君……」
「俺はあのときも……今回も……誰かを失う恐怖を味わっている…。鬼殺隊で戦っている以上命の保証はないのはしってる!だが、俺は……この蝶屋敷の皆が幸せになってほしい……だから、俺よりも長く生きる事を約束してほしい!」
「空、何を言って……」
「死にかけているとき……俺はいつも夢を見るんだ………あの初めて上弦弐のときの事を」
俺がそれを言うと皆が重い雰囲気になっていてカナヲも震えていた。カナヲにとっては命の恩人の一人が失いかけたと言う恐怖がある
「俺はあの頃から何一つ守りきれてねぇ……だが!!俺は皆にそれを頼む代わりに俺も約束をする……必ず……蝶屋敷に迫る悪鬼どもを俺がこの手で守り抜いて見せると!!」
「空君、それは約束できないわ」
「えぇ、私達もよ」
「!……なんで……?」
「私達だけが長生きするのではなく、空君も必ずここに帰ってくることを約束して。あなたの帰る場所はこの蝶屋敷で皆があなたの帰りを待ってあげるから」
「んな!?」
「はい!私達も空さんの帰りをここで待ちますから必ず最後まで必死に生きてください!」
「「「はい!」」」
「……」
「いやあのね……俺は別にそんな気休めな……!?」
俺の頭にはしのぶが俺の頭を撫でていた。俺はまさかの蝶屋敷の約束に動揺してるとしのぶが優しく話しかけていた
「空、私達はなにも気休めに言っていません。ですが、私達みんな本心です。それ以前に私達は家族です。だから、この蝶屋敷という家族のもとに帰ってきてください」
「…はぁぁ、そこまで言われたらな…わかったよ。なら、俺もここに帰るという約束をするからしのぶやカナヲは絶対に鬼に殺されるなという約束してくれるか?」
「勿論」
「……はい」
俺はみんなの言葉を聞いて改めて約束を守ると言うとみんなも嬉しそうに笑っていた。すると、カナエさんが手を叩いて俺に話しかけた
「それなら、みんなが結婚式するときに空君はお父さんとして出てもらおうかしら?空君がこうして生きて帰るという約束するのだから、それをお願いしときましょ?」
「姉さん、それならお父さんというよりお兄さん側じゃない?」
「待て待て!?飛躍しすぎてる!!なんで、結婚の話が出る!?」
「蝶屋敷の誰かが結婚するときに父親として兄として出てください!よろしくお願いします!」
「「「お願いします!」」」
「…お、お願いします………」
「だからなんでそうなるの!?!」
まてまて!?なにかおかしくなっているが、それ以前に俺は気になる反応があったぞ!だが、確証はないのでいまはたえとこう
「(ク、これ以上突っ込みきれないのだから諦めておこうか!)まぁ、とりあえずは結婚の話はおいといて……家族なら最初にいっとかんと駄目なことあるな?」
「「「「「「?」」」」」」
「これからもよろしく、皆」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
俺の言葉にみんなも笑顔で返事してくれいた。俺はまだ体も完治してないし鬼殺隊の戦場復帰するまでは時間がかかるな。因みにしのぶに義勇との進展はあったのかこっそり聞くと問答無用に痺れの入った注射打たれて暫くは動けなかった………
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!