炭治郎達がアオイ達の代わりに遊郭に潜入して何日か経過すると早朝珍しく音柱宇随天元さんの連絡が俺の部屋へと届き、手紙を開いた。最初は黙ってみてたが、途中で聞き捨て…いや見落とせないのが書かれていた
「はぁぁ!?」
「あらあら、そんなに声をあげてどうしたの?」
「煩いわよ……こちらは何徹したと思ってるの……」
「しのぶ~、寝ていないのは聞いていないわよ~。後でお話ね、それで空君はどうしたの?」
しのぶが寝ぼけながら徹夜していたのを話すとカナエさんは、にこやかに怒りの雰囲気が出ていてしのぶは、「しまった」という顔をしていたがいまはそれどころではない
「……しのぶ、カナエさん。悪いけど増援行かないとダメになった」
「なにかあったの?」
しのぶは俺の雰囲気が変わったことに気づいてすぐに仕事の方へと切り替えてカナエさんもまたピリッとしていた
「天元さんと共に任務の方へむかった炭治郎と伊之助と善逸は現在遊郭の方に潜入していたが……善逸が消息不明になった」
「「!」」
「天元さんは恐らくこれは上弦の可能性があり増援を俺に求めた」
「なぜ空君に?」
「実弥は現在、遠方だし他の柱も同じだ。それ以前にいま動けるのは俺しかいない」
「私も柱なのだけど!?」
「柱を三人も向かうのは不味いと判断したのと上弦を何度か対峙した俺ならいいだろと言うのがあの人の判断だ。それに俺も借りを返さないとな」
「借り?」
「数年前の鬼殺隊で流れていたあの噂だよ。俺が人を殺したという噂を天元さんがいろいろ情報操作や調べてくれたから今があるし……あの人を死なせるわけにはいかねぇな」
俺は黒い羽織を背中に乗せて己の武器としっかりと手袋を嵌めて出る用意をし始めた。遊郭で潜入していた炭治郎達はどうやってと思ったがそれは置いとこう
「本来は手を出さないで黙るのが筋だが仲間に助けを求められたら助けにいくのもまた筋だ。しのぶ、カナエさん、悪いけど天元さんの増援にいく」
「……はぁ、宇随さんに関しましては生きて帰っていたらたっぷりとお説教をしましょう」
「遊郭で上弦となると例の彼の可能性は?」
「それはない。奴はそんなに頻繁にみられるものではないし、参に関しては戦ったからわかるが、根っからの武道家の精神に近いしその可能性はないと思うことから残りのまだみていな上弦だな……。それと……しのぶ、藤の花をもう食べたりしてないよな?」
「姉さんにさんざん怒られて空にまで怒られたらもう二度としてないわよ。でもあいつの殺す役目は捨てたわけではないからね!」
しのぶか腕を組ながら強気に言うが要するに俺にもカナエさんにも2度と悲しませるようなことはしないということか
「それならいい。……俺がこの世で嫌いなのは蝶屋敷の子供達やお前達を苦しめる鬼…それとあのくそ野郎だけは死んでも仲良くなりたくない。カナエさんには悪いけど、やはり皆を苦しめる鬼は憎い」
「空君」
「だけど俺もすべての鬼とまではいかないが炭治郎の妹……あの子を人間に戻すことに関しては俺も協力する。しのぶはここでなんとか炭治郎の妹が人間に戻る方法の手がかりをつかんでくれ」
「もちろん、そのつもりよ。鬼は憎い……姉さんを苦しめ、親を奪った鬼は憎いけど炭治郎君の妹とはいつかきちんとお話ししてみたいですしね」
「私も協力するよ!だから、空君は任務を励んでね!」
カナエさんとしのぶの顔を見て俺も改めて潜入していたあの3人を……いや、5人だな。なんとしてでも助けないとな
「おう、そこに隠れているアオイ達も出てきていいぞ」
「「「「!?」」」」
「……き、気づいていたのですか?」
「一応、鬼殺隊の柱だからな。それより、アオイ、なほ、すみ、きよ」
「「「「はい!」」」」
「ちゃんと連れて帰ってくるからいつでも医療の受け入れをしっかりしてくれよ」
「「「「はい!」」」」
「カナヲはこれからまた任務とかあるだろうがヤバイとなれば俺にかならず連絡しろ。助けにいくからな」
「…はい」
俺は一人ずつ安心させるように頭を撫でて俺は改めて蝶屋敷の外へと歩き、皆が見送る体勢になっていた
「あー、あと……」
「「「「「?」」」」」
「善逸、伊之助や炭治郎が無事にこの蝶屋敷に帰ってきたら、美味しいご飯を用意してやってくれ」
「「「「はい!」」」」
俺がそういうと皆は笑顔に返事してくれていた。そして、俺はまだ見ない遊郭で潜入してる後輩と柱の先輩が大丈夫か心配になりながらも蝶屋敷を出ていこうとすると
「「いってしゃい」」
「い、行ってらしゃい」
「!……おう、行ってきます」
三人の声を聞いて俺は懐かしく感じながらも俺は元気よく返事した
待っていろ……皆!!
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