鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第70話

俺と後っさんは鬼殺隊の隠れ店とでも言うところでお客さんもおらず、ゆっくりとお茶をのみながら会話していた

 

「もうカナヲの成長嬉しすぎて……」

 

「あーわかるわかる。俺も知ってるからあの子は最近よく感情出すようになったな」

 

「ですよねー。もう、炭治郎の方にカナヲがお嫁さん行くときは本当に……。よし、炭治郎が俺相手に一本とれたら考えよう」

 

「それはどこぞの頑固親父のような発想だよな……で、拳柱様はなにか新しい情報をつかめたのか?」

 

「……いや、見つからない。なんとしてでもあの男に関する手がかりを見つけたいが……それすら手がかりない忌々しい連中だよ」

 

「そうか。まぁ、それを抜きにしてもあの数ヵ月前に数百年間倒せなかった上弦を撃破のはすげぇよな」

 

「まぁ、そうですね。しかも、若手の三人が実質倒してくれたから……俺はなにもしてないな」

 

お茶を一服のみながらあいつらのことを思いながら話した。この数ヵ月もそうだが炭治郎は本当に悪運がすごいというか……

 

「あいつの悪運はすごいというか……それと、恐らくだが……」

 

「ん?」

 

「そう遠くないうちにとんでもないことが起こりそう」

 

「いやお前が言うとそれ洒落にならないよ……」

 

「それと……お館様の件はいまだに手がかりなし。もうひとつの件もだ」

 

俺が今何を探してるのかは後っさんとしのぶカナエさんしか知らない話だが、お館様のお体を治す方法を時間が許す限り、日本各地で動ける範囲で探していたがいずれも手がかりなし

 

「そうか……もうひとつの件はあれか?」

 

「えぇ。例の子です」

 

「そうか……手がかりなしか」

 

「例の子はいまだにかわりなく状態もよくならずというところですかね」

 

「しかし、前例がないだけにあの子はすげぇよな。普通はみんなあれになったら耐えきれないのに何であの子は耐えきれたんだ?」

 

「たしかにそれはなんでなのか分からないな……」

 

あの子とはもちろん炭治郎の妹竈門禰豆子ちゃんだ。炭治郎がずっと寝ている間、俺やしのぶカナエさんや蝶屋敷の子供達が面倒見ていた。たまに、錆兎や真菰に天元さん一家や杏寿郎さんもお見舞い来るついでに相手なってくれていた

 

「そういえば、この間のは驚いたな」

 

「ん?」

 

「お前、ぶちギレた事件あっただろ?」

 

「あー」

 

俺はそれを思いだし苦虫を潰し顔になった。俺がこの苦虫潰した訳は以前とある任務で一人の隊員が、身勝手な行動と誤った自己判断をして危うく他の隊員の命をさらされる事があった

 

『なぜ、俺が来るまで我慢できなかった?』

 

『………』

 

『鬼に復讐するのもよし、己のミスで己が死ぬのもよし。だが、己の身勝手な判断と力を見極めれないで仲間の命をさらすのは鬼殺隊としても失態だ』

 

『ぐっ……!』

 

『頭を冷やすことを勧める。今のままではいずれお前は早死するだけだ』

 

俺はそれだけを言うと危険をさらされた怪我人の手当てや住民の手当てをしていた。その若者の名前は知らないが、あれではいつか死ぬのが早まるだけだ

 

「まぁ、それはそうと……」

 

俺はため息をはきながら、後ろを振り向いた。後っさんもなんだろうと思い振り向くと

 

「はへ?何でいるの?」

 

「さっき送ったのにいくら来るの早すぎない?真菰、錆兎」

 

俺は炭治郎が目を覚ましたというのを連絡したら、鬼殺隊を抜けて今は恩師のもとで平穏な日々を過ごしていた二人が隠れ名店の方に来たのだ

 

「たまたま今日蝶屋敷にお見舞いいく予定だったの」

 

「義勇は任務で無理だったがな………それよりも!」

 

「ん?」

 

「報告することがあって、私たちようやく正式な夫婦として認められるようになったの」

 

あれ?俺たちは今この二人からすごいことを聞かなかったか?たしか前……告白したとかどうとか聞いていたのに………あるぇ?

 

「へ?すでに認められていたのではないのか?」

 

「そういえば、結婚してるって噂流れていたけど違うのですか?」

 

俺と後っさんは整理しながらそう発言すると錆兎がげっそりしながら説明してくれた。なんでも、結婚は認めてくれたものの師範の課す課題を乗り越えれたら許すという条件だったらしい

 

「現水柱義勇と元水柱の師匠との1vs2で勝つことが条件ということと……一ヶ月間真菰と寝ていて襲わないことを条件とするだ……死ぬかと思ったよ」

 

「お前よく生きていたな……」

 

「……二度とあんな経験したくない」

 

「そういえば、空はなんでここに?」

 

真菰がキョトンとしながら俺に話聞いてきたので俺はすこしあれを思い出して悲しくなり、訳を話すと真菰が目をキラキラさせていた

 

「カナヲちゃんが……!?ふ、ふふふ……ねぇねぇ、そんな話は義勇のも炭治郎のもどっちも保護者としては見過ごせない!!」

 

「こら、真菰!?」

 

「あ、お支払俺がしときますから、後っさんはこの二人を……というか真菰が暴走しないように錆兎と追いかけてください。柱命令」

 

「畜生、こういうときだけ命令するとかふざけるなぁぁ!年上の面子というのもあるから払いたかったのに……あぁもう、来月までに返金するよ!!」

 

真菰が嬉々として出ていきそれに慌てて追いかける錆兎。そんな様子を見かねて俺は後っさんに錆兎一人だと負担になるから手伝ってほしいと思い権力を使わせてもらった

 

「さて………っと……」

 

俺はゆっくりと支払いを終えて店を出てからさっきから怒りのオーラを出してるやつが感じ取れたのでため息つきながら振り向いた

 

「さっきから俺に殺気をやたらと飛ばすのは誰だ?ん、お前はあのときの………」

 

「………」

 

俺の言葉にゆっくりと出てきたのは数ヵ月前に俺が注意した隊員だった

 

「……ふむ……どうやら数ヵ月前からなにも成長してないと感じるな。いやはや、今のままでは柱になるのは厳しいな」

 

「なんだと……?」

 

「言葉の理解できないのか…なら、場所を別のところに変えて稽古つけてやる。ついてこい、今のお前ではまだまだ未熟すぎることを教えてやる」

 

俺はここでは人通りが多いし危ないから俺がいくつか鍛練してる場所のひとつに案内していた。その間にも殺気はずっと俺に飛ばしていた

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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