鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第76話

しのぶside

姉さんと空が山奥に特訓いってから少しして煉獄さんの弟さんがアオイ達に案内されて医務室にやってきました。その手もとには差し入れと言わんばかりのものを持ってきていました

 

「この度は兄をお助けいただきありがとうございました。お礼を言うの遅れて申し訳ございません」

 

「いえ。医者として当たり前の事をしたまでです。おやそれは?」

 

「あ、はい!兄がお世話になっていたということでお礼にカステラを買いました!」

 

「あらあら、ありがとうございます」

 

私がお礼を言うと共に山の奥で激しいおとが聞こえた。そう言えば、姉さんが空の稽古のために煉獄さんたちを呼んで来てるといっていたわね

 

「よし、患者もいませんし、折角ですからみなさん山の奥に行きませんか?あ、勿論そこに隠れているお二人は強制的ですよ」

 

「「ギクッ!?」」

 

「では行きましょう。今から行くところはなかなか見れる光景ではないですからね」

 

恐らくですけど空は興奮して暴れまくりそうな気がしますし、大ケガ寸前までになったら大変ですから包帯も持っていきますか

 

「あ、カナヲもですよ」

 

「!?」

 

私に気づかれてないと思っていたのか知りませんが、恥ずかしそうな気配を出してるの感じ取れました。カナヲもまだまだ気配を隠すのは上手ではないのでそこは課題ですね

 

 

 

空side

蝶屋敷より少し離れた場所に俺と槇寿郎さんはにらみ合いながら互いに構えていた

 

「勝負の判定は双方のどちらかが倒れたとき!または、審判の判断で止めるまでは稽古は続行とする!」

 

「準備は良いですね?では……始め!!」

 

「「おおおおおお!!!!」」

 

カナエさんの合図と共に俺達は全速力ではしり、俺は日輪拳の練習用で突き出すと、槇寿郎さんは木刀で振り下ろしていた

 

「「!」」

 

お互いに驚愕しながらも、攻撃の手を緩めることなく何度も何度も交えていた。俺が顔を狙おうとすると槇寿郎さんは冷静に後ろに距離を取って直ぐに構えて隙を与えなかった

 

「お互いに構え直したね……」

 

「うむ、激しい攻防だ!」

 

「(ッチ!槇寿郎さんは鬼殺隊を離れているのにこの攻撃や回避の仕方も経験があるからこそ出来るのだろう……。だがそれを越えないと)」

 

「(ふむ。突きだす速度も蹴り出す速度もそこら辺の隊員よりは強いだろう。まぁ今の隊員がどれだけ実力があるのか知らないが………俺を越えないと……)」

 

「「上弦を撃ち取れるなんて夢のまたの夢だ!」」

 

俺達は再度武器のぶつかり合いをはじめて、上弦の実力を考えたら生半可なことはできない!

 

「拳の呼吸壱ノ型波動!」

 

「む、ぬぅん!」

 

「弾くのは予想済みだから叩き込む!拳の呼吸伍ノ型……」

 

「(一つの型から次の型の移りが早い!)だが、それはこちらの台詞だ!炎の呼吸…肆ノ型…」

 

「「迅速撃!/盛炎のうねり)」」

 

迅速撃は一番早い速度で両手で相手の首を跳ねる技であったが、この技は両手で突きだすように改良した。それにたいして肆ノ型 盛炎のうねりは前方に螺旋状に広範囲の炎の渦を出す斬撃で空気上に存在する砲弾、斬撃などさえ打ち落とす

 

「ぐぅ!?」

 

「気を休めるな!壱ノ型不知火!」

 

「(壱ノ型不知火は居合技、斬る際に炎が出る斬撃だ!)拳の呼吸……弐ノ型裂散!」

 

「む!」

 

俺は木刀を切り裂くつもりで叩き込むも槇寿郎さんは直ぐに後ろに回避していた

 

「無傷………今すぐに鬼殺隊復帰したらいいのでは?」

 

「はは、悪いが断る。何せ……今は隠居した人間だからね!」

 

「ぅ!!」

 

頬に傷が走り俺はさすがに今は不利なのですぐに下がり構え直した

 

「さすが現柱だな。危機管理能力も攻めかたも心得てる」

 

「どうも……」

 

俺は呼吸を整えながら頬の傷を腕で無理矢理拭いして、構えると槇寿郎さんは名残惜しそうに構えていた

 

「楽しい稽古時間だが、そろそろ終わらせないとな。お互いに持つ最大の一撃で終わらせようではないか」

 

「確かに……。でしたら、お互いに今の最高の技をだそうではないですか」

 

「空君、わかっていると思うけど零ノ型は禁止よ!」

 

「大丈夫です。それは使いません……別に今は其をつかわなくっても出せる力は最大ですから」

 

「面白い!!」

 

お互いに笑いながら最大の一撃で叩き込めるように構えていた。狙いは一撃で相手を思いきり叩き込む!

 

「フゥゥゥゥゥ!!」

 

「…………」

 

「拳の呼吸……肆ノ型……炎天!!」

 

「炎の呼吸……伍ノ型 炎虎!」

 

俺達はお互いの威力を誇るのを出してぶつかり合っていくと辺りに爆風が飛び散っていた。しばらくして爆風が収まり、カナエさん達が見た光景はと……

 

「っ………!」

 

「………よもや……」

 

「そこまで!!!勝負は……現拳柱の勝ち!!」

 

カナエさんの言葉と共に俺たちの緊張は解けていた。俺の攻撃は木刀を打ち砕き、向こうの攻撃は俺の至るところに傷だらけにしていた

 

「全く……お前はどこまで強くなれば気が済む……。今でこそ隠居してるがこれでも元柱としての誇りをもって挑んだがな……」

 

「隠居してても強いじゃないですか……」

 

「うむ!父上も空もなかなか面白い戦いでした!!ボロボロですし、二人とも治療を受けましょう!」

 

「確かに……空も受けないとな」

 

「俺はまだ大丈夫……「「どの口が大丈夫ですか?」」……あ」

 

俺は今の発言に失言してしまったのを感じて振り向くと、そこには笑顔だが怒っているしのぶと先までそこにいたはずのカナエさんが歩み寄っていた。後ろには震えている伊之助と善逸がみえてさらに後ろにはアオイ達がいたが俺の本能的な危険を感じていた

 

「空、気のせいですかね?今大丈夫と聞こえましたが……」

 

「(今の台詞絶対に聞かれたよな?それを素直に言えばお説教となる。かくなるうえは)……脱走!!!!!!」

 

「全く……。逃げると言うことはその発言を認めると言うことよ?アオイ縄を頂戴」

 

「はい、どうぞ。カナエ様」

 

「手慣れて用意してる!?」

 

俺は後ろで善逸とかがなにか叫んでいるの聞こえたがそんなの関係なしに全速力で走っていた。最悪、零ノ型を解放してーー

 

「そーれっと」

 

「げっ、縄!?」

 

「縄が黒チビに巻き付いた!?すげぇ!!?」

 

「(まずい!こうなったら、零ノ型でーー)」

 

「「いっせーので!」」

 

カナエさんとしのぶの言葉に縄に捕まった俺はなすすべなく勢い良くそちらの方に飛ばされてしまった

 

「ぶべ!?」

 

「うわ、地面に思いきり直撃した……」

 

「お、恐ろしい連携だぜ……!あの黒チビがあっさりと捕まるなんて……!」

 

「さぁ、怪我人はおとなしく蝶屋敷にいきましょうねー」

 

「ほら空、いくわよ」

 

俺はそのまま引きずられていくように蝶屋敷に連れていかれると他のみんなも流れるように着いていっていた

 

「……………え!?なんか矛盾してない!?」

 

善逸……そう思うなら止めてくれよ……。あと、他のみんなも普通にしないでくれ……あぁ、体が痛い……




ここまで読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
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