天元さんの宴をすると言う連絡を受けて俺は宴会場行く事になったので蝶屋敷の玄関でしのぶと話をしていた
「本当にしのぶは行かなくっていいのか?」
俺はしのぶに確認の意味も込めて聞くと、しのぶは苦笑していた
「いきたいのは山々だけど、どのみちお酒は飲めないし、間違えて飲んで何か起こったら嫌だから遠慮するわ」
「そうか。ってことは、今日はカナエさんとアオイ達とで蝶屋敷の方で過ごすのだな」
「えぇ。でも、空が宴の方に行くのは少し予想外だったわ」
「そうか?」
「そうよ」
俺の疑問にしのぶは自信満々に答えていたが、俺はそんなに宴いかないと思っていたのか?まぁ、理由を聞けば何となくわかるがな
「まぁ、宴といえどこういう機会に会いに行っとかないと………後悔しそうな気がしてな」
「………それは決戦が近いからってこと?」
「あぁ。一応お館様に内緒で鴉を徘徊させているが……たぶん俺がそういう事してるの気づかれてるな……」
「そうね。それと、空はカナヲをお願いね?なにやら、炭治郎君達が参加するときいて行きたがっていたから」
「空さん、お待たせしました」
しのぶと丁度カナヲに関する会話してるタイミングで準備できたのかやって来た。あまり遅くならないようにするからと約束して俺達は宴の会場へと歩いていた
「………空がきれいだな、カナヲ」
「はい」
俺達は宴の会場へと歩きながら今夜の星空は綺麗で星も流れていたのでカナヲに話すとカナヲもコインを使うことなく流暢に話せるようになっていた
「空さん」
「ん?」
「………普段は照れ臭く言えなかったと言うかその………私は空さんの事を……お兄ちゃんと思っています」
「!!!」
カナヲの言葉を聞いた俺は頭に雷が打たれたかのように固まった。いま、カナヲが自分の意思で自分の気持ちを話してくれた……しかも、カナヲが俺の事をお兄ちゃん……だと!?
「空さん?」
「……カナヲ……本当に良い子に育ってくれてよかった……!!!」
「空さん!?な、なにか気に触ることが……!?」
「違う違う!これは……そう!砂に目が入った!!」
「えぇ!?大丈夫ですか?!」
「だ、大丈夫!」
俺の言葉にカナヲがおろおろしているのを見てお兄ちゃんは本当にカナヲが悪い男に黙れないか心配だよ……。そういう会話してる合いだに宴の会場について天元さんやその奥さん達とも挨拶してカナヲは炭治郎の方に歩き、俺は……
「よ、杏寿郎さんに天元さん」
「よう、食べてるか!?俺の嫁の手料理は上手いだろ!」
「久しぶりだな!空!!」
この二人は元柱であり、俺よりも年上で敬意を示したい先輩方だ。二人とも上弦の戦いで引退しざる終えない程の大ケガをしていたし、杏寿郎さんは俺と共に上弦の参との戦いで俺よりも大ケガをおっていた
「ここに来た現役の柱はお前だけか」
「まぁな。実弥が、柱稽古の間は俺が見回りしていたの知ってるから休めェ…その代わり他の柱が警戒しとくって言っていた」
「なるほど!しかし、空!!どうしても聞きたいことがある!零ノ型と陸ノ型はどうなった!」
「あー、確か零ノ型は確か解除だったよな?人間の肉体的な限界を解除させると言う。陸ノ型は俺は見たことがないが……」
「あぁ、零ノ型も陸ノ型も完成させましたよ。もう、肉体的な強化もできたし……俺が求めていたある型も完成しましたよ。これで……上弦を……あいつを殺せるはずだ」
俺はこの柱稽古期間の間に自分の力をより高めるために精神統一や肉体的な強化を仕上げていた。陸ノ型は流星……一直線に仕留める技だが、それに変化を起こせるかどうかも色々と思案して強化していた
「は!相変わらず派手に鍛練はしてるみてぇだな!……俺達も現役ならてめぇの復讐相手である上弦弐討ち取るの協力したかったが……この体では派手に無理だな」
「うむ!今ほど悔しいものはない!」
「はは、二人の分も含めてこの鬼の醜い争いは終わらせますよ。あ、お酒どうぞ。さすがに俺は飲めないですが」
「おう……ぶはぁ!!うめぇ!!」
お酒をのみ嬉しそうな声をあげる天元さんにおれも水を飲みながらゆっくりと今回お二人にどうしても話さないといけないことがあった
「……二人にどうしても頼みたいことがあります。俺がもしも……の事があったときのためにです」
「む!いけないぞ!戦う前から弱気になるのはいけないぞ!」
「あー、そういうことではないのですが……もし鬼がいなくなった後の事ですよ」
「鬼がいなくなるだぁ?そんなときが来る……いや、すまん。確かにもう派手に迫ってきてるな」
「えぇ。鬼がいなくなる……その時に頼みたいのは……蝶屋敷の子達が働けるように病院とかの設置を手伝ってあげてくれ」
「「病院?」」
俺の言葉に不思議そうに見ていた二人だが、その意図が何でなのか?と聞いてきた。まぁこれは柱稽古の最中に思ったことであり、あくまでも個人の考え方だ
「鬼がいなくなり鬼殺隊として終えたとき、中々一般人の生活に戻るのは大変だと思う。そこで、治療する知識があるものや薬の知識あるものなどそういう人物を働ける場所をつくってあげるのはどうだろうか?とおもってな」
「なるほど!たしかにそれはいいな!」
「たとえば、隠で服を作ってくれてる連中に一般人の世界に溶け込めるように服の会社を作るとか、料理できるものはそれを作る店を考えるとか……そういうのも有りじゃないか?」
「なるほど、派手におもしれぇ!だが、それをするためには鬼を殺さないと厳しいな」
「あぁ……鬼を……上弦達を殺して無惨も消えてようやくはじめて鬼殺隊は新たな人生に歩める。中にはこれまでの復讐しか生きてない奴もいるが、それはそれで考えたらいいと思う」
喋りながら飲み物を一気のみにして俺はこれから先の事も考えてこの二人の協力もほしいと思っていた
「………お前……死ぬつもりか?」
「……死ぬつもりはない」
「では、なぜそれを俺たちに話す!」
「万が一だよ……今回の相手……いや、今回はさすがに今まで通りに終われると思ってないからな。あのときああ伝えておけばよかったと言う後悔はしたくないからな」
俺の言葉に二人ともまだ疑いの目があったがこれ以上は聞いて無理だとわかってくれたのか、お酒を飲んでいた
「さて、炭治郎達にも話しかけとくか」
「空……これを渡すから、派手に使え」
それを渡されたの見た俺は目を見開き、何度も確認の意味も込めて聞くと杏寿郎さんも俺にあるものを渡してきた
「空、俺からはこれだ!」
「……さつまいも?」
「これを今から焼いて食べるぞ!そしてこれで願かけだ!!」
「はは!そいつは派手に良いなぁ!時透もいたらよかったが、あいつはあいつで今はこれないな!」
「うむ!だが、あの頃と同じように3人で食べるのが良いと思う!」
あの頃……まだ甲よりも下の階級の時だな、今はもう遠い昔のように感じるなぁ。あの頃は三人でさつまいもを焼いて美味しく食べていたな
そんなこんなで食べ終えて、三人との会話を終えて、俺は炭治郎の方へと歩いた
「よう、楽しんでるか?」
俺は黄昏てる炭治郎を呼び掛けるとカナヲと炭治郎は驚いていた。善逸は伊之助になにやら、技をかけられていた
「ん、玄弥は来ていないのか?」
「あ、玄弥は少し顔だして……あれです」
「寝ている……?」
あいつも来てるなら少しゆっくりと話したかったが、寝ているのなら仕方がないよな………
「さて、急に割り込んでわるいな。カナヲもいるならついでに話すか」
俺はゆっくりと腰を下ろして、二人も姿勢をただそうとしていたが、楽にしろと伝えた
「まず、炭治郎……改めて礼を言わせてくれ」
「え?」
「お前が色々な奴の考え方や見方を変えさせてくれたのは紛れもなくお前のお陰だ……。俺もカナヲもしのぶ達もお前のお陰で変わることができたし、またともに道を歩むことができた……ありがとう」
「え、いや!?おれはなにも……」
「それと、カナヲも……よく頑張ってるな。もう少し踏ん張ったら……ゆっくりと色々なことしょうな?」
「は、はい。空さん酔っぱらってます?」
カナヲが普段俺が言わないことをいってるからなのか心配そうに聞いてきた
「問題ないよ。そうだな……俺がお前達を呼び掛けたのはある頼みだ」
「「頼み?」」
「まぁ、そこは他の奴も言えるが……お前達は絶対に死ぬなよ」
「勿論です!無惨を倒すまでは死にません!」
「違うだろ。それを言うなら無惨を倒しても生きると言え」
俺は苦笑いしながら炭治郎とカナヲの頭を撫でていた。二人とも驚いていたが、ゆっくりと撫でられるの受け入れていた。そして、炭治郎は俺にゆっくりと頭を下げていた
「空さん、その……禰豆子を信じてくれてありがとうございます!」
「あぁ、人の身になるのは、もう一踏ん張りだが絶対にそのつかんだ希望を……守れよ?」
「はい!」
炭治郎の返事に俺はよりいっそう嬉しくなり頭を強く撫でていた。きっとこの後に待ち受ける戦いは俺たち柱も今まで以上に死ぬ可能性が高いだろう……。だが、今回の戦いは………俺達や先代達がずっと願っていた念願の首をとれるのが近づいてるみたいだな……
勝とうぜ……この馬鹿げた時代の結末と鬼に怯えなくすむ時代を……そしてその終わりが新たな希望を繋げるのが役目だ