手袋をきつく絞めながら村田隊員の先ほどの話を思い出して歩いていた。突然隊員が切りあうことから考えられるのは血鬼術だとおもうが……今とるべき選択は…
「とりあえずは俺が先に奥の方にいく。炭治郎と伊之助は村田隊員と共に動いておけ……(あれ、善逸がいないな……?)」
「俺様に指図するな!!この和服チビ!」
「こら、伊之助!……ん、この音は……」
「ひぃいぃ……!」
炭治郎の声に村田隊員はなにかに怯える声になり、この反応を見る限りどうやら単独でいま動くのは危険みたいだな
「この音だ……この音で………これで切り合いになったんだ!」
「それは本当か?」
「は、はい!間違いなくこの音です!」
「音はどこから……!?」
炭治郎は辺りを警戒しながらそう漏らしていたら、村田隊員はその音との方向に気付き、俺も炭治郎達もその光景を見た
「!?」
多くの血まみれの隊員達がよろよろとこちらに向かって歩き、そして一人の隊員が村田隊員に切りかかっていた。それに続くように俺たちにも襲いかかってきたが………
「っほ!太刀筋があまいな……」
俺は難なく交わしていたし、炭治郎達も戦いに慣れているのか落ち着いて回避していた。伊之助は自信満々に「隊員同士の争いは御法度だぜ!」と言っていたが、炭治郎はなにかおかしいと気づいて観察した結果、操られてると指摘していた
「あいつらは冷静に対応してるし、大丈夫みたいだ……な!っと……いやいや、俺相手に三人って虐め?」
「「「……」」」
俺相手には三人とかもはやいじめじゃないか?そう思っていると炭治郎達が村田隊員のピンチを助けて炭治郎が操っているそれはなにか気づいたみたいだ
「糸だ!糸で操られている」
「糸か……ならば気絶させても、すぐに操られては意味ないみたいだな…っと!しつこいな」
「伊之助、糸を!!」
「おう!」
炭治郎の言葉とともに伊之助は俺の目の前の敵も含めて操られてる隊員の糸を切り落としていた。糸を切り落としたからこれで一段落すむと思えないが……目の前に見えるのは蜘蛛か?
「炭治郎の予想が糸で隊員を操ってるなら?、それも蜘蛛で地面を取り敢えず威嚇で殴ってみるか……ッハ!」
拳で振り落とすと蜘蛛は退散していた。どうやらあれが操っているもとなるのか……
「っ鼻が!!」
「炭治郎、体調がわるいのか!?」
「いえ、大丈夫です!」
急に炭治郎がお鼻を押さえていたので俺は不審に思い声かけるが、炭治郎は否定していてすぐに伊之助に指示していた
「伊之助!!この人たちが俺たちを襲うのは蜘蛛が操っているせいなんだ!」
「じゃあ、蜘蛛を皆殺しにしたらいいんだな!」
「むりだ!蜘蛛が多すぎる!元凶を見つけないとダメだ!」
「それなら、地面で踏み潰すか振動するので、ここらへんの蜘蛛をすこし蹴散らすか。それも元凶を探す時間稼ぐか」
「え?」
俺は呼吸を整えて下半身に力を入れて右足をゆっくりとあげた
「拳の呼吸……参の型改」
「拳の呼吸!?」
「獅子落とし 威嚇」
俺は地面に足で叩き込むと蜘蛛は退散していて地面に軽く亀裂が走っていた。それと同時に操られていた隊員もよろけていたので、炭治郎はその間に伊之助に何らかの方法で探知できるなら頼むと言っていた
「伊之助頼む!さっきからなんかの異臭で俺の鼻が機能しないんだ!」
「っ!(鼻が機能しないだと??)」
「とにかく、俺と空さんとえーと、むらやまさん!」
「違う、村田!!」
「俺と村田さんと空さんがなんとか押さえとくから伊之助は探知か何かしてくれ!!っ!?」
炭治郎が突然空を見上げたので俺は迫ってくる隊士を交わして空を見上げると子供のような白いやつが空浮かんでいた
「浮いてる……!?」
「いや、糸で空に浮いてるように見えるんだ!」
「…………僕たち家族の静かな暮らしを邪魔するものか。お前たちみたいなのは母さんが殺すから」
母さん?それにこいつも鬼だろうがなんだ?この違和感は?目の前にいるこいつはそこら辺の鬼と一緒にしてはいけない感じがするな……
「おら、高みの見物せずに降りてきやがれぇぇぇ!!って、ぁぁぁ!!」
「伊之助、どうやら操っているのは別の鬼みたいだ!頼む!」
伊之助は操られてる隊員の背中に乗り上げてその鬼に切りかかるも届かずに地面に直撃。そして、炭治郎は操っているのはまた別の鬼だと指摘していた
「あぁ、もう、わかったぜ!!鬼の居場所探れってことだろ!?うるさいっての、このデコパチ!」
炭治郎の言葉に少し怒りながらも伊之助は刀を地面に指して両手を広げていた
「獣の呼吸……漆の型空間識覚」
「おらよ!(空間識覚とは……獣の呼吸にそんなのがあるのかよ!?なんか便利そうだな!)」
俺は獣の呼吸の力に感心していた。感心しながらも隊員は攻撃するので、俺は操られてる隊員を交わして時には拳で軽く飛ばしながら、伊之助の報告を待っていた
「よし、見つけたぁ………!」
「見つけたのか………よし!あとは、この操られてる隊員を…なんとかするか!」
一人の隊員がいつまでたってきても刀振るってきたので、俺は隊員の手首に当てて右手でその刀をつかみ振り払った
「少し悪いが、刀を借りる!」
糸を拳で切るにしては時間がかかるなら刀で切り伏せるのが一番だ。それに、この刀を奪ったときにこの隊員はすでに冷たく死んでるのが分かっていた
「空さん!(空さんは見る限り刀を使えそうにない!急がないと!)」
「安心しろ…」
炭治郎の焦る声が聞こえるが俺は焦ることなく、両手で刀を握り糸を呼吸使わずに一撃で切り裂いた
「え?」
「お前は恐らく俺が刀使えると思っていないから焦ったのだろ?確かに俺は拳を使うのがメインだが………別に刀を振ることくらいは俺も使えるんだぜ?」
炭治郎は俺が刀を使って鬼が操っている糸を切り伏せるのをみて唖然としていた。一応、呼吸は抜きにしても刀を振るうことくらいは出来るからな
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