鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第91話

あの日から俺は敗北を何度も学んで仲間にどういうところが問題なのかどういうところが改善したら良いのか色々な人に聞いた。時には蝶屋敷の子供たちに純粋な意見を聞いたり、真菰たちにも聞いたりしていた

 

「おらぁあ!!」

 

みんなに鍛えられたから強くなれた。だからこそ、この戦いはやつを必ず殺して勝ちをとるのが俺の使命であり恩返しだ

 

「おっとと、ずいぶん速い攻撃だね!!」

 

「っち、直前で回避したか……」

 

「危ない危ない……君本当にあのときの男?明らかにあの頃よりも速い攻撃が増えてるよね?」

 

「そういいながら回避しているから嫌みしか聞こえないね」

 

俺は構えながら飄々としてる上弦弐の動きを警戒していた。あの対二扇状は鋭い切れ味だし血鬼術はいくつもあるから厄介だよな……

 

「けどまぁ…よっと…!」

 

「上にとんだ?何をしてくれるのかな?」

 

「そんなのお前の頭をぶちのめすに決まっているためだろが……参ノ型 獅子落とし!」

 

「切り落としてあげるよ……え?」

 

俺は上の方に飛びやつの頭をめがけて攻撃をすると奴は扇で対抗してきた。普通なら切れ味で痛い思いをするが会いにくくそれを越しての対策もしていた

 

「足の方に防具を!?」

 

「これはお前相手用の防具だよ。その扇は嫌に鋭いからな。この日のために特訓して鍛え上げてきたんだよ」

 

「前の戦いではそんなのなかったのに、どこで仕入れたのかな……」

 

「強いていうなら仲間に忍がいたから取り寄せれたというべきだな…その腹立つ顔面は地面とでもキスしてろ…おおおお!!」

 

「ぐっ!」

 

俺は力をさらに込めるとやつの地面に亀裂が走っていた。そしてその地面は割れるが、奴はすぐに後ろに下がって飄々として笑っていた

 

「イヤー、重たい攻撃だったよ。本当に見違えるように強くなったね」

 

「お前に誉められても嬉しくない」

 

「照れない照れない。素直に評価されたら受け止めるのがいいのだぜ?」

 

「…っっ……本当に……ムカつくな」

 

俺はいつのまにか切られていた頬を軽く手の甲で拭きながら睨んでいた。こいつは本当にムカつくし、身体能力も無駄に高い

 

「そもそも……」

 

「うん?なんだい?」

 

「そもそもお前は鬼になってまで長生きしてそんなの楽しいか?俺はごめんだね。鬼は人を食って生きてるだろ?だが、日の光に浴びることできずに哀れな生き物だろ?少なくとも俺が知る鬼は二人は友好を持てるがてめぇらはそんなの感じないな」

 

「……」

 

俺の言葉に奴は飄々としてる雰囲気が消えていたが俺は構わずに言葉を続けた

 

「それと鬼と人の違いは命の大切さを知ってるか知らないかだ。俺達は生きている重みや今日をいきれなかった人たちの命の重みを知ってる。だが、お前達はそんなのないだろ?それは無惨をはじめとする連中がそうだろ?」

 

「あのお方を悪く言われるのは気分悪いな」

 

血鬼術 

 

奴は冷たい目で俺を見て攻撃してきたが俺は冷静にやつの言葉を反論して回避した

 

「はっ、図星か!?それともお前に怒りとかそんな感情はないと思ってるが、それは本当に怒りなのかな!?」

 

「あれを回避するとかうざいね」

 

「わるいな、俺はさんざんお前に苦虫を噛み潰したような気持ちをあじわされてきたからな。そんなのを次に味わうのはお前の番だぜ?それと……お前が死ぬ瞬間は生まれて初めて屈辱を感じれるのじゃないか?」

 

「……本当にムカつくなぁ。どうしてそんなひどいことを次々いうのさ?」

 

「だって、俺お前の事ものすげぇ嫌いだから。っていうか、鬼としてもっとも嫌いなやつ一、二を争うな」

 

因みに一位は無惨ね?というか無惨は本当に諸悪根元で俺たちの家族を苦しめた鬼の頭だし、しのぶたちの人生を大きく左右させた鬼の頭だから責任とって命を捧げろ

 

「よし、きめた」

 

「あ?」

 

「君は必ず俺が殺そう」

 

「違うな。お前が俺を殺すのではない……俺がお前を殺すのだ」

 

俺はやつの言葉を訂正するようにいうとやつは不愉快そうに見ていた。

 

「それとひどいことをいうなと言ったな?だが、俺からしてみたらお前達の方が遥かに酷いことしてるがな……拳の呼吸刀ノ型……」

 

「これは……!?」

 

「居合い切り」

 

俺は密かに隠していた小刀を取り出してすぐに振るうと、そこ攻撃直撃したかに思えたが……

 

「イヤー、今のは焦ったぜ」

 

「っち、完全な不意打ち攻撃できたと思ったが余裕かよ」

 

「嫌々余裕ではなかったよ。君があんな鋭い攻撃ができるなんておもわなかったよ。どれ、折角の不意打ちのお礼に俺も……」

 

「!?」

 

「蹴っ飛ばしてあげるよ」

 

俺はいつの間にか童魔に接近されていて、やつの右足のけりが俺のお腹に直撃して俺は壁の方まで吹っ飛ばされた

 

「ガハッ……」

 

「あれ?強く蹴りすぎた?ごめんね、痛かったでしょ?」

 

「(鬼だからというのもあるが力はそれなりにあるな。だが、やつはひとつ思い違いしてる)痛かったといえばまぁ痛かったな」

 

「へぇ、立てるんだ。頑丈だね」

 

「鬼と比べたら脆いと言われるかもしれないが、それはお前たちが自分達で鍛えてないから楽にしてるだけ。人間はな、鍛えれば鍛えるほど強くなるんだよ」

 

軽く体を伸ばして俺は体に付いていた埃を払いおとして目の前の上弦弐を見ていた。やつもまた無表情にみていた

 

「人間は不便だよね?」

 

「は?いきなりなんだ?」

 

「腕を失えば再生するわけではないし、長生きできる訳じゃないし、なにより……醜い生き物じゃない?」

 

「まぁ……否定はしないな。確かに腕を失えば再生できる訳じゃないし、内蔵を焼かれたら再生できる訳じゃない」

 

俺が激怒して切れるとおもっていたのか奴は面を食らったかおをしていた。俺はそんなことを気にせずに話を続けた

 

「けれどさ……鬼とは違って陽の光を浴びることも出来る。人と人とで笑いあうこともできる。喜怒哀楽がある……なにより……人は長生きは確かに出来ないが……一日一日全力で生きようとするのはそれはどんな宝石よりもどんな高い金を払っても手に入れることは出来ない今をいきる命の重みだ」

 

俺は全身に集中して神経を研ぎ澄ませてこれからが本番の戦いだ。しのぶたちが来るまでに決着をつけれるか……命を削ることが出来るか……

 

「空さん」

 

珠世さんが俺の方に声かけてきて、その目には手を出した方がいいかという意味での問いかけだった

 

「これは俺達の戦いです。今は手は出さないでください」

 

「……(今はですね)分かりました」

 

珠世さんは俺の言葉の意味を理解して待機してもらった。今回のこいつに勝つための戦いとしてまだあれを移すことはできない

 

「あの女どこかで見たことがあるけど今は君を殺すことを優先だね」

 

「ほさげ。やっと軽い準備体操が終わったな。これで思いきり暴れれるぜ……」

 

俺は目を閉じて改めてこいつを解放することを決意した。全てはやつを殺すために……

 

全集中 拳の呼吸 零ノ型 解除  




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