全集中 拳の呼吸 零ノ型 解除
俺の呟いた言葉はこの部屋に響き奴は怪訝そうに見てあきれた口調で指摘していた
「ってそれさ、確かその技は確か猗窩座殿に使っていた技だよね?それをしてまでも彼に勝てなかったのに、俺に勝てるとでも?」
「……そういえば、さっきの言葉にひとつ訂正あったな。俺は鬼は嫌いだ。人の命を奪う鬼は特にな……だが、俺は戦ったなかでもまともにやりあっても面白かった敵はアイツだ」
俺が思い浮かぶのは上弦参の男だ。確かにあいつは鬼で俺は人で相容れない存在だが、やつの拳は重みがあり強くなるという意思があった。意気投合することはなかったが、鬼ではなく人で時代も違えばきっとよきライバルときて鍛えていただろな
「アイツ?あぁ……彼のことだよね」
「猗窩座を知ってるのは当然か。仲間だからか?」
「俺はそう思ってるのだけど向こうにはうざいと思ってるのか攻撃的なのだよねー。ひどいと思わない?」
「思わないし、あいつの選択は正しい。ってか、やはりお前関係ならあいつとは仲良くなれるかもな。まぁ最も……あいつが鬼なのは残念だがな」
そういいながらも内心猗窩座が同じ人の身であればどれだけ楽しく修行できたのかと今ならそう思えるがな
「というか、猗窩座殿の戦いが君じゃなくってよかったの?何回も対峙してるなら増援した方がいいのでは?」
「まぁ、その心配はしてない。なぜなら、俺よりも最もふさわしい隊員が倒してくれると信じてるからな」
「ふーん」
きっと今ごろ猗窩座とぶつかり合ってるのはあいつらなら俺は安心して戦える。さて、そろそろこいつを本気でここで殺さないと
「さて、つまらない話は終わりだ。殺される覚悟はできたか?」
「あははは、それは君が俺に殺される覚悟できてるの間違いじゃないかな?」
お互いに毒を吐きながら俺達は沈黙を貫いていた。そして再びぶつかり合っては部屋に音が響いた
炭治郎side
俺は義勇さんと共に鬼を倒して走り抜けながらあることを思い出していた。それは俺が柱特訓をすべて終わらしたあと少し経過した辺りに空さんとの一対一での本気の戦いをしたことだ
『早朝に呼び出してすまないな、炭治郎。どうしてもこの時間をとってほしかったから呼び出したが覚悟はいいか?』
『はい!』
『本来は鬼殺隊同士の争いはご法度だ。だが、今からするのは鬼殺隊としての対決ではない。俺との個人訓練だ。因みに善逸も少しの間だけ特訓したし伊之助もしてる。そして最後にお前の特訓というわけだ』
『……!』
空さんは話からもだんだん重い雰囲気になってきて俺はその雰囲気に緊張していた
『お前が今必要なのは自分より上の人を多く戦うことだ。だが、柱はそんなに時間はとれないがそれを協力できるのは俺だ…本気で俺を殺すつもりで来い』
『殺すつもりて……』
『いいか、お前はすごいと思う。上弦相手によく生き残ってるし戦いに勝っている事も純粋にすごいと思う。だが、俺はお前に託しておきたいことがある』
俺はその言葉の意味をよくわからなかったが空さんはなにか覚悟を決めた顔で俺を語りかけていた。空さんはきっとその覚悟をなんの覚悟かは聞いても教えてくれないだろうけど……
『こい!そして、手加減はするな!』
空さんはそれを言うや否、構えていた。俺はその言葉に戸惑いを隠せないが空さんは俺になにか伝えたいと思って呼び出したに違いない!
『行きます!日の呼吸…壱ノ型…』
『拳の呼吸……壱ノ型』
『『波動/円舞!!』』
俺達はそこからどれくらい経過していたのかよくわからない。だけどあのとき本当に空さんも俺も楽しい時間だったのは覚えてる
『ふぅふぅ……まさかあのときの隊員がここまで強くなっているとはな……水の呼吸も日の呼吸も使ってくるとは……』
『空さんとはこうして手合わせするのははじめてだったのでどうしても水の呼吸も見せたかったのです』
『そうか……。炭治郎、恐らくこれからの戦いで最も過酷なときが来るだろう。だが、お前はお前を信じてくれる人がいる限り負けることはないだろう。お前はすごい子だからな!』
あの人の明るい笑顔を見て俺は必ず負けないと約束して修正点も教えたくれた。だから……
「カァカァ!!上弦弐と拳柱激突!また、拳柱増援二鬼殺隊協力者生存!!」
「「!!」」
烏からもたらされた情報に俺は気にしていたことが聞こえてしまった。生存者の方は珠世さんのことだから、空さんが助けてくれたのだろうけどぶつかった相手に俺は息を飲んだ。空さんは上弦弐は誰よりも憎しみを持っているのはカナエさん達から聞いていたし俺も知ってるけど、その空さんが……
「炭治郎」
「は、はい!」
「あいつは強い。(あいつを信じて俺達は)目の前に集中しろ」
「はい!!!」
そうだ!きっと空さんは必ず活きて帰るはずだ!だから俺も必ず無惨を殺すことがおれのやくめだ!
空side
俺は最大の速度で蹴りを放すと奴は顔すれすれで回避して扇を振り下ろそうとしていたが、そこは予想済で小刀を取り出して体を捻りながら振り下ろした
「へぇ、あの体制から刀を取り出して弾くの!!」
「ふぅぅ……拳の呼吸刀ノ型居合い切り!」
「こちらにもうひとつ扇あるのを忘れてるね?それ!」
「く!!」
俺の小刀と奴の扇がぶつかり、俺の体に幾つか傷が刻まれた。今の攻撃は血鬼術ではなく、純粋な攻撃だが、傷を刻まれるとは……!!
「本当にこの化け物め」
「それを君が言うかな?普通の隊員では刀を使うのが基本なのに君は拳で鬼を殺すなんて俺が鬼なら悪魔だね」
「ほう?なぜそう思う?」
「だって君は人を殺してるでしょ?それも仲間を二人も殺してる。弁明の余地もなく、無慈悲に残酷に殺してるじゃないか?」
「あぁ、裏切った隊員達の事をいってるのか?あの選択は後悔してないし、裏切るなんて言うのはもっての他だ……ルールを破って情報を漏らすなんていうの……最悪だろ?」
「ふふ、狂ってるね。男を救う趣味はないけど、救ってあげようか?」
拳の呼吸壱ノ型 波動
俺は動作を見せないで一瞬で攻撃を放すと奴は少しだけ慌てていた
「うわっ!?(これが零ノ型ノ効果かな?最初よりも異常に速い攻撃だった)」
「まったく……すこし黙れ。それと俺はお前に救われる必要はない。特の昔に俺は大切な人達に救われているからな」
俺に優しい世界をそして幸せなことを教えてくれたしのぶたちには手を出させない。こいつだけはしのぶたちから手を守らないとな……
そう、たとえ……俺が死ぬことになってでもだ………
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