鬼殺隊に入った俺の始まりは間違いなくあの日の夜に鬼が俺の大切な両親を殺したことだ。そして、俺はその鬼は殺せなかったが、助けてくれた人が鬼殺隊という存在を教えてくれた。その組織に入り俺は今日まで多くのものを助けてきたし、なかには助けれなかった命もあった
『空兄さん』
『兄さん』
『空』
『『『空さん!』』』
『空君』
そんな俺をいつも暖かく見守ってくれていた大切な家族とも言える存在に支えられながら俺は生きてきた。そして、その幸せを奪いかねない奴を殺すために強くなってきたのに……
「ガフッ……」
俺の攻撃は確かに奴を貫いたはずなのに……なぜ俺が切られてるのだ……?俺は奴に貫くときに上の方まで持ち上げて攻撃したのに……
「ふふ、残念だね……。さすがの俺もとっさにあれを出さなかったらヤバかったよ」
貫いたと思った奴は俺の背後に立ち、俺のお腹を思いきり貫いていた。俺は苦痛のあまり血を吐きながら奴を思いきり睨んだ
「ガブッ……て……め……ぇ……」
「血鬼術 結晶ノ御子。こいつでとっさに身代わりをしたのさ。いや本当に君はよく頑張ったよ!勝てもしない努力をしてよく足掻いたね!俺は感動したよ!」
「…くそが…」
「あぁ、痛いよね!今抜いてあげるよ!」
奴はそういうや否貫いていた俺の体を抜くと俺は抵抗する力を失うように地面の方に倒れそうになった
「………」
地面に倒れそうになりながら俺は走馬灯のようにゆっくりと昔を思い馳せていた。楽しかったことや辛かったことを……そして、蝶屋敷の子供達を思い馳せながら地面に落ちていった
「空さん!!(まずい!彼には手を出さないでと言われていましたが、あの貫かれ方は不味い!私が駆け出しても上弦弐相手ではそのままたべられてしまう!間に合わない)」
俺は珠世さんの声が聞こえたが、体が今思うように動けない。あぁ、くそ……あのムカつく顔をやっと殺せると思ったのに……
「このまま地面に倒れそうだね!どうなるのか楽しみだよ!まだあがけるのかな!?止めをさしてあげるよ!」
「……」
奴のムカつく声が聞こえるが、今の俺は反論する気力もない……。奴が血鬼術を出すのを見てももうこのまま反論は出来ない。ゆっくりと地面の方に倒れていく俺が思い出すのは蝶屋敷の皆の笑顔だった……それを思い出した俺は小さな声で懺悔を呟いた
「皆……すまない……結局俺は弱い男だ……ごめんな……」
「いいえ、空は弱い男ではありません」
「(攻撃)おっと、新手かな?!!」
意識がもうろうとしてゆっくりと意識が遠くなりかけていた俺の耳には突如聞きなれた声が聞こえた。そんな聞きなれた声を聞いた俺は驚くと共に誰かが俺を抱き抱えてその場所を去った
「遅くなってごめんなさい……本当に……間に合って良かった……」
「間に合って……良かった……空兄さん……」
「しのぶ……カナヲ……ガフッ……」
倒れそうになっていた俺を助けたのは幼馴染みと妹だった。そんな俺は助けてくれたお礼を言おうとすると切られた痛みがまだあり、咳き込んでた。その状態をみたカナヲは悲痛にしのぶは悔しそうな顔をしていた
「(もっと早く着けば空はこんなことにならなかったのに……遅くなって本当にごめん……)…カナヲ、空をゆっくり地面に下ろしなさい。そして珠世さんはいますよね?」
「はい。しのぶさん」
地面に着地するなり、しのぶは珠世さんの名前をよぶと珠世さんはこちらに走りしのぶの意図がわかったのかすぐに医者のような顔つきになっていた
「治療道具はありますし、空の懐に包帯もあるのでそれを利用してください。私も手伝いたいところですが、カナヲ一人では負担がかかりますので……」
「わかってます。命の恩人をこのまま死なせるわけにはいきませんので私が助けます。だから貴方は思う存分にあのムカつく男を……やって来てください」
「お願いします……」
しのぶは珠世さんにお礼を言うと共にカナヲと共にそいつを睨んでいた。俺は二人を引き留めた
「ダメだ……二人とも……。二人も戦うなら俺も……カナエさんの時みたいな事は……」
「ふふ、心配してくれてありがとう。でも、私たちは大丈夫よ。カナヲと共に倒すから空は安静してそこで待ってて」
「はい。空兄さんを……私たちの大切な家族を傷つけたあいつを……許さない!!」
長い付き合いの俺だからわかるがあの二人はかなり切れている。俺がもっとしっかりとあいつを殺せば……しのぶ達は大丈夫だったのに……
「あれー?なんかすごく可愛い子が来たね?そんな弱い奴を助けなくっても良かったのに」
「黙れ」
「うわ、可愛い顔して一言目が黙れってひどいなぁ」
「黙れと聞こえなかったの?貴方は私の大切な兄さんを傷つけた。姉さんを苦しめていた奴がヘラヘラしても嘘の笑顔しか見えないわ」
「んん、兄さん?そんな男が君のお兄さんって似ていなーー」
奴の言葉は否定をしょうとするとしのぶが怒りながら牽制するように刀を振るっていた。その攻撃は奴は冷静に回避していたが、興味深そうに見ていた
「いきなり攻撃ってひどいなぁ」
「鬼があの子の言葉を否定するのは許さない。そして、あの子は空の妹でもあり私達の妹でもあるの。誰にも否定はさせないわ……」
「妹?ますます君たちの関係はわからないなぁ。でも君さっきから俺を怒って見ているけどなにか辛いことでもあったのかい?」
「辛いもなにもあるか……この羽織を覚えてないか!」
しのぶが自身の着てる羽織をつかみながら今にも怒り狂いそうに低い声で言うと奴は逆撫でするようにいった
「あぁ!花の呼吸を使っていた女の子かな?優しくて可愛い子だったよ。朝日が昇って食べ損ねていたの覚えてるよ。もっとも、そこの倒れてる男が邪魔してくれたせいでダメだったな……ちゃんと食べたかっ……」
蟲の呼吸 蜂牙の舞・真靡き
「……た!おっと、凄い突きだね!手で止めれなかったよ!」
「後ろががら空き」
花の呼吸 肆ノ型 紅花衣
「おっと!!いつのまにうしろに近づいたのかな!」
カナヲの攻撃を扇で弾きながら後ろに回避した。カナヲとしのぶは並び立ち上弦弍は後ろに下がりながら構えていた
「いやはや、いい連携だね」
「(なるほど、空がかなり毛嫌いするのがよくわかりますね。人を逆撫でしていくそのしゃべり方は本当に嫌いね)……カナヲ、今の動きは良かったわ。この調子でいきましょ」
「はい、師範」
俺の目の移る光景にはいつの日かの小さなカナヲが逞しく見えていつのまにか大きくなった背中に頼もしく感じた
「……しのぶ……カナヲ……ぐっぅ……」
「空さん動かないでください。止血の呼吸を続けながら傷口を塞ぎますので耐えてください」
珠世さんが急いで助けようとする俺をたしなめながら治療していた
俺はなんて……無力なんだ………
ここまで読んでいただきありがとうございます!やっと、今日鬼殺の刃の映画見れました……。やはり、日本のアニメや映画の技術はすごい!と思いました!
次回もよろしくお願いします!