しのぶside
私は今にも内心溢れんばかりの怒りが渦巻きながらも隣にいるカナヲの存在こお陰で落ち着いていた。目の前にいるのはあいつは、私の家族を傷つけさらに大切な幼馴染みを傷つけた……
「姉を苦しめたあげくに、今度は私の大切な幼馴染みの空を傷つけて……絶対に許さない……!」
「師範……」
「うーん、さっきの君の攻撃速いねぇ。確かに速いけれどそこは残念、突き技はじゃ鬼を殺せないよ?」
「突きでは殺せませんが毒はどうです?」
「ぐっ!?」
私が刀を鞘に閉めて音をたてると上弦弍は苦しそうに呻いていた。上弦に……上弦弍にこの毒が通用するか今わかる。姉さんおねがい……姉さん
私に力を貸して
「ガハッ!これは……累君の山で使った毒よりも強力だね」
「(やはり情報は共有されていた……毒は諸刃の剣)……」
「調合を鬼ごと変えてるってあの方も仰ってたなぁ……ゲホゲホ!!グッ」
私の毒に苦しんでいたそいつは急に止まったと思うと笑い声をあげながらいってきた
「あれぇ?毒分解できちゃったみたいだなぁ。ごんね!せっかく使ってくれたのに」
「そんな……」
カナヲが悲痛な声をあげながら私の攻撃が鬼に聞かなかったことに驚いてたが私はたいして動揺してない。何度も対峙してる空から聞いてるからこの事も想定内だけど少し腹立つね……
「その刀鞘にしまうときの音が特殊だね。そこで毒の調合を変えてるのかな?うわーったのしい!!」
「楽しい……?毒を喰らって楽しいという感覚は狂ってる……」
「カナヲその意見は同意します。やはり、あなたは頭がおかしいですね。貴方が私たちに殺されたら治るのかもしれませんね」
「次の調合なら効くと思う?やってみょうよ毒を喰らうのっておもしろいね!癖になりそう!」
「(さらと聞き流しましたか)そうですね、いいですよ…まぁこの辺りまで想定内ですから。カナヲ、行きますよ」
「はい!」
なんとかこの男の首を刈り取るのを手段を判明しないときついわね。毒でどこまで対抗できるかと……カナヲと協力してどこまで行けるか……
「師範、空さんからあいつ相手に不用意に接近はダメだといってました。恐らく、向こうはいつどのタイミングで肺を潰しに来るかわかりませんが……」
「えぇ。普通は厳しい話でしょう。ですが、今はカナヲがいる……それに」
私は今も珠世さんが必死に空の出血を止血してくれていた。それをみて私は今まだ動けないだろうと判断してカナヲに話した
「カナヲ、以前の私ならあいつごとをと考えてました。しかし、今の私は違う…_生きてあいつを倒す……だから協力して!」
「はい!」
私の言葉にカナヲもしっかりとした返事してくれた。さて、私は目の前のあいつをどう切り込むか……あの扇はきっと肺を殺すの仕込んでるに違いない
「だったら速い速度で切り込む!」
「お、君から来るのかな?!」
蟲の呼吸・蝶の舞・戯れ
この技は普通鬼の目にも止まらぬ速さで、すれ違いざま剣に仕込んでいた毒を何度も打ち込んでいく技でそれをあいつの全身に打ち込んだ
「うわー、本当に速いね!だけど、後ろががら空き」
「あら、私一人で攻めるといった覚えはないですよ」
「え?」
花の呼吸 肆ノ型 紅花衣
「おっと、なかなか良い連帯感だけど俺の首には届かないよ!それにさっきも見せてくれた連帯をそう簡単にやられないよ!」
「く!(不意打ちの攻撃を扇であっさり止めるなんて身体能力高い!それを二回も防いでる…!空さんはこんな相手を3回も対峙していたなんて…!)」
「グッ、また毒か……まぁでも……ほいっと!」
カナヲの攻撃はあっさりと防ぎ、そして私達の方から距離を避けて毒を分解していた
「ぶはー……イヤー、君の毒は本当に凄いよ!本当に癖になりそうだよ!」
「(今の攻撃も毒を分解した……本当に上弦は厄介ね)空に聞いておいて本当によかったわ。じゃないと、少しイライラしますからね」
「じゃあ今度は俺がお礼に……」
血鬼術 蓮葉氷
「君達を救ってあげよう」
「(いつの間に…!)」
上弦弍がいつの間にか接近して扇を振って前方に蓮の花と葉っぱを模した氷を作り出していた。私とカナヲは不味いと思い下がったが……
「腕が凍った……?!」
「っこれは不味い……」
「へえ、回避能力は高いんだね!」
私達はあの攻撃で一部凍っていたことに驚いていた。今のは完全に回避できた筈なのに何故私達が今凍らされた……?
「ほらほら、次行くよ?」
血鬼術 蔓蓮華
花の呼吸 弐ノ型 御影梅
「調子に乗るな……!」
「へぇ、あれを相殺するのか………。すごいなぁ」
あの男は驚いたように言うけど、あれは明らかに嘗めている……!でも怒ってはダメ……
「助かりました、カナヲ。あれを弾くのは一苦労ですね」
「大丈夫ですか師範」
「ふふ、中々やるみたいだね……あとどれくらい足掻いてくれるかな?」
小馬鹿にしたように話すがあれは明らかな挑発だ。空が教えてくれた情報では異常な身体能力とあの扇は私達の肺を破壊する力があるということ……
「もっと楽しませてよね」
「カナヲ、慣れてきましたか?」
「はい」
私の問いかけにカナヲはどうやら慣れてきたみたいなので私も気持ちを落ち着かせてあの敵を見据えていた
「確かに上弦という実力はあるみたいだけど……確かなことは一つだけ言えることがあるわ」
「ん?なんだい?」
私は感じたことをその敵に見据えてはっきりといった
「今宵ここで私達に殺されるのよ」
「俺が?君達に殺される?」
「師範の言う通り、私の大切な兄を苦しめた貴方は今夜ここで死ぬ……いえ、私達が殺してみせる」
「あははは、面白いことをいってくれるよね!その通りになるのかやってみなよ」
彼は狂喜の顔で扇を振るうの同時に私たちも再び刀を構えた。もう空に負担をかけたくないのと私達を苦しめるあいつとの因縁をここで必ず終止符つける!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回も宜しくお願いします!