鬼滅の拳   作:絆と愛に飢えるシリアス

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第98話

しのぶside

私は蟲の呼吸蜈蚣の舞・百足蛇腹であいつの首を貫き天井まで飛んで刺すと私はこれまでの事を思い出した

 

『ほら、空遅いわよ!』

 

『いや、お前が歩くの速すぎるんだよ!?』

 

『あらあら、しのぶそんなに急いだら怪我するわよ』

 

あの頃は空も姉さんも勿論私も幸せに生きていた。鬼という存在知らずに皆で笑いあって楽しくお父さんもお母さんもいて、毎日楽しかった

 

『空……?』

 

けれど、そんな幸せな時間を破壊されて初めて薄い硝子の上に乗っていたものだと気づいた。空の家族も失い、空も行方不明になっていた。そして、立てつづくように私達の両親は鬼に殺された。そして、私達はあの日から約束した……

 

 

『鬼を倒そう。一体でも多く……二人で私達と同じ思いを他の人にさせない』

 

その約束を胸に私も姉さんも強くなってた。そして、そんな強くなって鬼殺隊に入ってあいつと再会して……再会した時は愕然とした

 

『しのぶ……カナエさん……?』

 

あの頃のあいつは目が死んでいた……というよりも、鬼を相手に無表情で……正直、あの頃のあいつは私達が見ていられないくらい荒れくれいた。無慈悲に鬼を殺して……殺しまくっていた……そんな、あいつを見ていられなかった私達は何度も何度も話し合いぶつかり合い、そしたあいつはあの頃のあいつに戻った……。そして、カナヲや今いる蝶屋敷の子達も出会って楽しい日々を送っていたが、鬼は二回目の幸せを私達から奪った

 

空の消息不明と姉さんが死にかけたという事が今でも私にとっては苦い思い出だ。空は責任を感じて私達の前に姿を表さなくなり、やがて鬼殺隊でも空の悪い噂も消えたが……それでも空が帰ってくることはなかった……

 

空が消息不明になって数年経過して、私達はいつもと変わらない日常だったが……思わぬことで日常が変わり果てた

 

『しのぶ様!空さんが……空さんが!!』

 

『え……空が……?』

 

あの日の夜にアオイから報告を聞いて私は驚きと共に数年も姿を見せなかった空がなぜ蝶屋敷に?と思っていた。そして、私はその時改めて自分の罪深い事を思い知った

『なんです?そのゲッという顔は……?黙りですか……まぁいいです。そこに座ってください』

 

空と再会したとき最後に見たときよりも全身の状態がひどすぎていたし、今でもよく生きていたなと思う状態だった

 

空の状態を見て軽口を叩きましたが、空は本当に申し訳ないという顔とまだ自分を責めていたのが丸分かりでした……

 

ねぇ、空?あのときは私は貴方に色々なことを言っていましたが、私はあなたが生きていて嬉しかったのと同時に私のせいで空が辛い思いしたのは本当に許せなかった。そして、貴方を苦しめた上弦弐を許せなかった

 

『怒っていますか?』

 

不意に炭治郎君のあの日の夜の言葉を思い出した。そう、私は怒っているんですよ、炭治郎君ずっと、ずーっと怒っていますよ。あぁ、勘違いしないでほしいのよ…親に殺されたとき、姉が死にかけて空もボロボロになっているのもカナヲ以外の継子も殺されたとき時も……あの子達だって本当なら鬼も殺されてなかったら今も家族と幸せに暮らしていた

 

「本当に頭にくる……ふざけるな馬鹿……」

 

落ちながら私は目の前にいる上弦弐の顔を見て毒づいた。何で毒効かないのよ、馬鹿野郎!

 

あいつが迫ってきてカナヲが助けようとしていたけどそれよりもあいつが早く私を抱き締めていた

 

「(あぁ汚らわしい……!)」

 

抵抗したいのに思うようにからだが動けない。そして、あいつは私を逃がさないように抱き締めてーー

「偉い!!よく頑張ったね!俺は感動したよ!」

 

「(ふざけるな…貴方に誉められても嬉しくない…)」

 

「全部、全部無駄だというのにやり抜く愚かさ!これが人間の儚さ人間の素晴らしさなんだよ!君は俺が食うにはふさわしい人だ!永遠と共に生きよう!言い残すことがあるかい!?聞いてあげるよ!」

 

ふざけるな…ふざけるな!そうもおっていた矢先に私の耳には頼もしい声が聞こえた

 

「そうだな、しのぶは優しいから汚い言葉をはいてほしくないので、俺が代わりに言おう。ぶっ飛ばされて地獄に落ちろ……糞野郎」

 

拳の呼吸 陸ノ型 流星

 

「え……がは?!」

 

突然横から速い速度で上弦弐の顔を思いきり殴り飛ばした。そして、その攻撃したそいつは私を抱き締めながら上弦弐に向かって毒づいた

 

「しのぶはな……お前が……鬼達が触れていいほど気安い女ではないんだよ……そして、こいつを馬鹿にするな!!」

 

「……遅いわよ……馬鹿……」

 

本当にいつもいつも助けるのは遅いのだから……だから空は彼女もできないのよ

 

「遅くなって悪い、しのぶ」

 

空は私に安心させるように笑いかけてくれていた。そして、側に珠世さんとカナヲが急いで駆けつけてくれた

 

「しのぶさん大丈夫ですか?」

 

「しのぶ姉さん!」

 

「珠世さん、しのぶの傷をお願いします。しのぶは少し休憩しとくように……カナヲは行けるな?」

 

「はい、空兄さん」

 

カナヲが今まで見たことがない表情で上弦弐をにらんでいた。あぁ、こんな事を言うのはあれだけど……この子も本当に大きくなってくれて感情も出すようになって……

 

「しのぶさん、すぐに治療します。………大丈夫です、私も必ずあの上弦弐を倒すの協力します」

 

珠世さんは安心させるように笑いかけてくれた。そして、空の方をみると……

 

「本当に…俺が動けない間好き勝手に大切な幼馴染みを悪口いってくれたな」

 

「いたた……君がまだ戦えることに驚きだよ」

 

「無惨も嫌いだが、俺の大切な幼馴染みを手を出したお前はもっと嫌いだ。俺達でお前を殺してやる……」

 

空の全身には噴き上げる闘争心が出ているのを私は見えていた

 

必ず復活して助けるから…今度は空がお願い……




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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