trick and magic or fate   作:島田正二

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今回はセイバーとランサーの戦いになります。  
あんまり戦闘描写は得意ではないのですがよろしくお願いいたします。


セイバー対ランサー

「はじめまして、私のクラスはランサー......急で申し訳ないのだが、私と戦ってもらうよ」

 

ランサーと名乗った男は、ゆっくりと歩きながら棍を持ち出す。

 

「マスター、下がってください」

 

少女は、士郎に声をかけてランサーに走って向かっていく。

先にしかけたのは、ランサーであった。

走り出して接近して得物である棍で凪ぎ払うが、セイバーはこれを受け止める。

セイバーも武器を持ってはいるのだが、風に包まれて全く形が見えないものだった。

振り払って更に、ランサーを一撃突こうとする。

ここで回避されて、背後から叩きつけられて怯むセイバーだが持ち直して斬りかかりランサーも少し吹き飛ばされた。

 

 

「流石に得物が見えないとはやりづらいものだね、その得物......一体なんだろうかね?」

 

ランサーは軽口を叩いてセイバーに、尋ねる。

 

「さあなんだろうかな、剣か槍か、或いは斧かもしれないぞ?ランサー」

 

「ふっ言ってくれるね、得物が見えなくては流石に分が悪い…かな」

 

ランサーは、棍の先を拭き取るような仕草をする。

 

「では、そろそろ本気でいかせてもらおうか!」

 

魔力を玉のように丸めると、棍の先端でセイバーに打ち出していく。

セイバーに直撃すると、爆発して閉じ込められてしまう。

更にランサーは、接近してセイバーを棍で打ち上げて同じように玉を作り出し連続で突いて飛ばしセイバーに直撃させる。

追撃するために、跳び上がって棍で一撃を加えて地面に叩きつけた。

辛うじて、起き上がったセイバーであったがランサーは追い討ちをかける。

6個魔力の玉を作り出して、振り払う。

すると、ピンボールの玉のように壁に当たると跳ね返って更に慌ただしく動き回る。

 

「こんなもの!」

 

セイバーは飛んできた玉を、正確に動きを読んでいるかのように避けながら得物で切り裂いていく。

先ほどのように爆発することはなかったが、ランサーは驚いていた。

 

「まさか麗打乱気流の玉を全て打ち落とすとは、流石最優のクラスというべき、かな」

 

「紙一重ではあったが中々やる、貴方の得物……ただの棍ではなかったようだ、さしづめ打球棍というべきか?」

 

セイバーの言葉に笑いながら答える

 

「その通りだ、まあこの棍はビリヤードのキューのようなものでね、魔力で玉をつくりそれを突いて飛ばす……例えばこんな風にね!」

 

もう一度、玉を作り出して士郎の方に突いて飛ばしていく。

ギリギリ間に合ったセイバーが得物で斬ると爆発がして煙幕が出る。

煙が晴れると、ランサーの姿はなかった。

 

「ランサー、逃げるのか!」

 

「生憎、今は偵察の身でね、また次の機会に戦おう!」

 

士郎は、気が抜けたようにその場に膝をついた。

 

 

「終わった……のか?」

 

「ランサーは逃げたようですが、敵はまだほかにもいるようです」

 

「え……おい!?」

 

セイバーは、門を飛び越えてどこに行ってしまった。

士郎は慌てて追いかけていく。

何が起こっているか分からないが、これは夢ではない……現実なのだと受け止めながら走っていく。

やっとの思いで追い付いた時には、紫の着物のような服を着た少女が膝を突いており、更にセイバーが別の少女に一撃を加えようとしているところであった。

 

「やめてくれセイバー!」

 

得物をすんでて止めるが、気が収まらないようであった。

 

「何故です、この娘は敵なのです!」

 

「でもだからって」

 

「マスターがああいってるのだから、従うのが道理だとおもうけどね、セイバーさん?」

 

不服そうにセイバーは、得物を下げる。

 

「こんばんはね…衛宮君、とはいってもこんな形で会いたくはなかったけど」

 

「遠坂……凛…?」

 

なんと、セイバーが斬ろうとした相手は同級生だった遠坂凛であった。

 




相変わらず戦闘だけは上達しないものです……
次回は士郎を蘇生させた時から今に至るまでを凛の視点から描く予定です。
中々苦しそうです。
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