男女の常識が反対な世界で騎士くんがヤバい(いろんな意味で) 作:狸より狐派 ハル
みんなはどんなキャルちゃんが好き?
ちなみに自分は酔っ払ったキャルちゃんが好きです。
あの状態で全力で甘やかしたい。
それではご覧下さい。
【美食殿ギルドハウス】
「では、行って参ります。キャルさま。主様をよろしくお願いします」
「キャルちゃん。いくらユウキくんが可愛くても食べちゃダメですよ?」
「食べるか!!アホリーヌじゃあるまいし!!早く行きなさいよぉ!!」
「はーい!行ってきまーす!」
「いってらっしゃい」
キャルが怒鳴りながら二人を買い物に出掛けさせる。この数分前まではペコリーヌとコッコロがお互いユウキと留守番をしたいと言っていたが、どちらかを放っておいても何かしらやらかすことを危惧したキャルは、自分が留守番を買って出て外にいかせたのだ。
「まったくもぅ、ペコリーヌは私をなんだと思っているのかしら」
そう不満を述べながら、彼女はソファーに座り本を手にして読書を始める。
一方、ユウキの方は普段食事で用いる椅子と机の方におり、そこであるノートとペンを持って何かを書いていた。
(確か今ユウキが取り組んでるのって、算数の本だったわよね。アイツ記憶喪失で知識が赤ちゃん並みになっているから、コッコロが買ってきて教えているんだっけ)
彼を横目で見つめるキャル。しばらくの時間がたつと、ユウキは困った顔をして首をかしげた。
(かわいい・・・じゃなかった。なにか難しい問題に引っ掛かったみたいね。せっかくだから教えてあげようかしら)
「ユウキ、どこが難しいの?」
「ここ・・・」
キャルが近づいて本を覗く。そのユウキが指していた問題は《リンゴいっこ100円、ミカンいっこ50円します。リンゴを6こ、ミカンを5こかうと、あわせていくらになりますか?》、という問題だ。
「ふぅん。ここがわからないの?」
「うん・・・」
「そう、ならまずはリンゴとミカンをそれぞれ別々に足しなさい。まずはリンゴから」
キャルはそう教えながらユウキの隣に座る。そして体を近づけて一緒に本を覗いた。
「こう?」
「そうそう、そして次にミカンを計算するの」
「んー・・・
・・・・こう、かな?」
「正解。そしてリンゴの合計とミカンの合計を合わせるの」
「リンゴとミカンを・・・
・・・・・
できた!」
「正解!よくやったわね」
「うん!」
ユウキがキャルの方を向いて笑顔で答えた。
(あ、赤ちゃんのような奇行をすることを除けば本当にいい子ね・・・)
「さぁ次いきましょう。次の問題は・・・」
次の問題は、《5人のかぞくがいえにいます。まず2人がいえをでます。しばらくすると1人だけかえってきて、つぎにいえから3人がでます。またしばらくすると2人もどってきました。今いえになんにんいるでしょうか?》と言うものだ。
「なるほどね。ユウキ、わかる?」
「うーん・・・」
「わからないの?じゃあ一緒に解いて上げる。まずは順番に・・・」
キャルはゆっくりと一つづつ計算を教える。下手に答えを教えないよう遠回りにユウキをサポートした。
「えっと・・・これがこうで・・・
こう?」
「正解。偉いわねー」
(本当にかわいいわね・・・こう言うのも案外悪くない、かも?)
誉められて喜ぶユウキ。するとふと、あることをペコリーヌから教わったことを彼は思い出す。
『ユウキくん。もし今度キャルちゃんが誉めてくれたら、抱き締めて見て下さい。そして耳元で、「愛してる」って言ってみてください』
『ペコリーヌさま?なぜ、いきなりそのようなことを?』
『もしキャルちゃんがユウキくんに抱き締められたらどのような反応になるか見てみたいんです!きっとスッゴクあわてて面白いと思うんです!』
『なるほど、きっとキャルさまのことですから、とても驚くでしょうね。あっ、主様お風呂の時間ですよ。一緒に入りましょう』
『あっ、それなら私が変わりにやります。ユウキくん一緒に入りましょう!私が体の隅々までぜ~~んぶ洗ってあげますからねぇ~~~↑!!』
『きゅっ!?お、お待ち下さい!主様の体を洗うのは私めの役目です!ペコリーヌさまの狙いは主様の主様なのでしょう!!ですので絶対にダメです!!』
『いやいやしませんよ~!むしろコッコロちゃんこそ事故を装ってユウキくんの貞操を狙っているのでは~!?』
『そそそそんなことござざざざざいません!!!主様の貞操は準備を重ねた上で夜の営みの中で頂くつもりです!!!』
『それでは遅いですね~!それだと誰かに奪われちゃいますよ~!?私なら今からでも襲えますけどね!ではユウキくん!いただきま~す!!』
『なぁあ!?やめてくださいまし!!!ならっ!せ、せめて!!主様のファーストキスをぉぉぉおおお!!!』
『何やってるのよこのアホ共ぉぉおおお!!!』ダブルラリアットォオ!!
『『オメガァアッッ!!?』』
・・・とまぁ、この前にあったことを思い出した。この件については、ユウキ自身も気になっていたことだった。だから彼はそれを実行することに・・・。
「ん?ユウキ?どうしたの?」
ユウキはキャルの方へ体を向けて、
そして抱きついた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・
・・・・・・!?!?!?」
(えっ!?えっ!?えっ!?なになになに!?えっ!?い、今っ今私ユウキにっ!?えっ!?何!?なんで!?えぇ!?えぇぇぇぇぇ!?!)
ユウキに抱きつかれ、ちょっと間が空いたが一気に内心大慌てしてしまうキャル。
(うわっ!!うわぁぁぁ!!!ユウキが!!ユウキの体が私にピッタリ!!!ヤバいヤバいヤバい!!!暖かい!!!以外と柔らかい!!!いや硬い!!?とにかくヤババババイ!!!こんなところアイツらに見られたら━━━━━━━
ハッッ!?)
キャルは突如、ニュータイプが感づくような反応をするようにあることを気付いた。
(いっ、今この家に居るのは私しかいない!!!と、と言うことは今ならいくらでもユウキを!!!
まっ待て待て待て私!!私はアホリーヌやコロ助平のような変態不審者なんかじゃ断じてない!!!落ち着け私!!!アソコを濡らすな!濡らすな!!濡らすな!!!)
必死に自我を失わないように耐えるキャル。しかしユウキの一言が、彼女の抑制の糸を切ろうとした。
「・・・・・・・・愛してる」
「ッッッ」
キャルは頭の中が真っ白になった。ユウキはさっきまで震えていた彼女が急に止まったことに気がかりになる。もう一度声をかけようとすると・・・
突如、抱きついた状態からそのまま床に倒された。
「っ!・・・キャ、キャルちゃん・・・?」
「あんたが・・・」
「・・・?」
「あんたが悪いのよ・・・!いつも無防備で、私みたいなクズ女にも心から素直に優しくして・・・!あんたが突然服を脱いだときどんだけこっちは欲情したのを寝るまでに我慢してたと思ってるの・・・!?」
「キャル・・・ちゃん・・・?」
「もう遠慮なんかしないわ・・・!あんたにいくらでも嫌われてもいい!ユウキ・・・覚悟しなさいよ・・・!」
キャルがユウキの顔を両手で掴み、そして顔を近づける。
そして彼女と彼の唇がついてしまう━━━━━━━
「・・・・・」
「・・・・・」
ついてしまう━━━━━━━
「・・・・・」
「・・・・・」
ついて・・・
「・・・・・」
「・・・・・」
つい・・・
「・・・・・」
「・・・・・」
・・・・・
「・・・ぬぁあああああああ!!!むりぃいいいいいい!!!!」
・・・肝心なところでヘタレなところが出てきてしまってキャル。
その後ペコリーヌとコッコロが帰ってきた時には、キャルはソファーの上でうつ伏せになって死んでいたとかどうとか・・・
《続け》
ヘタレなキャルちゃんかわいい・・・かわいくない?
ちなみにみんなはプリコネキャラの誰をヘタレ化させたい?
自分はクリスおばさんがヘタレになってるところ見てみたい。そしてパパになってあげたい。
それではまたお会いしましょう。
ではまた!