【悲報】転生したらツンツン頭で知らない部屋にいたんだけど   作:現実殺し

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お久しぶりですみなさん。あと何回ワタシはお久しぶりと言わなければならないのか……。
そう言えば、いつの間にかUA数が500000を突破していました。誠にありがとうございます!
思えばいろんなことが……え、早く本編始めろ?

それでは、どうぞ!


【悲報】何故か浜面じゃなくて私が☆に危険認定されてる件

 信号の色が変わる瞬間を今か今かと待ちながら、美琴は常盤台の冬服に身を包み、右手の中に納める奇妙なものを月に掲げて眺めていた。

 

「……ホント、何なのかしらねぇコレ」

 

 彼女が指に納めるそれは、光り輝くパズルのピースのようだった。

 朝起きたら自分の枕元にあったそれは、ツインテールの後輩に聞いても、扇子を持つ友人に聞いても、何なら憎たらしい巨乳蜂蜜女に聞いても分からないという。

 美琴自身も、何故かそれを捨てたいとは思えず、未だに手に持ったままだ。

 

「はぁ……あのバカは急に居なくなるし……何だかなぁ」

 

 美琴はため息とともにピースをポケットに仕舞った。

 途端、耳をつんざく爆音が夜の街を駆け抜けた。

 

「――ッ‼」

 

 突如赤い光に包まれ熱を発する街の一角……地下鉄の入り口を、美琴は鋭い目つきで睨む。

 

(……間違いないわ。今まで何度も感じてきた……!)

 

 感じるのだ。今まで何度も出会ってきた、この街の闇の気配を。

 爆発に怯える一般市民が、悲鳴を上げながらパニックになって逃げ惑うのを無視し、美琴は入り口に向かって走る。

 これだけ派手な爆発なら風紀委員(ジャッジメント)警備員(アンチスキル)もすぐにやってくるだろうから、避難誘導を自分がする必要はない。

 それに、能力の応用で生体電気を感知できる美琴は、爆発した建物の内部に人がいることを検知している。放っておくのは危険だ。

 

(……まずいわね。もし『暗部』が関わってるなら黒子たちには関わらせたくない……でも、これは……)

 

 今までと状況が違う。

 単純に『暗部』との戦いではなく、人為災害も同時に発生しているのだ。

 否が応でも治安維持組織は出張ってくるだろう。

 美琴は鬱屈とした気分で携帯の電話帳を開く。番号を選択し、頼りになる後輩へと電波を繋げた。

 

『はいもしもしお姉様? どうなさいました?』

「黒子、火災が発生してる。すぐに来て。場所はこっちで送信する」

『はい? ちょっと、お姉様――』

 

 後輩の言葉の続きを聞かず、美琴は電話を切った。急いで携帯を操作し、位置情報を送る。

 それだけやった美琴は、自分で警備員(アンチスキル)か消防署に通報するべきか迷うが、視界の端で慌てた様子で電話を耳に預ける少女の姿が見えた。

 自分が通報をする必要はないだろう。そう判断し、美琴は地下鉄の内部に飛び込む。

 

「ちょっと! 誰かいないの⁉」

 

 美琴が声を張り上げる。

 凄まじい炎の熱が肌を焦がすが、関係ない。例え相手が『暗部』の者だろうと、一般市民に被害を出すなら容赦はしないし、逃げ遅れた人がいたら助ける。

 地下空間などの換気が悪い場所では、火災が発生した場合煙が外に逃げず、溜まってしまう。火の手も速い上、一酸化炭素中毒になる可能性もある。

 つまり、美琴自身も危険な場所にいるのだ。

 それでも、考えるより先に動くのは、何処かの誰かに影響されたのだろうか。

 

「……こっちね」

 

 炎をかき分けるように突き進む美琴。

 そんな彼女を出迎えたのは―――。

 

 

―――――――――

 

――――――

 

―――

 

 

 

320:フレンダ(転生)

そろそろね、私はキレてもいいと思うの

 

321:以下、名無しの転生者でお送りします

www

 

322:以下、名無しの転生者でお送りします

フレンダネキ人生ハードモードどころか難易度ルナティックじゃないっすか

 

323:以下、名無しの転生者でお送りします

特に理由のない理不尽がフレンダネキを襲う!

 

324:フレンダ(転生)

なんで暗部の連中が寄ってたかって私を殺しに来るの⁉

私が異分子?イレギュラー?それは浜面の役目じゃろがい!

 

325:以下、名無しの転生者でお送りします

フレンダネキ口調もバグりだした

 

326:フレンダ(転生)

【ああああああ⁉ 無理、これは無理!】

 

327:以下、名無しの転生者でお送りします

銃声が鳴り響くー

 

328:以下、名無しの転生者でお送りします

ワンチャンイッチより不幸なんじゃ……

 

329:以下、名無しの転生者でお送りします

フレンダネキ大丈夫?お祓いしたほうが良いんじゃない?

 

330:フレンダ(転生)

>>329

お祓いする暇もないんですがあの……

 

331:以下、名無しの転生者でお送りします

 

332:フレンダ(転生)

【げぇ、アンタは……!】

【ふふっ、お久しぶりね】

 

333:以下、名無しの転生者でお送りします

げ、メジャーハート!

 

334:以下、名無しの転生者でお送りします

厄介なのいるなぁ

 

335:以下、名無しの転生者でお送りします

周囲には猟犬部隊、か……?

 

336:以下、名無しの転生者でお送りします

いや別の下部組織だろ知らんけど

 

337:フレンダ(転生)

【ちょっと! アンタ達何やってんの⁉】

【は? なんでアンタがここに……?】

【……第三位】

 

338:以下、名無しの転生者でお送りします

ミコっちゃん⁉

 

339:以下、名無しの転生者でお送りします

勝ったな風呂入ってくる

 

340:以下、名無しの転生者でお送りします

勝ったな桶喰ってくる

 

341:以下、名無しの転生者でお送りします

ミコっちゃんが居れば安心だな

 

342:以下、名無しの転生者でお送りします

え、でもメジャーハートでしょ?

 

343:以下、名無しの転生者でお送りします

心の距離操られたらやばそう……

 

344:フレンダ(転生)

やばいって。明らかに心の距離操作されてんだけど。

仕方ない。いざという時まで残してたこの爆弾を……。

【えい】

【【え?】】

 

345:以下、名無しの転生者でお送りします

ひ、ひでぇ……

 

346:以下、名無しの転生者でお送りします

女の子に爆弾投げるとか正気ですか?あ、でも原作でもフレンダはこんな感じか

 

347:フレンダ(転生)

結局、勝てば官軍負ければ賊軍ってわけよ!

 

348:以下、名無しの転生者でお送りします

>>347

流石ネキゲスイ!

 

349:フレンダ(転生)

>>348

うっせ。

つか、これもしかして私ロシアまで逃げないとダメな奴?

 

350:以下、名無しの転生者でお送りします

 

351:以下、名無しの転生者でお送りします

よかったじゃなイッチに会えるよ!

 

352:フレンダ(転生)

>>351

べ、別にあいつに会いたいからロシアに行くわけじゃないってわけよ!

そう!自分の命が狙われるから、仕方なくロシアに行くわけで、他意はないってわけよ!

 

353:以下、名無しの転生者でお送りします

>>352

誰もイッチに会いに行けと入ってないんだよなぁ青春しちゃってぇ

 

354:以下、名無しの転生者でお送りします

>>353

やめてやれww

 

355:以下、名無しの転生者でお送りします

ネキのことは普通に応援したくなる

 

356:以下、名無しの転生者でお送りします

>>355

それな

 

357:以下、名無しの転生者でお送りします

や さ し い せ か い

 

358:以下、名無しの転生者でお送りします

や さ い せ い か つ

 

359:以下、名無しの転生者でお送りします

こ こ ま で は テ ン プ レ

 

360:以下、名無しの転生者でお送りします

こ こ か ら は 天 ぷ ら

 

361:以下、名無しの転生者でお送りします

息ピッタリで草

 

362:フレンダ(転生)

は、はわわjbdsdfはkhsふぉs

 

363:以下、名無しの転生者でお送りします

>>362

バグってるバグってるww

 

364:以下、名無しの転生者でお送りします

焦りが目に見えるなww

 

365:以下、名無しの転生者でお送りします

最高の玩具だね、僕にピッタリだ

 

366:以下、名無しの転生者でお送りします

>>365

クソガキのイメージしか湧かんのだが

 

367:以下、名無しの転生者でお送りします

この前クソガキにハーレムの一人取られて腹立った。

絶許

 

368:以下、名無しの転生者でお送りします

>>366

>>367

私怨じゃねーか!

てか、>>367はそのハーレムについて詳しく

 

369:フレンダ(転生)

【ちょっとー! なんでいきなり倒れてんのアンタ⁉】

【ふにゃ~……】

【ふにゃ~じゃねえええええええええ‼】

 

370:以下、名無しの転生者でお送りします

ミコっちゃんブチギレで草

 

371:以下、名無しの転生者でお送りします

ネキ現実でも顔真っ赤じゃんおまいら責任とれよ

 

372:以下、名無しの転生者でお送りします

>>371

俺、責任とれって言葉が嫌い

 

373:以下、名無しの転生者でお送りします

>>372

 

374:以下、名無しの転生者でお送りします

>>372

お前伊藤誠かよォ⁉

 

375:以下、名無しの転生者でお送りします

もしくはどこぞの戦闘員

 

376:以下、名無しの転生者でお送りします

ていうか、ミコっちゃんがネキ担いでどっか行ったぞ

 

377:以下、名無しの転生者でお送りします

まあ地下での炎上だし?

 

378:以下、名無しの転生者でお送りします

>>377

あー……ミコっちゃんの方も危ないのか

 

379:以下、名無しの転生者でお送りします

原作の流れだとここで麦のんが……

 

380:以下、名無しの転生者でお送りします

 

381:以下、名無しの転生者でお送りします

やばいねコレ

 

382:以下、名無しの転生者でお送りします

い、いや……ミコっちゃんならきっと!

 

383:以下、名無しの転生者でお送りします

>>382

火力ならターミネーター麦野のほうが上なんだよなぁ

 

384:以下、名無しの転生者でお送りします

>>383

ターミネーター麦野とかいうパワーワード

 

385:以下、名無しの転生者でお送りします

しかも浜面にやられてないから人の形保ってる訳で……

 

386:以下、名無しの転生者でお送りします

>>385

それは別にいいんじゃないかなー

 

387:以下、名無しの転生者でお送りします

>>386

ターミネーター状態だと恐怖しか湧かんしな

 

388:以下、名無しの転生者でお送りします

そもそもまだ麦のんが来ると決まったわけじゃないから(震え声)

 

389:以下、名無しの転生者でお送りします

>>388

おい、そんなこと言ったら……

 

390:以下、名無しの転生者でお送りします

……え

 

391:以下、名無しの転生者でお送りします

 

392:フレンダ(転生)

で? 誰かしらこんな恐ろしいフラグ立てたおバカさんは

『画像』

 

393:以下、名無しの転生者でお送りします

ひぇっ!

 

394:以下、名無しの転生者でお送りします

グロ画像はNG

 

395:以下、名無しの転生者でお送りします

>>394

グロ画像じゃない定期

 

396:以下、名無しの転生者でお送りします

ホラー映画ダルォ⁉

 

397:フレンダ(転生)

結局、ンなモンどっちでもいいってわけよ!

【誰だっけアンタ。覚えてないけどなんかムカつくから死ね】

【理不尽⁉】

【え、アンタそんな奴だっけ⁉ って――】

 

398:以下、名無しの転生者でお送りします

おそロシア

 

399:以下、名無しの転生者でお送りします

というか、ミコっちゃん麦のんのこと知ってるんか?

 

400:以下、名無しの転生者でお送りします

>>399

あれじゃね? レベル6シフト計画の時に……

 

401:フレンダ(転生)

やばい六枚羽が顔出してきた()

『画像』

 

402:以下、名無しの転生者でお送りします

えぇ……(困惑)

 

403:以下、名無しの転生者でお送りします

何なの?☆さんはネキのことが嫌いなの?

 

404:以下、名無しの転生者でお送りします

こんな健気な恋する乙女を戦闘ヘリで追い回すとか……まさに鬼畜の所業!

 

405:フレンダ(転生)

>>404

【だから!こここ、恋なんててて――!】

【アンタ何ブツブツ言ってんの?】

 

406:以下、名無しの転生者でお送りします

焦り過ぎて現実で喋ってるよネキ……

 

407:以下、名無しの転生者でお送りします

クォレは草

 

 

―――

 

――――――

 

―――――――――

 

 

 

 夜の学園都市。

 だが、この日はいつもの学園都市ではなかった。

 地下鉄での炎上事件。暗部組織『迎電部隊(スパークシグナル)』による『フラフープ』占拠によるテロ。

 もとより治安の悪い街だが、その日はいっそう悪い日だった。

 そんな夜の世界でも、白い少年とアホ毛の少女は歩く。

 

「ったく、どこもかしこもお祭り騒ぎ……暇人かよ」

「テロのことをお祭り何て言うのは貴方だけだよねって、ミサカはミサカはツッコんでみる」

 

 一方通行(アクセラレータ)打ち止め(ラストオーダー)

 たまたま帰りの遅くなった二人は、ともに夜の道を歩く。

 自分たちには関係のない話だ。関わる必要はない。一方通行(アクセラレータ)の表情には、そんな考えがにじみ出ている。

 ……だから。

 

「……あァ?」

 

 それは、本当に唐突で、一方通行(アクセラレータ)の思考を空白にするには十分すぎる出来事だった。

 一方通行(アクセラレータ)たちの頭上を戦闘機のようなものが飛び、その後部から人影が大の字で降ってきた。

 人影は地面に衝突する直前に電撃のようなものを放ち、落下の衝撃を殺す。

 

「み、見て見てあなた! って、ミサカはミサカはパラシュート無しでスカイダイビングをする謎の人物に驚きを隠さず興奮してみたり!」 

「……はァ、面倒くせェ――」

「ミサカ的にはさぁ」

 

 自分に向けられた刺客。

 瞬時にそれを理解し、一方通行(アクセラレータ)はため息をついて頭を掻き……硬直した。

 突如飛来した人物。ほのかに膨らんだ胸元から、女性であることは容易に想像できた。だが、その顔は奇妙な仮面で覆われており、服装もタイツのようなものを着こなしており、冬場とは思えない軽装だった。

 しかし、それを差し置いて問題がある……それは、彼女の一人称にだ。

 ミサカ……その言葉が意味するのは、つまり――

 

「……貴方が何をしようとどうでもいいの。そう、死んでくれるなら、ね」

「……嘘……」

「―――……あり得ねェ……!」

第三次製造計画(サードシーズン)……そう言えばわかる?」

 

 女性は、ゆっくりと、仮面を取る。

 

「どーも、番外個体(ミサカワースト)です。とっととくたばれクソ野郎」

 

 地獄が、蘇った。

 

 

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――――――

 

―――

 

 

 

 

―――

 

――――――

 

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 窓のないビル。

 学園都市の統括理事長、アレイスター=クロウリーの居城である。

 

「……、」

 

 沈黙。

『人間』は容器の中で逆さに浮きながら、虚空へと視線を向かわせている。

 いや、正確には、周囲に張り巡らされた『Error』と示されたモニターにだ。

 ある程度の失敗は許容範囲内。修正可能な段階なのだ。だから、今までも見逃してきた。中には『計画(プラン)』の短縮に役立つものもあった。

 だが、いつの間にか……アレイスター=クロウリーの『計画(プラン)』は、本来定めていた本筋を大きく外れている。

 故に彼は、強行とも言うべき手段に打って出た。

 なのに……予想外(イレギュラー)は止まらない。御坂美琴の早期介入。一方通行(アクセラレータ)の停滞。そしてなにより……。

 

「このままでは、「上条当麻」は私の想定を斜め上に上回る存在へとなり果てる……か。それに、御坂美琴も……」

 

 呆れたように、悲し気に、しかし愉しそうに……『人間』は呟く。

 何もかもが上手くいかない。だが、それが彼の人生なのだ。イレギュラー(ガバ)など日常茶飯事。幸運も不幸も関係なく飛び越える。

 そのために何をするべきなのか……。

 

「まずは、一方通行(アクセラレータ)から片づけるとしようか」

 

 微笑む『人間』は、改めて計画を練り直し、実行を始めた。

 

 

―――――――――

 

――――――

 

―――

 




フラフープの件ですが、アクセラさんがいないのでグループは手間取ってますねはい。
一応他の組織も送られてますが統率が取れないのでむしろ泥沼化してます。
さて、イッチ条たちがRTAバリに事件を解決する中、ネキや一通さんはルナティックモードをプレイするわけですが……大丈夫かなこれ?
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