用務員の日常   作:八雲 紅

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明日香って凄い完成されたデザインですね
未だに人気があるのが分かる


用務員、色々と会う

「ようこそ新入生諸君。このオシリスレッドの寮長の大徳寺だにゃ。担当教科は錬金術。そしてこっちはファラオだにゃー」

 

「ふなぁーご」

 

「アカデミア用務員の遊佐健斗です。時間外はレッド寮の近くの小屋で過ごしているので気軽に声を掛けてください」

 

「遊佐くんは別にレッド寮専属って訳じゃないけどこの寮の補修やみんなのご飯の準備もしてくれたりと色々頼りになる方だにゃ」

 

時は流れてアカデミアに新入生が入学する当日。

俺はこの日、レッド寮の歓迎会の準備を在校生達と手伝いそのまま流れで歓迎会に出席している。

原作では焼き小魚に味噌汁と白米という、歓迎会とは思えないメニューだったが俺の介入によりメニューは大盛りカレーへと進化した。見る限り新入生達のウケは悪くない。

挨拶途中で原作通り既に十代が夕飯に手を付けるフライングする事態が発生しているが。

 

「翔、美味いぞこれ!」

 

「アニキ、ダメですよ!まだ挨拶の途中なんだから!」

 

「細かい事は気にしないにゃー。皆ヘリの旅で疲れただろうし長い話はこれまでにしていただきますだにゃ」

 

十代の様子を気にする事も無く大徳寺先生は食事の号令を取る。

そして俺は2人分の湯呑みに茶を注ぎ十代と翔の机へ持って行く。

 

「いい食べっぷりだ、おかわりもあるから沢山食べてくれよ」

 

「凄い美味しいぜ先生!」

 

「アニキ、この人は先生じゃないっスよ……」

 

「大丈夫、好きに呼んでくれて構わないよ。隣で食べさせてもらってもいいかな?」

 

湯呑みを2人の前に置いてじっと観察する。

カレーをガツガツと貪る茶髪の少年、GX主人公の遊城十代。

小柄な青髪眼鏡の少年、丸藤翔。

 

あの2人が目の前に居るのだ、既に生クロノスや生大徳寺で憧れのキャラを現実に目の当たりにする感動を味わってはいるがこの2人は格別とも言える。ていうかこうして実際に目にしたから分かるが本当に十代は純粋な良い子だ。心から美味しそうにカレーを食べてくれている姿を見るだけでこちらも幸せになってしまう。

 

「ふぉーかひはんへふは、へんへ」(どうかしたんですか、先生)

 

「カレーは逃げないから落ち着いて食べていいからね」

 

少し見過ぎたのか、カレーを頬張りながら十代が疑問を飛ばしてくる。

たくさん食べてくれるのは嬉しいが喉を詰まらせて欲しくはない、というのが本音である。

いかん、十代が可愛い過ぎて過保護になりそう、俺はユベルだった……?やめよう、ユベル案件はマジでシャレにならんから。

 

「聞いてるよ、入試でクロノス教諭を倒したんだってね?凄いじゃないか」

 

「んぐ……おう!俺はこの学園で1番になる男だからな!」

 

「アニキは本当にそればっかりっスね」

 

とりあえず十代の疑問には入試の話題を出してはぐらかす。実際に噂になっているのは事実だし何よりも十代の話を聞いてみたいというのもあるからだ。

その後は十代や翔と楽しく会話をして解散した。その時に2人を下の名前で呼ぶ事になり俺は健斗さんと呼ばれる事になった。

 

 

 

入学式から数日経過した。ぶっちゃけ用務員なので原作が何処まで進んだのかよく分からない。

恐らく入学式の後に十代は万丈目に呼び出されてデュエルをした……のは分かるが次の展開が何時なのか分からない、確か次は女子寮の話だと記憶しているが。

 

「健斗さん!翔が大変なんだ!」

 

と、思ったその日の夜。小屋の扉をドンドン叩く音と十代の深刻そうな声が響いた。

 

「こんな夜更けにどうした十代くん」

 

「翔が女子寮に攫われちまったんだ!」

 

案の定女風呂イベントだったので即十代に同行する旨を伝えてブルー寮まで全速前進DA☆

途中にある湖で何故か十代がボートに乗ろうとしていたので陸路から行った方が速いよと伝えてそのままランニングフェイズ続行。

原作でも思ったけどなんで真っ暗闇の中でボート漕ごうと思ったのかコレガワカラナイ。

そんなこんなでブルー寮の女子寮前に到着。そこでは女子生徒にお縄を頂戴されている丸藤翔くん。

十代の到着を確認し、こちらに視線を向けるのは本作のヒロインである天上院明日香。綺麗な金の長髪に夜でもその身体付きが分かるナイスバデー、実物はやはりガチ美人だ。

制服とは思えない露出過多のアカデミア制服がいい味を出している。

 

「アニキぃ〜助けてぇ〜!」

 

「来たわね遊城十代。それと……」

 

「用務員の遊佐健斗です、十代くんに呼ばれて来たのですが……状況を説明していただけませんか?」

 

十代を呼んだのに十代以外の、しかも生徒じゃない人間が来ていて「なんで?」という表情を明日香は浮かべているが彼女は説明を始める。

原作通り、クロノスの用意した偽のラブレターで翔が釣られたところに風呂場を覗かれたと勘違いした女性達に捕まったという経緯だ。

ちなみに途中で十代が俺を呼んだ理由を話してくれた。本人曰く「先生に言う訳にもいかないし他に頼れそうな人が健斗さんだった」とのこと。

至極真っ当な理由の上に十代に頼りにされて少し嬉しかったのは内緒だ。

 

「状況は分かりました。しかし偽の手紙が用意してある以上は誰かの思惑があるのは確実です、翔くんは巻き込まれた被害者だと考えられます」

 

「でも実際に覗いたかもしれないじゃない!」

 

「たとえ知らなかったとして見られていたとしたら嫌ですわ〜」

 

俺の言葉に反論するのは本編で明日香と一緒にいる事が多かった茶髪の男勝り娘の枕田ジュンコとおさげのお嬢様言葉の浜口ももえ。

この2人が言う事も尤もだ、実際に見ていたらフォローしようが無い。

 

「だから見てないってばー!」

 

「じゃあこうしましょう、遊城十代。私とデュエルよ」

 

そしてごく自然な流れでデュエル。十代が勝ったら翔は無罪放免、明日香が勝ったら翔は教師に報告。よし、いつもの遊戯王だ。

元々明日香が十代と戦いたいがための口実だったし仕方ないよな……まぁこれで明日香と知り合えたからヨシ!(現場猫)

そして俺と翔と十代、明日香、ももえ、ジュンコで分かれてボートに乗り湖でデュエルを始めた。ボートデュエルアクセラレーション!

 

結果は原作通り十代が勝ちました。勝ち卍

その後は無事解放された翔と十代を連れてボートを走らせレッド寮へ送って1日を終えた。

 

 




大徳寺先生可愛い
なお正体
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