ことりちゃんハッピーバースデー!

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南ことり生誕祭2020

「見つけたわよ、ことり!」

「あれ? にこちゃんだ。どうしたの?」

「どうしたのはこっちのセリフよ! 家行ったら出かけたって理事長に言われるし、穂乃果も海未も居場所知らないって言うし、おまけに今日暑いし!」

「最後のは……関係ないんじゃないかなぁ」

「とにかく探したわよ。何やってたのよ」

「ずっとお家にいたんだけど、アイデアが降ってきたからちょっと衣装作りしてたの。でもワンポイントにする小物がちょうどいいの無くて……」

「それで買い物に来てた、と」

「うん」

「ま、大体予想通りね」

「え、予想できちゃってたの?」

「はっ、衣装担当はあんた一人じゃないのよ? 何度も一緒に作業してれば、ことりが何考えてるかなんてすぐ分かるのよ」

「にこちゃんすご〜い。流石お姉ちゃんだね」

「……なんか褒められてる気がしないのよね。──ってかそれより!」

「あ、そういえば、どうしてにこちゃんはことりを探してたの?」

「そうやって作業に没頭するおかげで助かってる節は多いけど……時と場合によるのよ。──時間!」

「時間?」

「今が何時なのか知らないの?」

「ケータイ置いてきちゃったし、そんな長居する予定でも……あれ? ──あれれれ⁉︎」

「やっと気付いたわね……。もう集合時間過ぎてんのよ!」

「ふええ〜……もっと早く言ってよにこちゃ〜ん!」

「それは確かに申し訳なかったけど……こっちだって探し回ったのよ! ホラ急ぐ! 穂むらでみんな待ってるんだから!」

「うん? つまり、探しに来たのってにこちゃんだけ?」

「そうよ」

「どうしてわざわざにこちゃんが?」

「私が探しに来ちゃマズかったかしら?」

「そんな事はないけど……ちょっと意外で」

「大した理由は無いわよ。みんな忙しかったから」

「んふふ〜、そっかぁ」

「……何よ」

「海未ちゃんがスカート丈と露出に本気で恥ずかしがってるのか照れてるだけなのか、見極めなくちゃいけないから♪」

「……中々に策士でちょっと怖いわ。てゆーか何の話よ」

「だってにこちゃんは、お料理担当じゃない?」

「…………」

「お料理の仕上げってすっごく大事だから、最後を誰かに任せるなんてしないと思うんだけどなぁ〜」

「…………はあ。分かったわ、私の負けよ。やっぱり、他の二人と違ってあんたは手強いわね」

「え〜そんな事ないよ〜。穂乃果ちゃんも海未ちゃんも、可愛いだけだもん♪」

「説明になってないのよ……。──まあいいわ、ハイ」

「? これは?」

「何って、今日はことりの誕生日でしょうが。誕生日に渡すモノなんて、決まってるわよ」

「あ、誕生日プレゼントか。でも何で今? 後でパーティーの時に、みんなで渡すよって穂乃果ちゃん言ってたよ?」

「サプライズの意味分かってんのかしらあの子は……。──さっきも言ったでしょ。あんたの考えなんてお見通しだって」

「? うん……」

「それ、開けてみなさい」

「──わっ、ブローチ……? 可愛い〜……!」

「ワンポイントアクセントの、アイデアになったでしょ?」

「うんっ! にこちゃんありがとう!」

「喜んでくれたなら良かったわ。でも忘れるんじゃないわよ。衣装担当は、ことり一人じゃないんだからね! ちゃんとにこ達を頼る事!」

「うっ、うん! 気を付けます!」

「分かればいいのよ」

「ちょうどイメージ固める為に、試着して欲しい服装が溜まってきてて……。お願ぁい!」

「…………それとこれとは話が別!」


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