We are born, so to speak, twice over; born into existence, and born into life.   作:Towelie

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 しゃわしゃわしゃわしゃわ。

 夏の終わり際、遅咲きの蝉の声が背の高い杉林の中で木霊のように響きまわっていた。

 山が見下ろす麓に佇む一宇の荘厳な寺院。

 ──少女は犬と共にそこへやってきた。

 古寺の一番奥にある本堂の前に立ち、複雑そうな表情を浮かべながら何やら逡巡しているようだった。

 短く切り揃えた前髪の下のくりっとした大きな瞳を瞬かせながら、手を頬に沿えて困惑したように首を傾げていた。

(お寺って……どういう参拝方法だったかしら……)

 和柄の着物を着ているのに、それはどうだろうと思われるかもしれない。

 だが、この少女が知らないのも無理のないことだった。

 覚えている限り、神社仏閣などに参拝したことはなかったし、少女はむしろ()()()()()()()()()()()()()の人だったのだから。

 それでも少女は考える。

 自分が良くされていたであろうと思うその作法を頭の中で思い返す。

 宗派とは関係なく、一般的なやり方を。

(確か……()()手を打って……頭を下げる……だったはずよね? うん)

 その場で軽く試してみる。

 それでしっくりきたのか、少女は可愛らしい着物姿にそぐわないガッツポーズを小さく作ると、その意気込みを露わにするかのように、本堂へと続く階段をしっかりと足で踏みしめるように一段一段上がっていく。

 その様子を旅のお供である、白い犬が境内にぺたんと座り込みながら少し暇そうに眺めていた。

 少し緊張しながらお賽銭を投げ入れると、軽く瞼を閉じて手を合わせた。

「……」

 瞼の裏に浮かぶのは暗い部屋での記憶。

 自分も過去にこんな風にされていたのを思い出した。

 だがそれはこんな厳かなものなんかではなく、むしろ真逆の欲望の熱をぶつけるようなものだったから。

 だからわりかし早めにぱちっと瞼を開けた。

「終わったわ。待たせてごめんなさいね」

 下で待っていた犬にそう報告をする。

 特にそんな事をする必要はないのだが、この犬に関係する伝承がある神社だったから。
 しかも、この辺りはこの犬の生まれ故郷のようだったし。

 一応、そうしておいた方が良い気がしたのだ。

 やはりというか。

「あなたも分かっているのね」

 パタパタと尻尾を振っているから多分、分かっているんだろうと思う。

 さっき見た時は大きな欠伸をしていたみたいだったけど。

「奥にお墓もあるようだけど、そっちに行ってみる?」

 頭を撫でながらその方を振り返る少女。

 本堂のすぐ横にささやかながら、その犬のお墓があるようだった。

「わん!」

 犬が一声鳴いたのを了承と受け取ったのか、少女は犬を伴いながら石でできた小さなお墓の方へと歩き出す。

 白い犬もその後ろに付いて歩いた。

 ……
 ……
 ……

「どう……? 何か感じるものがあって?」

 苔生した墓石の前で暫く瞼を閉じていた少女──オオモト様は静かに口を開く。

「……」

 問われた白い犬──サトくんは頷くことも、首を振って否定することもなく、ただじっと石の墓の方を見つめていた。

 少女の姿のオオモト様は軽く息をこぼす。

「……わたしも、そうだったから分かるわ。お墓なんか見ても何も感じなかったから」

 少女がそう呟くも、白い犬は相変わらず祀られているお墓の方を眺めている。

 丸い黒曜石のような瞳には何が見えているのか。

 その表情からは何も伺い知る事はできそうになく、白い犬はただじっと見つめていた。

 自分、もしくはそれにまつわる由来を持つ、石を積んだだけの簡素な墓の方を。

(そういえば……)

 ふと、思い出したことがあった。

()()()を模した姿の木でできた犬の像もさっき置いてあったわ。今のあなたとは全然似ていなかったけど」

 そっと犬の頭を撫でつけながら言葉を掛ける。

 ちょうど犬がこちらを見ていたのに気付く。

 何かを訴えかけてくるように黒い瞳でじっと見られた。

「その目は何かしら」

 少女は少し困った顔になる。
 まさかだとは思うけれど、一応聞いてみた。

「もしかして、自分の方が賢くて可愛いと思っているとか?」

 少し半信半疑にそう尋ねた。

「わんわん!!」

 犬は一際大きな声で二度も鳴いた。
 あたかも強調するかのように。

 都合の良い時だけ吠えるのね、そう言って深いため息をつく。

「ふふっ、でも……そうね」

 得意満面な表情のサトくんを愛おしそうに微笑みながら見やると、オオモト様は少し遠くに視線を移した。

 新緑が映える小高い山の上で一羽の鳶がゆっくりと旋回しているのが見える。

 少しあの町の情景に似ているなと思った。

 ようやく自分から離れられたあの町に。

 あそこで一体自分は何だったのだろう。

 幸せだったのかそうではないのか、それすらも分からなかった。

 求められるままに与えてきたつもりだったし、本当に大事なものはずっと大切にしまって置いたはずだったから。

「実存と概念は得てして違うものになるのよね。どこかで抽象的な要素が入り込んでしまう。それが意図していないものであったとしても」

(そう、わたしが……ずっとそうであったように)

 誰かの造った抽象(イメージ)の中にずっと囚われ続けていた。

 違うと否定してもそれを頭から押さえつけられるように、身も心も蹂躙され続けた。

 その結果、大事なものすらも見失いそうになって。

「……」

 今、この神社にはそれなりに参拝者が訪れていたが、何故かこの墓の周りだけは誰も寄り着くことがなかった。

 ここだけが辺りとは違った趣になっていると言っているみたいに。

 そうしたことに耐えかねたように白い犬が少女の足元に擦り寄り、くぅんと小さく鳴いた。

 十分だと思ったのか、それとも別の意図があったのか。

 その一声で滞った空気が一瞬で元の流れに戻ったように、少女の表情も元の柔和な表情に戻った。

「そうね。とりあえずやることは済んだし」

 少女は柔らかい表情で微笑むと、踵を返してその場から離れた。
 
 犬もくるりとお墓に背を向けて、とことこと歩き出した。

 そんな、一人と一匹のすぐ横を同じように参拝に来た家族連れが通り過ぎていく。
 
 仲睦まじそうな男女とその手に連れられたの幼い少女が他愛もない会話をしながら、入れ違うようにお墓の方へと向かっていった。

 母に手を繋がれていた幼い少女が犬の方に手を振っていた。
 それを横目で見ながら本当に幸せそうだと思った。

 何の問題などないみたいに。

 犬と少女は振り返ることなく先の道を行く。
 
 そこには何があるのだろう。
 
 またあの歪な夜か?
 それとも……。

「何かしら?」

 不意に服の袖が引っ張られる感覚があったので振りむいた。

 何てことはない、サトくんがオオモト様の着物の袖を軽く咥えていた。
 
 どこかへ連れて行こうとしているのか、引き留めているようにも見える。

 直ぐに思い当たる節が見当たらなかったので、犬が連れて行こうとしている方向にちらりと目を向けた。

 そこには少し大きめの社務所のような建物があり、お守りや御朱印と行った、()()()()()()()()()を取り扱っている受付のようなところだった。

 どうやら犬はそこに少女を連れて行かせようとしている様子で、ずりずりと後ろ足で石畳を引っ掻いている。

 何が目的なのだろう。

 お守りとかそう言ったものは、この旅の目的に一切何の役にも立たないというのは、もうずっと前から知っているのに。

 今、手元に残っているのは精々この、手毬ぐらいで。

 それだってもう何の意味も成さない。

 これをくれた人に戻そうとかそういったものもなく、ただ持ち歩いているというだけで。

 目的とは一切関係の無いものだった。

(まあ、今のわたしだってそうなのだけれど)

 何の意味があってここまでやってきたのか、そこまで楽な道のりでもなかったはずなのに。

 ぐいぐい。

 こちらの思惑も知らず白い犬は尚もぐいぐいと服の袖を引っ張ってくる。

 あんまり引っ張られると服の袖が伸びてしまいかねないので、白くふわっとした犬の喉元を細い指でくすぐりながら、頑なに引っぱろうとしてくる犬に優しく尋ねた。

「なぁに、何か欲しいものでもあるの?」

「うー、わんっ!」

 以外にも即答だった。

 犬はぱっと咥えた口を放すと、その売店のような建物の方を見て、くるりと丸まったしっぽを横に振る。

 だが、売店と言ってもそこには食べ物のようなものは売ってはおらず、この子が欲しがりそうなものは見当たらないのだが。

 まさかだとは思うが。

「もしかして……あの犬のおみくじを引いてみたいの?」

 小さな犬の形をした土鈴。
 その中に紙のおみくじが入っているらしいが。

 そんなものを欲しがるとは到底思えないが。

 だがサトくんは。

 こくんこくんと、まるで人のように無言で頷いてみせた。

 何故が吠えるようなことはせず。

 多分、周りからみたら相当滑稽な事をしていると思う。

 人が犬に話しかけるということは稀にはあっても、受け取り側の犬がそれを理解できていることなどまずありはしないのだから。

 理解している様に思い込むことはあっても。

 だが、この犬は少々変わった生い立ちのせいか、人の言葉を一応は理解できているみたいだけれど。

(ただ、全部ではないみたいね)

 都合のいいところだけ理解できているようで、そんなところも含めて妙に人間臭い犬だとは思う。

 よくもわるくも。

「本当に?」

 確認するように犬の耳元で囁く。

 うんうん。

 犬はまた頷いてる。

 どうやらそれは本当のようだった。

 売店に用事があるのはよく分かったが、まさかおみくじが欲しいとは思わなかった。

 しかも自分の姿に似たおみくじが欲しいなどと。

 それは少女としては到底あり得ない事だ。

 自分に似たものを欲しがるなんてことには。

 だが、サトくんにはそう言った思いなどはないようで、まるで自分自身のことを誇りにでも思っているみたいに、びしっと四つ足を伸ばして澄ましたような顔で売店の方を見ている。

「……」

 オオモト様は白い犬のその様子に少しの違和感を覚えていた。

(ここに来た時、ちょっと変かなとは思ったけど)

 まさかだとは思うが、神の使いにでもなったつもりなのかしら。

 そんな記憶などもう一切残っていないだろうに。

 だが、その凛々しい姿が普段とは違ってあまりにも滑稽に見えたので。

「良いわよ、あなたに買ってあげるわ」

 そう軽く苦笑いすると、少女は白い犬に促されるまま、売店の方へと向かっていった。

 木でできた厳つい像なんかよりもこちらの方がよっぽどサトくんに似ていると思ったからだった。


 ちなみに、おみくじは小吉だった。


 ……
 ……
 ……



Might Love Myself

 

「この暑さだと、溶けてなくなってしまいそうになるわね」

 

「……くぅん」

 

 秋はもう目の前だというのに、真夏のように強い日差しの中、オオモト様は蛇の目を日傘のように差し掛け、沸き立つ白い雲の下を同じように白い犬と共に歩いていた。

 

 方角は分かっていたが、ちゃんとした行く当てなんかはなかった。

 

 とりあえず、伝承のある犬が祀られているという神社には行ったのだけれど。

 

(そこからがまだはっきりとは分からなかった……こんな遠出なんて、大分、久方ぶりの事だったし)

 

 あの町というか、しがらみから抜けだしたのはそれこそ本当に何時ぶりの事だろうか。

 

 けれど、何かに縛り付けられていたということではない。

 町を出るだけの理由がなかったというだけ。

 

 たったそれだけの事だけでずっと足止めをされていた。

 

 きっとすぐにでも出るべきだったはずなのに。

 

 だから急に自由になるとどうしていいのか分からなくなる。

 

 ちょっとした悪戯のつもりであの町の周辺ぐらいにまでは足を運んでみたけれども。

 

(それでも、こんなに遠くまで来たことなんて一度もなかった)

 

 とりあえず一帯が見下ろせそうな小高い山に登ってみる。

 

 けど、それだけではやはりよく分からない。

 

 本当に大切なこととは目には映らないことだから。

 

 だったら何故こんなところにまで登って来たかというと。

 

「くーん」

 

 いつの間にか戻って来た白い犬が、小さな声を呟くようにあげて傍で座り込んでいた。

 

 少し周辺の様子をみてくるようにと、お願いをしてみたのだけれど。

 

 頭を垂れてぺたんと尻尾を下げている様子で大体の様子はわかるが。

 

「そう、やっぱりあなたでも良く分からなかったみたいね」

 

 オオモト様はそう言って犬の頭を軽くぽんぽんと撫でてあげた。

 

 それはそうだと思う。

 

 この子(サトくん)だって、精々その嗅覚で気配を感じとる事が出来るぐらい。

 

 それだってヒヒが活動していなければ何一つ分からない。

 

 わたしに至ってはそんな力すら持ち合わせてはいないのだから。

 

 何時ぞやの、夢見(ゆめみ)で視たというだけで。

 

 それに別にヒヒは妖怪とかそういう類のものでもないし、ましてやそれを退治しようなどとまでは考えてもいないのだから。

 

 やれることといったら事が大きくならない内に警鐘を鳴らすことぐらいだろうか。

 

 またあの歪みが起きないための助言というか注意を促してみたり、それに付随した僅かばかりの行為ぐらいか。

 

 どちらにしても効果を得るものではない。

 

 根本的な解決には程遠い。

 

 むしろただ、引っ掻き回すだけなのかも。

 

 誰だって始めは半信半疑なのだろうから。

 

「だからって事が起こってしまってからではもう遅いのだけれど」

 

 仕方がないと言えるのだろうか。

 

 オオモト様はそっと言葉を風に乗せる。

 

(また、同じことは繰り返したくはない。それは分かっているのだけれど。せっかくまだ、こっちの世界にいることができているのだし)

 

 山の麓から吹く風は、熱波のような生ぬるい地上の風とは違った心地よさを肌に与えてくれる。

 

 神社の時は違った涼しさ。

 

 見知らぬ土地の臭いと風がとても新鮮だった。

 

 その風の影響なのか、一足先に蜻蛉が辺りを飛び回っていた。

 

 犬の頭の上にもその内の蜻蛉の一つがふわりと止まり、そこで長く綺麗な翅を休めていた。

 

 犬は首を振ってそれを振り落とそうとしている。

 

 オオモト様はそれを愛おしそうに眺めながら、透明な笑みを浮かべていた。

 

 ……

 ……

 

 少女の黒髪が朱色に染まる。

 白い犬の毛並みも焔のように揺れていた。

 

 焼けるような夕陽が山の影に落ちようとしている。

 

 綺麗な横顔を夕焼けに晒しながら少女は呟く。

 

「ねぇ、わたし達はここで……いったい何が出来ると思う?」

 

 ……

 ……

 ……

 

 涼しくなってからこの町を探索をしようと思ったのだが、それがそもそもの間違いであったと気づいたのは後のことだった。

 

 厳密にいえばそこまで悪い事ではない。

 

 ただ、もし、”そうしなかったのなら”どうなっていたかということだ。

 

 選択はつねに連続して起こるものだから、”もし”なんていう曖昧なものを追及したところで何の意味もない事は知っているけど。

 

 県境を越えた先にあった町──河悟町(かわごちょう)

 

 そこは山間にある小さな町だった。

 

 多分、ここだろうと思う。

 

 昼間、資料館のようなところで少し調べてみたら、割と前の町とその有り様が似ていると思ったからだった。

 

 周りは高い山に囲まれており、人口はさほど多くはない。

 近くには大きな川も流れ、それに沿って走るローカル鉄道も通っていた。

 

 河悟町はかつては農業や林業で町を支えていたが、今では大きな会社の工場の誘致に成功し、それが町の財政の大半を担っているようだった。

 

 一見すると、この辺りの地域ではそんなに珍しくもない話にも思えるが。

 

 かつてこの町にも隣町との合併の話が持ち上がったのだが、それを巡っての住民の反対運動が起き、色々あって結局今に至っても実現できていないらしい。

 

 何故、それをそんなにも頑なに拒むのかと言ったら。

 

「やっぱり、お金なのかしらね」

 

 それはすなわち幸運。

 

 小さな灯篭(ランタン)を片手に持ち、オオモト様はぼそりと呟いた。

 

 夜の帳が落ちるのを待ってから、改めてこの町を見て回ることにした。

 

 昼間の顔だと普通の町にしか見えなかったし、何なら町の住人もごく普通の人にしか見えなかった。

 

 特に何かに怯えているようにも、何か特殊な秘密を共有しているような素振りも見受けられない。

 

 何か適当な話でもしてみようと、たまたま外にいた住人にのこのこと近づいて行ったときも、先に声を掛けてきたのは向こうの方からだった。

 

 その人は高齢の女性だったが、知らない町で迷子にでもなったと思ったのか結構親身に話しかけてくれていた。

 

 それどころか軒先にも案内してもらい、冷たいお茶なんかを貰ったぐらいだった。

 

 少し親切すぎるかなとは思う。

 訝しいとはまでは感じなかったが。

 

(まあ、この子も一緒にいたしね)

 

 中型犬とは言え、犬を連れていたから警戒心が薄れたのだろうとも考えられる。

 

 それは癒しとはちょっと違うとは思うけれど。

 

「でも、あなたのお陰も多少はあるのかもね」

 

 じっと見られていることに気付いたのか、サトくんは歩きながら無邪気にこちらを見あげていた。

 

 こっちが町の外からきたよそ者だと分かっているようなのに、その人口調がとても柔らかったせいなのか、悪意のようなものを言葉尻には全く感じなかった。

 

 確かに不自然なぐらい親切だったとは思うけれど、そこは疑っていいものじゃない気がする。

 

 最初の先入観だけですべてを判断してしまうのは流石に早計すぎる考えだから。

 

 ただ──何かにじっと見られているような焦燥感みたいなのは街の中でずっと感じてはあったのだが。

 

 それだって、いざとなったらこの子が何とかしてくれるだろうと思っていたから、そこまで気にはとめていない。

 

 この子が、ちゃんと役に立ってくれるかは別としても。

 

 ただ、この町にも旅館やホテルのようなものはあったが、それらを利用するつもりはなかった。

 

 町に観光に来たわけではなかったし、それに……。

 

(この子とわたしだけじゃ多分、泊まらせてくれそうにないしね)

 

 宿泊するだけのお金はあるのだが、それでも多分無理だろうとは思う。

 わざわざ試すまでもなく。

 

 だから日が暮れてくるまで山の上で暫く待っていたのだけれど。

 

 りーんりーん。

 

 川沿いの草むらから、小さな羽虫の音色が涼し気に響いている。

 

 この町を調べてみるつもりはあるのだが、何処をどう調べていいのかの見当はまだ付いていない。

 

 したがって当てずっぽうで見て回るほかなくて、手あたり次第に夜の町並みを見てはいるのだが……。

 

「……きっと、意味のないことをしているわね」

 

 そう簡単に夜な夜なへんなことをしているとは思えない。

 

 あの町と似ているからと言って、あのような”秘密の儀式”が行われているとは限らないわけだし。

 

 仮にそんな現場に出くわしたとして一体何をするつもりなのか。

 

 ”その人”を助ける?

 

 頼まれてもいないことなのに?

 

 そもそもこの町にも自分のような、座敷童(ざしきわらし)が存在しているのだろうか。

 

 概念ではなく、ちゃんとした実存としての。

 

 もしくは、町の何処かで人身御供のようなものが行われているような痕跡などが何処かで見つかるとか。

 

「はぁ……」

 

(何とも、馬鹿馬鹿しいというか……)

 

 本当に自分は一体何をしているんだろう。

 

 柄にもない探偵ごっこみたいなことまでしているし。

 

「それにしてたって」

 

 こんなにも疲れやすかっただろうか。

 

 もっと昔はそれこそ一晩じゅう野山を駆け回っても平気だった気がしていたのに。

 

「肉体があるって、わりと不便なものね」

 

 そう呟く少女を白い犬は不思議そうに眺めていた。

 

 こうして必死に考えを巡らせて走り回っても、結局それは仮定でしかない。

 

 それになぜ、あの町で自分に起こったことを無理矢理に照らし合わせようとしているのか。

 

 そんな自分自身の考えの浅さにほとほと呆れかえる。

 

 仮に同じようなケースだったとしても、同じような方法が使われているなんてことはあり得るはずなんかないのに。

 

 こんな探偵まがいのことをしても、この町に来たばかりで全てのことを把握する事なんてできるはずもない。

 

(小平口町で起こったことを理解することすら、とても長い時間がかかってしまったというのにね)

 

 それなのに結局自分では何もすることができなかった。

 

 押しとどめていた心の内が黒く蹲ったような感覚を覚える。

 

 少女はそっと息を吐くと。

 

「今日はもう……この辺にしておきましょうか」

 

 そう言って不思議そうに首を傾げる白い犬の頭を軽く撫でた。

 

 見た感じ町は平穏に包まれていると思う。

 それをむやみやたらにかき回すつもりなんかはない。

 

 今できる事なんてたかが知れているのだし、とりあえずこの町の大まかな位置関係なんかは把握できたと思うから。

 

 これをもとにして、本格的に調べるのは明日以降にしようと思う。

 

 焦ったってどうにもならないことはもうずっと前から知っていることだったから。

 

 とりあえずするべきことは。

 

「何か、食べた方がいいわね。あなたは何が食べたい?」

 

 もふっとした犬の首元に手を這わせながら尋ねた。

 

 サトくんは何かを考えるような思慮深い目で暗い空を見上げていたと思ったのだが。

 

「うーッ!!」

 

 その目つきが急に変わった。

 

 何かを察知したのか白い犬は全身の毛を逆立てると低い唸り声を上げながら、黒々とした藪の奥を睨んでいる。

 

 つられてオオモト様もそちらの方にすぐさま視線を送る。

 

 空と森の境界線すらも分からないほど真っ暗闇の中で、それでも視線を凝らす。

 

 何かを覗き見るように。

 

(これは? 何かの目……?)

 

 確かにこちらを見ている。

 

 そう見えたのだ、少女の黒い瞳には。

 

 視線の奥にあるふたつの目は真っ赤に染まっていた。

 

 夜に獣の目を見た時とは違う、血のように赤い瞳の色。

 

 異質なその瞳に魅入られてたように、オオモト様は身じろぎもせずにただ立ちすくんでいた。

 

 サトくんはピンと尻尾を立て、暗闇に向かって威嚇をする。

 

 だが、少女は一歩足をその闇の前に踏み出していた。

 

「あなたが……ヒヒ、なの?」

 

 まともに対峙するのは初めてのことのはずだが、オオモト様は何故か少し親しみを持った声色で闇の中にそう呼びかけていた。

 

「…………」

 

 当然、何の返事もかえってはこない。

 

 ただ不気味にこちらを見つめているというだけで。

 

 これまであまり表情を崩さなかった、少女の瞳に焦りの色のようなものが見えるようになった。

 

 何か得体の知れない空気がこの場所を支配している。

 そんな気になったからだった。

 

「うーっ! わんわんわんわん!!」

 

 淀んだ空気を切り裂くように、サトくんはオオモト様の前に立ち、漆黒に包まれた森の奥に向かってけたたましく吠えたてた。

 

 その瞬間、がさっと草木が揺れたような大きな物音がする。

 

 やはり何かがいる。

 幻覚とかそういったものではない、何かが!

 

「わんわんわんっ!!!!」

 

 相手が動揺したと感じたのか、勢いの付いた犬は更に吠える。

 

 すると、今度は物音の代わりに。

 

「くまっ!!??」

 

「えっ……くま??」

 

 何か、変な声がした。

 

 サトくんとオオモト様は思わず顔を見合わせる。

 

 これは、お互いの出したものではない。

 

 確かめようと少女が細い足を一歩踏み出す前に、サトくんの方からその草むらに一目散に飛び込んでいった。

 

「待って……!」

 

 オオモト様もその後に続く。

 

(何が、居たと言うの?)

 

 あのヒヒ以外に。

 

 赤い目と声は同一のものが出していたのだろうか。

 

「はぁっ、はあっ」

 

 なんにしても、見て見ない事には始まらない。

 

 けど。

 

(どこまで行くつもりなの……?)

 

 はぁ、はぁ。

 

 黒い草と樹々の中に消えていったサトくんを追って、オオモト様はランタンを手で振りながらその跡を追った。

 

 光が照らす先で白い尻尾をみつけて、ようやく安堵の息を吐いたのだったが。

 

「あっ」

 

 その草むらを掻き分けるとそこにはサトくんと……ひとりの少女がいた。

 

 ──

 ──

 ──

 

「そう……人間だと思った。けれどそれはどちらかと言うとわたしと似たような存在」

 

 それはつまり……。

 

「くまままっっ!!??」

 

 急にたたき起こされた。

 

 隣で丸くなって寝ていたサトくんもそのけたたましい音にぴくぴくと耳を反応させて、大きな目を開けた。

 

 目を覚ますと全く知らないぼろぼろの天井だったから驚いてしまったけれど。

 

 そっちの声に驚いていた。

 あまりにもうるさくて奇っ怪な声だったから。

 

 オオモト様は仰向けになりながら軽くため息をつくと、古ぼけた布団を手で捲り上げた。

 

「全く……何かしらね、”あの子”は」

 

 サトくんもそれに同意したように、目覚めの一声吠えると、まだ寝ぼけた顔で上体を起こそうとする少女の布団に潜り込んだ。

 

 そう──わたしはわけのわからない人物の家に一晩泊まることになってしまったのだ。

 

 本当に偶然の出会いだったが、ある意味では偶然ではなかったのかもしれない。

 

 それぐらい変わった人間……いえ、()()()()()()()()だった。

 

 本人の言うところだと。

 

 わたしは、まだ信じきってはいないのだけど。

 

「……どうかしたの?」

 

 起き抜けのせいか、やや不機嫌そうにオオモト様は尋ねる。

 

 実際ここでの寝心地は最悪だった。

 

 家というにはぼろぼろすぎで、これではほとんど外で寝ているのと変わりない。

 

 戸締りすらまともにできないから外、仕方なく犬も傍に置いておいたのだけど。

 

 これでは古民家というよりも廃屋の方が正しいだろうと思う。

 

 何故こんなところに招待したのか、その辺りもひっくるめてこの子に聞きたかった。

 

 この奇妙な格好の”くま”に。

 

「あっ、”ざっきぃ”。何か寝ていたら急に床が抜けて驚いてしまったんだよ~! まったく立て付けの悪い家クマね」

 

(この子は。一体何なの……)

 

 昨夜からずっとくまくま言っているが、彼女は別に本物の熊という訳じゃなさそうに見える。

 

 身体は毛むくじゃらどころか、人間の少女のような細い足を破れた床板に突っ込ませて、朝からぎゃんぎゃんと喚いていた。

 

 多少、”それ(クマ)”っぽい格好をしているというだけで。

 

「あなたが、壊したんじゃないの? ”クマ”とか言っていたみたいだし。それに、さっきから何のことを言っているの?」

 

 正直、この子の言っていることがさっぱり理解できない。

 

 素性もその口調も含めてとても異質な存在だとしか思えなかった。

 

「だって、キミは座敷童なんでしょ? だから”ざっきぃ”。どうくクマっ?」

 

「どう、って……」

 

(どうしたらいいのかしら)

 

 オオモト様は深いため息をついていた。

 

 開いた口が塞がらないとはまさにこの事だ。

 

 これはヒヒなんかよりもある意味よっぽど手ごわい相手だと思った。

 

 だが、この”くま”と名乗っている子もヒヒのことを追ってきたらしい。

 

 というか、わざわざ遠くの山から退治に来たと言っていたようだが。

 

「むぅっ、何をじろじろ見てるクマか? クマは足柄山から来たくま。正真正銘のクマなのよ」

 

 外見とは違って勘が鋭いのか、大きな口を開けて頼みもしないのにそう名乗る……くま。

 

 これで二度目……いや何度も同じことを聞いているような気さえする。

 

 出会った時からそうだったから。

 

 ”はるばる足柄山(金時山)からやってきた正義の熊こと、くまちゃん”なのだと。

 

 正直って、ややこしすぎる。

 

 熊が自ら熊だと言っていること事態が相当おかしいのに、そこにわざわざ語尾にクマを付ける必要性などあるとは思えない。

 

 何処をどうみたって人間の、それも普通の女の子にしか見えないのに。

 

 こんな細い体躯(からだ)のどこにヒヒと対峙するだけの能力(ポテンシャル)が備わっているというのか。

 

(そうね。大体、背恰好はわたしと同じぐらいかしら……だからどうだって話なのだけれど)

 

 はぁ、とオオモト様はまたため息をついた。

 

 朝っぱらからとても疲れてしまった。

 

 この不可思議な少女といい、このぼろぼろの家屋といい、それこそ変な妖怪みたいなのに幻覚を見せられているのではないだろうか。

 

 むしろそっちの方がマシなぐらい、そのぐらいこの状況は不条理極まりないものだった。

 

 自分のような存在が、ついオカルトを信じてしまう程。

 

「ねぇ、ここって、あなたの家ではないのでしょう? もしかして無断で使っているの?」

 

 この、”くま”に案内されたのは町から外れた深い森を登ったところにある、一軒の古びた家屋だった。

 

 だが、最初に入ったときから明らかに違和感というか、生活感みたいなものがまったく感じられなかったから。

 

 これは多分、空き家で間違いないと思う。

 

 それも随分と前に放置されていたような、そのぐらい外も内も朽ちていた。

 

 だとしたらやはりこれは。

 

「ふ、不法侵入じゃないクマよっ。別に何も盗ってなんかいないしっ」

 

「それでも不法侵入には変わりないわ。なんでここが自分の家だって言ったの?」

 

 ずいっと首を伸ばして問いただす。

 

「だ、誰か来たら出ていくつもりだったクマっ。これぐらいは許容範囲だとは思うクマだよっ!」

 

「それはどうかしら……?」

 

 すんっとした表情でくまを見下ろすオオモト様。

 

 この自由奔放な振る舞いは確かに野生の……それも本能的なものだとも言えるが。

 

 あまりにも傍若無人と言うか。 

 

 何故かこの子が妙に癇に障る。

 相性的なものだろうか。

 

 そのぐらい今のこの現実は到底受け入れがたいものだったと言えた。

 

「むー、サトくん~!! お前のご主人様は見た目通りヒステリックなやつクマぁ~。こんな可愛いくまちゃんをいじめるなんてぇ~」

 

 傍できょとんした目で見ていたサトくんをくまは無理やり抱き寄せ、わしゃわしゃと白い犬の身体を撫でていた。

 

 こちらの相性も最初は良くない感じに見られたが、何故かすぐに打ち解けていた。

 

 サトくんは嫌がる素振りもみせずに、くまのされるがままに撫でられ続けている。

 

 呆れかえっているとも見えそうだが。

 

「わたしは……民子(たみこ)よ」

 

「んっ、くまっ!?」

 

 くまが”ざっきぃ”と呼んだ少女がぼそっと呟いたので、くまは素っ頓狂な声をあげる。

 

 見るとオオモト様は珍しく恥ずかしそうに顔を背けていた。

 

 出会った時から何故かつねに怒っていた昔の座敷童の風貌をした少女の別の一面を、”くま”はようやく垣間見たような気がした。

 

「わたしの、ちゃんとした名前……」

 

 こうしてちゃんと名乗ったのは本当に何時ぶりだろうか。

 

 実際、名前なんて随分前に意味をなさないものになっていたし、もうそれすらも捨ててきたようなものだったから。

 

 こうして自分の口から出てくること自体に驚いていた。

 

 バラバラになったものを今更拾い集めたような、気恥ずかしさというか。

 

 ずっと薄暗かった部屋にランプの火をそっと灯すように。

 

 誰に対してのものかは分からないが、気遣うような気持ちで打ち明けてしまっていた。

 

 ただ、両親がつけてくれた名だとは思うが、その音の響きにまったく覚えがない。

 

 一度きりしか呼ばれてはいないわけはないと思うが、単語としてみても深い記憶を呼び起こすような衝撃を感じなかった。

 

(それこそ今更だわ。誰かに名前で呼んで欲しいとも思ったこともないし)

 

 ただ、その変な呼び方をされるよりかはずっとましとだというだけで。

 

 別に疎外感を覚えたとかでは決してない。

 

 ”オオモト様”何て呼び名だって全然好きではなかった。

 

 恭しくそう呼ばれているだけで、扱いは全く酷いものだったし。

 

 ただ、あの子には”サトくん”と言う名前があるのに”わたし”には名前なんかないと、この子に言ったからそう呼び名をつけたんだろうけど。

 

 それを不憫というか、哀れに思ったのだろうか。

 

 センスはあまりないようだけど。

 

(まあ、”サトくん”だって、燐が付けた名前で呼んでいるだけなのだけれど……)

 

 そう。

 

 わたしは自分では何も決められなかった。

 

 ちゃんとした名前があったはずなのに、俗称というか”オオモト様”と呼ばれてること認知してしまっていた。

 

 ただ、流れてるだけの存在。

 幸運の象徴として。

 

 その結果……全部なくなってしまった。

 

 名前だけじゃなく、両親も生い立ちも、自分の存在意義すらも。

 

 全てなくなり流れて行った。

 

 だから、わたしはこれからもずっと。

 

(流れるだけの……)

 

「お民ちゃん」

 

「えっ」

 

「お民ちゃんだね。キミは」

 

「……」

 

 はっとなった。

 

 不意に胸の奥に何か強い光のような、ピンと弾んだ音が聞こえた。

 

 ずっとずっと。

 

 本当に忘れていた、呼び名。

 

 誰にそう呼ばれていたのかすら思い出せないほどずっと前。

 

 そう呼ばれていた時が合った気がした。

 

(もしかして……あの人にも)

 

 きっとそうだ。

 

 ずっとずっと忘れることの出来なかった人。

 

 決して忘れたくはなかった人にそう、呼ばれていたんだと思う。

 

 その人の前ではきちんした本当の名を名乗り、自分の事をそう呼んでほしいと言ったような、そんな気がする。

 

 ”オオモト様”なんかではなく、ひとりの”少女”として。

 

「でも、割と普通クマね。”お民ちゃん”って」

 

 けろりとした表情で顔を見つめられる。

 

 つい口走ってしまったことに今更羞恥を覚えたのか、オオモト様は顔を真っ赤にさせた。

 

「それはそう。だってわたしは普通の子、だから」

 

「ふーん、普通くまか」

 

 くまは瞳をきらりとさせるとにやっとした笑みをつくる。

 

 その視線にお民と呼ばれた少女の顔が更に赤くなった。

 

 けれど不思議とそんなに悪い気はしなかった。

 

(むしろ、何か憑き物が取れたようなすっとした感じすらする)

 

 蛍や燐、サトくんにさえ言えなかったことをこの摩訶不思議な少女に打ち明けたことに、何故か清々しさを覚えてしまう。

 

(こういうのを充足感というのかしらね。わたしが感じたことのないもの)

 

 とても意外だと思う。

 

 こういう情感というか心の動きを楽しむことができる自分自身に。

 

 消えたと思っていた感情の一部を、深い奥底から拾い上げたような。

 

 宝物を見つけたような気持ち。

 

 それはきっと、本当に大切なもの。

 

「えっと……」

 

 照れたように指を弄びながらさっきとは少し違った視線で”くま”の方を振り向いた。

 

 まだ分からないことだらけで信用できる要素は少なく感じるが、そこまで悪い相手ではないのではと思う。

 

 ちょっと言動や行動がおかしいというぐらいで。

 

 だが、くまの少女はそんな想いで見られているとはつゆ知らず。

 

「くまくまくまぁ~。お前は可愛いくまねぇ。よしっ、家来にしてやるクマ!」

 

 先ほどまでのことがどうでもいいように、妙な言葉を発しながら再びサトくんと戯れている。

 

 そのせいで、彼の綺麗な毛並みはぐちゃぐちゃになってしまい、流石にこれにはサトくんも参ってしまったのか、こちらに助けを求めるように悲しい目でみつめている。

 

 その有様にオオモト様──いや、民子は。

 

(勝手に……決めてないで欲しい)

 

 わたしの所有物という訳ではないけれど。

 

 でも。

 

「ふふっ」

 

 口に手を当てて微笑んでいた。

 

 まだ状況は全く整理できていないが、何故か楽しいと思った。

 

 本当に良く知らない誰か一緒で、まだ全然分からない事だらけだけど。

 

 この廃屋だって、よく見たらあちらこちらに蜘蛛の巣が張っていて、よくこんな所で寝ることが出来たものだと感心してしまう。

 

 それぐらい酷い状況であるにも関わらず、平気で笑っていることがおかしい。

 

 全部が全部、愛おしい。

 

 消滅することも、成長をすることもなく、こっちの世界で存在しているという不条理。

 

 想いの欠片だけで構成されているわたしの存在意義とは。

 

 それはきっと、この時なのかもしれない。

 

 奇妙な仲間と一緒いる今のこの瞬間こそが。

 

 多分、幸運なんだと思った。

 

 

 爽やかな朝の風が破れた窓からすうっと入り込む。

 

 ここには何もない。

 

 ただ、空は高く何もかもが自由だったから。

 

 だからこそ気持ちのいい朝を迎えていると言うのが良く分かった。

 

 

 

 ──

 ───

 ────

 

 





うむむむー。
先週あたりに久しぶりに原付を動かそうとしたら、いきなり左(後輪)ブレーキに少し違和感を感じたのですよー。ですがまあ、普通に走れているしブレーキも一応効いているようだったから、後でいいかなーと思って放置したのですが……原付が停車する直前にタイヤがロックしてしまい、慌てて潤滑剤を散布してみたのですが効果なしで、結局バイク屋に連絡する羽目になったんですよー!!!
で、バイク屋のある所まで1.6キロほど原付を押す羽目に……その日はとても暑くて、重くて、死に倒れそうだったぁー!!!
で、何とか見てもらったところ、どうやらブレーキが固着していたみたいで、もっとも最悪なドライブベルトの切断とかではなくて本当に良かったですー。もちろん修理費は掛かりましたが。日頃のメンテナンスがとても大事だとということが分かりましたねぇー。



★ゆるキャン△ SEASON3

ついに新しいゆるキャン△が動き始めましたねー!!
新たな映像だと前シリーズとの違いがよりはっきりとしますね。何かみんなやけに可愛くなったというか、特に志摩さんは目尻が少し下がったデザインのせいか、前よりも表情が柔らかくなった感じが……ちょっと大人になった感じかも?
実はヤマノススメ4期のようにこれまでのあらすじをダイジェストのようにやってから完全新規展開かとおもったんですが、最初からSEASON2の続きをやるみたいですねー。公開されているのもアルコールストーブ作りのお話と千明の散髪になっていますし。

何にしても来年から始まる新シリーズが楽しみですねーー!!!


ではではではーーー。


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