蓮子とメリーはサークル活動の帰りだった。
電車の中で幸せそうに寝息を立てている。
そんな2人に怪奇が襲いかかる

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初めまして雛向です!初投稿ですとっても緊張…
Twitterで蓮メリの幸せそうに寝ている画像を見つけてどっか送り込みたいなってなったので妄想の限りを尽くして書いてみました。文章や展開なの至らない点が多々あると思います。設定もかなり安定していないかも知れません…もし読んで気分を害されたら申し訳ないです…
是非感想やアドバイスなど下さると嬉しいです!まだまだ初心者ですがぼちぼち続けて行けたらと思います!
最後に!このページを開いて下さりありがとうございました!


2人で行こう

電車の中、彼女達はお互いの熱を感じながら電車の揺れる音と共に静かに寝ていた。彼女達は秘封倶楽部というオカルトサークルを運営している。今はその活動を終えて帰宅の途中だった。時刻は午後5時、夕暮れ時だ

「………スゥ」

彼女達の寝息は電車の音に溶けてゆく。まるでそれは別の世界に飛んで行くように。そうしてまた彼女達は運命に引き寄せられるように…

 

 

「……んぅ…あれ?」

そして彼女達は目を覚ます。

「ねぇ…メリー…私達乗り過ごしちゃったかも…」

「んぁぁ…ん?あら…どうしましょう…」

そんなことを話しているとアナウンスが車内に響き渡る。

「谺。縺ッ縺阪&繧峨℃縺医″」

「「えっ…」」

明らかに異様なそのアナウンスに2人は顔を見合わせた。

「ねぇ今の何?」「わからない…何かの故障かしら?」

「そういえば何かここら辺寒くないかしら?」「確かにそうね…今は夏場のはずなのに…」

そう言って窓の外見渡すと辺りは見たことの無いような大草原、そして所々に雲がかかった星空しかなかった。

「どうしよう本当に知らないところに来ちゃった…」

「とりあえず次の駅で降りましょう?何か嫌な感じがするこの電車」

 

そうして電車は駅に着く。2人はゆっくりとその足をその地に踏み入れた。電車は2人が降りたのを確認したように颯爽と過ぎ去って行ってしまった。

「真っ暗ね。ほとんど何も見えないわ」

「そうね、とりあえず携帯のライトがあるからそれで照らしましょう」

そうしてそれはゆっくりとその姿を表す。

ぼんやりと照らされたそれには確かにそうしっかりと書いてあった。

『きさらぎ駅』

「えっ…」

2人はただ呆然とその場に立ち尽くす。その様は、もう動かない駅舎の電車のようだった。

 

 

 

「きさらぎ駅ってあの?」「多分…あの都市伝説とかでよくある…」「………」「………」

2人の間に沈黙、そして次の瞬間。

☾……ねぇ、道を教えてよ…☽

……っ!!!!!」

蓮子は思わず振り返る、そこには誰もいないあるのは電車なんて走れなさそうな錆び付いた線路と古びたホームだけだった。

「ねぇ…今の聞こえた?」

返答はない

「えっ…嘘でしょ冗談じゃない!やめてよこんな時に!ねぇ!メリー!どこなの!ねぇ!」

さっきまで隣にいたはずのメリーが居ないのだ。まるでさっきの声の主に連れていかれたかのように。

「うそ…まってよ…おいてかないで…いやだ…」

そうしてまた声。

☾……ねぇ、早く…☽

怖い、とてつもなく怖い、これまでこんなことなかった。いつも何かあっても2人だった、けど今は私しかいない。どうすればいいの?いつもならメリーと一緒に考えるのに今は1人で頭の中がメリーのことでいっぱいで

☾……あなたが必要早く来て?☽

ダメだ行かないと…そうだ私は秘封倶楽部…世の中のオカルトを解き明かすサークルなんだ…多分メリーもこの場所から離れようと考えてるはず…なら私のすることは!蓮子は立つ、そうしてその声のする方へ向かう。

もう負けない。そんな強い意志を持って彼女は向かう。

そうして蓮子は光に包まれ……

 

 

☾……ねぇ、あっちに連れて行ってよ…☽

「……っ!……

メリー思わず振り返る。そこにはこの世のものとは思えない不思議な歪みがあった。

「ねぇ…蓮子これ…」

返答がない

「えっ?蓮子?返事してよ?そんな冗談いらないわよ?」そうして辺りを見渡して気づく。蓮子がいない。

「なんで…さっきまで確かに隣に…」

☾…早く連れて行ってよ…☽

「ひっ…」先程より強くなっている歪みの奥は濃い紫に光っていてこの世には存在しないものがあるのをただ見せつける

「お願い蓮子…助けてよ…私…」

☾……おいていくよ…☽その声は言った。そうしてメリーは思う。この状況に置かれているのは蓮子も同じなのではないかと。あの子のことだきっと謎を解き明かすんだってこの声について行ったのかもそしたら蓮子は1人に…それはダメだ!危なすぎる!私も行かないと!

そうして、メリーは立ち上がった。震える足を抑えて何とか1歩踏み出す。そうしてまた1歩、1歩とその歪みに近ずいてゆく。「今行くからね…待ってて蓮子…」そう言うと同時にメリーの身体はその歪みに吸い込まれて行った…

 

 

そうして蓮子は一面の草原に辿り着いた。

「ここは?」蓮子は空に浮かぶ星から自分の位置と時間を割り出せるのだが、全く場所がわからないし時間もわからない。星の位置が普通の世界と違うようだ。

「どうすれば…」その時あの声

☾こっちだよ…☽蓮子は驚く。そしてついて行けばいいのか迷うが今はこれに縋るしかなくそうして蓮子は歩みを進める。そうしてある地点でその声が止む。ふと空を見上げると星はいつもの位置に戻っていた。蓮子はすかさず自分の位置と時間を割り出す。「場所…ここはいつもの駅?なんで…ここは草原なのに…時間は…午前5時?」自分の場所と時間がわかったがどうしようかと立ち止まる。思考を巡らせる。考える。そして辿り着く。

「いつもの駅なら改札に出れればこの世界から出れるんじゃ…」

幸い能力のおかげで何とか改札までの道順はわかる。行ける。そう確信した蓮子は歩みを進めるのだった。

 

 

 

歪みに吸い込まれたメリーは空間が所々歪んでいる草原にたどり着いていた。

「ここは…」

全く知らない場所だ。目の前にあるのは歪みばかりだけどこの歪みどうも規則性がある。まるで何かを指し示すかのように並んでいるのである。メリーはそれに連れられように歩いていく。歩みを進めるにつれて歪みが多くなり少しずつ道しるべが無くなってゆくような感覚になる。そうしてメリーは完全に立ち止まってしまった。周りにはこれまでよりも圧倒的に多い歪みが浮いている。

「何も見えない…このままじゃ…」ガサッ

物音。草むらが描き分けられる。メリーは必死について行くしか無かった。けどその行動には確信があった。これが正解だという確信が。

 

 

蓮子は改札の方向へ向かう。メリーは出来る道をついて行く。蓮子は改札に着きそこを通ろうとするが見えない壁に塞がれてしまう。メリーは止まってしまった道を見てこれまで下を向いていた顔をあげると目の前にはこれまでとは比にならない大きな歪みがあった。その歪みは全てを拒むようだった。そして辺りを見渡すと少し離れたところに今にも治りそうな歪みがあった。直感だった。メリーは走り出してその歪みに飛び込む。後ろから声☾こっち…☽蓮子は振り返りその声のする方へ行くそして2人は光に包まれる

 

 

 

「「……っ!」」

そうして2人はまた出会う。

「メリー!どこいってたの?!」「蓮子こそ!心配したんだから…」そんな会話で安心した後、すぐに周りをライトで照らす。あのパネルだ。

『ぎらさききえ』

「「???」」先程とは明らかに違う表記に戸惑う2人

「なにこれ…ぎらさききえ?さっきとは違う場所なのかな?」「辺りを見た限りそのような感じはしないのだけれど?」「という事はこのパネルが変わったって考えるのが良さそうだね」そんな感じで頭を働かせ現状を的確に把握する2人。そうしてあることに気づく。

「これ一部が逆さ読みになってるだけできさらぎ駅じゃない?」「確かにそうね。けどそれが何かの糸口になるとは…いや、待って蓮子私たちが電車に乗ってた時間はいつぐらいだったかしら?」「確か…午後5時くらいだったと思うけど…」「そしてここに着いた時間は?」「午前5時…もしかして…」「そうこの世界は現実世界とは反対的な位置にある世界だと思うの。そしてその反対的な世界の名前はきさらぎ駅。今は一部が逆さになっている」「という事は、今この世界は反対世界から現実世界へ戻りかけている!」2人は次々と推論を立てて限りなく正解に近いところに近ずいていた。その時ガタンゴトンと遠くから音、電車だ。来た時とは逆方向から来ている。「メリー!あれに乗れば!」「えぇ、多分帰れると思うわ!」そうして電車は駅に止まり2人は乗り込む。そうして、声

☾…ねぇ、連れて行ってよ…☽

あの声だ。それはどんどん近ずいてくる。そうしてドアが閉まると同時にそのドアに何かがぶつかる音がして手形が沢山憑いていた。

「ひっ…」「はぅ…」2人はそんな悲鳴を上げるとお互いの顔を見合わせて笑った。

「何今のすごい悲鳴笑」「あなたもでしょ?笑」そうして、笑い合っていると2人とも疲れているからかそのまま意識が遠のいてそのまま眠ってしまった…

 

 

 

そして時刻は午前0時。2人は目を覚ます

「「ふぁ…」」まるで長い夢でも見ていたようだった。

「ねぇ蓮子?私あなたと凄い冒険をした気がするの」

「奇遇ね?私も」そして車内にアナウンスが響き渡る

「次は終点ー、~~」2人の降車駅だ。

「やっぱり終点だと気が楽だわー」「ふふっ、そうね?」2人は降りる。そしてその帰路を辿る。これにて2人の不思議なお話は終わり。次はどんなオカルトに巻き込まれるのか……

 

 

 

静まり返った車内。誰も居ないはずの電車にまたひとつアナウンスが

「次は…きさらぎ駅。おおりのかたは足元に気をつけてください」


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