荒れたセレナと、臆病なクリス   作:蒼葉蒼輝

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残酷回で、セレナの回想会です。
えっと・・・後半注意? で良いのかな?
わりかし平気な感じに書いたけど、多分、愉悦?入ってるのかな?
少しわからんからこんな感じに書いて注意はしておく。
尚、これでもまだ【一部分】ですので、まだ何かあれば次々書くと思います
今回の過去回想はこれぐらいと言う事で―
では


第八話

 

 

私は・・・夢を見ていた・・・

いつかどこか・・・懐かしい夢・・・優しかった・・・わたしの夢・・・

優しいお父さんとお母さん・・・そして姉さん・・・

貧しくても微笑ましくて、どんな時でも一緒にいられるのが嬉しくて・・・嬉しくて・・・だけど。

 

「奪われた・・・一瞬で・・・」

 

見えた瞬間には、辺りは戦火に包まれた

泣き喚く子供たち、誰かを助けようと奮闘する大人たち

それでも銃撃はやまず、絶えず、絶えていく人々の影・・・

 

「・・・・・・そうだ・・・・・・忘れていた・・・この景色・・・

私は・・・滅ぼされたんだ・・・何も知らないモノ達に・・・」

 

そういって黒い霧が辺りを照らしていく、しかし景色はそれだけでは終わってはくれなかった

周りを探索するような景色、崩れた家々、潰れた人影、もはや動かぬ者の手を取り泣く子供の影

それら一つ一つを見定めるように向き合うかのように見ていく・・・いや、見させられているような・・・

 

「この後は・・・見たくない・・・いや、分かりたくないから、自分で自分を否定していた・・・

だから・・・この後は、姉さんは・・・知ってる」

 

だからこそ、顔を向けて、親が亡くなる時を待った・・・まるで試練にかけられているかのような感じで、だけどいつかは向き合うべきだと思っていた・・・けど

空を飛ぶ【ソレ】から落とされた【モノ】が近くに落ちる、私たちを庇う様に両親が私たちを抱きとめてくれた・・・けど、それまでだった・・・私たちは、この日、親を失った・・・それと同時に生きる術もなくしてしまった。

親無き子は、奴隷にされて売り飛ばされるか、何処かの施設で利用されるかの二択しかなかった。

そんな中、私たちを引き取ったのは【F.I.S.】という施設で、その時話しかけてくれたのは【ナスターシャ教授】という人だった

私は、その時の記憶を探りながら、当時を思い出す様に、見ている景色を振り返っていた

 

「あの時は・・・姉さんに付いていくので精一杯で、両親はまだ生きてるんだって、何処かで信じちゃってたんだよね・・・もう、居るはずがないのに・・・

姉さんも、それを誤魔化そうとして、色々してくれたっけ・・・」

 

涙を少し零しながら、昔を懐かしんでいた・・・今は、あの時に【もう一人のわたし】が見せてくれた景色を思い出しつつ、過去の【優しい世界】をゆっくり手繰る様に歩き見ていく

もう泣かない様に・・・あの時の思いを込めて・・・

施設に入って直ぐの頃、何かに向かって色々な歌を歌った、と言っても、あまり外の音楽について知らなかった私たちは、親から聞いた童歌を口ずさみながら、その時を待っていた―

 

「そうして来てから数日・・・いえ、一月が経つ頃・・・かしらね?

あの聖遺物・・・【アガートラーム】と出会ったのは」

 

その時は夜中で、大半の人は寝入っている時に、何かに呼ばれるかのように目覚めた私は、その声を頼りに歩きだしていた、まるで初めから何があるか分かっているかのように・・・

 

「あの時の声は不思議だった・・・私が感じたことないような、そんな愛情を受け取った気がした・・・

だから、感謝を込めて、姉さんがよく歌っていた詩、【apple】を歌った・・・静かに、ゆっくり・・・

そして・・・答えてくれたんだよね・・・あの影は誰か未だによく分からないけど、それでも、纏えた・・・纏えて、しまった」

 

その時の私は、好奇心で動いていたと思う・・・この後、姉さんたちが酷い目に合うなんて知らずに・・・

そうして、あの人紛い共は、姉さんたちを本格的に動物みたく扱って実験しだした

特に姉さんは、私が聖遺物を纏えたからか、姉妹なら適合できるものがあるという判断だったからか、どんどんと歌わせていっていた・・・容赦なく、言葉も聞かず・・・

止めてって言った、虐めないでとも言った・・・だけどやはり人紛いだった、言うことなんて何一つ聞かず、自分たちの為だけの研究を次々に行っていた

ある程度時間は掛かっていたけれど、一応姉さんも【ガングニール】という聖遺物を纏えるようにはなった・・・それでも奴らは、姉さんを【欠陥品】呼ばわりして蔑んだ目で見ていた。

ソレが堪らなく嫌で、私は自分を盾に皆を守ろうとしたけど・・・纏えた私はもう眼中にないのか、痛い注射や苦い薬など、沢山の道具を扱って私たちを【モノ】扱いしていた

そんな時、新しい子が入ってきた、一人は元気な金髪の子、【暁 切歌】さん

そしてもう一人は内気で臆病そうな子【月読 調】さん

他にも何人か居たと思うけど、暁さんの印象が大きくて、少し驚きが大きかったのを覚えてる

暁さんは誰彼構わずに話しかけ、失敗してもへこたれない、まるで太陽のような子。

対して、月読さんは内気で誰とも輪を作れずに一人で固まっていた

可哀相だなって思っていたけど・・・下手に私が手を出すと、きっと酷い事をされる、それだけは避けたかった、何としてもあの子たちを守るんだ、ってそんな気ばかりを自分に言い聞かせて・・・だけど

私も・・・寂しかった、姉さんに存在否定されそうで、姉さん以外の友達なんて殆ど出来なかった、ううん、私が適合してしまったから、友達は出来なかったんだ・・・もし、姉さんと同じぐらいなら皆の痛みを分け合う事ぐらい出来たかも知れないのに。

今更そんな事を言っても仕方ないことは分かってはいた、でも・・・それでも。

 

「それでも、暁さんだけは、分け隔てなく接してくれたよね・・・」

 

そう、皆を不幸にしたと思って空笑いしか出来ていなかった私に本当の笑顔を思い出させてくれた暁さんの笑顔は、今でもはっきりと思い出せる、その笑顔に私は、ううん、姉さんも、月読さんも助けられてきた。

 

「まだ、皆幼かったのに・・・本当に・・・本当に・・・っ!」

 

悲しみに暮れながらも、辺りは少しずつ時を刻んでいく・・・思い出させたくないものを、見せる様に。

そうして、それは次第に色付き始め、【私】の始まりを告げてくる・・・

暫くは、平穏だった、わたしとしては・・・だけど

そうこうして居る時に、気が付けば、暁さんは【イガリマ】に適合し、月読さんは【シュルシャガナ】に適合していた・・・二人とも10にも満たない歳で困難を打ち破ったようだった

ただ・・・やっぱりと言うべきか、二人とも薬を利用しての適合だった為か、纏えてもあまり芳しくなかったようだ、後遺症は【痛み】として残ったようだった

それでも、健気に「大丈夫」とか「まだ頑張れるデース」って元気を振り撒くかのように接してくれる二人には、本当に感謝してるし・・・これ以上頑張らなくても良いとも・・・言いたかった、言って・・・休んでいてほしかった。

それが私の只の我儘なのは分かっている、けど、それでも・・・自分が纏えた【呪い】を彼女達にも背負わせたくはない・・・だから・・・だけど・・・

次には、繭の様な聖遺物を出されて・・・何人かで歌うように指示された、それにはわたしも入っていたけど、結局誰も励起させる事は出来なかった、でも、それで良かったと思っているわたしが居た・・・

けど、そこでも少し・・・ううん、大分と違和感を感じていた

この時、わたしは十歳ぐらいだったはず・・・だけど映像で見ているのは、それより年が幾つか上に見える・・・これって・・・いったい、何?

 

「・・・まさか・・・・・・【純粋】・・・あなた・・・なの?」

 

そこに居たのは私の記憶とは違う【わたし】、時が時ならば、もっと違う形で平穏に過ごせていたであろう、もう一人の【わたし】を見ていた

違う! 私は・・・この時よりもっと小さい時に皆を失った! 怖かった! 寂しかった! 悲しかった!

でも、否定すればするほど、映像の【わたし】はあの時の私より成長した姿で姉さんと一緒に歌っていた

そこから先は、映像がぼやけてきて、何かが映し出されていたんだと思うけど・・・後に見えたのは絶唱をしている誰かの姿・・・だけど、そこに見えているのは―

 

「え・・・わた・・・し・・・?

絶唱してるのは・・・わたし?」

 

暴れている何かに私は一人で歌っていた

まるで周りの不幸を包み込むような、荒立った気持ちを落ち着かせるような絶唱・・・

でも、私は詠った覚えはない・・・あの時詠ったのは・・・

 

「暁さんは・・・月読さんは・・・マリア姉さんは・・・何処?

なんで・・・何で私は一人で・・・歌ってるの? ・・・どうして?」

 

分からない、判らない、ワカラナイ、なんで・・・どうして?

だって十歳の時に【アレ】が突如暴走して、わたしは私を犠牲にして皆を助けようと【アレ】に立ち向かって・・・だけど、暁さんも、月読さんも、そして・・・マリア姉さんもそれをさせてくれなかった。

でも、一緒には歌った・・・歌っていた・・・筈なのに・・・

何かが潰れる音が聞こえた、グシャって、ブシャっと瓦礫に潰される音と、何かを引きちぎる音・・・そうして私の足元に見たくない【ナニカ】が飛んできた・・・そうして、正面には一番見たくない、消えて欲しい【アイツ】がその口に咥えていた【ナニカ】は・・・

 

「いや・・・違う・・・ちがう・・・チガウ!!!

そうじゃ・・・そんなんじゃ・・・いや・・・イヤアァァァ!!!!!」

 

翠を基調としたギアの破片が周囲に飛び散り、赤い、紅い見てはいけない【ソレ】が飛び散って・・・

でも、眼を閉じれなくて・・・見たくないのに腕が・・・ギアを纏っていた腕が吹き飛んで足元に散らばって来て・・・今度はピンク色の破片が突き刺さって飛んできた・・・片足と共に―

 

「な・・・んで・・・月読さん・・・?

さっきのは・・・あか・・・つき・・・さん? 待って・・・止めて・・・これ以上・・・見せないで―」

 

だけど、残酷に時は流れていく、未だに絶唱の響きは続いているのも関わらず、【アイツ】は暴れ喰らってくる、ツギハオマエダと言わんばかりに、大口を開けて、見たくもない【ソレ】を喰らう瞬間を瞳孔を開けてみてしまった―

グシャっと残酷な音を上げ、卑劣な音色と残響する叫び・・・タスケテと泣き叫ぶ小さな声・・・

もう・・・響かせないで・・・お願い・・・このままじゃ―

だけど、【ソレ】は起こってしまった、わたしの大切な家族を圧し潰すかのように瓦礫が、【アイツ】が圧し掛かっていた・・・見たくない、見せて欲しくなんか・・・無いのに、声は響いて・・・

 

『逃げて・・・セレナ・・・お願い・・・ニゲッ!?!?』

 

そこまで響いた声は絶叫と共に掻き消え、ギリギリ見えていた姉さんの顔も伸ばされていた右腕も炎と共に掻き消え、グシャリ、ブチャっと握り潰されて、咀嚼される音と共に一番聞きたくない声と叫びで辺りを埋め尽くされる

一番生きていて欲しかった大切な人は・・・もう居ない・・お父さんも・・・お母さんも・・・暁さんも・・・月読さんも・・・瓦礫に呑まれたマムも・・・みんな・・・みんな・・・

最後に潰えた綺麗なピンク色の人房の髪が、目の前に落ちて・・・何もかもが消えて行って・・・

気が付いたら外に居た、まるであの事件が夢だったかのように、だけど消えた人達は数知れず・・・

ホントウニ、消えて欲シク無かったモノまで、キえテしまッた・・・

 

「ねえ・・さん・・・マリア・・・姉さん・・・?

もう、二度と思い出したくなかった・・・こんな景色・・・消えて・・・ほしかった!!!!!

でも・・・でもぉ・・・ッ!!!」

 

膝をつき、泣き出してしまう、信じたくなかった、生きていて欲しかった・・・そんな思いばかりが先立ち、後悔を後押しするかのように辺りを変えてしまう・・・

そこから先の景色も見たくはなかった・・・唯一残ったレセプターチルドレン、だけど、それと同時に唯一残った【女】という存在を、只で見逃すほど人類は優しくは無かった

最初こそは、まだ守れるものがあると、信じられる人が居ると信じて止まなかった・・・けど

 

「・・・・・・一人・・・また一人と・・・消えていく・・・しんで・・・・・・亡くなっていく。

わたしの・・・信じた場所はこんなのじゃ・・・ない・・・

分かっていた・・・分かって居たけど・・・でも!」

 

何か一つくらいは信じさせて欲しかった・・・けど、そんな思いも一年もせずに消えてしまった・・・

道行く中で、次々消えて行った・・・目の前で亡くなったのは最後に残った私を生かすために唯一頑張ってくれた人だった・・・

でも、その人が何をしていたか分かって居た、私に無茶をさせない為に、やらされない為に・・・他の人たちを欺き殺していた・・・分かって居た、けれど見て見ぬふりをしていた

その最後に渡された【灯火】は今でも持っている・・・持ち続けて・・・そして・・・

 

「私の人生は・・・呪われた・・・呪い・・・・・・殺された・・・優しかったわたし・・・

そうして出会ってしまった・・・残酷な世界に生きる・・・今の、私・・・」

 

そこから先も・・・見て居たくはなかった・・・残酷が続く・・・空腹でも、誰も助けてはくれなかった、助けて貰おうとすれば、犯された・・・まだ十ぐらいの歳の少女だった私でも・・・そう、そして―

 

 

 

 

「殺すことを覚えたのは・・・この時だった・・・ね・・・」

 

 

 

 

そこまで言った後は、気が付いたら真っ白で、意識が遠のいていた―

苦しい狂った世界、だけど・・・タダで許してくれるほど、この夢は、優しく無かった―

 

 

「・・・ここは・・・どこ・・・?」

 

再び歩き出そうとして、脚が止まる・・・見知らぬ場所に出た、と言っても真っ暗で何かは分からなかった

何回か足音を鳴らす、が、何も反応は無い

 

「・・・いい加減にして! とっとと出てきなさい!」

 

痺れを切らして怒鳴る、まるであたかも其処に何かいることが分かって居るような物言いで食って掛かる

・・・だが返事はない、しかし、チャリンという小さな音が響いた

 

「!? そこ!」

 

イメージした【ソレ】を投げつける

ナイフではなく、ボールのイメージ、すると初めからそこにあったかのようなものが出来上がっていて、投げつけると同時に、対象にぶつかり消える

だが、それに反さずそのまま倒れる【ナニカ】が、動きださないまま、辺りに新しい【異臭】が立ち込み始めた

 

「!!? っく、この・・・臭いはっ!?」

 

セレナは一瞬で理解した、ここは・・・この場所は―

 

「処刑・・・場・・・じゃあさっきのは・・・」

 

そこに居たのは、過去に私が殺した遺体が三人程折り重なっていた

まさか、と思い遺体を調べる・・・しかし、無かった

 

「内臓が・・・抜けてる・・・やっぱり幻覚じゃない・・・?」

 

腐肉の様にダラダラになった肉塊を転がして腹を見てみる、だがセレナが掻っ捌いたのと同じ切り方で開かれており、中身は無いままだった

周囲の雰囲気が徐々に赤らんできた・・・まるで何かを殺すかのように

 

「・・・さんざん人を殺しておいて・・・自分だけ生きたいなんて・・・都合が良すぎるわよね。

・・・でも、どうせなら、姉さん達と一緒に死にたかった・・・こんな風には・・・生きて居たくはなかった!!!」

 

腹立たしい! それだけに・・・・ううん、だからこそ、この風景こそが、多分私なんだろう。

そうしていると、扉が開いた、こっちにおいでと言わんばかりに、口を開けていた

誘われるように、だけど、気はしっかり持つように一度顔をはたいて、気を落ち着ける

そうして潜り抜けた先・・・場所はF.I.S.の研究施設だった

ネフィリムの暴れた・・・あの場所、私が思い出したくない、最悪の場所―

なんでまた、とも思ったが、周囲を見回そうとした、が、首が動かない、それだけじゃない

脚も、手も、身体を動かそうとしても、まるで金縛りに遭ったかのような感覚に陥る

だけど、それ以上に目の前に居る人物に驚いていた

 

「えっ・・・ウソ、だよね・・・マリア・・・姉さん・・・?」

 

顔を伏せて髪で顔が見えていないが、最後に死に別れした時の容姿で私の前に歩いてくる

ただ、明らかに様子がおかしい・・・先程逃げてと優しく言ってくれていたのとはまるで別―

すると、口から洩れた言葉に耳を疑った

 

『ねェ、セれナ・・・いたイよ、クるシイよ・・・ネェ、ナんでセれなダけブ事ナノ・・・?

不公ヘイよネ、ネェシッテル? セreな?」

 

ようやく目の前までゆっくりと歩き終えた姉さん、だけど、言葉一つ一つが明らかにおかしい

やっぱり―ここは―

 

『オ腹ヲ引キ裂カレタ痛ミガドレダケ苦痛カ知ってル!?」

 

「ね、姉さん!? 止めて! その顔を見せないで!!!」

 

自分のお腹に手を突っ込み内臓を無理やり取り出して、見せ付ける様に弄ぶその様はまさに狂気で、マリア姉さんの顔をどこかしら欠けていてもはや普通じゃなくて―

 

『ネェ、わたしタチをこんなにシタのは『ドコのダレだったデスか・・・?』』

 

「暁・・・さん・・・月読・・・さん・・・っ!!??!?」

 

二人の容姿は・・・血塗れだった、暁さんは両腕を肩から先を無くし、血が止まることは無く流れ続け、月読さんは足と言う脚を無くし、暁さんに捕まっている状態で私に話しかけていた・・・でも!

違う! そう言いたかった、あれは【あの化け物】の所為だから! 私の・・・私の所為じゃ・・・!?

 

『イイエ、あナたの所為ヨ・・・アナタがウたワナいカラ、ワタしたtiはkoうナッてシマったノ!!!

アナたが・・・seれナがウたッテいreバ、ワたsiタチはぶziダったカモsiれなイのni!!!』

 

『ソうデす『これモmiンなseれなノ所為』アレもゼンブせreナがwaルイのでス!」

 

違う・・・違う・・・チガウ・・・ちがう・・・そうじゃ・・・わたしの・・・わたしの・・・所為?

 

『ソウだ『ソノ通りダ『ゼンぶ『ぜンブ―

 

 

 

 

 

      オマエガワルイ!!!!!』』』』

 

 

 

 

 

いや・・・いや・・・動けない・・・もう・・・こんな所に・・・いたくなんて・・・

不意の背後に雪の跡が見えた、クリ・・・ス・・・?

 

『ワタしのセかイも・・・オネえサまにコわサれた・・・だから』

 

そう言った血塗れの顔で私を見上げて―

 

『コロすね? ミンナアナたの死をノゾンでいルノ』

 

「え・・・いや・・・クリス・・・何で・・・いや・・・裏切らないで・・・いや・・・」

 

未だに泣き出しそうで、だけど動けない私に対して、このクリスは

 

『ウらギッタのは、おねエさマdeスヨ・・・ワたしタチのキもちモ知らズ・・・ノん気デスね・・・オネエサマ?」

 

満面の笑みで、手に持ったナイフを突き刺してくる、それに便乗するかのようにマリア姉さんが、暁さんが、月読さんが次々に刺して、斬って引き裂いて―

痛い・・・いたい・・・イタイヨ、だけど・・・今まで殺した人たちを考えると・・・当然かなって・・・頭はなぜか冷静で―

でもそんな痛みで許してくれなくて―

 

『イくよ? しゅルしャガな『イクでsuヨ いガリま』』

 

ウソ・・・こんな世界で・・・あれは・・・あれは! 止めて!これ以上私の世界を―!!?

 

『ダまりナサイ 大罪人セreな・・・コころのオクそコmaでコワしてアゲru』

 

聞きたくない、でももう身体は動かない

私の知っている優しい声で、そんなコワレタ言葉を・・・このまま・・・ワタシモコワレレバ―

シュルシャガナの刃がもう身体に当たり少しずつ細切れにするかのように、歪な鋸が身体を切り裂いていく

もはや意識は伽耶の外、それでも摩り減らされていく体の痛みは徐々に大きくなっていって、我慢できずに吐き出す、血もある物も、ナニモカモ・・・

もう・・・助け期待しない・・・アルノハ・・・自分を呪う戒め・・・ダケ・・・

でも、見て居る意識は手放すことが出来ずに、悪夢は続く、銃撃の的にされたり、ガングニールに貫かれたり、それでも身体は再生を繰り返し、再び削られる、精神も生命も・・・この呪いは・・・終わる事をシラナイ

それは、恐らく私の先を暗示しているみたいで・・・怖くなって、でももう逃げれなくて

現実の私は・・・優しさに呑まれ過ぎた・・・もうそんなものは要らない・・・

 

 

 

「コレかraは・・・恨むコト以外じゃ・・・イキて行けないkara!!!」

 

 

 

ワタシはこの呪いを受け入れる・・・多分、そうでなくても私はもう・・・

 

「人には・・・戻れない・・・私は・・・バケモノだから」

 

そこまで言って、再び身体を真っ二つにされ、また蘇る

動けない身体に幾重も凶器が、狂気に突き刺さる、まるで鬱憤を晴らすかのように

しかし、少女は次第に恐怖の表情から、笑みに変わっていく・・・

それは、少女がバケモノへの道に手を掛けた瞬間・・・世界に否定される事を認めた瞬間だった―

 

 

 

 

 

 




セレナちゃんが普通に生きれる気がしない(やっておいて何だそれは
過去的にキツイものが無いと性格の変容ってそこまで行かないとか思ったりして色々練ったりするけど、過去の時系列変更が一番楽で・・・ごめん何でもない
・・・精神面結構動くけど時間動かないなと思いながら・・・ツヴァイウィングのライブいつになるんだろ・・・まぁいいや
では~

現状いまの文字数で良い? (七千~一万程

  • そのままのペースで?
  • もう少し減らして
  • 読み足りない?
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